麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

10年前、脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに、仕事をしながら現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

【2020年夏の旅】信州・北陸「高いところ」への旅<その③:立山黒部アルペンルート>


4日目:8月17日(月)

飛騨高山の朝といえば朝市。昨日の人力車の車夫さんは「日本三大朝市の一つですよ!」と自慢していましたが、私が調べたところでは、一般的な日本三大朝市とは輪島と勝浦に加え佐賀の呼子が入るようです。
ともあれ、日本でも有数な有名朝市であることに間違いはないのですが、5年前にここ高山に来た時には(夕方の長良川の鵜飼が中止になるほどの)豪雨だったので、朝市には行けなかったのです。でもまだ旅行日程が残っているため、妻は買い物もできない朝市には興味もなさそうなので朝飯前に一人で朝市をぶらぶら。
高山にはいくつか朝市があるようなのですが、まずは宿から歩いて10分ほどの、一番有名な「宮川朝市」へ。

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まだ朝市が始まるギリギリの7時半頃なので、皆準備に忙しそうでお客さんもまばらです。でも地元の人に根付いている朝市の割には、近所のおばさんが少ない気がしました。やはりまだ時間が早いせいでしょうね。

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宿近くにある朝市は「陣屋前朝市」。

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宮川朝市に比べてかなりこじんまりしていますが、8時前になったこともあるのか人出は増えています。ここでは売り子のおばあちゃんとの会話を楽しみ、ついつい釣られて"飯の友"の「山椒味噌」などの名物の味噌をいくつか購入。この炎天下に後5日もドライブすることを、ほんの一瞬だけすっかり失念してしまい、ついつい買ってしまったのです! これ以降、宿につくやいなや冷蔵庫にすぐにこの味噌を格納することを旅行中の日課にしたお陰で、帰宅後に飛騨の飯の友である味噌を美味しくいただくことができています!

高級宿での大好物の朴葉味噌の朝ごはんを楽しみ、飛騨高山を後にします。今日は、まずはすぐ近くの”飛騨古川”の町並み観光から。

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まずは風情ある川沿いの道を散策。

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鯉に餌をあげるのも旅の楽しみ。

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次は”古川まつり会館”で、飛騨古川の大迫力のお祭りを大型スクリーンで観賞。

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”日本二周目”のメインテーマの一つであるお祭りですが、なかなかお祭りに合わせて旅に出ることもできず、見られたお祭りも殆んど増えてはいません。また、もしお祭りの時期にその土地に行けたとしても、今度は「どこで見るか」が大きな問題になりそうです。もう若くない我々は雑踏に揉まれて立って見ることはとても辛いので、意外と現場で見るよりもこのように大型スクリーンで大迫力の映像で見た方がそのお祭りの魅力が存分に味わえるのかも知れませんね!?
ということで、「今後、お祭りの会館や展示があれば積極的に見に行かなきゃ!」と思った瞬間、「高山祭り」のミュージアムを見逃したことに今更気が付きました。飛騨高山にまた行く理由が、早くも出来てしまいました!

 

今日の目的地は「立山黒部アルペンルート」。高山・古川とコンパクトに飛騨地区だけを楽しんだ岐阜県を出て、富山県立山までの約2時間のロングドライブです。
アルペンルートは5年毎に訪れており、今回が3回目の訪問。
2010年のGWは初めての訪問で、巨大な雪の壁「雪の大谷」を見るのがメインイベントでした。大迫力の雪の大谷は見えたけれど、天気はイマイチで室堂辺りの山並みは全く見えず。(ちなみに、この時はまだ元気だった私は、この1ヶ月後に脳卒中になったので、元気だった最後の旅。)
2015年には日本一周の富山県版として訪問。黒部ダムの観光放水も見て室堂辺りの天候にも恵まれた素晴らしいアルペンルートでした。2回目の山を降りるその時、「次来るときは、アルペンルートの中の宿に泊まるぞぉ~!」と、固く誓って立山を後にしたのです。

zettaikaifuku.hatenablog.com


そして今回2020年、その時の誓いを果たすべく5年振りに立山駅に向かいます。
いくらコロナ禍の時期とはいえ、アルペンルートの中の人気ホテルが簡単に取れた訳ではありません。アルペンルート内のホテルの第一希望は室堂ターミナルに隣接している「ホテル立山」。超人気ホテルなので、ネットでも旅行会社にも全く空きはありません。それでも普段の夏ならば絶対に取れない人気の弥陀ケ原の宿に空きがあったのですかさず予約し、とりあえず「アルペンルート内のホテルに泊まる」という大目的を前に、憧れのホテル立山は”絶対に手が届かない初恋のあの娘”のような存在として諦めていました。

出発の数日前、何気なく宿泊サイトを見ていると、何とあの憧れの君「ホテル立山」に空室が出てるではありませんか!! すぐに弥陀ケ原の宿にまだキャンセル料が掛からないことを確認して、慌ててホテル立山を予約したのです! 憧れのホテル立山は、料金はそれなりに高いのですが、何と嬉しいことにgo toキャンペーンの対象なのです!

ということで、今回の”高いところへの旅”の前半のメインイベントが決まりました。

立山駅の駐車場は、どうやら5年前に車を停めた同じ駐車場で、私の記憶が確かならば駐車位置もほぼ同じ。駅に向かうトンネルを通りながら妻も、「ここ、来たよね?」とようやく思い出した様子。
駐車場に停められている各車のナンバープレートを見ながら、「本当に、日本全国から来ているんだね!?」と感慨を新たにしますが、最後まで見ても、見慣れた「品川・練馬などの都内ナンバー」が一台も見当たりません。こんなところでgo toキャンペーンに東京が除外されたことを実感するとは思いませんでした。
立山駅前の食堂でカレーを食べ、いよいよアルペンルートです。今日は立山からケーブルカーで美女平へ行き、1時間も走る高原バスで最高地点で今日の宿がある室堂へ。立山に来る道では今回の旅で唯一小雨が降っていたのですが、高原バスから眺める景色はいつも以上に素敵。

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"滝好き"の私がいつも楽しみにしている称名滝も綺麗に見えています。

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”落差日本一”の称名滝

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3時過ぎに室堂ターミナルに着き、見慣れたターミナルの中にあるホテル立山にチェックイン。

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ホテル立山と万年雪

標高2400メートルの「最も高いところにある高級ホテル」は、値段も”高いところ”なのですが、「高いのは、場所代」だと考えてホテルそのものには全く期待していませんでしたが、意外にも”超快適なホテル”でした!この価格は”場所代”だけでは決してありませんでした!

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部屋に荷物を置き、長袖に着替えて早速室堂平の散策に出発。

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この有名観光スポットが宿の目の前!

私でも楽しめる山のハイキングを満喫します。

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室堂平で見たかったのは”みくりが池”。

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アルペンルートの景色を満喫した1時間でした。

 

大満足でホテル立山に戻ると残念なお知らせが… 楽しみにしていた明日朝のオプションの”ご来光バス”が、「天候により、中止」。
ここにも、また来なければならない理由が出来ました。

このホテル、夕食は和食と洋食が選べる筈なのですが、今年は和食のみ。’’懐石料理”と書かれていても全く期待していませんでしたが、「ここは富山県である」ことを全面的に主張した富山湾の海の幸を中心にした懐石料理は、とてもここが標高2450メートルの高いところのホテルであるとは信じられない豪華な食事内容! 今回の旅は、富山の海の幸が食べられないことは非常に残念なプランニングだと思っていたのですが、何とここアルペンルートの最高地点で、白エビやホタルイカなどの"富山湾の旨いもん"がたらふく食べられたことは未だに信じられないほど! しかも、さすがに富山、どれもとっても美味なのです。
アルペンルートの中のホテルの飯は、下手すれば山小屋のカレーみたいなものかも?」と、妻を(期待しないように)脅していたのですが、大恥をかきました!

夕食後は、ホテル主催のスライド映写会に参加。ホテルスタッフが面白おかしくこの辺りのことや自然などについて説明してくれて、とても楽しい数十分でした。
そしてここでアルペンルートの新しい情報に出会います。現在、アルペンルートの玄関は、富山県立山と長野県の信濃大町の2箇所だけですが、現在3つ目の玄関を宇奈月温泉からのトロッコ列車の終点に作っていて、何と2024年には開通するとのこと!
5年後の2025年、また5年のスパンでここアルペンルートに来ることが早くも決まりました。宇奈月温泉に泊まり、翌日トロッコ列車から新ルートでアルペンルートに入り、再びここホテル立山に宿泊。洋食のディナーを楽しんだ後に満点の星空を見て、翌日にはご来光バスでご来光を楽しむというプランが早くも出来上がりました!
スライド映写会の後には屋上に上がって満天の星空を見る筈なのですが、曇っていて全く見えないとのことでこの日は中止に。きっと5年後に楽しみを取っておくという神様の思し召しなのでしょうね。

 

5日目:8月18日(火)

 

この日はアルペンルートを観光してから、金沢に向かう予定。この旅前半の「標高の高いところ」は今日の午前中で終わり、午後からは日本全国と同じく”猛暑”の列島に戻ることになります。
今朝は”ご来光バス”が催行中止になったぐらいですから、天気はあまりよくないようで、部屋から見える3000メートル級の山も雲に隠れています。

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ホテル立山の朝食も最後まで快適。本当に何から何まで高級ホテルでした。今回、go to キャンペーンのお陰で安く泊まれたのですが、この内容なら5年後には割引がなくとも躊躇なくこのホテルを選びます。でも、観光客が戻れば予約取るの大変だろうなぁ~!?
それにしてもこの5日間、天然のクーラーの中にいたようで本当に快適でした。TVを見ると「今日も猛暑」という報道が出ていますが、我々は長袖の上着にブルゾンを着て、室堂ターミナルからアルペンルートの旅を再開します。

2450メートルの室堂ターミナルはアルペンルートの最高地点なので、これからは下り。まずは立山に掘られたトンネルをトロリーバスで走ります。大観峰でロープウェイに乗り換えて、黒部平まで。ここで乗り継ぎ時間があったので、屋上に上って展望を楽しみます。

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天気はかなり回復してきているようで、山並みがとっても素敵です。

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ケーブルカーで黒部湖まで。湖の景観は相変わらず素敵。

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観光放水している黒部ダムには5年前と同じく虹がかかっています。

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黒部湖の美しい景色を5年間分体中に貯め込んで、ここで折り返すことにします。

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室堂では小腹が空いたので、この旅で長野県にいた時には食べる機会がなかった「おやき」で空腹を満たし、立山に戻ります。ここ立山でブルゾンと長袖は終わりです。

 

午後は富山のお祭り「越中おわら風の盆」の舞台八尾に行くことや、10年ぶりに五箇山の合掌造り集落に行くことなども考えていたのですが、妻が「コインランドリー、行かなきゃ」というので富山県の見どころをスルーして金沢まで。事前に調べていたコインランドリーが金沢市内のイオンのショッピングセンターの中にあるようなので向かいますが、これが大正解。きれいなコインランドリーにはカフェが併設されており、洗濯しながらコーヒーとデニッシュを楽しんだ上に、ここで旅の会計などをパソコンで処理できて、とても有意義な1時間。

この日の宿はこの旅唯一のシティホテル「金沢東急ホテル」。繁華街香林坊のど真ん中にあるので便利なシティホテルですが、ここもgo to キャンペーンのお陰で格安に泊まれるのです。5年前に金沢に来た時は、北陸新幹線開業人気で街中がディズニーランドのように人が溢れていたのですが、今回ホテルのロビーには誰もいなくてガランとしていて、ちょっと心配。

夕食は、現在金沢に勤務中で今回の宿の手配をしてくれた前の会社の同期の友人と居酒屋へ。居酒屋に行くのも友人と呑むのも、恐らく半年振りくらいでしょう。
金沢の居酒屋の味をたっぷりと味わいました。