麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

2010年富山旅行回想(その4 最終回)


何故か今週末は鬱状態が続いています。個人的にもショックな言葉があったり、仕事でも調子が出ないというか嫌なムードになったり…
こんな日が続くとうつ病になる様な前兆に思えます。ともあれ折角少しずつとは言え良くなってきている(と、とりあえず信じてる)ので、ここでめげるわけにはいきません。
おまけに今日は1カ月前に関西に赴任した娘が出張で帰ってくるという嬉しい日なのですから、こんな風に落ち込んでばかりはいられないようです。

ということで、パソコンに向かっています。
と言っても正直落ち込んでいてあまり書きたい話題も思いつかないので、続けている昨年の富山旅行紀行を仕上げてしまいたいと思います。


4日目:2010年5月2日(日)

2日間富山県内を十分堪能しましたので、今日は富山を離れる日です。富山市内の夜だけは堪能できなかった私ですが、朝は年のせいなのかやっぱり早く起きてしまいます。昨日の晩に体調不良だった妻ですが、一晩ぐっすり寝たせいか今朝は大丈夫の様です。
6時前にチェックアウトを済ませ、富山市内で朝からやっているファミレス探しです。富山IC近くでようやく開いているファミレス「ジョイフル」を発見、朝定食を堪能します。
この日、メイン通りのオープン前のファミレスを必死に探しました。例の焼肉屋「えびす」の看板に見覚えがあったのは、恐らくこの日に再三見たのではないかと思います。

予定ではこの日のスタートは砺波のチューリップフェアに開聞から入る予定でしたが、2日前にアルペンルートでの地元の人のお勧めにより一昨日観光を済ましてしまったので、今日は砺波を素通りして富山県最後の観光地である世界遺産五箇山」に向かいます。
今回の旅行の最初の頃はGWの影響をあまり感じない交通状況でしたが、この前日あたりから車の量が徐々に増えてきていました。定着した1000円高速の影響もあり、この期間の渋滞は相当のものになると計画時には予想していましたが、二日目まではあまり影響がなかったので少し油断していましたが、やっぱりこの日からその影響はやってきます。砺波を前々日に済ませてしまったのは結果的に大正解でした。
(恐らく、昨日から交通ラッシュはやってきましたが、昨日あまりそう思わなかったのは「富山県内」だからだと思います。)

世界遺産五箇山は合掌造りの集落です。このあたりで有名な合掌造りの集落と言えば岐阜県白川郷ですが、もう少し俗化していない集落が富山県五箇山です。
最初に到着したのは、ややマイナーな「相倉集落」。駐車場が8時オープンなのですが、観光地でありながら人が住んでいるので、「8時前には入るな」という立て看板があり、8時までは車のエンジンを切って待機します。
8時に早速入場しますが、駐車場は数十分でもう満員に… 「さすがGW! 恐るべし!」です。相倉集落は結果的にこれから見るいくつかの集落と比べても、一番集落らしく落ち着いた素晴らしくひなびた雰囲気でした。8時半オープンの民族博物館をゆっくりと見学し、このあたりの合掌造りエリアをまずもってしっかりと把握できました。

因みに合掌造りの家は人が住んでいるとはいえほぼ全部民宿です。それでも確かに五箇山の雰囲気は素晴らしく、一度泊まってみたいと思いました。

その後道の駅に立ち寄り和紙体験を楽しみ、同じ五箇山の菅沼集落へ。ここでこの旅行初めての満車を体験。集落の駐車場に入るまで30分ぐらい待ちました。集落の規模は相倉よりかなり大きくなりましたが、人も多いのでその分俗化された感じです。

五箇山を後にしていよいよ富山県に別れを告げ岐阜県へ。ちょっと早いけれど狙いをつけていた道の駅でお目当ての「岩魚寿司」と「岩魚の姿焼き」を堪能します。12時過ぎに入ると恐らくすごい混雑になったのでしょうが、時間が早かったために待たずに食べられました。
やっぱり田舎で食べる岩魚は本当に美味しいです。このあたりに行く方には是非ともお勧めします。

今日午後の目的地は、合掌造り観光のメインイベント白川郷です。何となく嫌な予感はしていましたが、高速の白川郷ICの出口から渋滞が始まっており、全く動きません。「白川郷4キロ」の看板は出ていますが、ノロノロとも進みません。

めげそうにもなりましたが、まさかここまで来て白川郷を諦めて帰ることはできません。ノロノロと進む列について少しずつでも進むしかありません。1時間強走り、やがてこの渋滞の先頭が白川郷の駐車場であることが判明。駐車場の出入りは結構激しいので、近くまで行けば入るまでには時間はかかりませんでした。

白川郷は施設も広く人も多く、まさに合掌造りの「観光地」という感じです。合掌造りの家は全て売店と博物館で、普通の民家は皆無です。人ごみの中を歩いていると、「合掌造りのディズニーランド」って感じです。
3か所の中で規模は、白川郷>菅沼>相倉の順番ですが、見学は小さい方から言ったのでまた朝から行ったので混み具合も徐々に激しくなったので、個人的な印象では五箇山の相倉集落が一番良かったように感じました。

その後高速に乗らず川沿いの道をドライブしましたが、高地なのか東京ではもう1か月前に散っている桜がまだ満開です。途中、とっても混んでいる場所がありました。後から調べたら荘川桜という桜の名所なのだそうです。車を停めようとも思いましたが、駐車場が長蛇の列で当時こんなところを知らなかった私は、素通りしてしまいました。今考えたらちょっと残念でした。

その後は一路高速を名古屋へ。途中ちょっと混雑しましたが無事に名古屋市内へ。市内繁華街の栄にあるホテルを予約しており、ホテルの契約駐車場に車を停めようとしましたが、駐車を待つ他県ナンバーの凄い行列です! 駐車場の人にきいたら「多数のホテルの契約駐車場になっており、恐らくほぼみんな入庫待ちの車!」とのこと。これは1時間以上待たなければ入れられない…と覚悟し、市内は若干土地勘があったので隣町のオフィス街「丸の内」へ。予想通り丸の内はガラガラでまた休日の駐車料はメチャ安く、徒歩15分の距離でしたが、却って契約駐車場より安くつきました。

昔長男が働いていた店を見学に行ったりした後、今日の夕食は妻のリクエストで「ひつまぶし」でした。「食べログ」で評価の高いお目当ての店がある松坂屋に行ったとたんに嫌な予感がしました。エレベーターでは全員同じ10階で降ります。エレベーターそばから行列が既に始まっており、長蛇の列の行列の後ろには「最後尾」の看板と「ここから2時間半」の看板を持った人が立っています。(本当にすごい数の人がディズニーランドのように待っています)流石に2時間半は待てないので第2希望~第3希望の店を当たります。2時間半はともかくどの店も1時間は行列必至の混雑です。
それでも妻の意志は固かったので、名前を書いておけばそこにいなくてもいい店に名前を書いて、再度市内を散歩します。ようやく1時間半で席にありつけ、美味しいうなぎを堪能することができました。
ひつまぶしは量が多く、お茶漬けを含めてとっても美味でした!

5日目:5月3日(月)

前日の「ひつまぶし」の混雑は結構ショックでした。名古屋市内と高速の混雑は予想以上です。この日も嫌な予感がしたので、予定を変えて早々に帰宅の途に就くことにしました。
唯一の観光で名古屋城だけ行きました。これも開門前から凄い行列でした。思えば初日の最初が松本城に行ったこの旅行の最後は名古屋城です。不思議な因縁ですが、昔からある松本城に比べて再築された名古屋城は便利ですが風情に欠けます。

その後、高速の混雑を予想して10時過ぎには高速に乗りました。
そして… 家には19時前に到着しました。

以上、倒れる前の最後の旅行記を4回に分けて書きました。