麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

10年前、脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに、仕事をしながら現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

3、山陰・山陽大周遊<4:鳥取県~島根県>


5月15日(金)

今日はいよいよ人生最後の未踏県である島根県に行き、47都道府県全制覇する記念すべき日です。この日予定では、とりあえず宍道湖や中海がある島根半島を見学する計画です。
最初に、昨日大山からもその綺麗にカーブを描く海岸線が見えた弓ヶ浜半島をドライブします。境港に行く前に、この島根半島一番北の端の美保関灯台を先に見てしまおうと、境港少し先の橋を超えた瞬間、ナビから「島根県に入りました。」という案内が… 境港までの弓ヶ浜半島鳥取県なのですが、海を渡って島根半島に入ると、半島の名前通りそこからは島根県になるようなのです。突然の”島根県イン”で準備する暇も全くなかったのですが、とりあえず自分的には歴史的瞬間です!
(次の全制覇は、いつになるかわからないアメリカ50州の全制覇!?) 
でもこの日本一周については、自分の過去の経験はともかく改めて47都道府県を全て回るという大目的があるので、これで旅を辞めるなどの選択肢があるわけではありません。

島根半島の右端に突き出た美保関灯台の遊歩道を散歩します。
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ところで、この灯台への駐車場でちょっと気になった人たちに遭遇しました。この人たち、灯台への道を連隊を組んで何か掛け声をかけながら歩いていて、灯台に行く前の道で追い抜いた人たちです。最初は、「これって、あのGoogleの地図の写真撮る人?」とも思いましたが、話に聞いたスタイルとはちょっと違うようですし、Google地図を見るとさすがにこのあたりの写真でも3年前には撮影されています。そうでないとすると、テレ東あたりの旅番組のロケなのかもしれません。そうであれば一番前の緑のジャージの方がタレントさんなのでしょうが、見たことのない顔です。その後、特にテレ東の旅番組を注意して見ていますが、このシーンは出てきませんでした。
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来た道を再び鳥取県まで戻り、境港で最近話題の「水木しげるロード」を散策します。スタートは境港駅で、駅の別名は「鬼太郎駅」なのだそうです。
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駅前からの道路沿いに水木しげるさんの妖怪の像や、中には水木さん以外の妖怪の像もあるような気がします。
個人的に好きなキャラである「目玉の親父」。気持ちよさそうに風呂に入っています。
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何故か記憶にある、妖怪ではない唯一の人間キャラ「サラリーマン山田君」。
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私はまさに「ゲゲゲの鬼太郎」世代で、多くの妖怪たちにも馴染みがある年齢なのですが、ここ「水木しげるロード」を歩いている観光客は団体旅行の人が殆どで、私のような「鬼太郎世代」は殆どおらずに、若い人中心の団体、韓国からのツアー客と、小学生の遠足でした。
ゲゲゲの女房」は知っていたとしても、鬼太郎の妖怪は韓国の人や小学生は知らないですよね!?

境港のすぐそばにある島に渡る橋が、去年(ぐらいかな?)ダイハツのCMで話題になった、「ベタ踏み坂」。個人的にはここに来るのがとても楽しみで、坂を上る途中でも、本当にアクセルを踏みっぱなしにしながら昂揚感を味わっていたのですが… 役場が折角用意してくれた観光用の巨大な臨時駐車場に車を停めて、この坂の写真をパチパチと撮っていたのは私だけでした。
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再び島根県に入り、まず最初に神様にご挨拶しなければと、出雲大社に向かいます。名物の出雲そばを味わった後に、参拝します。
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「縁結び」をお祈りする神社ですが、娘は無事に相手が見つかって間もなく嫁ぐので、まだその気配のない息子の「縁結び」をお祈りさせていただきました。(本人には、まだまだその気はないようなのですが…)
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その後は、島根半島の反対側にある日御碕灯台を訪ねます。これで島根半島の両端の灯台を無事制覇して、今夜の宿である松江市内に向かいます。
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松江では、市内の遊覧船や宍道湖への夕陽クルーズ、夕陽のビューポイントなどの観光プランをいくつかチェックしていたのですが、この日は雲が厚く残念ながら名物の夕陽は見られそうもないことや、(二人とも)ちょっと疲れが出ていることなどもあり、観光はせずにホテルで休息することにします。
松江のホテルは、「ビジネスホテルなのに温泉」という謳い文句だったために妻が特に楽しみにしていたのですが、大浴場ではなく「部屋のお風呂はユニットバスだけど、出るお湯が温泉。」だそうなので、温泉で疲れを取ることはあまりできなかったようです。

5月16日(土)

この日は観光をしながらロングドライブで島根県を横断する1日です。
ロングドライブの前に松江城だけは見ておきたいと、まずは市内にある松江城に向かいます。
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前日、この松江城が国宝に指定されたというニュースをここ松江出身の知人とのFacebookのやり取りで知り、「何故、今まで国宝じゃなかったのかが不思議だよね。何で?」と思いながら天守閣まで行きますが、やはり地域一番のホットニュースなのでしょう。朝から松江城にはローカルTV局である山陰中央TVのキャスターが待機しており、私もインタビューされました。

キャスター「どちらからですか?」
私「埼玉県からです。」
キャスター「遠くからですね? ここ松江城が国宝に指定されたのをご存知ですか?」
私「Facebookで知りました。」
キャスター「どうお思いですか?」
私「国宝では満足せずに、世界遺産を目指してほしいですね!」
ローカル局だし旅行中なので、実際に放送されたかどうかは判りません。
「見たよ!」とメールをくれた人は、(当然ですが)皆無でした!

次に向かったのは横山大観のコレクションと日本庭園で有名な「足立美術館」。旅行前に「島根にも行く」と行ったら、「足立美術館だけは行っておくべき!」と知人から強くリコメンドされた美術館です。
確かにその日本庭園は見応えがあって見事なものですし、横山大観のコレクションの多さにも驚かされます。
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また、この美術館と数日後に行った倉敷の大原美術館共に、陶芸家の河井寛次郎さんの作品がたくさん展示されていて、思いがけず懐かしくなりました。高校時代の国語の教師がこの河井寛次郎さんに心酔していて、授業のたびにこの話を聞かされた影響もあり、その後の京都旅行では生前の自宅を公開した「河井寛次郎記念館」に行ったことを、ひょんな場所で懐かしく思い出しました。

次に向かったのは「世界遺産石見銀山」です。石見銀山環境保護のため車での観光が出来なくなっていて、近くの「世界遺産センター」に車を停めてバスで中心まで行き、後は歩かなくてはいけないようなのですが、世界遺産センターにて詳細を聞いてみたところ、「30台程度なら障がい者用のPがあるので、行ってみればいい。」と勧められ、アドバイスに従って行ってみますが、駐車場には「身障者用」の表示もなく、普通の車でほぼ満車状態です。どうやら事前にガイドブックを熟読している真面目な人は遠いセンターに車を停め、あんまり予備知識を持たずに来た人は、すぐ近くの駐車場に車を停める感じで、何となく案内の不徹底さに理不尽さを感じました。
どちらにしても銀山エリアと古い町並みは歩かなければ行けません。昔ながらの街並みを散策し、しばし昔の銀山の栄華を偲びます。
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(土曜日なのに… 観光客少ないですよね!?) 
間歩と呼ばれる銀山の鉱山跡にも行こうかとも考えましたが、片道1キロ以上の距離ですし「ベロタクシー」と呼ばれる自転車タクシーは、二人で4000円と高額なので、間歩内の観光は諦め、世界遺産センターの展示で満足することにしました。

島根県は本当に広い。石見銀山を出て、山口県に近い津和野に着いたのは、もう夕方近くでした。

5月17日(日)

昨日は夕方に津和野に着いたので、今日は朝から津和野の町を散策します。
津和野の町は、「山陰の小京都」と呼ばれる美しい街で、噂通り大きな鯉が結構たくさん泳いでいます。
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妻の興味は「津和野カトリック教会」です。
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熱心にお祈りしているとシスターが近づいてきて、「津和野には乙女峠というキリシタン殉教地があります。ちょっと登りはきついけれど、96歳の人も何とか登れたのだから大丈夫。行ってみたら!?」と盛んに薦めるので、妻はすっかりその気になります。市内を一周し、安野光雅美術館なども(急ぎ足ながら)観光した後に、シスターお薦めの乙女峠に車で向かいます。

誰もいない数台は停められる駐車場に車を停め、乙女峠を目指して階段を登りはじめますが… 「96歳の方が登ったのだから大丈夫!」と言われて登りはじめましたが、いやぁ~、本当にキツかった! これを登れる96歳の方は、恐らくスーパーウーマンなのでしょう… 何度か挫折しかかりましたが、何とか何とかようやく登り切ることが出来ました!
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聖堂の中は、私のような信仰心のない者が見ても歴史の重みのようなものを感じます。
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すぐ横にある殉教者の記念碑。何となく長崎の二十六聖人殉教の記念碑を思い出しました。
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帰る頃には乙女峠登山用の駐車場(というかただの空き地)はほぼ満車になっていました。やっぱり、宗教の力って凄いのですね!?

津和野最後の観光は、津和野といえば思い出す森鴎外の旧宅。
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隣の記念館は、次の時間との関係でカットさせていただきました。
次はいよいよ山口県に向かいます。