これからは太平洋側を少しずつ埼玉に帰る旅になります。
10日目:7月10日(金)
この日の朝で3日間一緒に旅した妹とはお別れ。最後に東横インの無料朝食を3人で一緒に食べますが、我々はこの日も昼食のことを考えてほぼコーヒーだけで妹の朝ご飯にお付き合い。妹は、午前中松江市内のばけばけ関連の施設を巡って昼過ぎの特急列車から新幹線に乗り継いで仙台まで帰るのだそうです。
妹と別れた我々は、普段通りの2人だけになったマイカーで中国地方縦断を目指します。妹がいなくなったこの日からの我々はさしずめ”妹ロス”状態。何となく気が抜けてしまって、”もう、この旅も終わり”的な感覚が2人を襲いますが、まだ旅はこの日を含めて7日も残っているので、気を取り直そうと落ち込み気味の妻を鼓舞。
最初の目的地はこの4月にも行った木次線のスイッチバック。4月に列車でこのスイッチバックを降りた時、外から眺めていたマイカー旅行者たちを見て少し羨ましかったので、今回は是非列車外からあのスイッチバックを見てみたいと思っていたのです。妹との別れのセレモニーがやや長引いたので木次線の列車までギリギリの時間だったのですが、何とか10分少し前にスイッチバックの駅出雲坂根駅に到着。


列車が着く側のホームに行って待っていると、かなり上の方の木々の間で警笛が鳴って1両の列車が左に向かって走っていくのがちらっと見えます。数分後、警報機が鳴り始めて今度は右ナナメ上側の線路からその木次線がやって来ます。

出雲坂根駅到着。

ここでワンマンの運転手は列車の反対側に移動して、今度は左の線路に移動して左下の方に降りて行きます。

全部の動きを俯瞰できたわけではないのでスイッチバックの醍醐味を充分に味わえたとは言えないものの、私的には初めて鉄道の外からスイッチバックが見る経験が出来たので満足です。

次は昼食。少し戻って向かった場所は憧れの「亀嵩駅」。小説&映画「砂の器」で亀嵩の地に憧れてから約50年、その頃から「亀嵩駅に降り立って、そばを食べたい!」というのが私の念願でした。

駅内にある蕎麦屋さん、まだ11時頃なのでお客は少なく、そして憧れの蕎麦は、旨い!

砂の器の犯人は天才作曲家の「和賀英良(わがえいりょう)」。推理小説は大好きだったけれど犯人の名前をいまだに覚えているのは、この和賀英良と八杉恭子(人間の証明)ぐらいだと思います!
再び出雲坂根駅を超えて次に向かったのは「奥出雲おろちループ」の道の駅。このループ橋の展望台があるのかと思って訪ねたのですが、残念ながら大きすぎるループ橋なので全体を眺められるところはないのだそうです。残念!
広島県に入り、私の鉄ちゃん趣味でもう1つ立ち寄り。4月に乗り換えた芸備線と木次線が”落ち合う”ターミナル駅の「備後落合駅」。


数少ない1両の列車が着くタイミングには乗客で駅は少しは賑わい、名物のおじさんがボランティアでこの駅の説明をしてくれるけれど、勿論今は誰もいません。

無人の駅舎内には鉄ちゃんには嬉しそうなさまざまな資料が貼られていました。

この先庄原・三次・三原などを通り過ぎ、瀬戸内海沿岸の忠海港に着いたのは3時過ぎ。今日の宿はここからフェリーで15分の大久野島で、今では「うさぎの島」として有名な人気観光地。過去にも何度かこの島に泊まろうと計画したのですが、特に夏休み期間は子供たちに大人気のこの島唯一の宿である休暇村の予約は取れず、ようやく予約が取れた今回が初訪問。大久野島内はマイカーは通行禁止なので、忠海港の無料駐車場に車を停めて1泊分の荷物をリュックに詰めてフェリーへ。

2階の客室まで階段を昇ろうとすると、係員さんが足の悪い私を見て「階段の下に障がい者用の部屋があるよ」と親切にご案内いただきます。

たった15分間のクルーズなので、あっという間に大久野島に到着。桟橋には休暇村のバスが迎えに来ていて、バスで休暇村まで向かいますが、休暇村までは歩いても10~15分ぐらいの近そうな距離。


休暇村にチェックインした後、暇なのでウサギと戯れに外に出てみます。「うさぎの島」と言われるぐらいなので、確かに桟橋から沿道など至る所に野生のウサギがたくさんいます。特に休暇村の敷地内には餌を貰えることを知っているウサギたちがたくさん群れていて人間を観ると一斉に近づいてきますが、この日は夏になったばかりのとにかく暑い日だったので、ウサギさんたちもあまりの暑さにややぐったりしているようです。

ウサギのエサは休暇村では売っておらず、忠海港で買ってくるしかなかったので他の人たちは忠海港で買ったエサをあげていますが、エサを買ってこなかった我々のところに寄ってきたウサギさんには残念ながら何もあげられません。心の中で可愛いウサギさんに「ゴメンね…」と、呟きます。

休暇村の夕食は私の苦手なバイキング。でも、レストランは空いていたし、我々もずっとたくさんの食事を食べ続けてきたのでこの日は控えめな晩御飯にしたので、苦手でも十分なディナーでした。
11日目:7月11日(土)
この日からの観光予定はあまり決めておらず、この日はゆっくりと隣県岡山県まで移動する日。11時頃の船で大久野島から戻ろうと午前中はのんびりして、私はウサギの島をお散歩。相変わらずウサギさんは私を見ると”ウサギ跳び”で走って近付いて来るものの、エサがないとわかると”チェッ”とばかりに離れて行きます。

エサをあげている人の周りにはあんなに集まってくるウサギさん。

それにしても、本当にウサギさんがたくさんいて驚きです。大昔、子供たちと行った”ふれあい動物園”にもウサギがたくさんいて、その時の子供たちの屈託のない笑顔を思い出しました。

大久野島のもう一つの顔は”毒ガス製造の島”。昔は、地図に乗っていない島だったのだそうで、こんな近くでこんなに大きな島なのに地図に乗っていないなんて、当時の人は不思議だったのでしょうね!? 私が大久野島で是非見たかった「毒ガス資料館」。

でも、この日は停電で休業中。この暑さでは冷房がない部屋には入りたくないので、停電による休館では已む無し。
周りには瀬戸内海の島々が広がっていて、私の大好きな風景! この向こう側の島は、2015年に訪ねた”とびしま海道”の大崎上島でしょう!

そしてあっちは、もう何度も来ている”しまなみ海道”の大三島。

瀬戸内海の島並みは何時間見ていても見飽きることがありません。これは、ウサギの耳をモチーフにしたユニークなモニュメント「うさ耳オブジェ(うさぎの耳の集音器)」なのだそうです。

予定通り11時頃の船のシルバシートで忠海港に戻り、呉線に沿った道をドライブして三原市内のコインランドリーへ。土曜日なのでコインランドリーは予想通り混んではいましたが、今回も最後の1台の洗濯乾燥機を確保できて超ラッキー。当初の予定ではこの近くのラーメン屋さんで尾道ラーメンか今治名物の焼豚玉子飯を食べるつもりでしたが、この日も老夫婦の腹は満腹状態なので諦めて、コインランドリー隣のスタバのケーキで夜に備えて軽いお昼に。

三原を出て高速で岡山県に向かいます。途中、福山や笠岡、倉敷など過去の旅で来たところを懐かしく通過。笠岡では昔のビジネスパートナーにも会いたかったのですが、今更…と思われるのもナンだし、何よりこの日は土曜日だし…
岡山での目的地は2017年にも来ている牛窓港。牛窓港の周りはその時に観光していて、再訪したい程の場所は残念ながらありません。牛窓港に向かう目的はたった5分間のフェリーに乗って向かいの島”前島”に行くことなので、フェリー乗り場前の観光協会で情報収集。これから行く前島の観光についてアドバイスを求めますが、どうも歯切れが悪い。 どうやらこれと言った見どころはないみたいなのです。「海は、綺麗ですよ!」とは言うけれど… この辺、海はみんな綺麗じゃん!
フェリー乗り場の向こう側にはすぐ近くに前島と港が見えていて、しばらくするとその港から船がやって来て、たった5分で牛窓港に到着。車のままフェリーに乗り込んだ我々は車から降りることもなく車内で集金に来た係員さんに往復のフェリー代金を支払。

でも今の時代、こんな近くなのに橋がないのが少し不思議です。


前島上陸後、今日の宿である民宿南風荘へ。この民宿は兎に角料理が凄いという口コミで予約した宿で、民宿なのに部屋は食事用と就寝用の2部屋使えて、お風呂もトイレも洗面所も我々専用という好待遇! 足の悪い私を見て一番段差の少ない部屋にしてくれたお陰で一番入口近くの部屋にはなりましたが、オーシャンフロントの部屋から見える小豆島は、絶景かなぁ~!

料理も噂通り。欲張りな我々は一番上のメニューを希望していたのですが、とにかく本当に凄かった! まずは地の魚の大量の刺身!

名物の南蛮漬け!

その後も滅茶苦茶新鮮で美味しい料理が続きます!


最後のお魚さんは流石に満腹で食べられずにギブアップ。

でも、翌朝にもう一度温め直していただき、全部美味しくいただきましたよ!
瀬戸内海の海鮮尽くしと言えば… 2017年の真鍋島の海鮮を彷彿とさせるくらいに大満足した一夜でした。
12日目:7月12日(日)
この日は完全な移動日。マイカーでの旅ではあまり行きたくはない関西の中心街を通り過ぎて和歌山県を目指す日。ゆっくりと起きて昨日の満腹状態を引きずったままで食べた朝ご飯。この日もお昼は食べないことを前提に昨日残した魚までをも完食し、満足してフェリーに乗り牛窓港まで戻ります。牛窓港からはなんとなく記憶にある道路を走り、立ち寄ったのは道の駅一本松展望園。日曜日だからか駐車場にかなり珍しそうなクラシックカーや外車が並んで停まっていたので万が一にもこすらないように慎重に駐車して、さっきまでいた牛窓辺りを遠望。

その後は順調に山陽道に乗り、順調に神戸あたりを通過して中国道へ、吹田JCTからは近畿自動車道へ入り大阪の都会風景を眺めながら南下。東大阪、羽曳野、堺、岸和田などの地名に馴染みがある河内エリアを通りながら口ずさむのは「河内のおっさんの唄」や「PL学園校歌」。大阪府内で高速を降り、初めて走る大阪府の南端エリアを味わいながら和歌山県に突入。和歌山県に入った途端に俄かにガソリンの安い表示が目立ってきたため、少し早めにガソリンを入れようとホテルまでのルート上のスタンドで給油。何とリッター当たり147円でした! 前回入れた出雲より22円も安い!
この旅での紀伊半島でのメインの目的は、「あの料理を、もう一度食べる。」こと。紀伊半島での3泊全て前に来て食べて感動した料理を再び食べに行くことが宿泊の目的です。紀伊半島初日であるこの日の泊りは和歌山市内の休暇村紀州加太。2019年に泊まってハモが美味しかったので、「もう一度泊まりたい宿」としての訪問です。早めにチェックイン出来たので、前回入れなかった海側の露天風呂もちゃんと満喫出来て、準備万端で”ハモ尽くし”に備えたのですが…

結果は少しガッカリ。ハモの味は前回感激したレベルとはやや遠く、おまけにハモ以外のバイキングは前回よりかなり品数が減っていたような…

期待していた夕日もあんまり見えずでした。


全体的には悪くはないのでしょうが、我々が期待しすぎていたのが悪いのかもしれませんね。
13日目:7月13日(月)
この日は高野山の”奥の院”を訪ねることがメイン。高野山には2015年に行き宿坊にまで泊まったのですが、この旅行の前に足を駆使しすぎたことが原因で足の痛みがずっと引かなかったため、奥の院まで行けなかったことが後悔としてずっと残っていたのです。高野山の金剛峯寺や壇上伽藍に行き宿坊にまで泊まって精進料理も食べたのに、奥の院に行っていないなんて… 何か有名なレストランには行ったのに肝心なメインディッシュを食べ損ねた感じで、私の中ではずっと何か大切なものを忘れてきたかのような気持ちでした。
和歌山県内の宿から和歌山県内の高野山に行くのだから昨日来た和歌山市内からの道を戻って高野山に向かうものだとばかり思っていたのですが、優秀なナビは反対側の大阪府を指します。休暇村は県境すぐ近くにあるのですぐに大阪府に入り、府内の田舎町をしばらく走ってから阪和自動車道に乗り、ようやく和歌山県内に再突入。一般道に降りてからは2015年にも走ったくねくねした上り坂がどこまでも続くような道をドライブ。急坂を走りながら毎回思うことは「それにしても弘法大師、何てこんな山深いところに寺院を立てたんだろう! 建築資材をこの山の上に運ぶだけでも我々の想像にはほど遠い艱難辛苦があった筈なのに…」 今の我々と当時の方々とは、根気や根性は雲泥の差だったのかもしれませんね!?
11時前には懐かしの高野山の繁華街を過ぎ、奥の院に一番近い中の橋駐車場に車を停めていよいよ奥の院の見学のスタート。奥の院への正式な参道は本来ならば一の橋のあたりに車を停め、武田信玄や明智光秀の墓所があるところを通りながら行くのが正しいルートなのだそうですが、暑そうだしあまり歩きたくない我々は一番近いルートにしたのです。

でも、下界と違って高地にある高野山はやっぱり涼しい! 毎日30℃を超えている町々からは5℃程度は涼しいようで、歩いていてもとてもありがたい!これも弘法大師様のお陰でしょうか?? 鬱蒼とした林の中を歩いていると、荘厳な気分になります。

奥の院の御朱印スポットの隣の建物でお茶をいただいて少し休憩。弘法大師様に会う体制を整えます。

弘法大師様が今でも毎日お勤めを続けておられるところはまだ先で、我々も先に進みます。

ここが、我々が弘法大師様に一番近づける場所みたいです。


奥の院ですっかり心の中の垢を落として、のんびりと行きとは違う参道で戻ろうと思います。参道には歴史上の人物の墓所や菩提碑があります。まずは赤穂四十七士と浅野内匠頭。


今年の大河の主役、豊臣家。秀長もあるかな?

法然上人のお墓があって少しびっくり。法然上人って浄土宗の開祖ですよね? ということは、ライバルのお墓も供養してるってこと? 何て、懐の深い宗派なんでしょう!? 真言宗って!

私の母も真言宗の家で生まれて、昇天しています。母親の魂もこの高野山のどこかに必ずいると、少なくとも私は信じています!
ゆっくり駐車場に戻り、再び高野山をドライブ。「16年前に泊まった宿坊、この辺りだったよね?」等と話しながら、高野山中心部の駐車場に車を停めて、付近を逍遥。我々夫婦は相変わらず昼飯を食べる気にはならなかったので、デジタルミュージアム併設のカフェに入ってコーヒーブレイク。手づくり最中がお昼ごはん代わりに。

デジタルミュージアムにも興味があったのですが、次の回の開始が1時間以上も先なので断念、奥の院に入れて弘法大師様と母親の魂に挨拶出来ただけで充分に満足した高野山を後にします。本当はこの麓にある九度山・真田ミュージアムにも行きたかったのです。九度山には2019年にも来ていくつかの施設を見学したのですが、訪問した日が月曜日だったのでミュージアムは休館日。そして、この日も月曜日なのでまたもや休みの日! 全くツイてない!
この日の泊りは県境を超えてすぐの奈良県の五條市。予約していた宿は国道沿いで日帰り温泉を併設しているビジネスホテル。4時前にチェックインしてすぐに併設の日帰り温泉にゆっくりと浸かり、その後レストランまでゆっくりと散歩。この幻の鉄橋跡は前に来た時にも眺めて鉄ちゃん魂をキュンキュンさせてくれた、「幻の五新鉄道」跡!

この日の夕食は2019年にランチで来て、その野菜料理に感激して「もう一度、あの野菜料理を食べたい!」と願っていた”五條源兵衛”というレストラン。

前回来た時に野菜尽くしのその料理に大満足したのですが、店主から「この野菜と日本酒のコラボがいいですよぉ~」と言われ、運転手であの時はお酒が飲めなかった私はあの素晴らしい料理の前でおおいにフラストレーションが溜まり、「次こそ、夜に来るぞぉ~!」と固く誓っての再訪。前回は野菜尽くし@5,000円のランチでしたが今回は@10,000円のディナーなので、「あの時の倍の野菜が食えるのかな?」と楽しみにしながら、前回店主さんからお勧めされたこの辺りの日本酒とのペアリング。

でも、ちょっとだけ私の想像と違って戸惑います。前回は「美味しい五條の野菜だけ」で肉や魚は殆ど出なかったのですが、今回はディナーなので肉と魚が出て「肉・魚と美味しい野菜のコラボ」なので野菜だけの量でいえば前回の方が多かった!


とは言え、肉や魚の皿でも主役となるのはやっぱり野菜。付け合わせやいろどりのような野菜でもすべて食べられ、そして野菜も肉・魚もすごく旨いんです!


そして日本酒とのペアリングもやっぱりいい!

今回使った野菜はこれらの野菜なのだそうです。満腹になって見せられても、やはりもう一度食べたくなります!

行きはお店までのんびりと歩いて来たのですが、帰りはほろ酔いでもあったのでタクシーをお願いしていたのですが、タクシーの少ない五條ではなかなか捉まらないようです。歩きを覚悟したところ店主さんが宿まで送ってくれるとのことで、店主さんの車でホテルまで送ってくれるという予想外のサービスまで!
とても美味しかったけど、ここにはもう一度来たいと思います。次回は、もう1回野菜尽くしと日本酒のコラボでね!
14日目:7月14日(火)
この日はもう奈良県を離れ、三重県に向かいます。ゆっくり起きて、朝はすぐ近くの”柿の葉寿司たなか”の五條本店へ。前回はこのお店で娘一家へのお土産を送ったのですが、今回は我々の朝ご飯を。イートインスペースでお茶を出していただき、美味しく頂きました。

一路三重県を目指してドライブ。ナビは高速道路もしくは名阪国道あたりのルートを指示するのかと思っていましたが、吉野付近を過ぎてからはどんどん紀伊半島の山深い奥地を指し続けて、私にとっては未踏の地なのでウキウキしながら車を走らせます。途中休憩を含めて2時間半ほど走り、この日最初の目的地はVISON(ヴィソン)。このVISONとは「東京ドーム24個分の広大な敷地に約70店舗が集まる日本最大級の商業リゾート施設」という触れ込みで、食事の名店や様々な名店が集まっているという話を聞いての初訪問。確かに、デカい!

巨大な施設はさまざまなエリアに分かれているようで、まずは産直市場が集まる「マルシェ ヴィソン」を散策。まだ家に買って帰るには少し時間があるので、良いものはたくさんあるものの結局買わずに通過。隣のスウィーツヴィレッジでケーキタイムにしますが、確かに選りすぐられた名店らしく、ケーキも凄く旨い!

とても旨そうないかにも名店らしいレストランもいくつかあったのですが、ずっと胃の調子がイマイチな老夫婦、本日の夜に備えて名店の味も我慢します。和の名店が集まる「和ヴィソン」でいくつかお土産買い。酢の専門店、鰹節の専門店、昆布の専門店などで高級そうな&珍しそうなお土産を買い求め、一部は宅配便で友人に送ります。でもよく聞くとお店は三重のお店ばかりではなく、他の中部地方の県からも出店しているようなのです。時間とお金に余裕があれば、ここのホテルに泊まってこれらのお店めぐり&買い物も楽しそうですね!

次に高速で伊勢神宮の近くまで。でも今回は罰当たりにも伊勢神宮には行かずに神宮近くの有料道路である伊勢志摩スカイラインに乗って、朝熊山頂の展望台を目指します。展望台から眺める伊勢湾の景色、この旅初の太平洋! 絶景です!

スカイラインを鳥羽側で降りて、次に向かったのは絶景の見える「横山展望台」。ここには2015年と2019年とこの辺りに来るたびに毎回来ていますが、私の好きな風景なので何度来てもいいですよね!


今回も景色を見ながらソフトクリームを食べて、まったり…
今宵の宿は的矢牡蠣の名店である「いかだ荘山上」。ここも2019年にランチで来て、「凄く旨いけど、こんな旨い牡蠣を食べながらビールが飲めないなんてぇ…!?」と悲しい気持ちになった場所。牡蠣大好きな私なので、「今度こそお酒と一緒に絶品の牡蠣が食べたい!」と予約したのです。旅館としては小さな旅館なので、色々とできないことが多い障がい者の私にとってある程度難しい点があるのは承知した上で予約したのですが… でも、旅館のご主人(?)が私と同じように麻痺があるとのことで、宿のスタッフの皆さんが我々障がい者のことを理解して気遣っていただき、さまざまご配慮いただいたお陰で快適な滞在ができたのです。 例をあげると
その1:ベッドがかなり低い仕様だったのですが、マットレス等を積み上げていただき、快適な睡眠環境を作ってくれた。
その2:男性用浴場には手すりがなく、私には入れそうになかったので、手すりのある家族風呂を使わせてくれた。
等の何人ものスタッフの配慮と心づかいのお陰で、本当に快適な滞在が出来ました。これが本当の”ホスピタリティ”なんですよね!
いよいよ待望の夕食。前回に続いて、前菜から牡蠣づくし!

前菜に続いて、度肝を抜かれた大きな的矢牡蠣。鳥取での牡蠣を”この旅イチかな?”と思って食べたけれど、流石の的矢牡蠣!

その後もいくつもの牡蠣料理が丁寧な説明と共に供されます。

前回と違うのは、前回はお酒が飲めなかったので出される牡蠣を淡々といただいたのですが、今回は正に堪能!

最後には牡蠣ご飯も出て、大満足。もう一度来て・泊まって本当に良かった!

15日目:7月15日(水)
旅もあと2日。最終日はまっすぐ埼玉に帰るつもりにしているので、実質的な観光はこの日が最終日です。この日は紀伊半島最後の観光を少しだけしてからフェリーで渥美半島に渡り、浜名湖周辺まで行く日程。
いい気分で過ごせた「いかだ荘山上」に別れを告げて鳥羽港までは約30分。このあたりの主要観光スポットは前回・前々回で大体訪れているので、この日はまだ行ったことがない「鳥羽水族館」を訪ねることに。まだ夏休みギリギリ前なのでガラガラかと思いきや、開館時間に合わせて9時半には水族館に着いたのにもうこの時点で水族館に近い駐車場は「満車」。少し離れた駐車場に何とか空きを見つけたのですがこの辺りの混雑度合いに少しだけビビッたので、お隣の次に乗るフェリー乗り場まで行って「予約できるかどうか」聞いたところ、「当日予約は出来ない」ことと「でもこの時期満車で乗れなくなることは滅多にない」ことを確認した上で行列が凄い入場券売り場へ。よく見ると家族連れが大半で、小学生らしき子供たちが多数! この日はまだ7月15日の平日なので、私の常識からすれば子供たちはまだ学校に行っている筈… なのですが、地域が違うと学校のスケジュールも違うのでしょうか? 子連れが多い上にインバウンドも結構いる大混雑の水族館鑑賞になってしまい、「こんなことなら、違う観光地にすれば良かった!」と後悔しても後の祭り。この旅最初で最後の混雑体験ですが、巨大水槽には気持ちよさそうにお魚さんたちが泳いでいます。

大きなカメもスイスイ気持ち良さそう~!

この水族館、「順路のない水族館」らしいのですが、順路がない分どうやって見れば良いのか分りにくいので、順路をあえて作らないってどうなのかなぁ~!?
魚を見ると、つい「美味しそう」と思ってしまう私…

屋上にはお魚さんだけでなく水鳥たちも展示されています。

この水族館の”ここだけ”のメインイベントは2つ。1つはジュゴン。ジュゴンには行列はなくすぐに見られたのですが、この時間は水槽の底で動かず、どうやらお休み中の模様。

もう1つは「ラッコ」。ラッコって昔は私が記憶しているだけでも江ノ島水族館や松島水族館等にもいたような気がするのですが、今や日本の水族館で見られるのはここだけなんだそうで、ラッコ見学までは30分待ち。一旦は諦めたけれど念のためもう一度来てみたら待ち時間が20分以内に短縮されていたので、最後尾に並びます。「でも、我々は霧多布岬で野生のラッコを見たよね!」なんて話をしながら待つこと15分で、ようやく行列の先にラッコが見えてきます。

ラッコの水槽前の滞在時間は1分間。笛の合図で約10人が最前列に陣取りラッコを鑑賞し、1分経ったら再び笛が鳴りその10人は退場するというシステム。

でも、動いているラッコの写真は結構難しい!

12時発の伊勢湾フェリーに乗るべく、11時20分頃には待合スペースに車を停めて無事にフェリー乗船券をGET。このフェリーに乗るのも2019年以来。

伊良湖岬までは約1時間。この日も昼食は食べずに船内でまったりして伊勢湾の景色を堪能。渥美半島突端の伊良湖岬に着いてからは、海沿い道路をゆっくりと渥美半島をドライブ。事前に観光スポットとして伊良湖岬灯台、恋路ヶ浜、日出の石門、太平洋ロングビーチなどをブックマークしていたのですが、その場所に着いても何となく車を降りて写真を撮る気にもなれず、速度を落としただけで通過します。渥美半島の最初で最後の観光地は蔵王山展望台。くねくねと山道を登り着いた展望台から渥美半島を眺め

反対側には三河湾や蒲郡あたりを遠望。

この旅最後の宿は浜名湖。うなぎ大好物の妻に最後にうなぎを食べてもらいたいと選んだ宿。本来なら2021年に訪ねた舘山寺温泉の宿の「うなぎ会席」をもう一度食べたいと思いましたが、その宿のうなぎ会席のメニューがびっくりする程値上がりしていて年金生活者である今の我々の許容範囲を遥かに超えていたために断念し、代わりに同じ浜名湖畔の「バイキングでうなぎ食べ放題」の宿で我慢してもらうことにしました。

「うなぎがなくならないうちに!」と、バイキング開始早々会場に陣取り、妻はうなぎに並び、私は家康公に因んだ日本酒をチビチビ。

とりあえず皿一杯にうなぎを持ってきた妻はお替りもして少しは満足してくれたでしょうか?

16日目:7月16日(木)
最近、長い旅の最終日には「早く家に帰りたい」という気持ちが強くなるために、観光を予定していても結局まっすぐ家に帰ってしまうというパターンが大半だったため、今回は最終日には計画も全く立てずにとにかく早く家に帰ることにしています。宿を出てすぐに高速に乗り、一旦東名で名古屋方面に向かい三ケ日ジャンクションで新東名に乗り換えて一路関東を目指します。関東の渋滞情報と睨めっこしながらのドライブでしたが、予想通り圏央道の中央道までがかなりの渋滞だったので予定通り新御殿場ICで新東名を降りて富士五湖~中央道経由にしますが、中央道が工事で渋滞していたため、思ったより時間が掛かってしまいましたが、2時前には自宅に無事帰り着きました。今回の総走行距離は2,773.8キロ、燃費は25.6キロ/リットルで、給油は金沢、出雲、和歌山の3回だけで済みました。

これで2026年最長の旅の記録を終わります。今回は前半は楽しみにしていたところがみんな雨で、中盤は妹と一緒の初めてのパターンを経験し、後半は”妹ロス”もあり何となく気が抜けたような旅になってしましました。今回、旅の後半にメインイベントが少なかったこともあり、私も妻も「もう16日間は長すぎる。次はもう少し短くしよう。」ということで一致しました。
日本三周目として訪問都道府県をカウントする積りはありませんが、今回は宿泊した府県だけでも12を数えています。
・2泊した県
長野県、島根県
・1泊した県
石川県、福井県、京都府、鳥取県、広島県、岡山県、和歌山県、奈良県、三重県、静岡県
でも、日本巡りはまだまだ続けますよぉ~!
























































































































































































































































































































































