麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

12年前、脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに、仕事をしながら現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

2022年北海道<その6(最終回):道東~苫小牧>

16日目:8月23日(火)

 

この日は、鉄ちゃんに戻って「釧路湿原ノロッコ号」に乗りに行ってから、きりたっぷり連泊の日。朝ごはんを食べてから、車で釧路方面へ。
今日は天気が悪い予報ですが、釧路への国道はそれ以上に霧が立ち込めていて、運転にも細心の注意が必要です。霧が多いから霧多布だし、釧路は霧の街としては恐らく日本一だし… 霧が多いことは知ってはいましたが、それにしても前の車のテールランプが霞むこの日の霧は、恐らく自分史上最悪です。
車を東釧路駅前のスーパーの巨大な駐車場に停めます。

東釧路

ノロッコ号」は釧路駅発着なのですが、釧路駅前には有料駐車場しかなさそうなので、Googleマップで隣駅東釧路駅前付近には巨大な駐車場がいくつかありそうなので、駐車料金節約のために当たりを付けていたスーパーの駐車場へ直行。予定通り早めに着いてローカル線東釧路駅のノスタルジーも十分に味わったので、「やっぱり、列車には始発から乗りたいよね!」ということで、来た各駅停車に乗ってノロッコ号の始発駅釧路まで。

北海道のローカル線って、何十年振りでしょうか?

でも、この列車だと釧路では乗り換える時間だけで写真を撮ったり列車を端から端まで眺める余裕もなく、ノロッコ号は乗ってすぐに静かに発車。今乗ってきたばかりの東釧路を過ぎ、懐かしい駅遠矢へ。釧網本線のこの区間は、大学生時代本当に何十回と乗っているのです。

懐かしの岩保木水門 昔、来たなぁ~!

ようやく釧路湿原がその巨大な姿を現し、列車は釧路湿原駅へ。こんな駅、昔は無かったよ! あの頃にこの駅があったら、もう少し釧路湿原は行きやすかった筈ですよね!?

細岡駅は、昔湿原探索に何度か降りた懐かしの駅。このあたりからが、ノロッコ号のハイライト。

蛇行する川や池や沼などが見え、いかにも釧路湿原らしい風景が続きます。

車窓から見る、釧路湿原

野生動物もたくさんいるのでしょうが、我々が車窓から見えるのは鹿の群れぐらい。

うまく撮れていませんが、シカが数頭います

車窓を楽しんでいるうちにノロッコ号終点の塘路駅へ。団体客は駅前にバスが待っているので、すぐバスに乗り込んで観光が続くようですが、我々には他のアクセスも全くないので折返しのノロッコ号で釧路に戻ります。ここでようやくノロッコ号の写真が撮れました!

意外に美味しかったノロッコ号のプリンを食べてから、折返し釧路行はのんびりと発車。

帰りは行きの乗客マイナス団体客なので、ノロッコ号はガラガラ。行きとは反対側で人気のない湿原と反対側の1人用席に陣取り、こっちの景色も楽しみます。

東釧路駅でノロッコ号に別れを告げ、駐車場の愛車に戻ります。1時を過ぎ、お腹もペコペコなのですが、まずはこの旅3度目最後のコインランドリーへ。「この日だけは、全部使用中なんてことがあるかも?」と覚悟していたのですが、何とか最後の1台の洗濯乾燥機を確保して一安心。

北海道のコインランドリーは、どこも最新の洗濯乾燥機で最高でした!

コインランドリーと同じ敷地内には、我々が北海道一大好きな回転寿司「なごやか亭」があるので、今日のお昼はココ!

2009年、まだ元気だった頃に北海道を1週間レンタカーで周り、釧路でここなごやか亭に出会って感動した我々は、同じ旅行内でプランを破ってもう一度釧路のなごやか亭に来るほど気に入ったお店。その後、旨いと言われる北海道の回転寿司にも随分と行きましたが、未だにあの時の感動を上回る体験はできていません。

今回は、洗濯と乾燥が終わるまでとたっぷり時間があったので、名物の「こぼれイクラ」を始めとして旨いもんをたらふくいただきました。

いくら丼と同じくらい、イクラが乗って(こぼれて)います

長かった旅も終盤戦になり、そろそろお土産が気になりだしたので、釧路市内にできている海産物のデパート「釧之助 本店」へ。ここではお土産も勿論買える上に食堂と釧路水族館まであるのですが、とりあえず娘一家に海産物を見繕ってクール便で送ります。

水族館は時間の関係でスルーしました。

再び浜中町に戻ります。その途中には、お約束のソフトクリームを厚岸でいただきます。

きりたっぷりに戻る前に、昨日次元と不二子のお店を見たので、今日はもう一軒。

居酒屋五右衛門! キレのありそうなお酒が飲めそうですね!?

きりたっぷりには大昔から1泊だけで帰ったことはないのですが、結局今回も2泊します。今日もgoogleのお陰で初見のお客さんで賑わっているようです。こうやって北海道の旅行業界で頑張ってる人を見ると、何となく嬉しくなってしまいます。

 

17日目;8月24日(水)

 

当然といえば当然なのですが、きりたっぷりを出て西に向かうと、「あぁ、もうすぐ帰るんだぁ~!」という気持ちが強くなります。これだけ長い旅行をしていても「旅ロス」状態は当然のように発生するので、この病気は本当に手の付けようがありません。とはいえ、今回の旅は本当に順調なので、残りはあと数日ではありますが、残り時間も精一杯楽しむつもりです。いつも通り「また来ます!」の挨拶できりたっぷりを出て、毎度ですが霧多布岬にもご挨拶。

いつ見てみてもいい霧多布岬

霧多布岬、アゼチの岬は1982年以来何度来てもいいものです。今回は牧場の牛も元気そうで何よりでした。

続いて、ここも来るたびに毎回来ている霧多布湿原の琵琶瀬展望台。川の蛇行など湿原らしい景観が見えることでいえば、釧路湿原以上かもしれません。

琵琶瀬展望台 私の大好きな風景の一つです。

時間的には極めて中途半端な時間なのですが、この辺りに来て厚岸のカキを食べずに帰る訳には行きません。厚岸でカキを食べるお店は、いつも行く道の駅「コンキリエ」が手軽で大好きな場所。ここにはカキを食べられるお店が数店舗入っていて、その日の気分でカキが食べられるという、道の駅で全国トップクラスの人気なのが頷けるお店…

なのですが、いくら11時前と言ってもこの駐車場の空き具合は?? と訝しがりながら入場しようとしますが、こんな看板が!

残念!!

カキが食べられないのならば、道の駅にも厚岸の街にも用はありません(失礼!)。残念ですが車に戻って先を急ぐことにします。でも、この日のお昼ごはんにはカキしか考えていなかったので、とりあえず釧路方面に向かいながら、妻と相談します。このところ昼夜共に海鮮系の食事が続いていたので、全然違うものが食べたくなりましたが、海鮮以外のお店は全くリサーチしていなかったので、昨日も行った「釧之助 本店」の中の「釧ちゃん食堂」へ。ここは確か海鮮以外にも釧路名物が食べられるお店だという記憶があったからです。

結構混んでいて少し待ちましたが、私が頼んだのは釧路市民のソウルフードと言われる「スパカツ」。久しぶりの海鮮以外がとても美味しく、かなりボリュームがあったのにすっかり完食してしまいました。

スパゲティ+カツ+ミートソース これが、旨い!

今日は夕食に備えて「昼食は軽めに…」の筈だったのに!?

これで釧路付近の観光を終えて、十勝地方に向かいます。
十勝地方では、まずは有名な十勝川温泉の「植物性モール温泉」を楽しもうと、十勝川温泉の有名旅館に行き日帰り温泉にゆっくりと入浴。モール温泉の誘惑でここ十勝川温泉にも泊まりたくてかなり悩んだのですが、今日泊まるペンションの食事の誘惑には勝てずに、結局日帰りだけになってしまいましたが、やはり次回は泊まろうと気持ちのい湯舟に快適につかりながら、固く誓いました。

直接宿に向かうにはまだ時間が早かったので、「1日1ソフト」のルールを守るべく近くのソフトクリーム屋さんを急遽検索。でも、行ったお店は北海道内のチェーン店らしいお店で、安かったのですが味はイマイチ。残念ながら十勝の酪農を味わえるソフトクリームではなかったようです。

この日の宿は、「グルメペンション」と銘打っている池田町にあるペンション「フンベHOFおおくま」。兎に角料理が美味しそうなこのペンションを3年前にネットで見つけてから、「一度は泊まりたい宿」として3年間予約し続けたペンションなのです。

「部屋等には期待しないで下さい」という宿なので、料理以外には期待はしていませんでしたが(とはいえ、最低以上のクオリティはありましたが…)、その分料理には期待大! この夕食、本当に垂涎ものの素晴らしい夕食でした!

どうやらオーナーは北海道各地の食材を仕入れて卸しているのが本業らしいのですが、兎に角出てくる食材が旨いのなんの… カニも食べやすく包丁を丁寧に入れてくれているので、私にもとっても食べやすく最高でした!

中でも本当に旨かったのは、生のトウモロコシ。早速自宅用に宅配をお願いして帰宅後たっぷりといただきました。

最後のデザートであるメロンも、今まで味わったことがないくらい甘くて、我々の分は写真を撮る間もなくすぐにかじりついて完食してしまい、妻はこちらも弟と妹に宅配を依頼していました。

 

18日目:8月25日(木)

 

北海道にいられるのもあと2日、今日は観光をしながら上陸の地苫小牧に戻る一日。
”美味しいペンション”の「フンベHOFおおくま」は朝食もコーヒーもとても美味しく、本当にいいペンションでした。次回、北海道に来る時には、十勝川温泉に泊まるかこのペンションに泊まるか… 今から悩みそうです。今のところ、「1泊ずつ、2泊する」というのが、私の結論。
この日最初に向かったのは、十勝の中心都市帯広をスルーして近郊の「駒場白樺並木」。私の母校が「都立駒場高校」なので、”駒場”という文字を見るだけで何となく懐かしさを感じてテンションが上がってしまいます。

駒場白樺並木

この風景、TV番組とかで何度か見た記憶もあり、何となく懐かしいもの。隣には、ひまわり畑もあるようです。

次はすぐ近くの十勝牧場展望台。この山並みは大雪山系でしょうか? きれいに見えています。

馬がたくさんいます。

次に向かったのは、「サホロリゾートベアマウンテン」。

熊が生息しているエリアには、安全な歩行者通路を歩いてでも行けるそうなのですが、出来るだけ歩きたくない我々はバスで向かいます。

バスに乗っていても、途中の熊の生態を見ることが出来ます。

バスの終点エリアの池では、熊同士が壮絶なケンカをしているのかと思いきや、これでも手加減しながら「じゃれ合って」いるのだそうです。

これでも、じゃれ合い?

因みに、この牧場の熊は全てオスなのだそうです。メスがいると、発情期になると人間がコントロールできなくなるからだそうです。北海道には登別のクマ牧場等たくさんの熊がいるエリアもあり、ここには初めて来たのですが、結構楽しめました。

 

すぐそばにあるのが、狩勝峠。昔、開陽台に行くと「北海道で地平線が見える場所は、狩勝峠などいくつかあるけれど、一番広い角度で地平線が見えるのが開陽台なんですよ。」と何度か言われていたので、その時から「狩勝峠にも行ってみたい」と願うようになっていたのですが、それ以来恐らく40年越しの初訪問です。

天気もイマイチでしたが、開陽台のような地平線のイメージはあまりなく、想像していたようなイメージではありませんでした。

トマムあたりで、15日前に通ったルートとすれ違います。「あぁ、もう15日以上経っちゃったんだぁ~!」と呆然として、時折寂しい気に襲われます。

次の目的地は夕張。実は夕張に来るのは初めてです。まずは、夕張と言えばメロンを食べようと道の駅に立ち寄ってみますが、「夕張メロンは売り切れ」とのこと。でも、昨日の夕食で夕張メロンより絶対甘いメロンを食べていたので、落ち込むことはありません。本当は夕張名物「カレーそば」を食べるプランでしたが、今朝の朝食もたっぷりと食べたし、お腹も全く空いていなかったので「夕張メロンソフト」で我慢することに。

夕張で向かった場所は、「幸せの黄色いハンカチ思い出ひろば」。最初の方に来た「鉄道員(ぽっぽや)」に続いて、健さん映画のロケ地です。この映画と言えば、何といっても最後にこの黄色いハンカチがたくさんあるシーン。

映画では、倍賞千恵子はもっとたくさんハンカチを飾っていた記憶が…?

武田鉄矢が運転していた車も懐かしぃ~!

やっぱり私は山田洋次監督のファンですね!

その後夕張のシューバロダムを眺めてから、夕張の街を後にします。

 

北海道最後の宿は苫小牧のビジネスホテル。

予約していた近くの居酒屋で、北海道最後の夕食。

この居酒屋で、北海道旅行の総仕上げとして「もう一度食べたい」ものなどを徹底的に頼みます。まずは到着後すぐに苫小牧で食べた「ホッキ」。

そして、メインディッシュは厚岸で食べ損ねた「カキ」

最後の晩も、大満足で眠りにつきました。

 

19日目:8月26日(金)

 

今日はいよいよ北海道最終日。泣いても笑っても今晩7時には仙台行きのフェリーに乗らなければなりません。
今日は、朝からいきなりメインイベント。実は苫小牧に泊まったのも、これが食べたかったからなのです。宿泊ホテルの朝食を権利放棄して、向かったのは苫小牧上陸後最初に来た「海鮮みなと市場」。(でも、ホテルでの朝食を権利放棄した代わりにSOY JOYとカロリーメイトをくれました。本当にサービスの良いホテルですね!)
ここでのお目当てのお店が、上陸日には水曜日で休みだったので、満を持して再訪、9時オープンなので8時半にはお店に行き、受付を済ませます。人気店過ぎてお店の前に並ばれると周りの店からクレームが来るのだそうです。

ここも、3年間憧れ続けたお店!

我々の念願の注文は、「特選おまかせ丼+ネタだけ大盛」の@3,000円也。9時には席に案内されますが、あっという間に満席となります。苫小牧に泊まって早めに来て大正解!

ネタを一旦お皿に避難しないとご飯が食べられません!

北海道で本当に旨い海鮮丼を散々食べてきましたが、ここの海鮮丼はやっぱり別格!「この旅で、どの海鮮丼が一番だった?」と車に乗ってから妻に聞いてみましたが、「すみれかここのどっちか!」と、決められない様子。確かにこの旅最後の海鮮丼としては最高のアレンジでした!
これから船の時間まで最後の北海道を満喫します。高速道路に乗って向かったのは室蘭。室蘭での目的は2つで、まずは前回(2015年)天気がイマイチだった「地球岬」。地球が丸く見えるという地球岬、確かに地球の大きさは存分に感じられました。

2つ目の目的は「宮越屋珈琲店 MUTEKIROU」。妻が大好きな宮越屋珈琲の支店が室蘭にあり、白鳥大橋等の眺めも抜群とのことでプランに加えました。

宮越屋珈琲店 MUTEKIROU」 外観

確かに、コーヒーを飲みながら見える白鳥大橋は、すごくいい眺めです。

美味しいコーヒーとケーキセットを食べたら、もう昼食は食べられなくなってしまいましたが、妻は大好きな宮越屋珈琲の筈なのに、「コーヒーがぬるかった」とイマイチの様子。ここは宮越屋珈琲の直営店ではなく室蘭焼き鳥の系列店の経営らしいので、やはりコーヒーより焼き鳥の方が旨かった??

午後は白老に向かい、予約していた「ウポポイ」に向かいます。

伝統芸能などの見学スケジュールが合わず、これしか取れなかったアニメでのアイヌのストーリーを観ましたが、正直アニメなので私的にはガッカリな内容。国立博物館にも別予約で入場しましたが、響くものがありませんでした。周囲の建物も覗いてみましたが、何となくやる気が空回りしているように見えました。

やっぱり、伝統芸能を見るべきでしたね。

ポロト湖は昔通り綺麗でしたが…

最後に、利尻島の「白い恋人の丘」を思い出し北海道旅行の思い出に浸りながら、「白い恋人ソフト」を食べました。

北海道、この旅最後のソフトクリーム

ということで、残念ながらもう家に帰らなければなりません。行きにも乗った太平洋フェリー「いしかり」というより吉田拓郎の「落陽」の歌詞通りの「苫小牧発仙台行きフェリー」に再び乗り、本州に戻リます。あの爺さんもわざわざ見送ってくれませんでしたが...

フェリーの中では、北海道の余韻に浸りながら一生懸命Facebookの投稿をしていました。電波が弱いため投稿直前で投稿そのものが消えてしまうこと2回。諦めかけましたが、3度目の正直で何とか投稿できたので、ここで今回の私の今回の北海道の旅が完了した感じでした。

 

20日目:8月27日(土)

 

仙台港到着は10時。まっすぐ埼玉に帰ろうと車を走らせますが、村田IC付近で事故があったとのことで東北道は通行止め中。なので白石まではずっと国道4号線を走り、予定より1時間遅れで3時前には埼玉の自宅に帰り着きました。
走行距離は3599キロ。勿論自分史上最長のドライブでした。

走行距離3599キロ。普通の人の1年分ぐらいの運転距離ですよね!?

<後日談>
旅行そのものも本当にスムーズに進み、各地でも本当に天気に恵まれた最高の旅行だったので、「こりゃ、何か悪いことが起きるんじゃないかな?」と心配するぐらいだったのですが、その予感が奇しくも当たり、帰宅後1週間してから俄かに腰や足が痛くなり、歩くのも大変な状況になりました。整形外科に行き、医者に正直に「20日間ずっと車を運転し、約3600キロもドライブしました!」と言ったら、「そりゃ、遊びすぎだよ!」と笑われたのですが、笑い事ではなく正直車椅子に乗らないと歩けないくらいに両足が痛い状況でした。
歩いて駅までも行けない状況なので、会社を休むことも数日。その後何とか何とか駅までタクシーで行けるようになったので、往復タクシーで通勤すること約2週間。その後何とか歩けるようにはなりましたが、まだ足は完全ではなく歩き方を忘れてしまったかのような状況で、現在少しずつ歩き方を思い出しているような状況です。
旅行後にはこんな大変な1か月を過ごしましたが、次回の旅に向けて少しずつ復活をするよう努力しています。
今回の旅行が本当に最高の旅だったので、「好事魔多し」とはまさにこのことですね!

 

 

2022年北海道<その5:オホーツク&知床>

12日目:8月19日(金)

 

この日はホテルでの朝食を取らずに、まずは宿すぐ近くのコインランドリーでこの旅2回目の洗濯。7時オープンに合わせて行ったのですが、同じことを考えているらしい本州ナンバーの車が2台いて少々焦りましたが、無事に洗濯乾燥機を確保できて、まずは一安心。
1時間の洗濯の間に「もう一度、利尻富士を見よう!」と、抜海方面にドライブ。

この日も、天気はサイコー!

2015年には利尻富士は全く見えなかったのですが、今回は初日はともかくこんなに美しい利尻富士を存分に見ることができて、本当に我々は幸せ者ですね!

そして、稚内地区最後のグルメへ。ノシャップ岬近辺のグルメその2は、値段も高いけど味も最高だと言われる樺太食堂の「うにだけうに丼」。稚内エリア最後の楽しみとして、今日まで取っておいたのです。

憧れの「樺太食堂」

樺太食堂のオープンは9時。朝からお腹を空かせて8時半には一番乗りでお店前で待ちます。開店時間前に8人ぐらい並んでいたので、早めに席に案内いただき、早速注文。我々は勿論「うにだけうに丼」@4950円也。うにだけと言いながらトッピングも1つ出来て、私はイクラ、妻はホタテ。ずっとうにだけでやっていたそうなのですが、流石にうにだけでは飽きるのでトッピングをサービスし出したのだとか。
そして遂に憧れのうにだけうに丼とご対面!

これが、3年間憧れ続けた「うにだけうに丼

この味&このボリューム… やっぱり道北一と言われる通りの最高のうに丼で、この”(日本海)うに旅”のラストを飾るに相応しいうに丼でした。
因みにここのうにはエゾバフンウニではなくムラサキウニでしたが、それでも最高のうに丼と断言出来ると思います。

最高のうに丼に見送られて稚内を後にして、これからはオホーツク沿岸を徐々に南下してゆきます。
まずはお約束の最北端宗谷岬。2015年に来た時は、雨が降っていてブルブル震えながら写真を撮ったことを思い出しました。

間宮林蔵

樺太が見えそうな素晴らしい天気です

宗谷岬からは少し内陸部に入り、風力発電がたくさんある宗谷丘陵経由でホタテの貝殻が敷き詰められた「白い道」を目指します。
フォトジェニックな観光スポット白い道は、アクセスがとにかく分かりにくそうなので、3年前から何回もYou Tube をチェックしていたのですが、兎に角狭い道路なので対向車が来たらすれ違うのが大変そう。稚内観光のYOUTUBEでは、「出来れば、みんなが宗谷岬の方から入っていくルートを取ってください。」という案内がされていたので、我々はその指示通りに宗谷岬側からのアクセス。白い道までは結構間違いやすいルートのようですが、私は3年前から何度も動画を見ていたのでナビは役に立たないルートも迷わずに行くことができて、何とか白い道が見えてきます。

とにかく、最高に絵になる風景、時折車を停めて写真をパチパチ。

中でも、白い道越しに利尻富士が見えた時にはその感動もピークに!

来年の年賀状の写真はこれで決まり!?

利尻富士とはさっきこの旅最後の対面をしたつもりでしたが、こんなに素晴らしいアンコールが待っていたなんて…
利尻富士よ、本当にありがとう!

でも、観光局のPRが足りないのか、本当に対向車は結構来て、何度かヒヤヒヤさせられました。フットパスと言いながら車で来る人の方が圧倒的に多いので、事故が起きる前にもっと一方通行を徹底した方が良いのではないでしょうか!?

再び宗谷岬を通っていよいよオホーツク沿岸の南下を始めます。

この日のお昼はホタテの町猿払を予定していました。住民一人あたりの所得が日本一高く、街のあちこちにホタテ御殿が建つホタテの街でホタテ丼を食べるつもりでしたが、朝のウニ丼が予想以上にボリューミーで、猿払に着いてもまだ全くお腹は空きません。
一応、お目当てのお店に車を停めたのですが、頑張ってもラーメンぐらいしかお腹には入りそうにありません。

ついては、猿払村に敬意を評してホタテが乗ったホタテラーメンを食べることに。

さすがは猿払、ホタテラーメンも美味でした。

午後は引き継ぎオホーツク沿岸をドライブ。途中、ライダーに人気があるエサヌカ線という真っ直ぐな道をライダーたちに混じって観光。

エサヌカ線、どこまでも続きそうな道…

浜頓別あたりは2015年にも来ていますが、あの時はとにかく豪雨だったのと、昔毎年このあたりに来ていたのはいつも流氷時期の冬だったので、風景に思い出はありません。でも地名は昔の国鉄天北線、興浜北線・南線の駅名だったりするので、その意味では突然懐かしさがこみ上げて来ます。「昔来た興浜北線と南線の未開通区間にあった民宿、どこにあったかなぁ~?」なんて考えながらのドライブ。でも、見つかるはずもありません。
前回も立ち寄った雄武の道の駅。展望台から付近の風景を眺めます。

学生時代の旅の思い出が詰まった(??)興浜南線の終着駅雄武の街

今宵の宿は紋別。北海道有数の都市なのに、いつも通過するだけだったので、今回はそんな紋別に敬意を表して宿泊します… というより、紋別のホテルに「カニ三昧」メニューを見つけたので、「カニ食べ行こう~!」が、本当の目的。意外と早く紋別に着いたので、高いところから紋別市内を眺めます。

ここオホーツクスカイタワーからは

こんな風景が眺められました

北海道のカニ三昧といえば、私が大好きだったのは網走の「かに本陣友愛荘」。添乗員として初めて来てから、仕事&プライベートでも7~8回は来たでしょうか?2009年に妻と来たのが最後になり、今はその宿も廃業になってしまったので、あの感動的なかに尽くしメニューはもう食べられないのですが、せめて少しでも近いものが食べたいと思い、ここ紋別プリンスホテルの「三大カニコース」を予約していました。

意外とと言っては失礼ですが、ここのカニ、旨かったです。おまけに流石はホテル。片手の私を見て剥きにくい毛ガニを全部?いてくれるというサービス!

このホテル、温泉もあり選んで正解でした。
紋別に泊まって良かった!

 

13日目:8月20日(土)

 

今日は紋別をもう少し楽しんでから、知床半島付け根の宿まで行く日程ですが、今日の天気はあまり良くなく、午後からは雨予報です。でも、一番晴れてほしい日程は明日・明後日なので、明日&明後日の天気予報は悪くないということで、今日の悪天候は仕方ないね… と、自分を無理矢理納得させます。
まずは昨日食べたカニに敬意を表して、紋別カニの爪のモニュメントへ。

紋別のランドマークなのだそうです

続いて前回も来たオホーツク流氷科学センターで懐かしい流氷とご対面。何と言っても愛くるしいクリオネを見られるのが一番楽しい一時。

クリオネは小さすぎて私の腕では写真に撮れません

流氷の中マイナス20℃はやっぱり寒かった! 昔は、こんな寒い中で毎年観光をしていたなんて、我ながら信じられない風景です。
続いては、すぐ近くのオホーツクタワーへ。前回は結構歩いたような記憶があったので、今回は駐車場で電話するとすぐにバスが迎えに来てくれてあっという間にタワーまで連れて行ってくれます。すぐにエレベーターで海面の下へ。でも、前回もここでは海の中(やそこで泳ぐお魚さんたちも)は見えなかった記憶があったのですが、今回もやっぱり魚などは見えません。記憶が間違っていないことを確認するためだけに入場料を払った感じではあります。

お魚さんはほとんど見られませんでした

下が何も見えずつまらないので、今度は上に登って紋別の海を眺めながらのコーヒーブレイク。

曇天の紋別の海

この日の昼食は紋別のレストランでもう1回カニを食べようと考えていたのですが、カニは昨日の夕食でそこそこ満足したし、それより昨日食べ損ねたホタテが食べたいなんてあれこれ考えていたのですが、ホタテの生産量が日本一だという常呂のホタテレストランを見つけ、そこに行くことに方針を変更して紋別を後にします。

途中、サロマ湖を通るのですが、2015年には展望台まで車で登ってその風景を満喫したのですが、今回は道の駅にある遊園地の観覧車に乗ってサロマ湖を展望台から眺めようと思います。

さほど大きな観覧車ではないので、巨大なサロマ湖のその大きさはあまり感じられませんでしたが、手軽にサロマ湖の観光ができて何よりでした。

サロマ湖の全景は... さすがに見えません!

常呂といえば、ホタテよりも今は何と言っても「ロコ・ソラーレ」。街中のあちこちにポスターや等身大のパネルなどがありますが、流石に本人達には会えるはずもありません。ということで、我々はホタテのランチをお目当てのお店「レストハウスところ」でいただきます。

我々が注文したのは、「帆立づくし定食」@2200円也。常呂はやっぱりホタテ漁獲量日本一だけあり美味でした。

思わず、「そだねぇ~」と呟いてしまいました

午後は能取岬までドライブ。この岬には2015年にも来ているのですが、その後JALの嵐のCMで一躍有名になったので、前回は人は殆どいなかった記憶があるのですが、今回はそれなりに人がいました。

午前中からずっと今にも泣き出しそうな天気が続いていましたが、ここに来てようやく天気予報通り結構激しい雨が振り始まります。ここでこの日の観光を諦め、知床の付け根に位置する今日の宿に向かいます。

楽しみにしていた今日の宿は、グランピングが楽しめる宿。ロッジのような一棟に一組だけのお客さんで、そのロッジのテラスでのBBQが楽しみの高級宿です。

到着時は豪雨だったので、この写真は翌日の朝のものです

雨天の中のチェックインだったので「BBQはどうなるのですか?」と心配して聞いてみましたが、「テラスに屋根というかテントをかけるので大丈夫。」とのこと。キャンプやBBQは楽しみたいけれど、準備は面倒だし後片付けはもっと嫌なので、料金はちょっと高くても全部やってくれるこの宿の存在を知ってからは、とても楽しみにしていたのです。

天蓋つきのベッド

食事時には幸いに雨は上がり、テラスでワインを楽しみながら肉&海鮮のBBQを楽しむことができました。

美味しかったバーベキュー

熊が出そうな森の中でしたが、リスは見かけても熊が出ることはありませんでした。

 

14日目:8月21日(日)

 

今日は知床の付け根から知床半島に行く日。
素晴らしかったグランピングの宿、朝は自家製サンドイッチの朝食をテラスでいただきます。本当に最高の体験でしたが、これで「昨日の夕方の天気さえよかったらなぁ~」なんてないものねだりをしてしまいますが、今日が見事に晴れているのでこれ以上の贅沢を望んではバチが当たりますよね!?
知床半島に行く前に、少々立ち寄り。車を摩周湖方面の反対に1時間ほど走らせて、神秘の池と呼ばれる「神の子池」へ。

摩周湖の伏流水で出来ていると言われるこの神の子池に来るのは実は初めてです。底がはっきりと見えるほど澄んだ池なので、神秘的な風景を見ることができます。

ここを泳いでいる神秘の魚オショロコマが見えればいうことないのですが、いくら探しても朱い斑点の魚は見ることができませんでした。

ここまで来たら摩周湖に挨拶しないわけにはいきません。でも、定番コースの第一展望台・第三展望台まではここからはまだ結構な距離があるので、昔は第二展望台というのが正式名称だったようですが、最近は昔の俗称が正式名称になった感がある「裏摩周」へ。

この裏摩周、高校二年生の時に泊まった民宿でその存在を知ってから私の憧れの地になり、もう何回来たでしょうか? 最後に来たのはまだ元気だった2009年に妻と来て以来ですが、あの時とは違って結構立派な展望台が出来ていて、観光客もそれなりにいるようです。

ここは第一・第三展望台より低い(湖面に近い)ため霧がかかることが少ないので、確実に摩周湖に会いたいのならこちらがお薦めだと思います。もっとも、私はこと摩周湖に関してだけは全勝継続中で、10回以上の訪問で一度も霧で見えなかった事がないのだけが唯一の自慢なのですが…

来た道を戻り、知床半島の付け根の斜里まで。今は駅名も「知床斜里」に変わってしまいましたが、ウトロ側の玄関口として何度となく通った場所です。斜里と言えば昔の嫌な想い出が一つ。大学2年の時、疲れて泊まった斜里ユースホステルにて、全然美味しくなかった「名物」のカレーを嫌々腹に押し込んで早々に眠りについたところ、部屋の中で深夜遅くまで同宿者(常連?)が酒盛りを繰り返して大騒ぎしています。眠かった私が、「うるさい!」と酒盛りを(大声を)諫めたところ、「このユースの伝統だから!」と、取り付く島がありません。確かに、私も野田ユースホステルなどで朝まで酒盛りしたことも無数にありますが、野田ユースホステルでの我々のポリシーは、「真面目に旅している一般ホステラーに、絶対迷惑をかけないこと。」が最低条件で、乾杯すらグラスの音を気にして指と指とで乾杯していた程です。そんなイメージの悪い斜里なのであれ以来ずっと素通りしていたのですが、今回はあれ以来の観光と昼食を。
観光は「天に続く道」。確かにこの道は知床のイン/アウト時に何度か通った記憶がありますが、スタート地点の高台の展望台から眺めると、こんな直線道路だったとは思いませんでした!

この日のお昼は斜里でそばまたは丼系を食べるつもりでした。でも、このところ確かに朝・昼・晩共にガッツリと食べているので、そろそろズボンもきつくなりだしたし、あんまりお腹も空いていません。そんなタイミングで妻が「そういえば、北海道に来てまだトウモロコシを食べてないなぁ~!」と言い出したので、確かにトウモロコシなどで軽くお昼を食べるのもいいと思い、斜里近辺でトウモロコシを食べられるお店を検索。すると、「天に続く道」を少し戻ったところにじゃがいもとトウモロコシを売っている店を発見したので、予定を変更して向かってみます。

コロナ禍でお店の中では食べられないようなので、トウモロコシとじゃがバターを購入して、飲み物を買ったコンビニの駐車場でトウモロコシを満喫したのです。
(車の中で食べたので、写真は採れませんでした。)


午後はいよいよ知床半島へ。最初の定番はいつも必ず立ち寄る「オシンコシンの滝」。

滝のすぐ近くには知床半島の中心街ウトロがあるのですが、ウトロと言えば私の中ではあの今年春の観光船事故の印象がまだあまりにも生々し過ぎたため、ウトロの街に車を停める気にはならずに、私史上初めてウトロを素通りします。前回ウトロに来たのは2015年、あの時は会社は違いましたが同じ知床岬まで行く観光船に乗り、私的にはとんでもないトラブルに巻き込まれた(その時のブログはコチラ)のですが、船が沈没してしまうことに比べれば痛くも痒くもないトラブルですよね… 合掌

 

午後に向かったのは知床五湖知床五湖といえば高校生時代には五湖を大阪の女子大生3人と楽しく歩いた記憶が鮮明なのですが、近年は「クマ出没」で下道は通行禁止になったりで、あれ以来五湖は歩けていないのですが、今ではもう五湖全部を歩く元気もなく、熊が出ても大丈夫なように高架道で一湖にだけ行くことにして歩きだします。

それにしても、昨日の雨が信じられないほど今日は素晴らしい天気!

知床五湖(一湖)の観光、大満足でした!

知床半島を横断して、今度はラウス側に向かいます。過去2回の知床峠の景観は一勝一敗。2009年には素晴らしい景観が見られて、2015年には車を降りる気にもならないくらいの豪雨で、景色なんて全く見えませんでしたが... 今回は、2009年以来の最高の知床峠羅臼岳が!

国後島がきれいに見えます

羅臼ではまず「羅臼国後展望台」に立ち寄ります。ここに初めて来たのは大学2年生の時の冬。雪をかき分け、1時間以上(?)掛けて登った記憶が鮮明です。

北方領土は、日本固有の領土です

「返せ北方領土」の署名。ここに署名するのって、何年越しで何回目なのでしょう? プーチンさん、いい加減に返してもらえませんかねぇ??

羅臼の宿は初めての民宿ですが、ここの宿主「ナナメ氏」とは1982年2月16日に霧多布の民宿「きりたっぷり」で会って以来何と40年振りの感動の再会なのです!40年前のナナメ氏はまだ可愛い高校生だった記憶があり、顔はもうすっかり覚えていないのですが、「ナナメが民宿始めたよ!」という話をきりたっぷりで聞いて以来、時折HPをチェックしていたので、昔の顔は覚えていないけれど今の顔は(HPで)覚えています。以前、ナナメ氏の宿に行こうと思って設備を確認するために電話したのですが、私のことは覚えていてくれたものの、部屋は2階にしかなく階段には手すりがないとのことで訪問を断念したのですが、「そのうち手すり付けます。付けたら、ブログで報告します。」と言ってくれたので、チェックしたところ2年前に「手すり付けました」というブログの投稿があったので、今回40年振りの再会です。ナナメ氏と感動の再会を果たした後、「今日、あなたが来ることを伝えたら、懐かしいからH氏も来るよ! 懐かしいでしょう!?」と言われて大いに戸惑ってしまいます。H氏… 正直、全く記憶にないのです! そのH氏が来て、「久しぶりぃ~!「懐かしいぃ~!」と言われたので、正直に「スミマセン。全く覚えてません」と言ったところ、あの時、男4人+女2人の6名できりたっぷりに3連泊して、ずっと一緒にいたこと。東京に帰った後その6人で会って呑んだこと…等を言われて正直びっくり。私の中では、その時一緒だったのは男3人+女2人の5人で、彼以外の4人は全員名前も特徴も思い出せるのに、何故か彼だけはその存在すら思い出せないなんて...!? 加えて、H氏は私の当時の狛江の実家にも来たことがあって、母親と3人で会話したことも覚えていて、その母親の記憶がまさに私の母親のそれだったこと、私も彼の仙川のアパートに行ったことがあることなどを言われ、何となくおぼろげながら京王線路沿いの仙川のアパートのイメージを思い出したり…
恐らく、私の記憶の彼の部分だけが脳卒中ですっぽりと抜けてしまったのでしょうか… Hさん、本当に申し訳ありません。その後、1982年2月16・17日に間違いなく同じ宿で同じ時を過ごした3人の昔話で大いに盛り上がった一夜でした。
でも、脳卒中になった人から「確かに、一部の記憶がスポッと抜けている時がある。」と言われたことを思い出しました。(私を除いた)5人の中から、何でH氏の記憶だけ全く抜けているのかは、いまだに不思議で仕方がありません。
Hさん、本当に申し訳ありません。
(自宅に戻ってから改めて見たメモに、Hさんの仙川の住所がありました。)

 

15日目:8月22日(月)

 

最初は、ナナメ氏の民宿「とおまわり」に2泊して、羅臼の熊クルーズとネイチャークルーズの2つのクルーズを満喫するつもりでした。ところが、あの事故があり妻の「クルーズなんて乗りたくない。ましてや、知床でなんて... 絶対嫌!」という気持ちもわからなくはないので、とりあえず小さい船に乗る「熊クルーズ」は(私もちょっと怖いので)諦めることにして、羅臼での宿泊は1泊に変更しました。
とはいえ、羅臼に行く以上やっぱりネイチャークルーズには乗りたいので、妻には内緒でクルーズの予約だけはしていました。元々信頼できる船会社だし、あの事故以来安全性には今まで以上に細心の対応をしている筈なので、「妻が嫌がるのならば1人で乗るのも仕方ない」ぐらいの気持ちで妻を説得したところ、何とかOKとのことで今日は「知床ネイチャークルーズ」に乗る今回の知床のメインです。

40年振りのナナメ氏と再会を約束してクルーズ船の乗り場に向かいます。今日も天気は良く、あの事故以来欠航は増えているのでしょうが、波も穏やかそうなので出航に支障はなさそうとのこと。

この船が我々を安全にご案内してくれます

いくつかの救命胴衣には、過去にそれを使った有名人のサインがある救命胴衣を着けて、いよいよクルーズに出発。国後島が本当に近くに見えます。

国後は、すぐそこ

以前に比べて乗客は減っているのでしょうが、私が想像したよりは乗客は乗っているようでまずは嬉しい限りです。あの悲しい事故の記憶は消えることはないけれど、各船会社が安全に最大限に配慮して早く船に乗る観光客が戻ることを祈るばかりです。クルーズ船は何艘かあり、お互いに連絡を取り合って野生動物が見えると「いるぞぉ~!」と連絡を取り合っているようです。常に視界の中には他の船が見えるので、気づかずに沈没してしまうなんてことはなさそうです。

肝心な野生動物ですが、ラッキーなことにツチクジラやマッコウクジラをたくさん見ることが出来て、本当に楽しいクルーズでした。何分間か呼吸のために海面から少し顔を出すクジラ、潮を吹くところを写真に収めて満足します。

クジラがそろそろ海面に潜るタイミングが慣れたガイドさんにはわかるようで、「そろそろ、潜りますよぉ~!」と合図が出ます。この後、尾びれを上げて海に潜るので、「その瞬間の写真なんて、撮れないだろうなぁ~」なんて思っていましたが、私の腕&カメラでも、何とか撮ることが出来ました。

こんな写真が撮れて、ラッキーでした!

兎に角、本当に素晴らしい知床クルーズでした。諦めずに乗って良かった! 妻もたくさんクジラが見られて満足してくれてたと思います。

今回、知床半島を十分に満喫して、羅臼を後にして羅臼側の付け根の街標津に向かいます。「イクラ日本一」と言われる標津でのランチは、郷土料理武田の「しべつ鮭三代漬け丼」。

地元民+観光客で結構混んでいました

サーモンのの刺身やイクラはともかく、鮭節はどうなんだろう… とも思いましたが、この鮭節が何とも美味だったのには驚きました。

標津、この鮭節を食べにまた行きたいです

標津のサーモン科学館は2009年に満喫していたので今回はスルーして中標津へ。ところが、ここにきて雲というより霧が立ち込めてきて、これからの眺望にやや暗雲がたれこみます。中標津のシンボル「開陽台」に行く前に、このところ2回連続で定休日で降られ続けた有名店「ラ・レトリなかしべつ」でのソフトクリームタイム。

昔、開陽台に行くのに何度もお世話になった大好きだった民宿「地平線」も、その前を通るとまだ営業しているようで嬉しい限りでした。(大学卒業以来)2007年に久しぶりに泊まった時の記憶では、私の今の体では2階の部屋には泊まれそうにないので宿泊は断念していますが、いつかはもう一度訪ねたいと思っているところです。
学生時代、冬の明け方にマイナス20℃近い雪道を30分以上登り毎朝朝陽を見に来た地、私の人生を変えた思い出の地である開陽台。

大学4年生の時、今の会社の最終面接で当時の社長に向かって、「約270度地平線が見える、開陽台って知ってますか? こういう素晴らしいところがまだ日本にもたくさんあることを、もっと皆様に知ってほしいので、この会社に入りたいんです!」と言って旅行会社に入った私。そういう意味では私の人生を決定づけた本当に思い出の地ですが、その言葉で前の会社に入って以降、ずっと海外旅行だけを担当してきたので、結局開陽台を広めることは全くできなかったのです。このところ2回連続開陽台の風景が全く見えなかったので、久しぶりに見えて大満足でした。

近くにある懐かしの養老牛温泉。学生時代、その名前に憧れ、寅さんにも出てきてますます行きたくなり、その後何度か日帰り温泉も楽しんだのですが、今回はこの山肌の「牛」の字を楽しみに来ました。

この日の宿は40年前にナナメ氏とH氏と会った懐かしの「きりたっぷり」。
宿に荷物を置いてから、毎回行く近所の日帰り温泉を楽しんでから、先日亡くなったモンキーパンチ氏の故郷で、ルパンで町おこしをしている霧多布の「仮想の飲み屋」へ。
(外見だけで、中身はありません)
こんな店があったら、次元とバーボンを酌み交わしたいなぁ~!?

注文するのは、勿論「ジャックダニエルをロックで!」

こんな店なら、目のやり場に困るだろうなぁ~!?

きりたっぷり、昔は寿司が食べられることで有名になった宿でしたが、宿主の武士氏がもう寿司を握らなくなったので少し心配していましたが、この日も10名以上の宿泊者で満館状態。どうやら、Googleを見てくる人がかなり増えたようで、何が人気になるかは本当にわからない時代になったようです。

 

2022年北海道<その4:利尻島・礼文島>

9日目:8月16日(火)

 

この日は、今回の旅のメインイベントである最北の離島利尻・礼文のまず最初に利尻島に行く日。朝イチのフェリーは混むという情報を信じて、11時発のフェリーを予約しています。
そして稚内での楽しみはノシャップ岬近辺での朝食。どうしても行ってみたい有名な食堂が2軒あり、そのどちらにも決められなかったため、利尻・礼文の行き帰りに稚内に1泊ずつすることにして、今日はまずその1軒目。でも今日は終日の雨予報ということで、朝からフェリーの運航が心配になるくらいの激しい雨が降っています。
その雨の中、向かった1軒目のお店は、ライダー達には特に有名な「漁師の店」という食堂兼ライダーハウス。食堂の営業時間は8時からということで8時前にお店に向かうと、既に駐車場は満車で何とかギリギリのスペースを見つけて車を停めることができたので、早速受付開始。どうやらみんな受付して雨なので並ばずに車の中で待っているようです。

稚内の有名店その①:漁師の店

このお店のウニ丼は2000円と兎に角安くて旨いことで有名で、我々も当然ウニ丼を食べるつもりでここまで来たのですが、残念ながらウニ丼は今日はないとのことでやむなく@1,500円の海鮮丼を注文して、豪雨の中1時間ほど車中で待つことに。結局、席に案内されて海鮮丼とご対面出来たのは9時をかなり過ぎていました。

海鮮丼も、安い割には美味しかったですヨ!

このお店は、丼の他にも海鮮BBQなどを出しているようで、回転が悪かったのは先客が朝からガンガン海鮮系を焼いていたためだったようです。車で待っていたお陰で我々はそのことに気づくのが遅れたために我慢して待っていたのですが、もしこの朝からBBQで吞んでいる風景をいきなり目の当たりにしていたら、早々にここでの朝食を断念していたかもしれません。

でも、食べ終わった時間はフェリーには十分に間に合う時間。稚内に来たらいつも必ず立ち寄る氷雪の門には敬意を表して行ってみますが、雨なので車からは降りずに眺めるだけで昔の想い出に浸ります。

出航の50分前には予定通りフェリーターミナルに到着。車を置いて渡った天売・焼尻とは違い、利尻・礼文にはマイカーも一緒です。

このフェリーで利尻島

利尻島泊港到着は昼過ぎ、まずは利尻島でのランチ。利尻にも美味しいものはたくさんありそうですが、今日の我々の目的は「利尻ラーメン」。お目当てのラーメン屋さんは「(東京からは)日本でもっとも行きにくいラーメンの名店」と呼ばれ、何とここ利尻から新横浜ラーメン博物館にも出店しているという最北の名店、「利尻ラーメン味樂」。当然行列を覚悟していましたが、幸いにも駐車場にもすぐ車を停められ、行列も店内と外を合わせても10名以内という予想よりずっと少ない行列。

観光客に地元の方も並んでいるようです

ここはラーメン屋さんらしく回転は良いので、少し待っただけでテーブル席に案内され、悲願の「焼き醤油ラーメン」+利尻とろろ昆布のトッピングをオーダー。

これが、本場の「焼き醤油ラーメン」

利尻昆布で出汁を取っただけあり、とにかく抜群に旨いスープ。途中で味変に入れたとろろ昆布でも味はさらに深みを増し、とにかく最高のラーメン! 塩分を気にしだしてからは基本スープは飲み干さない方針の私ですが、この日だけはあまりの美味しさについつい飲み干してしまいました!

ラーメンのスープを飲み干したのって…10年以上振りかな??

食後のデザートは、すぐ近くにあるお店の利尻島定番ソフトクリーム「愛す利尻山」。
見てわかる通り、ウニと利尻昆布が入っている利尻島ならではのソフトクリームです。「利尻昆布で、よ~くソフトクリームをかき混ぜてから食べてください。」と言われた通りに数分かき混ぜてからこの甘じょっぱい味のソフトクリームをゆっくりといただきました。

愛す利尻山

お店のママさんに、「折角、関東からこんな遠くまで来たのに、この雨は本当に可哀そうねぇ~!」としきりに同情されましたが、天気予報は「明日は晴れ」予報なので、予報を信じて落ち込むことはありません。

とはいえこの雨では今日は観光は出来ません。でも明日礼文島に行くフェリーは午後発なので明日が天気予報通り晴れならば午前中に利尻島の観光はできるはずなので、今日の午後は急遽「明日の下見」に気持ちを切り替えて利尻島を反時計回りにドライブすることにします。
晴れていれば”利尻富士がきれいに見えるであろうスポット”や、利尻の海を満喫できそうなルートをドライブ、加えて利尻の自然や歴史を知るための「利尻町立博物館」も見学。

北のいつくしま弁天宮

利尻富士がきれいに見えるはずのオタドマリ沼にも立ち寄ってみますが、景色は楽しめないので、妻はここぞとばかりにお土産漁りに余念がありません。

今日の宿は、その名前だけで3年間宿泊を夢見ていた宿「ホテル雲丹御殿」。利尻昆布で出汁を取った(お風呂に大きな昆布が浮かんでいました??)お風呂を楽しんだ後は、3年越しの悲願である「ウニ尽くし」の夕食です。

やっぱり、まずは生ウニ!

兎に角「エゾバフンウニ」は本当に最高!

最後にエゾバフンウニムラサキウニの両方がたっぷり載ったウニ丼は、本当に「宿名に偽りなし!」という感じでした。

この二色ウニ丼 最高でした!

「これで、利尻富士が見えれば最高なのになぁ~!」というのは、明日の楽しみにして早めに眠りにつきました。

 

10日目:8月17日(水)

 

天気予報通りの快晴の朝。残された半日で少しでも利尻島を満喫しようと、早めにホテルを出て観光をスタート。

ホテル雲丹御殿 快晴の朝

ホテルから見える利尻富士。まだ少しだけ雲がかかっているようですが、利尻富士に会うのは、恐らく1982年以来40年振りぐらいでしょうか?

ホテルから見る利尻富士

まずはホテルに一番近い観光地である姫沼。利尻を代表する観光地なので、記憶では45年前にも来ているようですが、詳しいことまではあまり記憶に残ってはいません。姫沼から見える利尻富士の山頂は雲に隠れているようでした。

1周数十分の姫沼の遊歩道を一周し、利尻島大自然を楽しみます。

今日は昨日の逆回りで、ほぼ円形の利尻島を時計回りにドライブ。まず最初は、北海道土産の定番である「白い恋人」のパッケージに描かれている画はここ… という「白い恋人の丘」へ。でも、快晴なのに残念ながらここから見る利尻山は雲を被っていて、あの「白い恋人」の画は見えません。

ここでプロポーズすると「プロポーズ証明証」が貰えるのだとか

昨日も来た「オタドマリ沼」。今日はお土産には目もくれずに景色を堪能するつもりでしたが、残念ながらここでも利尻富士は雲に隠れています。

「雲に隠れていても、反対側から見ると利尻富士はきれいに見えることも多い。」という言葉を信じて引き続き利尻富士を眺めながら雲が晴れてきれいに見える場所を探しながら走ります。

少しだけ雲がかかっていて見えそうで見えない状態が続き、ややイライラし始めますが、もう少しです!。

利尻と言えば名水。いくつかある名水スポットは利尻山から湧き出る水が飲めて、これが本当に旨いのなんの…!

昨日曇天の中で写真を撮った「北のいつくしま弁天宮」、今日はきれいに見えます。

ようやく、完全に雲が晴れ、待望の利尻富士がその全貌を見せてくれました!

富士野園地展望台は、吉永小百合さんが「北のカナリアたち」の映画でもロケした場所だとか…

利尻富士、最高!

利尻富士とぺシ岬の眺めも最高です!

半日ですっかり利尻富士利尻島を満喫。昨日雨でも今日これだけ利尻が楽しめたのですから、言うことはありません。

昼食は、事前にチェックしていた鴛泊の繁華街にあるお店「グランスポット」にて。ホタテカレーがこんなにたくさんのホタテフライが入っているとは全く想像していませんでした。観光地のカレーとは思えないくらいの「まいう~」でした!

このフェリーにて、次は礼文島に向かいます。

礼文島に着いて、最初に向かった場所は「北のカナリアパーク」。吉永小百合さん主演の映画「北のカナリアたち」のロケ地で、3年前最初にこの旅行を計画した時にビデオを借りて映画を観たのですが、3年も経つと少しづつ記憶も薄れてくるのですが、礼文島のあの学校と、海越しに見える利尻富士の画は本当に忘れられない強烈な印象として残っているのですが… 

その、忘れられない風景が本当にそのまんまでありました!

学校も、

学校の中の映画の1シーンも、

そして利尻富士も!

本当にこの日の天気に感謝です!ここであの利尻富士が見えなかったら、本当にただの凡庸な観光地になっていたのでしょうね!? あの雨の日が前日であったことが本当に感謝です。この素晴らしい景色を見ながら食べたアイスも美味。恐らく、風景が最高の調味料なのでしょうね!?

スタンドがあればソフトクリームの写真が撮れるのですが...

続いて向かったのは、「桃台猫台展望台」。私にとって忘れられない懐かしい場所です。
これが、桃の形をした「桃岩」。

海にいる猫は「猫岩」。

そして、ここが「ポツンと一軒家」 …ではありません。熱狂的な「キチガイユース」と呼ばれた、「桃岩荘ユースホステル」です。

45年前、その評判(旅人の口コミ)に憧れて、他のユースホステルの予約をキャンセルしてまで向かった桃岩荘。「このトンネルを抜けたら、『羞恥心』を一切捨ててください!」と言われてチェックインしたたユースホステルでは、日本海に沈む夕陽を見ながら、みんなで吉田拓郎の「落陽」を何度も何度も声が続く限り唄った(叫んだ)り、夜のミーティングでは本当に羞恥心をかなぐり捨ててゲームやダンスに熱狂したり… と、高校二年生の北海道旅行である意味一番強烈で一番楽しかった思い出が今でも鮮やかに蘇ります。この、「桃岩荘」の外観を眺めるだけで、2時間ぐらいはあの時の思い出が蘇ってきて楽しめそうです。

今日の礼文島の宿は「花れぶん」。礼文島の宿の中ではピカ一と聞いていたので、ここも3年越しの予約なのです。

夕食はやはり「エゾバフンウニ」から。

桃岩荘に泊まる(騒ぐ)元気はもうないけれど、礼文の宿は45年振りでも楽しく快適な滞在でした!

 

11日目:8月18日(木)

 

今朝は朝食前に、礼文島らしいといえば一番礼文島らしいイベントである、ホテルの「早朝花のお散歩」に参加するため、6時前にはロビーに集います。20名程度のホテルゲストを乗せたミニバスは、昨日私がマイカーでも道が狭いので通行を避けた細い登り坂の道を、対向車が来ることも考えずに(!?)どんどん登ってもう一つの桃岩展望台の麓まで。

ガイドさんを先頭に、20人の縦行列集団は結構キツイ坂を登ります。

昨日、このコースの歩行の難易度をホテルのフロントで尋ねたところ、私を見て「大丈夫ですよ」と言ってくれたので安心して申し込みをしたことを、少し後悔しながら必死に行列について行きます。途中に咲く花をガイドさんが色々と説明しているようですが、最後尾の私にはその声も届かず、また坂を登るのが精一杯で花を愛でる余裕なんて全くありません。
何とか頂上に着くと、桃岩が昨日より更に近くに見えます。

礼文の花といえば、45年前に覚えたレブンアツモリソウとレブンウスユキソウぐらいしか知識がないのですが、これらの花はなく、ガイドさんに教えていただいた高山植物は、残念ながら老齢の脳では全く覚えられません。

ここが、一番桃っぽく見えるかな?
楽しい朝の散歩でした。
ホテルに戻ってからもう一度温泉に入リ、十分空腹になってから美味しい朝ごはんをいただきます。このホテル花れぶん、本当にいい宿でした。
 
今日はフェリーの時間まで、礼文島の北部を観光します。まず向かったのは、「高山植物園」。

ここにはレブンアツモリソウがあると聞いていたのですが、受付前に「レブンアツモリソウはありません。」と、絶対に見逃さないような大きな字で書かれています。別に我々はレブンアツモリソウが見たかったわけではなく、ただ名前を知っていて何となく親近感があるのがレブンアツモリソウだったので、他の花が見られリャいいやと思い入場しましたが、全体的に期待したほど花は多くなかったようです。

次に向かったのはスコトン岬。礼文島の北の端ですが、日本最北端ではありません。宗谷岬のほうが、やや北なのだそうです。ここには観光バスが3台も停まっていて、すっかり観光地としての活気を取り戻していました。

スコトンの語源は勿論アイヌ語で、積丹と同じ言葉がその語源なのだとか。随分垢抜けた積丹とどうにも田舎臭いスコトン、逆だったらもっとイメージが良くなってお客さんももっと来たかもね!? と、45年前に地元の人が愚痴っていた事を突然思い出しました!

見える島はトド島(無人島)です
ようやく観光バスがいなくなったので、お約束のソフトクリームを食べてから45年ぶりのスコトン岬を後にします。そういえば、45年前はここから「愛とロマンの8時間コース」を歩いたっけ...

「愛とロマンの8時間コース」ここからスタートした記憶が…
次の見どころは澄海岬。これで”すかいみさき”と読む何ともロマンチックな名前です。

流石に、ここの海の色は本当に綺麗ですねぇ〜!

ここも8時間コースには入っている筈なので絶対に来ている筈なのですが、全く記憶がありません。そういえば愛とロマンの言葉に釣られて、景色より一緒に歩いた女子大生ばっかり見ていたからかもしれません。全く、ませた高校生でしたねぇ~!
 
香深のフェリーターミナルまで戻ると、丁度お昼時。香深の有名店「海鮮処かふか」は予想以上に大きなお店なので、何とか席を確保することができました。ウニを食べようかホッケのちゃんちゃん焼もいいなぁ~!なんて散々ここで食べるメニューを旅行前からあれこれ考えていたのですが、いざ席につくと何故か夫婦揃って「お寿司」。でも、さすがは礼文島の有名店、寿司も激旨でしたよ。

稚内に戻るフェリーは、今回乗った3つの中では一番古く唯一エレベーターがないフェリー。

利尻富士をバックに…

やや混んでいたので、ゆっくりと座れるスペースを何とか確保してすぐにFacebookの投稿を始めてしまったので、礼文島での最後の楽しみをついうっかり見逃してしまいました。それは、桃岩荘ユースホステルの見送り風景。フェリーの下で桃岩荘のスタッフが大きな旗を振って大声で歌を歌い、ホステラーを見送るのが桃岩荘の昔から変わらないルール。45年前には高校生の私も盛大なお見送りに感動し、「また、来るぞぉ〜!」と固く誓ったのに、何とその後45年もの歳月が流れてしまいました。今回、桃岩荘に泊まれなかったけれどせめてあのお見送りだけでもあの時の感動を思い出そう… なんて考えていたのに、この忘れっぽさといったら… 

それに気づいたのはFacebookの投稿を終え、香深港を出て10分程度経ってからなので、自分に悔しくって仕方がありません。
「もう一回礼文島においで」と言われているかのようですね。
 
この日の宿は南稚内のホテル。実は南稚内の居酒屋の評判を聞いていて、とにかく「一泊は南稚内に泊まって、近くの居酒屋に行こう!」というのが3年前からの継続課題でした。3軒あたりをつけていた食べログの点数の高い居酒屋に数日前から予約の電話を何度か掛けたのですが、お盆だからか3軒共に全く繋がりません。ようやく昨日通じたホテル目の前の居酒屋「えぞ番屋」に入店。

まだ、昼みたいに明るいけれど、もう6時なのです
本当に楽しかった利尻礼文の思い出と、美味しい稚内のお魚で、この晩もあっという間に過ぎて行きました。

2022年北海道<その3:焼尻島・天売島>

6日目:8月13日(土)

 

この日は日本海沿いを羽幌まで走り、羽幌港に車を置いて2泊3日で焼尻島・天売島へ行く”道北離島紀行メインイベントその1”の始まりの日。
まずは朝早く朝食を食べずに留萌を出て、一旦羽幌に向かいます。目的は羽幌での朝ごはんですが、まずは羽幌にあるコインランドリーに洗濯物を預けてからと思い、7時半には羽幌唯一のコインランドリーに着いたのですが、何と4台ある洗濯乾燥機の内3台は朝から稼働中で、何とか最後の1台を確保できましたが… 

田舎だと思って馬鹿にしてはいけませんね!? 今回、予定していた3回のコインランドリーは事前の下調べが功を奏して全て計画通り最新の洗濯乾燥機を利用できましたが、3回とも予想以上の混雑でややヒヤヒヤさせられました。コインランドリー人気がすっかり定着した感じですね!?

その後、羽幌のフェリーターミナルに向かいます。と言っても乗る予定の船は14時発なのでまだ船に乗るわけではなく、お目当ては羽幌フェリーターミナル内にある食堂。8時オープンの「浜のかあちゃん食堂」には開店前から数人が待っていて、8時のオープンと同時に席が埋まる状況でしたが、我々は無事にテーブル席を確保します。

羽幌は甘エビの漁獲量が日本一ということで、今回のグルメ朝食は「甘エビ丼」。普段、甘エビはさほど食べない私でしたが、日本一の羽幌の丼はやはり大満足の味でした。

甘エビが本当にたっぷりでした!

朝食後、コインランドリーで洗濯物を無事に受け取り、まずは羽幌市内の観光を。1977年の初北海道の時にも当時まだあった国鉄羽幌線に乗って、羽幌にあったユースホステルに泊まって、翌日焼尻島と天売島に行っていますが、羽幌のその時の記憶は全くなく、ユースホステルが元小学校のだだっ広い建物だったことを辛うじて覚えている程度。
羽幌の観光は、これから天売島へ行く前に海鳥のことを少しでも勉強しようとまずは北海道海鳥センターへ。

45年前に天売島へ来た時には当時はまだたくさんいたオロロン鳥を見る遊覧船があり、その遊覧船に乗ってたくさんのオロロン鳥を見た記憶があるのですが、45年の時を経てオロロン鳥もその数が激減、今では絶滅危惧種になったとのこと。今天売島に一番来る海鳥はウトウとのことですが、ウトウは7月には他の場所へ移動してしまうらしいので、この時期に海鳥に会えないことは判っていたので、これは仕方のないところ。

海鳥センターに隣接する羽幌バラ園もあっという間に見学が終わり、もう羽幌での見どころはありません。

羽幌バラ園

来た道を留萌方面に少し戻って、小平の鰊番屋がある道の駅を観光してから 、小平の超有名店「すみれ」のランチに並ぼうと考えて車を走らせたのですが、道の駅に着く前にすみれの前を通ると既にすごい行列があります。まだ開店時間の11時前なのに… 慌てて方針変更し、何とか車を停め順番カードに名前を書きますが、10:45の段階で我々は何と29番目です。(ということは、待っている人は100人以上??)

これ、日本海沿いの田舎町小平町の風景ですよ!?

こんな田舎町の店前に約2時間も並び、お目当ての海鮮丼に対面出来たのは2時間後の1時近くになっていました。でも、こんなに待っただけあって、海鮮丼の一品一品は本当に凄かった!

今回の旅の「前半イチ」の海鮮丼

まぁ、お盆の土曜日の超有名店なので、こんな混雑も仕方のないところでしょうか?結局、道の駅には行けずに羽幌フェリーターミナルには時間ギリギリに到着。フェリーターミナルに愛車を置いて、焼尻島&天売島へ2泊3日の旅へ出発! リュックを担いで高速船に乗り込みます。

高速船 羽幌~焼尻~天売の航路です

焼尻までは高速船で僅か40分の船旅です。
45年前にも焼尻島には来ているのですが、その時は滞在時間僅か数時間だけで、港から島の中心部までトボトボ歩いたことを思い出します。しばらく歩くと島の中心部にはサフォーク羊がたくさんたくさん放牧されていて、そのサフォーク羊の見慣れない黒い顔が、都会の高校生(だった私)には凄く印象に残っているのです。
そのしばらく後に、村上春樹の「羊をめぐる冒険」という小説を読んだときに、その小説に描かれた羊とここ焼尻でかって見た羊が私の中で見事に重なり、「村上春樹は、ここ焼尻島に来てこの小説の構想を練ったに違いない!」と、勝手に考えたこともあるくらいです。その後、この小説の舞台は美深近辺だということを知りましたが、私の中ではまだ焼尻だと勝手に信じている部分があります!今回は、その時のことを思い出しながら、私なりの「羊をめぐる冒険」が焼尻島のメインテーマ。

焼尻島フェリーターミナル

焼尻島到着後、港で客待ちをしている乗り合いタクシーに乗り、焼尻島の観光。

焼尻観光ハイヤー おじいちゃんドライバーの楽しい説明

乗り合いと言いながら今回の乗客は我々だけです。焼尻のささやかな中心街を抜け、オンコの荘などを観光しながらご年配のドライバーさんから過疎化・超高齢化した焼尻島の現状を聞きます。

本当に若者は極端に少なく、本当にお年寄りしかいないのだそうです。焼尻島にある旅館は本日我々が泊まる1軒だけで、民宿は1軒あるのですが、80歳を超えたおばあちゃんがやられているそうです。

焼尻島唯一のビュースポット

そして、ついに憧れのサフォーク羊との45年振りの感動のご対面!

羊をめぐる冒険 その1

思わず、★マークの付いた羊を探している私がいました。(「羊をめぐる冒険」参照)

1時間半のタクシー観光が@1,400円とは本当に安く、焼尻島のことも詳しく知れて大満足です。貸切タクシーは、今宵の宿である「布目旅館」まで送ってくれました。

昭和のレトロ旅館 勿論、ウォシュレットなんてありません。

夕食はウニが出ると聞いていたのですが、「本日は漁の関係でウニは採れませんでした。」とのことですが、実は今宵のメインの料理は、「羊をめぐる冒険その2」として、事前に電話で特別注文しておいた焼尻産サフォーク羊”プレ・サレ・ヤギシリ”。天敵のいない環境で育ったサフォーク羊にはストレスが全くなくとっても美味しい!とのことで、銀座の高級フレンチと焼尻島の一部でしか食べられないのだとか。

これが、憧れ続けた”プレ・サレ・ヤギシリ”

塩だけで味付けされた羊肉は、羊とは思えないとっても素晴らしい味でした。

 

7日目:8月14日(日)

 

この日は焼尻島から天売島に行く日。この旅20日間の旅で、全く車を運転しないのはこの日だけです。
旅館での朝食後、焼尻島のサフォーク羊にもう一度会いに45年前に通った道を歩いて島の中心部まで散歩。妻は興味がなさそうなので、旅館に残して一人で向かいます。

我々が泊まった島唯一の宿「布目旅館」

45年前には島の情報を何にも持たすにこの道を歩き、羊たちと感動的な出会いをしたのですが、今回あの時の道を高校2年生に戻った気分でもう一度歩くのが焼尻に来た本当の目的だったのです。
少し歩くと中心に行く歩道の入口に。この入口には記憶というかデジャヴ感があります。でも、入口すぐ近くにある会津藩士のお墓には全く記憶がありません。会津藩士は本当に日本のあちこちに足跡を残していて、本当に頭がさがります。


歩道は最初は森の中を進みます。この森には記憶がないのですが、恐らく45年前と何も変わらない風景なのでしょうね!? ハエやアブが唯一の歩行者である私にまとわりつきますが、私にはまるで「45年前にも(先祖に)会ったよね!?」と、親しげに話しかけられているように感じられました。

このような森の中を15分程度歩きます。

ようやく、森を抜けて私の記憶に鮮明に残る草原と青空が見えてきます。

以前の記憶ではすぐにサフォーク羊の放牧があったイメージでしたが、サフォーク羊が見つからないので更に先を目指すと、ようやくサフォーク羊の牧場が見えてきました。

羊をめぐる冒険 その3

よく見ると昨日観光タクシーで来た牧場もすぐ近くです。昨日は、ゆっくりと羊を見ることが出来なかったのですが、今日は遠慮せずただただサフォーク羊を眺めては、またも★がある羊をのんびり探してしまいました。

結局、★のある羊は見つかりませんでした。

港に羽幌からの船が着いたからなのか、徐々に観光客も増えてきたようです。昨日乗った乗り合いタクシーともすれ違い、顔見知りになった運転手さんからも「歩いて来たの?大丈夫かい?乗ってくかい?」と心配していただきますが、今日の散歩が焼尻島に来た本当の目的なので、運転手さんの親切を固辞してゆっくり戻ります。帰り道では、レンタサイクルに乗った観光客と時折すれ違います。都会では、すれ違っても絶対に挨拶なんてしないのでしょうが、ここではお互いに爽やかな気分で「こんにちは」と明るく挨拶を交わします。
「45年前にここに来てここを歩いた俺って、どんな奴だったんだっけ?」など昔の記憶を思い出しながらの戻り道。映画やドラマならば回想シーンで昔の自分がすぐ目の前に現れるのですが、現実にはそんなことはありません。
45年前の俺、会ってみたいなぁ~!

約2時間の散歩を終えると、ちょうどチェックアウトの時間。フェリーターミナルまでの送りを固辞して、妻と付近を散策。昨日のタクシーで「唯一の観光スポット」と運転手さんから紹介されていた旅館すぐ近くの「焼尻郷土館」に行ってみますが、旧家を再利用した館でバリアフリーなんて発想が全くない時代のものなので、私が見られるエリアはごく僅かで、あっという間に見学が終了してしまいました。

焼尻郷土館

こうなるともう焼尻ですることはありません。ゆっくりとフェリーターミナルまで歩いて、港にある食堂に。
昨日食べたサフォーク羊が想像通り美味しかったので、「島の食堂でもう一度サフォーク羊を食べてから、天売島に行こう!」と考えていたので、オープンすぐにサフォーク羊を出す唯一の食堂に行ってみますが、無情にも「本日、羊は売り切れ。」との看板が…

羊をめぐる冒険 その4」は達成できず! このために船を1本遅らせたのにぃ~!

そうなると他の海鮮丼等のメニューもない場末の食堂に食べたいものはないのですが、この日はこの旅で唯一昼からビールが飲める日なので、とりあえずビールとつまみにタコカレーを頼みます。

味は... レトルトカレー+タコ

焼尻島から天売島まではフェリーで約30分弱。

天売島にも45年振りです。あの時も焼尻から天売に行き、オロロン鳥の遊覧船乗って、天売ユースホステルに泊まった以外の記憶が全くありません。今、天売には陸の観光手段がレンタサイクルぐらいしかなく、我々は利用出来ないため、遊覧船に代わる観光船には乗りたいと考えたため、観光船もやっていて海鮮も美味しいと評判の天売の民宿「栄丸」を3年前から予約していて、今回「3度目の正直」でようやく宿泊が叶うのですが、焼尻島でフェリーを待つ間にその民宿から電話があり、「今日、海の状態がいいのは昼過ぎだけらしいので、我々が天売に着いたらすぐに遊覧船を出します。」とのことなので、フェリーターミナルに民宿の出迎えを受け 、すぐ横の漁船栄丸に乗り込みます。

観光漁船の乗客は我々の他にもう一人。3人の観光客を乗せた船長は、今晩世話になる民宿のご主人。何となく観光船の運航については、この間知床であの痛ましい事故があったばかりなので、非常にナイーブになっているような印象を受けます。とはいえ、あの事故のショックはやっぱり強烈で、当初妻は「今回の旅では、遊覧船には乗りたくない!」と言っていたのです。でも、天売では他に観光手段がないため、何とか乗ることを了承してもらいましたが…

遊覧漁船で天売島を一周。最初は、さっきまでいた焼尻島がきれいに見えています。

焼尻島… こんなに近いんですね!

小さな漁船ですが、確かにあんまり揺れることはなく青い空と青い海に囲まれる最高のクルーズ日和。

45年前の観光船の記憶は殆どないのですが、あの時は夕方のクルーズでオロロン鳥以外にも海鳥がたくさんいた印象があるのですが、今回はオロロン鳥がいないのは当然としても他にも海鳥は殆どいない印象。

見覚えのある大きな岩は赤岩。昔は、ここにオロロン鳥がたくさんいたという記憶があるのですが、岩は昔の記憶のままでも、海鳥がいないので何となく寂しい景色。

赤岩

45年前の記憶が少しだけ蘇りました!

でも、45年振りに天売島がゆっくり見られて、大満足でした。

下船後、もう天売島の観光手段はないので、車で民宿まで送って貰います。最初の予約から3年越しの民宿栄丸は予想通り小綺麗な宿。

民宿 栄丸

部屋は2階に6つ程あるようですが、コーヒーなども自由に飲めてその意味でも快適そうなのですが、6部屋なのにトイレが1つしかなく、「こりゃぁ、混んでる時にはトイレ渋滞が心配!」と、密かにビビっていたのですが、人気の宿で結構混んでる筈の民宿なのに、この日の客は何と我々だけとのことなので、トイレ渋滞は心配せずに済みました。

部屋は焼尻島&オーシャンビュー

夕食は民宿自慢の海鮮バーベキュー。

殻付きのウニが1人2個付き、「1個は生で、1個は焼いて食べるのがオススメ」とのこと。私的には、超新鮮な生ウニを焼いてしまうなんて勿体ないことはとても出来ない気分でしたが、ここはアドバイスに従ってみることにしました。

結果は… 個人的には、やはり生に一票!

締めには海鮮丼まで出てきて、天売島グルメも大満足の一日でした。

 

8日目:8月15日(月)


この日は再び羽幌に戻って、最北端の地稚内を目指す1日。
天売島には陸の観光手段(貸切タクシーゃバスなど)がないと書きましたが、ウトウのシーズンである7月などは観光ツアーがあります。以前に8月のツアーについてメールで問い合わせをしたところ、「8月はガイドがいないので、催行しません。」と言われていたのですが、そのツアー等を主催する「海の宇宙館」でも観光してから船の時間まで暇つぶしでもしようと、民宿からのんびりと島を散歩しながら歩きますが、何と海の宇宙館は休館中!

民宿のおかみさんが、「あそこの奥さん、今島にいないんじゃないかな?」と仰っていた通りでした。やはり、地元の情報網は確かでしたね。
こうなるともう天売島でやる事はないので、とりあえず港まで行って11時の高速船の出発までのんびり。天売島・焼尻島共妻には退屈な2日間だったようですが、45年前の思い出を辿れて、私にとっては有意義な時間でした。

羽幌港に戻ったのは12時20分。2日振りに愛車に乗り込み北海道ドライブの再開です。 昼食の時間で、羽幌と周辺にはあと3軒程リストアップしていた美味しそうなお店もあったのですが,2日前の「すみれ」の行列に懲りて、並ばないで済む方向へと、隣町初山別村にあるホテルのレストランに向かいます。この宿は、宿泊候補地としてリストアップしていた場所なので、下調べはバッチリ。ここの名物はタコとフグとのことなのですが、タコはこの日の夕食に出ることが判っていたので、フグの天ぷらそばをチョイス。

ホテルのレストラン「花みさき」

あんまり期待していなかったのですが、このフグとても美味でした。フグといえば九州とか下関のイメージだったのですが、北海道でも旨いということは、温暖化の影響なのでしょうか?

北海道でフグが美味しいなんて... 初耳でした!

オロロンラインを稚内に向けて北上。愛車のスピードを70キロにセットしてドライブすると、後続車はどんどん愛車を追い越して行きますが、焦らずに先を譲ります。
次の目的地は天塩の牧場。焼尻・天売では「1日1ソフトクリーム」がお休みだったので、久し振りのソフトクリームです。結構細い道をナビを信じて走ってようやく辿り着いたお店「宇野牧場」の「UNO Cafe」。

本当に遠いけど、行く価値あり!

ここのソフト、私的にはこの旅NO1 のソフトクリームでした。あんまりソフトクリームが美味しかったのと、そのネーミングに魅せられて牛乳も飲みましたが、コスパ的にはどうなのでしょうか?

このネーミングについつい手が出ましたが、500円でした!

今晩の宿のお風呂が小さいとのことなので、ここも宿泊候補地としていた「天塩温泉夕映」の日帰り温泉に立寄り。ここは天気が良ければ利尻富士が見えるとのことでしたが、今日は利尻富士は見えませんでした。ホテルの併設施設だというのに脱衣所に鍵のかかるロッカーが一つもなく、車に大金(我々にとって… ですが)を置いたキーを持っている私は気がかりではなく、早めに出ざるを得ませんでした。
再度、オロロンラインを北上。風車がたくさんある場所(オトンルイ風力発電所)や北緯45度のモニュメントなどは、2015年に見ているので今回は通過(その時のブログはこちら)、でもその時は天気が無茶苦茶悪く、利尻富士が全く見えなかったのでビュースポットである「こうほねの家」には立寄ってみますが、この日も利尻富士は見えません。

今回こそは、利尻富士が見えますように!

明日の天気予報も雨予報だし、7年前の悪夢が頭の中をよぎります。「今回も、利尻富士が全く見えないなんてこと、ないよね??」

今晩の宿は稚内の旅館山一。この旅館は、情報収集のため北海道旅行のYou Tubeを見漁っていた頃に、この宿の夕食を薦めるYou Tubeに魅せられてついつい予約してしまったもの。
確かに夕食付きで一人1万円以下の料金は激安です。特にオススメはタコのしゃぶしゃぶとのことで、ここで食べると「タコのイメージが変わる」との絶賛を見て楽しみにしていたのですが、元々タコ好きな私のそのイメージが変わることはなかったようです。

でも、密状態だった満員の食堂の活気は、何となく嬉しいものでした。

2022年北海道<その2:苫小牧~富良野~留萌>

3日目:8月10日(水)

 

私がこの太平洋フェリーが好きな理由の一つは到着時間。朝はちょっと船室でゆっくり出来て、11時には苫小牧港に着けてすぐに海鮮豊富な苫小牧でのランチを楽しめる私的には理想のダイヤなのです。今回も船でバイキングの朝食を取らずに部屋で軽くパンを食べて、下船後すぐに北海道最初のイベントとなる”苫小牧グルメ”を楽しみます。


過去4回、このフェリー下船後には全てすぐのランチで苫小牧グルメを堪能しています。初回は地元で人気の定食屋である弐七(ニイナナ)。2回目は超人気有名店マルトマ食堂に1時間半以上並んでTVで超有名になったホッキカレー。3度目は回転寿司を食べているので、4回目の今回のランチは苫小牧の市場でもある「海鮮みなと市場」の中のお店に決めていました。ところが、日程を1日変更したためにお目当てのお店の定休日にあたってしまったので、同じ市場にあるセカンドチョイスのお店に直行。お店への到着は11時半前なので、すぐに席に案内されます。
記念すべき北海道最初のランチは苫小牧名物のホッキとウニ。今回の旅では「自分史上、一番たくさんウニを食べるぞぉ?!」と自分に宣言する意味合いも含めてのいきなりのウニなのです。

どれを食べようか… 迷ってしまいますよね⁉

久々のウニとホッキに大満足したランチでした。

北海道と言えばうに! 苫小牧と言えばホッキ!

午後は道東道トマムまで走ってから、今日の目的地富良野まで約3時間のドライブ。
でも、この道東道には私的にはあまり良いイメージがありません。トンネルがメチャ多く、片側1車線道路なのにノロい車と急ぎたい車が混在していて全く運転が楽しめない道路だからです。今回も愛車を半自動運転にセットしましたが快適とは程遠いドライブ。
この旅北海道最初の見どころは、JRの幾寅駅。幾寅駅ではありますが、写真のように「幌舞駅」の看板が。

この駅が、鉄道員(ぽっぽや)の舞台

そう、ここは我らが健さん高倉健と、幽霊役(?)の広末涼子)の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地なのです。駅に入ると見学客もそこそこいて、根強い健さん人気が伺われます。映画は冬が舞台なので雰囲気はイマイチ出ませんが、駅の小道具などもあり、楽しめます。

寅さんと健さんファンの我々は、この旅の後半にもう一度健さんに会いにロケ地に行く予定にしています。

この日の富良野での予定は2つ。まずは苫小牧から約3時間半経って小腹も空いてきたので、この旅最初のソフトクリーム。因みに、今回の旅でも初老夫妻でありながら懲りずに「1日1ソフトクリーム」を毎日の目標としています。富良野では、ネットでこのアイスのビジュアルを見て以降、このお店に行くことを富良野の目標にしていました。

これで800円はちょっと高い?

店名サンタのヒゲ。味や値段はともかく、このビジュアルのものを食べられただけで、私的には大満足。

続いて、富良野イチの有名観光地であるすぐ近くにあるファーム富田へ。

花はたくさんカラフルに咲いていますが、やはりラベンダーはもうありません。紫色の花があったのでラベンダーかと思うと、違う花でした。

この日の宿は新富良野プリンスホテル。2014年にも苫小牧から富良野に来てファーム富田から新富良野プリンスホテルに宿泊した経験(その時のブログはこちら)があり、全く同じで面白くも何ともないのですが、この日は1ヶ月前に急遽追加した一日だったので、比較的安く取れた宿で満足してしまったという何とも芸のないアレンジ。

8年振りの新富良野プリンスホテル

前回は富良野ワイナリーで夕食を食べてからホテルにチェックインしたのですが、今回はホテルで夕食を食べます。プリンスホテルの夕朝食は私が敬遠するバイキングなのですが、今回は我慢して楽しむつもり。でも流石はプリンスホテルで、右手足が悪い私を見て、すかさず何人かのレストランスタッフが来て、ビュッフェの取り分けを手伝ってくれます。最初は固辞したのですが、結局はスタッフに甘えることになってしまいました。

 

4日目:8月11日(木)

 

朝はプリンスホテル付属の温泉へ。8年前に温泉に入った記憶は曖昧でしたが、温泉に行く長~いアプローチを歩くとすぐに記憶が蘇りました。6時オープンと同時に入ったのに、あっという間に洗い場が埋まる朝の通勤ラッシュ並の混雑に、温泉は全く楽しめませんでした。
8年前は朝食前に憧れの熱気球に乗り、朝食であの富良野のアスパラを食べるという最高の朝のひとときを過ごせたのですが、今回は熱気球には乗らず、朝のメニューにも旬をすぎたアスパラもありません。でも、流石のプリンスホテルは夜の係から朝の係にきちんと引き継ぎがされているらしく、今回もスタッフが密着して朝のバイキングをお手伝いいただきます。普段、私は朝食は洋食派なのですが、北海道最初の朝食ですからまずはイクラ丼。

富良野プリンスホテルの朝食

でも、今回の北海道旅行全体を通じてイクラは全体的に小さめ。鮭というより鱒子のようです。

今回、熱気球には乗らない代りにロープウェーに乗って富良野盆地全景を眺めることを楽しみにしていたのですが、ロープウェーはメンテナンスのため運休中とのこと。代りに8年前にも行った「なかふらの北星山ラベンダー園」のリフトに乗って、まずは富良野を高いところから眺めることにします。

勿論、ラベンダーは咲いていません

富良野付近の天気はまぁまぁのようです。

その後は上富良野町を観光。「かみふらの八景」と名づけられた観光地を巡ります。まずは「パノラマロード江花」とう直線道路。北海道に多数ある直線道路、今回の旅でも有名な直線道路をたくさん見るつもりにしていましたが、まずはその一つ目。

続いては「千望峠」前回、意外と”丘フリーク”だと気づかされた富良野・美瑛周辺の風景を今回も飽きずに眺めます。

続いても同じかみふらの八景で2014年にも行った「フラワーランドかみふらの」に行って、前回も乗ったトラクターバスで花を眺めます。ここは有名観光地なのに人が少なく、ちょっと不思議な感じでした。(トラクターバスは我々の貸切でした。)

次も前回行った「ジェットコースターの路」。前回、この路の途上で感動して言葉を失ってただただ立ち止まってしまったことが強烈な思い出ですが、流石に2回目の今回は言葉を失うことはなく、素晴らしい風景とあの時の記憶を思い出しながら今回もこの瞬間を楽しみました。

美瑛に入り、この日のアイスを食べようと立ち寄ったのは「美瑛放牧酪農場」。結構細い道をくねくねと走り、「こんなところにお店、あるの~!?」と不安になったところですが、駐車場にはレンタカーばかりで満車状態。お店にも結構な行列がありましたが、流石に店名の通りミルクたっぷりの美味しいアイスでした。(片手なのでアイスは持つのが精一杯で、いつも写真が撮れません。)

ちょっと上に登ると、放牧した牛たちがいます。ミルク、美味しかったぁ~‼

この日、昼食に決めていたのは美瑛のお土産では超有名な美瑛選果の選果工房。お昼なのに駐車場には何とか車を停められて、選果工房には行列はあるものの、店の前のテーブルには座って軽食を食べるスペースがあります。

つぶたっぷりの苺ジュースやじゃがバター等憧れだったランチを食べられて大満足でした。

この苺ジュース、美味しかったぁ~!

午後は「ぜるぶの丘」に行ってみます。

意外と広くない花畑を散策しますが、正直同じような風景であまり感動はありません。

ぜるぶの丘のすぐ裏には美瑛の木の代表格である「ケンとメリーの木」があります。

愛の~、スカ~イライン~ mm

8年前は観光バスがひっきりなしに来た記憶がありますが、今回もレンタカーがたくさん停まっていて多くの若い人がこの木の写真を撮っています。ケンメリといえば私が小学校の頃(約50年前)に憧れた”スカイラインGTX”のCM。曲とケンメリのことは50年前といっても強烈に覚えていますが、この木の写ったCMのことまでは正直記憶にありません。「今、ここに来ている若い人は、ケンメリも知らないんだろうなぁ~?」と思って不思議な気分になってしまいます。
私も、(小学生時代の夢では)青のスカGに乗っている筈だったのに、今の愛車も青くないファミリーカーです。(日産でもありません。)

8年前はマイルドセブンの丘とかセブンスターの木とかのある「パッチワークの路」のエリアを観光したのですが、今回はその観光はせずに「四季彩の丘」に向かいます。午前中のフラワーランドかみふらのがガラガラだったので甘く見ていたのですが、着いてみると何と四季彩の丘の駐車場は満車! 少し待ってようやく車を停めることができました。
ここでも歩かずにトラクターバス「ノロッコ号」に乗り花畑を楽しみます。

流石に混雑しているだけあって、花畑は鮮やかです。のんびりと走りながら丘と花を楽しみました。

北海道に上陸した昨日列車の踏切をわたる時、「今回、踏切で列車に当たるかどうか賭けない?」と妻に持ちかけたところ、私も妻も「北海道に20日いても、踏切で列車には遭遇しない!!」という予想同士だったので賭けは成立しなかったのですが、四季彩の丘を出てすぐに踏切が閉まります。「すわ、本物のノロッコ号かな??」と慌ててカメラを構えましたが、残念ながら普通列車でした。

富良野に戻り、富良野六花亭「カンパーナ六花亭」へ。今回、帯広には行かない予定で、六花亭本店のスイーツは楽しめないのですが、”カンパーナ”と名づけられたおしゃれな富良野にある六花亭ならば、帯広本店ほどではないにせよそれなりにちゃんとしたカフェがあって美味しいスイーツがあるのではないか… と、勝手に予想して立ち寄ってみたのですが、カフェは簡易なものでどうやら期待外れ。

これは勝手に期待した我々が悪いですね。勿論、まだ北海道2日目なのでお土産は買いません。

この日の宿も富良野富良野連泊で宿が変わるなんて全く芸がなく、しかも新富良野プリンスホテルのすぐ近くのペンション「いつか富良野へ」が今宵の宿。バリアフリーのポリシーに共感して2021年に予約していたのですが、コロナで断念したため少しでもその雰囲気を味わうためにキッシュを注文し、「2022年には必ず行きますね!」と言ったので、その約束を果たすべく半年前には予約をしていたのです。

(コロナ禍の今だけ?)3組限定で奥様がお一人で切り盛りされているペンションのようです。夕食など1品1品の出てくるのがイタリアのレストラン並みに時間が掛かりましたが、富良野の野菜を中心とした料理はとても美味しく、富良野ワインを楽しみながらゆっくりとした富良野時間を楽しむことができました。

 

5日目:8月12日(金)

ペンション「いつか富良野へ」は朝食も期待を裏切らない素晴らしいものでした。宅配で自宅でも食べたキッシュは焼き立ては更に美味しく、自家製パンや富良野産の野菜も大満足。最後の淹れたてのコーヒーまで1時間近くかかった朝食でしたが、至福の時間でした。

野鳥も朝食を食べに来て(?)います

今日は午前中に美瑛の山の方の観光をしてから、日本海沿いの留萌まで行く日程。まずは山間部にある「かみふらの八景」の一つ旭野やまびこ高地に向かいます。
スポットまでは結構細い道を走り、他に観光客は皆無でしたが、朝の静かな時間を味わえました。

次は8年前にはガスで全く眺望が楽しめなかった「十勝岳望岳台」へ。

行くのに思ったより時間がかかり天気はあまり良くなかったのですが、ガスで全く見えななった前回よりは少しは見えたので、「8年前のリベンジ達成」ということにしておきましょう。

次は、美瑛観光の定番「青い池」。ここも8年前にも来ていますが、定番観光地なので素通りする訳には行きません。

北海道到着以来、天気はあまり良くなかったのですが、ついにここの観光中小雨が降り出し、嫌ぁ~な予感。

よく見ると、青い池にも雨が降っています

これで富良野&美瑛の観光を完了して旭川へ。旭川で今回の予定は2つ。
最初の予定は「旭川版ジェットコースターの路」とも言われる就実の丘。ここも途中かなり狭い道を通り、まだあまり信頼関係がないナビが本当に正しいのか大いに不安になりましたが、何とか辿り着けて一安心。
美瑛の本家ほど観光客は多くなく、ずっと続く道路をボケ~っと眺めていました。

旭川でのランチは「旭川ラーメン村」で。ラーメン村にはハーフラーメンがあるので、最低でも2軒ははしごしようと考えていたのですが、甘かった! どの店にも行列があり、私が第一候補としていた「天金」などはすごい行列です。行列がないお店もあるにはあるのですが、東京にも支店があるお店なので、わざわざ旭川まで来て行く気にはなりません。

ラーメン村のラーメン神社

ついては、第3候補としていた「いってつ庵」の行列に並び、名物の醤油ラーメンと餃子を味わいます。

旭川ラーメン、美味しかったですが…

勿論、この行列に2回並ぶ元気はないので、1軒だけで満足してラーメン村を後にします。

午後は車の少ない国道をドライブ。半自動運転を70キロにセットして快適な運転が続きます。次の目的地は、「北竜町ひまわりの里」。日本最大級のひまわり畑ということで、3年前からずっと来たかった場所なのです。

でも、歩いて観光するには広すぎるため、ここでもトラクターバスに乗っての観光をチョイス。

ひまわり畑はどこを見ても殆ど同じひまわりなので、バスで園内を一周すると後は見どころはないのですが、ここには「世界のひまわり」というコーナーがあって珍しいひまわりも楽しめました。

世界のひまわり その1

世界のひまわり その2

1日1ソフトクリームのノルマをここで果たした後は、無料高速を海沿いの町留萌までドライブ。留萌には2015年の北海道一周の時に立ち寄っていますが、前回とは違うビジネスホテルに今宵の宿を取ります。
「寿司の街」と言われる留萌での夕食は勿論寿司。有名店「蛇の目寿司」に狙いを定め早くからツイッターをフォローしてその情報収集に勤め、1ヶ月前には埼玉から電話して席の予約を依頼したのですが、外国人らしき人が出て「8月は2名の予約は取らない。夜は満席になることはないので大丈夫。」と取り付く島もありません。
とはいえ、満席で断られるのも嫌なので、5時にはホテルを出て蛇の目寿司に向かいます。ところが店に貼紙があり「本日、板さん急遽休みなので海鮮丼のみの営業」らしく、まだお店も閉まっています。仕方ないので第2候補としていた「富丸」というお店のカウンターに席を取ります。

5時過ぎなので、まだこんなに明るい!

寿司屋というより居酒屋で寿司も出すお店という感じのこのお店で居酒屋風のつまみを楽しんでから、最後に妻はお寿司を、私は留萌のウニを楽しみにしていたのにつまみにウニがなかったので、初志貫徹でウニ丼を楽しみました。

留萌でのウニ丼

これから、「日本海ウニ三昧の旅」のスタートです!

2022年北海道<その1:北海道上陸まで>


2018年のGWに北海道の道南地区を満喫して以来、大好きな北海道には行けていません。高校生時代から重度の「北海道病」に罹患している私としては、その2年後には早くも禁断症状が現れ始めたので、2020年には夏の北海道旅行を計画しました。その時の旅のメインは道北の離島。利尻・礼文と天売・焼尻には高校2年生だった1977年には行ったのですが、もう45年も前の出来事なので正直記憶も曖昧で、「もう1回は行きたい!」という思いが強かったのです。
ところが、ご存知の通り2020年からコロナ禍が始まり、2020年は「医療機関の少ない離島に、万一コロナを持ち込んだら、大変なことになる!」と脅され,北海道旅行を断念。2021年はコロナの状況は相変わらずでしたが、私の禁断症状が更に悪化したため、「最悪、道北の離島には行けなくても、何とか北海道には行きたい!」と強く念じていたのですが、緊急事態宣言発令や周囲の反対もあり、キャンセル料がかかるギリギリのタイミングで旅行そのものを断念せざるを得ませんでした。

そして、「三度目の正直」である今年2022年、3年分の思いを込めて半年前から計画に着手、禁断症状が極限まで達した今回はもう迷いなく離島を含めた北海道には絶対に行こうと決めていました。日程も3年分の我儘を極限まで叶えるべく大学生以来の19日間という無謀な日程を組み、直前に業務の事情で休暇がもう1日追加できることが判明すると、往路のフェリーの予約を何とか1日前に変更できて、高校生&大学生時代の北海道旅行の定番だった国鉄(当時)の「北海道ワイド周遊券」の有効期間と同じ20日間の旅行プランとなりました! 8月の20日間の北海道旅行といえば、高校2年生だった1977年の初北海道旅行と同じ期間です。あの時は確か8月6日午後に上野駅を出る常磐線経由の「特急みちのく」で旅立った記憶があるのですが、今回は8月8日にマイカーで旅立つプランです。

とはいえ、出発が迫ってきた段階でまたまたコロナが大流行。感染者数が激増し、我々の気持ちを大きく揺さぶります。罹患して病院が見つからずにたらい回しにあった人などのニュースなどを見るたびに、「旅先で、もし罹患したら…」等の懸念が頭の中をグルグルと駆け回りますが、結局決断ができないままにキャンセル料の発生期限を過ぎ、今年はキャンセル料の免除もなさそうだったので、結局意を決して行くことにしました。

結果、今回の旅は本当に大成功でした。3年間積み上げた計画は本当に最高で、選んだ宿や食事も本当に素晴らしく大満足。勿論、多少雨には降られましたが、旅のキーポイントである「晴れてほしい日」は全て真っ青な空の快晴でした。
これから、例によって冗長なレポートを、記憶力と戦いながら投稿してゆきます。
本当に大満足の旅のレポートときれいな写真をお届け出来たらと思います。

 

1日目:8月8日(月)

 

今回、北海道へ行くと言っても北海道に上陸する前に妻の強いリクエストによりどうしても立ち寄りたい山形県北のスポットがあったので、すぐには北海道行きのフェリーに乗るわけではありません。出発日を一日早めて8月8日を出発日にしたのですが、その日の午前中に妻に外せない用があるとのことで、結局初日は午後発でとりあえず初日の宿を取った山形市内まで行くだけの日程にします。車で旅行に行くことになってからは、おそらく自分史上初の午後発です。(思えば、高2の初北海道も午後発でしたし、昔の”鉄ちゃん旅”のスタートはいつも夜行列車でしたから、数十年振りに昔に戻った感はあります。)

当日は、昼食をいつもの家の近所の丸亀製麺で済ませて、1時過ぎには愛車をスタートさせます。高速に乗るのもGWの東北旅行の帰り以来、因みに愛車にガソリンを入れたのも、あの時以来3ヶ月振りでした。(さすが、ハイブリッド車!)
順調に東北道を走りますが、新機能の、ETC 2.Oが「福島県北部~宮城県の豪雨」の注意報を再三流していて、それに呼応するかのように本来ならば宮城県の村田JCTを経由した方が山形市内には早く着けるのですが、今日は何故かナビが米沢経由に愛車を誘導するため、豪雨を避けるためにも素直に従ってみることにしました。結果、一滴も雨に降られることなく無事に山形市内に到着。幸先のいいスタートです。近年、山形の日本酒の評判がいいことから山形市内の酒屋さんで美味しそうな地酒を北海道の知人へのお土産として何本か仕入れて、市内のホテルにチェックイン。
夕食はホテルすぐ近くの居酒屋を予約していたので、6時には居酒屋のテーブルに着いています。

山形名物が味わえる居酒屋

6時なのにお店にはそこそこお客さんがいて繁盛しているようですが、よく見ると居酒屋にいるのは常連や地元の人というより殆どが旅行者っぽく予約していた人たちの感じ。意外と高くて種類も決して多くはない山形名物中心のつまみを頼んでいます。恐らく、多くの方は「食べログ」でまぁまぁの評価を信じて予約した私と同じようなパターンなのでしょうね!?
とは言ってもつまみはそれなりに美味しく、旅のスタートとしてはまあまあといったところでしょうか?

 

2日目:8月9日(火)

 

北海道に上陸する前ですが、今日はいきなり妻のこの旅のメインイベントその1があります。TV番組で見て、「どうしても行きたい!」という場所になり、何とか行く方法は無いか模索していたので、妻への日頃の感謝をこめて北海道旅行の前に連れて行くことにしたのです。
その場所とは、山形県北部にある「最上川千本だんご」というお店。どうやら「ケンミンショー」で見たらしく(実は私は見た記憶がない)一瞬にして妻の憧れの聖地になったらしいのです。山形県には直前のGWの旅行でも来ていて、その前に言ってくれればその時の日程をいくらでも調整できてここに来られたのですが、どうやら妻が放送を見たのはその後だったようなので、たった3ヶ月後にもう一度山形県に来る羽目になったのです。
千本だんごは8時半オープンという情報を事前に得ていたので、混むであろう時間を避けて8時半のオープンの時間を狙おうとホテルでの朝食を取らずに7時過ぎに愛車をスタート。40年前に合宿で運転免許を取った山形県村山市を40年前の路上講習の記憶を辿りながらドライブして、目的地である大石田町ヘ。
出発の数日前に山形県で記録的な豪雨があり、最上川が各地で氾濫するというニュースを見ていたため、地図で見ると最上川のすぐ近くにあるこのお店のことも心配になり事前に電話してその無事は確認していたのですが、それでもやはり山形県各地のことは心配でしたが、車で走る限りは特に影響はないようで8時過ぎには無事に最上川千本だんごに到着。いくら人気店とはいえ、さすがに一番乗りです。

妻は一刻も早く食べたいらしくしっかり先頭のポジションをキープしているので、私はすぐ近くを流れる最上川にご挨拶。

大雨を 集めて(やや)早し 最上川

たった数日前に大暴れしたこの川  、まだ水量は何となく多い感じ。芭蕉のように最上川で一句ひねりたかったのですが、残念ながら何も浮かびませんでした。

妻はしっかり整理券1番をGetしたようですが、結局開店前のお客さんは数組だけで、無事に朝食用のだんごを購入してお店のイートインスペースでいただきます。

食べ物のお店への期待が大きいと「それほどでもないなぁ~!」という感想になることも多いのですが、このだんごについては妻も私も十分満足でした。特に“ずんだ"が美味しかった!

予想以上に早く北海道の前のメインイベントが終わってしまったため、これからは特に決めていた予定はありません。当初は、だんごを食べるのに時間がかかることも想定し、その後は早めのランチで大石田で名物のそばを食べようとも考えていたのですが、昼食にはさすがにまだ早いので、妻が朝「そういえば、山形の玉こんにゃくが食べたいなぁ~!」と言っていたので、Google で玉こんにゃくのお店を検索して向かいます。
Googleで検索した玉こんにゃくは極めて普通の玉こんにゃくでしたが、この場所が思ったより山形市に近い天童市だったため、再び大石田にそばを食べるためだけに戻る気にもなれず、そういえば6年前にすぐ近くの蔵王御釜が霧で全く見えなかったこと(投稿はこちら)を思い出し、今回天気は悪くなさそうなのでそのリベンジを急遽思い立ち、ナビをセットします。
ところが、蔵王を登る道の途中から前回以上の霧が立ちこめ、蔵王エコーラインに乗る頃には一面に霧で絶望的な状況に。それでも2016年には車を降りて御釜が見えるはずのビュースポットまで歩いたのですが、今回は景色が絶望的な上に思いっきり寒く、北海道用に上着は用意していたもののそれを出して歩くほどの元気もなく、結局駐車場に車を停めることもなく蔵王を後にして宮城県に入ります。これで蔵王御釜は2連敗。今回の旅を暗示するようなバッドスタートでしたが、今から考えるとこの旅で天候に恵まれなかったのはこの蔵王御釜だけだったのです!

蔵王宮城県側に降りたのはお昼頃。ちょうど昼食の時間ですが、特に下調べもしていなかったので東北道に乗り、何度かお昼を食べた菅生パーキングエリアヘ。当初のプランではこの日の昼食は山形そばの中でも有名な大石田の有名店でそばを食べるプランだったため私の胃が完全に”そばモード”になっていたので、PAのフードコートで村田名物というそばを選択。味は…普通のフードコートの蕎麦でした!
この日は5時半頃までに仙台港でフェリーにチェックインすればいいので、まだ時間があります。最近出来た(少なくとも私が仙台にいた昭和の時代にはなかった)「仙台うみの杜水族館」で暇つぶし。

昭和の時代によく行った「松島水族館」を引き継いで2015年にオープン

興味深い水槽やショーなどを楽しみ、暇つぶしとしては十分すぎる内容。

でも、最近の水族館はどこも大型水槽とクラゲの展示が多く、オリジナルである沖縄の美ら海水族館や鶴岡の加茂水族館をどうしても思い出してしまいます。

 

その後はフェリーに乗る前に毎回行く、その名前がちょっと可哀想になる日帰り温泉「仙台コロナの湯」にゆっくりと入浴し、フェリーの夕食の代わりに何か旨いものを買えないかと仙台港のアウトレットにも行ってみますが、アウトレットでも目ぼしい食事は見つけられずに、予定通りの時間に仙台港

日程変更を決めた1ヶ月前の段階では満席だったフェリーですが、キャンセル待ちの末ようやく取れた特等洋室にチェックイン。

フェリーオブザイヤーを連続受賞している”いしかり”

(名古屋~)仙台~苫小牧の太平洋フェリーは2014年以来今回が4回目の乗船。特に北海道に行く往路は、このフェリーに毎回乗っています。初めて乗った2014年の時は、夕食のビュッフェに寿司までありそれなりに豪勢なディナーをワインと共に味わえた良いイメージがあったのですが、近年このビュッフェには良いイメージがないのですが、今回も我慢して夕食のビュッフェに。生ビールを買うのにコインを握りしめて行列に並び、味も素っ気もない夕食を。
でも、食事はともかく全体的にこの太平洋フェリーが大好きなので、早く食後のコンサートなどのアトラクションが復活してくれるのを祈るばかりです。

春の北東北への旅<最終回:秋田県南部と鳥海山>

5日目:5月2日(月)

 

この旅の前半は「桜を追いかける旅」でしたが、今日からは後半戦。後半戦のメインテーマは、東北にはあれだけ何度も来ている(昭和の時代には、住んでいた)私なのに、何故かスポッとその足跡が抜けているのが秋田県南部、その秋田県南部の観光がこの旅後半戦のハイライトです。

朝、深浦の宿から見た日本海 今日は、いい天気‼

まずは五能線沿いを走り、秋田県へ入ります。能代では4年前に能代七夕の巨大な山車を偶然見た中心街(記事はこちら)から能代公園に向かいます。能代公園は桜祭りが終わり、今日からツツジ祭りが始まっているという情報なのですが、何やら公園全体が工事中の雰囲気で、駐車場すら開いていない状況。こうなるとめげやすい我々は見学を諦めて先を急ぐことにします。
次の目的は八郎潟大潟村
弘前で呑んだ二人が10日ほど前にここに来たらしく、その時は桜も菜の花も満開だったらしく、「明後日、行こうと思ってるのですが…」というと、「残念!!」と予告されていました。

でも桜はともかく菜の花は綺麗でしたよ!

この辺りは、6年前の夏にはひまわりを楽しんだ場所。日本一低い山には、今回も完全登頂です。

病気以来、同じ山に2度登頂(!?)したのはここだけ!

高速道路に乗り、秋田県南部の中心横手を目指します。今日のお昼は、勿論「横手やきそば」の予定。最初のプランでは郊外の観光施設「秋田ふるさと村」に行けば横手やきそば名店の支店もあり、一石二鳥だと思っていたのですが、昨日見たローカルニュースでその「秋田ふるさと村」で、昨日から「全国ラーメンフェスティバル」というイベントが開催されているらしく、どうやらこのGWには大混雑の感じで行くのがためらわれます。そもそも、横手やきそばが食べられればお店はどこでもよかった我々は、急遽一番大きい横手やきそばの最有名店に目標を切り替えます。ところがそのお店、田舎の割には(失礼!)あまり大きくない駐車場が満車で、ちょっと待っていても&第二駐車場も空きそうにもありません。15分程度周辺で駐車場を探して待ちましたが、近くに有料駐車場もなく諦めて市役所の駐車場に車を停め、観光協会に行って横手やきそばマップを改めて確認して、一番近くの店にチェックイン。どうやらごく普通の定食屋さんらしく定食も美味しそうでしたが、我々は初志貫徹して勿論横手やきそば

横手やきそばに満足した我々は再び市役所に戻り、横手といえばやきそばと並んで有名な“かまくら”を見に。

小学生時代、東京では珍しく大雪が降り、近所の友人と協力してかまくらを作って、夜になるまで数時間滞在した記憶が鮮やかに蘇りました!

その後、横手城にも行ってみますが、お城の上に登るのは無理そうで、とは言えいくら高台にあるお城でも、上に登らないと横手市街の景色は見えません。

次には、横手市内からはちょっと離れた「増田の町並み」へ。私の大好きな昔風の町並みが並んでいます。

片道10分も歩けば見終えてしまう程度の小さな町並みで、昔風の家に入るとそこのおばさんはみんな「ここの家には、このあいだ吉永小百合さんが来たよ!」と、声を揃えて宣伝。どうやら「大人の休日倶楽部」のCMをこの辺りで撮ったらしいのです。

確かに、あのCMで見たら行きたくなりそうな場所ではありました。

今日の宿泊は横手市内のビジネスホテル。ホテルには日帰り温泉が併設されていて、宿泊客は無料で入れるらしいのですが、どうやら人気の日帰り温泉らしくかなり混雑しているようなので、とりあえずこの時間の入浴は断念しました。
今日の夕食は食べログで評価が高かったおでん居酒屋を予約していましたが、評価が高い割にがっかりな内容。つまみが乏しく、看板のおでんも今日はなぜか「盛り合わせしかできません。」とのこと。その盛り合わせも散々待たされた挙句、食べてみると冷たいおでん! 3.5を超える食べログの高評価が全く信じられません!「間違えて、違うお店に来ちゃったんじゃない!?」と、疑いたくなるほどでした。
そんなお店なので腹一杯には食べずに、早々に退散。お店の場所は今日昼間にやきそばを探してウロウロした市役所のそばだったので、その時熟読(??)した「横手やきそばマップ」の記憶を辿って近くのスナックへ。近所のおじさんがカラオケしているスナックのお姉さんに「焼きそば、出来ますか?」と聞いてビールを飲みながら横手焼きそばを待ちます。

2回食べた横手焼きそば。「どっちが美味しかったか」は妻と評価が分かれました

さすがは焼きそばの街横手、スナックでも本格的な横手やきそばが食べられて大満足。
「お会計は? いくら?」
「1500円」。
「エッ、俺ビールも飲んだよ!?」
「ウチはみんな500円。ビールも焼きそばも500円だから1500円!」
なのだそうです。妻が飲んだウーロン茶はカウントされていないようですが、「兎に角1500円です!」と言われた通りに支払ったのですが…
でも、不快だった居酒屋1次会の記憶を上回る2次会は、気分爽快でした!

 

6日目:5月3日(火)

 

結局昨日は風呂に入らなかったので、朝6時の口明けからホテル併設の日帰り温泉に行ったのですが、朝から地元の方々は団体で来ていて、結構な混雑振り。結局、宿泊客無料の日帰り温泉ではのんびりとお風呂は楽しめませんでした。
今日は、秋田県南部の未訪問都市大曲と湯沢を楽しんでから、秋田県山形県の県境に聳える鳥海山麓のホテルまでの旅。朝食はホテルでは取らずに、横手市内にあるコメダコーヒーへ。全国どこへ行っても安定した同じ味が食べられて安心感はあるものの、その地方らしさが減ってしまったという一抹の寂しさはあります。
お昼に湯沢に行く前に、この付近のもう一つの著名な街大曲にも足跡を残したいと向かいます。大曲といえば何と言っても花火なのですが、その花火は簡単に見られるものではないので、「花火は、TV で見るもの」と諦めています。とは言え、どこか1箇所は観光しないと大曲に行ったことにはならないので、ネットで見つけた旧池田氏庭園という観光スポットへ向かいます。
横手から大曲へは、秋田市方面に少し戻る感じのドライブ。この道の少し先には、数日前というか自分的にはかなり前に来たというくらい遠い記憶になった街「角館」があり、この行ったり来たりは旅のプラン的には(元旅行会社社員としては)出来の悪いプランなのですが、角館の桜が見たいがための無理矢理のプランだったのでこれは仕方がないところ。ところが、大曲に近づくに連れて大粒の雨が! 今日の天気予報は雨は降らない予報でしたが、そういえば晴天と雨天を繰り返すこのGW、順番的には今日は雨の番です。「この豪雨じゃぁ、庭園の観光なんて無理だな。」と考えながらとりあえず行くだけは行ってみましたが、 ラッキーなことに駐車場に着く頃には雨はあがってくれたのです!

10分前まで豪雨が降っていたのが信じられない!

庭園には、GW だというのに観光客は誰もおらずに貸切状態。雨上がりの朝の散歩を楽しみました。

再び横手市内に戻り、子供時代に何故か猛烈に興味があった”後三年の役”ゆかりの「後三年合戦金沢資料館」に、再び降り始めた雨宿りを兼ねての訪問。私的には、源八幡太郎義家というより奥州藤原氏に興味があったので、奥州藤原氏が台頭するきっかけになったこの後三年の役には特に少年時代にはかなり興味があったのです。

その後、「平安の風わたる公園」にも行ってみますが、雨は相変わらず降り続き、おまけに私にとって錦帯橋のような階段仕様の歩きにくい橋を渡る気にもなれずに、見学を断念しました。

晴れ間も見えますが、結構雨が降っていたのです

次はいよいよ湯沢に向かいます。私の湯沢のイメージといえば、”小野小町”と”稲庭うどん”なのですが、食いしん坊の我々は当然の如くまずは稲庭うどんへ。秋田県全体の名物のイメージが強い稲庭うどんですが、その本場は実は湯沢。湯沢市郊外に稲庭ロードとでも呼べるような稲庭うどんのお店が集まる場所があるようなので、その中でも東京にも支店がある有名店である「佐藤養助商店」の総本店を目指します。

今日は今までマイナーな観光地ばかりを巡って来たため、他の観光客には全く出会いませんでしたが、やはりさすがは5月3日、まだ11時半少し前なのに佐藤養助商店は大混雑で30分以上の順番待ち! 他の店に行けばすぐに入れたのかも知れませんが、我々はお土産を選びながら凡そ30分の待ち時間も楽しく過ごし、いざ入店。ついつい、宣伝につられてタイカレーのカレーうどんを頼んでしまいましたが、今考えると本場中の本場の総本店で味わうメニューではなかったかも知れませんね。

この旅のお土産はここが最後と、稲庭うどんいぶりがっこをしっかりと購入します。

午後の見どころは、まずはすぐ近くの稲庭城。稲庭うどんはあれだけ大混雑だったのに、ややマイナーな稲庭城まで来る人はあまり多くないようです。下のお土産屋さんでスロープカーとお城の入場券を買って、小さなスロープカーで高台にあるお城へ。

鉄ちゃんにとっても嬉しいスロープカー

今回もお城に登るのは止めて、稲庭城周辺からの周囲の眺めで満足します。

次は、小野小町ゆかりの小町堂へ。

ここでのお祈りはただ一つ、「二人の孫娘が、小野小町のような絶世の美女になりますように!」我々の孫にはもう一人長男もいますが、この日のお祈りの主役は3歳と1歳の女の子。

今日は鳥海山が見える高原リゾートホテルなので、周辺のドライブと観光をしながら宿を目指します。まず目指したのは法体の滝。ところが、目的地に近づきナビの案内通りのやや細い道に入った1分後に、轍もない完全な雪道に。雪は道路にまだ5センチ以上は残っており、どう考えてもノーマルタイヤの愛車では絶対に無理です。Uターンも出来ない細い道から必死に抜け出すまで約5分強。この旅最大のピンチを何とか抜け出すことが出来ましたが、精神的に疲れ果ててもう法体の滝を目指す気も失せてしまいました。恐らく、ナビが変な道を案内したせいだと思いますが、あの時もう少し冷静になって周囲の地図を見直せばよかったのでしょうが、後の祭りです。
その後、鳥海山が見える牧場に行ってみます。さすがにGWなので3時過ぎでも牧場の駐車場は満車で、この時間でもみんなバーベキューを楽しんでいます。勿論、我々は夕食が食べられなくなるので、BBQは食べずにソフトクリームで我慢。

でも、今日はどこへ行っても鳥海山はその山頂を公開してはくれませんでした。

今宵の宿は奇しくも3年間毎年5月3日に予約をしていたフォレスタ鳥海。3年越しの予約でようやく泊まれたので、宿との出会いは感動的ですらありました!夕食は和洋折衷会席料理。どれも美味でしたが、一番感動的な料理がタラの芽の天ぷらなんですから、やっぱり貧乏性なんですね!

秋田といえばやっぱり日本酒!

7日目:5月4日(水)

 

朝目が覚めて部屋の窓を開ければ、そこには待望の鳥海山がその全貌を、我々にあたかもプライベート映像のように公開してくれています!

この景色が見たかったんです‼

今日は、その鳥海山の五合目まで行って、後は山形県を徐々に南下して、関東に帰る道すがら、この旅最後に置賜地方の温泉までの1日。
ゆっくりと朝食を楽しみ、3年後しのこのホテルの部屋も部屋から見える鳥海山も食事も温泉も全部堪能して、いよいよこの旅最後の観光の1日をスタート。

昨日も楽しんだ鳥海山の景色を堪能しながら、まずは秋田県南最後の観光地象潟へ。

象潟といえば、松尾芭蕉奥の細道で松島と並んで褒め称えた名勝の地。その後、この辺りの地形が地震で隆起し、そのお陰で松島のような海と小島は全て陸地となったらしいのですが、歴史に壮大なロマンを感じる私的には、前々からずっと訪れたかった憧れの場所。その象潟を眺めるのに絶好のポジションは、象潟のシンボルでもある道の駅の展望台。「5月には、水田に水が張られて、海だった頃の風景を彷彿とさせる景色が見られますよ!」とのことでしたが、5月とは言えまだ水はあまり張られておらず、200年以上前の風景は夢想するしかありません。

象潟はうらむがごとし(by松尾芭蕉

伊能忠敬がこの辺りを歩いたのは丁度地震で隆起した前後らしいのですが、忠敬はどっちの風景を眺めたのでしょうか?

反対側には雄大日本海

妻は昨日買い残した秋田県最後のお土産もここで存分に買えたので満足して、いよいよ鳥海山5合目までのドライブ。途中の奈曽の白滝は、滝までの階段が急で私には危ないという情報から行くのを早々に諦めており、その代わりに元滝伏流水という滝に行くことにしています。念の為、事前に観光協会にこのルートの階段の有無等を問い合わせていて、観光協会からの返信メールによると、「近所の老人ホームの散歩コースなので、大丈夫。」とのことなので、駐車場から滝まで片道10分の道を安心して歩き始めますが、滝に近づくに連れて道路の段差というかギャップが凄くなり、行きは何とか登れたものの「こりゃぁ、帰りはしんどいぞぉ?!」という場所の先には、手すりのない階段があり、この階段は私には無理です。
ついては、直前でUターンするという何とも最悪な展開。私の歩行能力は老人ホームの人にも劣るということを、改めて思い知りました。また、行きには何とか登った場所は上から見ると思ったより下りの難易度が高く、どうやって降りようか上で立ち止まって思案していたところ、後ろから来た親切な女性に介助をしていただく羽目になりました。正直助かりましたが、恥ずかしいやら情けないやらの複雑な心境でした。

この後に撮った道の途中の景色

いよいよ鳥海山ブルーラインを昇り、五合目を目指します。道路の周囲には残雪が結構残っていて、二合目、三合目と上に上がるにつれて、益々雪深くなります。

ようやく五合目に到着しますが、流石に寒くて風も強く、のんびりと景色を楽しむ余裕もなく、結局周囲の写真を慌てて撮っただけで、憧れの鳥海山とのランデブーはあっという間に終了。

鳥海ブルーラインの昇りはずっと秋田県でしたが、下りは山形県です。道路の周囲は雪が深い下り道ですが、私の気分的には一瞬にして「この旅行の、帰り道」という意識が猛烈に強くなり、気分的には泣きたいぐらいの心境。
あっという間に下まで降りてしまいました。
鳥海山を降りて向かった観光地は日本海側にある十六羅漢岩。ところが、ここも岩に向かう階段が急で私にはとても無理そうなので、結局岩を一つも見ずに、上から日本海の風景を眺めるだけで満足することに。

ここも、2時間ドラマのラストシーンの場所のようですね!

この日のお昼も特に決めていなかったので、この観光地にあるラーメン屋さんの「飛び魚ラーメン」の看板につられて入店。飛び魚の出汁は「あご出汁」なので、不味い筈はないと確信しての入店でしたが、ごく普通のラーメンでした。

今宵の宿は山形県と言っても米沢に近い赤湯温泉。明日が5月5日でGW の最終日なので、明日の午後は渋滞必至でその渋滞が嫌なために明日午前中には埼玉県まで帰り着けるよう、より関東に近い宿を予約していたため、同じ山形県内とは言え今いる所の秋田県境の日本海側から福島県に近い置賜地方までは急いでも3時間近くは掛かりそうです。ラーメンを食べ終わり、十六羅漢岩を出たのが2時少し前ですから、もう久しぶりの酒田などに立ち寄る余裕はありません。

日本海よ、また会おう!

以前にこの道を走った2016年には、まだ高速道路などは無かったと記憶していますが、今は、途中まで高速が開通しています。また、高速がない区間でも周囲の車はあたかも高速のように遠慮なくぶっ飛ばすので、早く目的地に着けるのは良いのですが、周囲を楽しむ余裕はなく、ただ走っただけというつまらないドライブ。今考えてももっとゆっくり走れば良かった!
この日の宿は、赤湯温泉。「上杉の御湯」という名前が付いた高級旅館でこの旅のフィナーレを飾ります。GW価格なので決して安くはありませんでしたが、お風呂も食事も合格点以上の内容で大満足。特にサービスが良く快適に過ごせてまた来たくなりました!

予算の関係で米沢牛ではなく山形牛でしたが、美味でした!

東北の最後の夜も満足して眠りにつきました。

 

8日目:5月5日(木)

 

この日はGW 最終日なので、人出がかなり戻ってきた今年は、2019年までと同じように、午後~夕方帰りの高速は大渋滞になるという予報が出ていましたので、明日金曜日には職場に行かなくてはいけない私は渋滞での疲労を残すことは避けたいので、どこにも寄らずに真っすぐ埼玉県を目指します。

赤湯温泉のすぐ近くから高速道路に乗り、東北道に合流して一路埼玉県へ… ところが、まだ午前中だというのに東北道の著名な渋滞スポットである上河内サービスエリア付近では早くも渋滞が始まっていて、20分程度のノロノロ運転が続きます。でも、こんな時に役に立つのが新愛車の半自動運転機能。アクセルもブレーキも全く触らずに、すぐ前の車を追従してくれるのですから! 結局、高速の渋滞も体験できたので、20分のタイムロスも苦にならずに、無事にお昼前には自宅に辿り着きました!

 

これで、2022年のゴールデンウイークの旅行記を終わります。次は8月の夏休み、これも3年越しの念願である北海道の離島に行きます。高2の夏休み以来45年振りの離島も4つ行くつもりで、既に予約も完了しています。
レポートは9月になると思いますが、3年間の鬱憤を晴らし、思いっ切り楽しんで来ようと思っています。