麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

2010年富山旅行回想(その2)


昨日は足のリハビリを受けた後、亡母の墓参りに行きました。間もなく転勤(明日、発表!)の娘が休みだったので、(私と妻では)車を運転できない我が家は当分墓参りに行けないと思い、久しぶりに3人で繰り出したのです。
次はお盆には行きたいと思いますが… 車があった時は簡単に行けたのですが…交通不便の墓地なので、仕方ないとは思います。「だから安かった!」と言えばそれまでなので。

明日から第2週間目の勤務ですが、特に珍しいことや変ったことはありません。なのでGW中に書いた2010年GWの富山旅行の続きの記録を書きます。(前回、第1回目の書き込みはこちらからご参照ください。)

2日目:2010年4月30日(金)
今日は早くも旅のハイライト、「アルペンルート」の日です。国内旅行を商売にしている人には、誰でも一度は経験する&定番の観光地ですが、28年間旅行業にいながら一度も国内旅行畑にいたことがない私には未経験です。なので当然アルペンルートに行ったことがあれば富山県へいった経験はあるはずなのに、アルペンルート未踏破である私は、富山県も初めて。これで、日本国内で行ったことがない県が、また一つ減ることになりました。

因みに、現段階でまだ全く足を踏み入れたことがない県はあと4つです。それは和歌山と鳥取・島根と宮崎です。足が直ったらその頃にはJALのマイルも十分たまっていると思うので、まず映画Railwaysで感動した一畑電鉄に乗りに島根を中心に旅行して、勿論その足で鳥取にも行きます。和歌山は大阪のついでに制覇できると思っていますが、折角なので世界遺産熊野古道や瀞峡などもゆっくり楽しみたいと思います。そして最後は宮崎… これでようやく日本全都道府県制覇が終わります。次にはいよいよライフワークと決めている「アメリカ50州制覇」に向けて動き出します。

話が大幅にそれましたので30日の続きです。
朝は本当に最近早く目覚めるものです。この日は少しでも早くアルペンルートについてゆっくり観光しようと、5時には起きて早々にホテルをチェックアウトし、アルペンルートの長野側の玄関口信濃大町までのドライブです。途中、大町の町中でマクドナルドで朝食を取ります。アルペンルートの玄関扇沢には7時半頃到着し、予約した車の回送会社を見つけて車を預ける手続きです。
アルペンルートは車では観光できませんので、車は信州側または富山側に置いて往復する必要があります。でも往復したのでは富山側もしくは長野側の観光が十分にできません。そのため公共交通機関やツアーで行くのが効率的で、マイカーでの旅行にはあまり適さないと言われています。
そんなアルペンルートを往復せずにマイカーで楽しむ唯一の手段が、「回送サービス」です。これは、アルペンルートを観光している間にこのアルペンルートを大回りで回送し、反対側の富山県側の立山で車を受け取るサービスです。どのくらい大回りするのかと言えば、回送で走る距離はおよそ400キロ、基本殆ど一般道での400キロですから、60キロで走っても7時間近くかかることになります。
回送料はガソリン代は自己負担で24000円、「高い!」とは思いますが、往復することを考えると人件費は当然かかりますのでやむないとは思います。
ネットで十分調べておいた回送業者に愛車を預け、いよいよアルペンルートに乗り込みます。

アルペンルートは流石日本有数の観光地、朝8時前なのにすごい行列です。朝から観光バスがどんどん止まり、都度満員の乗客が降りてきます。行列に並び、立山までの片道8千円弱の乗車券(×2なので1万5千円! これだけでも回送料は安い!?)を購入してアルペンルートの最初の乗り物を待ちます。

アルペンルートは険しい山を観光するために様々な乗り物が開発されており、この乗り物そのものが観光なのです。最初はトロリーバスにて黒部ダムまで。黒部ダム到着後階段を220段上がり展望台へ。その後の遊歩道は閉鎖されており、中よりダムを通って黒部湖駅へ 雪が降っていて寒かったのを覚えています。黒部ダムの放水は6月中旬からなので、黒部ダムでは観光はそこそこに先を急ぎます。
黒部湖駅からはトンネル内ケーブルカーで黒部平へ。トンネル内のケーブルカーですから、景色は全く見えません。
黒部平ではガスと雪が凄く、大観峰が見えるはずですが何も見えません。仕方がないので室堂に期待して先を急ぐことにします。
黒部平から大観峰まではロープウエイにて。残念ながら景色は全く見えません。
大観峰から室堂まではトロリーバスで先を急ぎます。

アルペンルートのハイライトは室堂平。本来はこのあたりの観光をゆっくりと楽しむ予定でしたが、雪が激しく降っており、展望台を散策することもままなりません。もう一つのメインである「雪の大谷ウォーク」には行き、見上げる雪の壁を楽しみました、ただ最大15mあると言われる雪の壁はせいぜい7m程度、それでもすごい迫力で雪が降りしきる天気と合わせて迫力は十分です。往復30分程度の雪中の散策を楽しみました。(明日から5月なのに!)

天気がやむのを祈りつつ室堂のホテルで昼食、昼食後再度展望台&遊歩道にチャレンジしてみますが、残念ながら遊歩道には進めません。このまま待っていても天気が回復する見込みがないので、諦めて美女平までバスで行きますす。美女平でも特に見るところはなく、諦めてケーブルカーで立山に下山します。

初めてのアルペンルートは天気があまり良くなく、残念な結果になりました。今度は雪の壁はもういいので、夏の時期の高原を散策したい! と思いました。やっぱり1日ではなく、天気もあるので室堂のホテルにも1泊して2日間はは最低必要です! 次回は夏にもう一度りべンジしたいと思いました。

立山で回送してもらった車をピックアップ。予定では立山に夕方(限りなく夜)に着くはずだったのですが、時刻は2時前です。(各地でのんびり散策の予定が、天候の関係でゆっくりできなかったため)山の上は大雪でしたが、立山は快晴でいい天気です。早く着いたので今後の予定はなかったので「どこかいいところある?」と聞いてみたところ「チューリップフェアには?」と言われたので「明後日行く予定」と答えると、「GWの混雑は殺人的だから、時間があるなら今日行った方がいい!」というアドバイスに従って、高速で砺波に向かいます。

一度は行きたかった砺波のチューリップフェア。高速を降りると駐車場などの案内一色、地元の力の入れ方がわかります。咲き乱れるチューリップを確かにそんなに混雑せずに堪能することができました。

砺波から高速で富山に戻り、駅裏のビジネスホテルへ。初めてのAPAホテルでしたが、隣の日帰り温泉と同じ系列でホテルゲストは無料ということで、都市で温泉も楽しむことができました。温泉も楽しんで2人でたった7000円! 満足な滞在でした。

夜は富山市内へ。人のいない街中で居酒屋を探します。名物の白エビやゲンゲや刺身などを楽しみました。その後、富山名物のラーメン「富山ブラック」を体験したくなり、店を出て人に道を聞きながらお店を探します。
富山ブラック…あの頃(倒れる前)の味覚でも「しょっぱい!!」 あの頃でも食べるのに苦労するしょっぱさでしたので、今ではとても食べられないでしょうねぇ…

2日目の回想録は以上です。
明日からはまた会社です。頑張ります!!