麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

茨城&北関東 花の旅


明後日から、退職後2度目のロングドライブ旅行に出発します。今回は、2週間を超える今までで一番長い旅行になる予定なのですが、実はまだ書いていない小旅行に既に2回行っています。本来なら今回の旅行前に未レポートの旅行をゼロにして長い旅行に臨みたいところなのですが、(旅行の準備もあるので)明日までに2つの旅行記を投稿できる自信がありません。何とか、明日までに1回目の方を投稿して、GW中に訪ねた「宮城被災地めぐり」は今回の旅行後に投稿することにしようと思います。

4月30日(木)

この旅行は、『茨城県1泊2日』にしようと決めていて、初日の予定はほぼ決めていたのですが、翌日の予定をどうするかについては決めておらず、「何とかなるだろう…」と気軽に考えて行き当たりばったりのつもりで出発しました。
今回、茨城に決めた理由は、これも以前に紹介した「日本の絶景&秘境100」に掲載されている国営ひたち海浜公園の「ネモフィラ」を満開の時に見に行きたいと考えたからです。「一生に一度は見たい世界の絶景」として紹介されているので、いくら今まで花にはあまり興味がなかった私としても、何としても「絶対に、今年見ておきたい」景色だったのです。
ネモフィラの満開は例年GWとほぼ重なるようなので、GW中の平日にピンポイントで予定を決めて、ホテルの予約も済ませていました。でもいくら平日とは言え、”黄金週間”に突入しているわけですから、ある程度混むことは覚悟の上です。前日に見たトリップアドバイザーの早速の今年の口コミでも、「切符買うまでに延々1時間! 殺人的混雑。」と書かれており、覚悟して当日はいつも通り早めの8時前には自宅を出発します。

高速道路は平日ですから混雑はありません。北関東道を順調にひたちなかまで進みますが、ネットに書かれている通り、ひたち海浜公園ICのみ既に大渋滞が始まっています。 噂の「ネモフィラ渋滞」の始まりです。「渋滞の場合、ひたち海浜公園ICでは降りずに、次のICまで行ってぐるっと回ってください」とネットに書かれていたことを思い出したので、渋滞を避けて遠回りして公園に向かいますが、案内の通りこっちのルートはとてもスムーズで、あっという間に巨大な駐車場に着くことが出来ました。
さすが「ロックインジャパン」をやる巨大な会場です。車は多いのですが駐車場は本当にバカデカイ感じです。でも、5月3日~はこの巨大駐車場も満車になるとのことです。

入場券ゲートも今日はスムーズです。目指すネモフィラの丘までは歩いてもいいのですが、園内には「臨時・直行シャトル」が出ていましたので、歩くのが好きではない我々夫婦は、当然のようにシャトル(トレインのようなバスのような…)に乗り込みます。
10分も走ると目指すネモフィラの丘が見えてきます。正式には「みはらしの丘」と言うそうなのですが、そこには満開のネモフィラが咲き乱れています。
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先日訪ねた羊山公園の芝桜を思い出しますが、ネモフィラのこの水色が他の花畑にはない色で、幻想的な雰囲気を誘います。訪れた人は、「この色がヒットだよね。他の花畑にはない色だから、目立つんだよね。」と言っていましたが、まさに仰る通りだと思いました。この写真、Facebookに投稿しましたが、友人から「三途の川を渡る人たちみたい」と言われてしまいました。
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平日とは言えやっぱり人並みは凄く、個人的には「三途の川」ではなく昔よく添乗員で行った、「万里の長城」を何故か思い出しました。
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このひたち海浜公園、凄く広くて見どころはたくさんあるのでしょうが、ネモフィラに満足した我々は、行きにも乗った臨時直行シャトルに再び乗って入口に戻りました。入口付近では丁度チューリップも満開だったので見学しましたが、花にうるさい妻は、「もう、散りはじめ。こっちはちょっと遅かった。」とお気に召さなかったようです。
でも5年前の富山旅行での砺波のチューリップ祭り以来本当にたくさんのチューリップを見たので、自分的には満足させていただきました。
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公園を出て、遅めのお昼をいただくために大洗に向かいます。ネモフィラで思ったより混雑にあたらなかったので、いくらGWでも「やっぱり平日だからそんなには混雑しないのかなぁ…?」と思って1時過ぎに大洗漁協直営のTVにもよく出る有名店に向かいましたが、やっぱり「GW恐るべし」で、もう1時半近いのに目指すお店はかなりの大行列でした!
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行列に並んで私がいただいた食事は、この内容で1600円也。コスパはそれなりに良いとは思うのですが、自分的には、ご飯が「しらす丼」ではなく「生しらす丼」だと錯覚して頼んだので… お目当ての「生しらす丼」が食べられずにちょっと残念でした。(これは、完全に私のミスでした。 注文時に確認するべきでした。)
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昼食後、すぐ隣の大洗タワーへ。 目の前には昨年6月に乗ったフェリー”さんふらわあ”が停泊しています。このフェリーを見ると、また北海道に行きたくなってしまう私… 「北海道好き」のムシの疼きを抑えるのに大変でした。
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今日の宿泊&最後の見学地は茨城県のかなり北の方です。1時間ぐらいで行ける場所だと考えていましたが、たっぷり2時間近くはかかったと思います。日がかなり長くなったから問題はなかったものの、季節が違ったら観光にも支障があったかもしれません。
本日最後の観光地は、滝好きの私としては絶対に見逃せない「袋田の滝」。滝への入口で「急いでください」と言われて気づいたのですが、滝へのエレベータが5時クローズで、時計を見ると4時45分過ぎです。 
滝を見るポイントは全部で3か所あったのですが、「もうすぐクローズ」の時間に慌てて、あまり十分に滝を堪能することが出来ませんでした。
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この袋田の滝の別名は「四度の滝」と言うのだそうで、季節ごとに異なる表情を見せるこの滝の魅力は、「全ての季節に訪れてみないとわからない」とのことなので、4回はともかくもう一回は来てみる必要がありそうです

この日の宿は、「365日同一料金」を謳っている、旅館業界の革命児ともいえる「伊藤園グループ」の宿。税別7800円で夕食時のアルコールも飲み放題なので、お得といえばお得ではありますが、バイキングの内容などは”値段なり”でもありました。

夜遅くなっても翌日の予定を決めかねていましたが、部屋で見た「ケンミンショー」の番組で、ちょうど茨城vs群馬の対決(最下位争い!?)をやっていて、この番組に触発され、突如自分版「北関東対決」を思いつき、明日の予定をガラッと変えることにしたのです。

5月1日(金)

この日は茨城を更に楽しむつもりでしたが、予定を変えて「北関東、GW満開の花対決」にすることにしましたが、ここ北茨城地区でもう一か所だけ観光してから、栃木&群馬に向かうことにします。茨城で最後に訪ねたのは「竜神大吊橋」で、高さ100m、長さが375mのこの橋は、歩行者専用の橋としては本州1の長さなのだそうです。
吊橋とはいってもこれだけの長さだと、ゆらゆら揺れるような橋ではありませんが、端から見ると結構長い橋です。
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こどもの日にかけて、この大吊橋に巨大な鯉のぼりが泳いでおり、新緑と下の湖(ダム湖?)とのコントラストが壮観で見事なものです。、
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ここの名物は凄く高いところからのバンジージャンプで、高所恐怖症の我々は勿論チャレンジすることはありませんが、誰かがチャレンジしているのを見てみたいと思っていたのですが、まだ朝早い(9時頃)ので勇敢なチャレンジャーは現れませんでした。

さて、これから栃木県に向かうのですが、ナビをセットすると栃木の目的地着は午後になるので、先に昼食を食べることにします。栃木でのお昼と言えば、私的には何と言っても宇都宮の餃子で、昨年8月にラベンダーを見に行った帰りに混んでいて全く入れなかった私の宇都宮餃子一番のお気に入りのお店「正嗣」にリベンジしに行くことにし、ナビに正嗣をセットすると到着時間は11:30を指します。「この時間ならば、よもや行列はないだろう…」と考えて向かったのですが… 甘かった!!
ほぼ予定通り11:30過ぎに着いたものの、お店の中と外には、既に行列が出来ています!!(GWだからなのか、毎日なのかは謎のままです。)
でも、この日は駐車場に最後の1台分空きがあったので、何とか車を停めて、行列に並び、5年以上ぶりに「正嗣」の餃子を味わうことが出来ました。
因みに、この正嗣のメニューは焼き餃子と水餃子しかありません。定食もライスもビールもないのです。一般の人の注文を見ていると平均して一人で食べるのは「焼き餃子2人前+水餃子1人前」。私も多くの方と同じ量を注文しましたが、これで600円強と相変わらずの格安です。
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(焼き餃子2人前)

久し振りの正嗣の餃子を満喫したので、”栃木代表の花”藤を見に、あしかがフラワーパークに向かいます。このあしかがフラワーパークは、アメリカのCNNより「世界の夢の旅行先9か所」に、日本から唯一ランクインしたという実は結構すごいパークなのだそうです。
今回は、ほとんど下調べをしていなかったため、ナビにのみ頼って何度か道を間違えましたが、何とかパークのすぐ近くに駐車場を確保することが出来ました。
このパーク、花の咲き具合によって日替わりで入場料が変わるのだそうです。因みに、この日の入場料は最高額の1700円でしたので、満開&見ごろであることは間違いないのでしょう。(因みに、この文章を打っている5月8日は1400円のようです。)
藤の花は本当に満開で、このようなトンネルがいくつもあります。
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藤色の花の他にも、「白藤」もすっかり満開で見事です。
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これらの花を見ていると本当に見飽きることはありません。本当に見事な藤がびっくりするぐらい多くあります。
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藤の花以外にも、つつじなども咲き誇っていたのですが、つつじを見ていた妻は、「つつじは、もう散りはじめている…」と言われて、少し嫌な予感がしました。
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栃木を満喫した後は、群馬とは言え足利の隣町の館林に名物の”つつじ”を見に向かいます。館林と言えば、埼玉の熊谷と並んで北関東の「暑い街」として有名なので、足利で散りはじめのつつじが館林で満開というのはちょっと考えられないと思いながら向かったのですが、残念ながら全体的に満開を過ぎた感じになってしまっていました。
地元の方によると、「ここ数日急に暑くなったので、満開⇒散りはじめと一気に進んでしまった。」のだとか…
でも、私的にはたくさんの種類のつつじが見られて満足しました。
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結局、2日間で北関東3県の3つの満開の花が見られた、充実した旅になりました。
ケンミンショー同様優劣や順位をつける気はありませんが、「北関東、みんなが思っている以上にいいところがいっぱいあるよ!」と、声を大にして言いたいと思います!