実はこの旅を最初に計画したのは1年半前。2024年の12月に茨城と千葉の紅葉を見に行った1週間後に行くことにしてJALのマイルで飛行機を予約、広島在住の旧友のスケジュールも押さえて準備万端だったのですが、ここで私が体調を大きく崩して以降数カ月の間病床に臥せってしまうことになり、当然この旅行も中止。次にこの旅のリベンジを計画をしたのは、体調が回復し眼の手術も無事に終わった昨年9月。今度は私に問題は起きなかったのですが、今回の旅のメイン目的の1つであるローカル線木次線の一部区間が運休し代行バスになっていることが発覚、木次線のメインは珍しい三段スイッチバックなのですが、何と正にこの区間が代行バスになっているとのことで今行っても仕方がないことが判明し、またまたマイルで取っていた航空機だけでなく旧友の予定もキャンセル。こうなると2回も断った友人の手前もあり「出来るだけ早く、どうしても行かなければ…!」という義務感に似た感情も生じ、このところ結構旅行も多く多少疲れ気味な私ではあるのですが、結構無理矢理に4月の後半に”三度目の正直”として予約、今度は何とか実現することが出来ました。
この旅の目的は、広島では海沿いを走るローカル線呉線に乗ってから旧友と久し振りに呑み、山陽から山陰を縦断するローカル線である芸備線と木次線を楽しみ、山陰地方では鯖好きな私にとって憧れの”サバしゃぶ”を食べてから最後にはここ15年ずっと憧れ続けてきた”バタデン”こと一畑電車に乗るという2泊3日にしては多すぎるくらいの盛りだくさんの旅なので、1年半前に決めていた日程を殆ど変えずに今回の旅に臨むことにしました。
1日目:4月21日(火)
この日の予定は朝のフライトで広島空港から三原へ、三原名物のお好み焼きである”三原焼き”を食べ、その後は海沿いを走るローカル線呉線で広島に行き、夜は大学時代3年間ほぼ毎週のように酒を酌み交わした旧友と呑むというもの。朝予定通り6時前の電車で羽田空港に向かい、8時前には羽田空港に着いて1時間後の便で広島に向かうことで一番端っこの出発ゲートまでとぼとぼ歩いたのですが… でも、この日の羽田空港、何かおかしいんです。朝8時の羽田ですからいつものように人が多く混んでいるのは同じなのですが… 不思議なのは、途中通ったどのゲートでも飛行機に搭乗する気配が全くなく、目指すゲートに着くと待合室の椅子は完全満席、よく見るとこのゲートを使うまだ前の便の乗客がおとなしく搭乗を待っているようなのです。もう、出発時間を過ぎているのに… スタッフに聞いてみたところ、「現在、管制のシステムトラブルで全フライトが止まっています。復旧の見込みは未定です。」とのこと。どうやら、朝からまだ1本のフライトも出発していない模様で、どおりで空港に人が溢れている筈ですね。仕方がないのでおとなしく復旧を待ってみますが、1時間経っても全く復旧の目途は立たないようで、ビジネスマンの中には諦めて新幹線に切り替える人も出始めているようです。勿論、無料のマイレージで乗っている私は新幹線に切り替えるなんて選択肢はなく、まな板の上の鯉よろしくただ黙って待つしかありません。9時半を過ぎた頃になって、ようやく徐々に離陸が始まったらしく爆音が聞こえ出しました。その後、欠航になるフライトも徐々に出始まる中、我が広島便は搭乗ゲートは変わったけど何とか2時間半後に出発することが出来ました。到着後の予定は広島空港到着後に考えることにして、とりあえずいつものように景色を満喫します。この日も、見事な富士山!

この高い山々は、南アルプスでしょうね!?

いつもの通り、木曽川と長良川が伊勢湾にそそぐ地図通りの風景。

瀬戸内海。あの大きな島は小豆島ですね!?

遅れはやはり2時間半で、何とか広島空港に到着。”新幹線なら2時間以上遅れたら特急料金の払い戻しがあるけれど、飛行機は何もないよなぁ~ ましては今回は管制のトラブルで、JALのせいじゃないしなぁ~…” などと淡い期待を抱きますが、勿論何のサービスも払い戻しもありません。バス乗り場に行って三原行のバスの時刻を見ると次のバスは約2時間後の3時過ぎなので、今から三原に行って呉線に乗ったら夜の友人とのアポにはとても間に合いません。仕方がないので広島駅行きの高速バスに乗り込み、広島駅までの長い長い1時間の乗車時間を使ってこの日以降の予定についてあれこれ調べ、被害が最小限に留まるように計画を見直し。
広島駅に着いてまず向かったのは駅前の「ひろしまお好み物語 駅前ひろば」。ビルの6階にお好み焼き屋さんが何軒も並ぶここは、昔何度も行った”お好み村”の小型版の雰囲気。

もう2時を過ぎているので店内にお客さんは殆どおらず、下調べも出来ていない私はとりあえず近くのお店に入り、ビールと一般的な”豚玉焼き”をオーダー。流石は本場の広島で、お好み焼きを焼いている人は、全員がギャル!

味はいつも通りの広島のお好み焼きで、ギャルが焼いていたって最低限のクオリティは充分に満たしており、旨かった!
今日午後に使える時間はあと3時間弱なので、本来なら明日の朝に予定していた広島の新交通システム「アストラムライン」に乗りに行こうと思います。その前に、一度乗ってみたかったのは、「2階から出る路面電車」。広島駅の2階に向かうと、本当に駅ビルの2階に路面電車(市電)が停まっていて、何か感動的!

早速1号線に乗り込むと、午後の中途半端な時間帯なのに乗客は満員でとても座れないほどの混雑。そしてよく見ると、乗客の半数以上は何と外国人! 広島を訪ねる外国人が多いことは知識としては知ってはいたものの、想像を遥かに超える外国人比率で、この路線は原爆ドームや平和記念公園方面に行くので、彼らの目的地はその辺りなのでしょう。でも外国人といってもアジア人らしい人は皆無で、ほぼ全員が白人系。思わず「欧米か!」っと突っ込んでしまいました。 お陰で2階から1階に降りる路面電車の景色は人混みのせいで見られず、その後も住民らしい人の乗り降りはそれなりに激しい中広島市内中心部を走り、アストラムラインの始発駅「本通」で市電を降ります。

最新の地下鉄にありがちのように、通路はしっかり覆われていてアストラムラインの車体は全く見えません。発車後しばしの間は地下を走り、JRとの乗り継ぎ駅である新白島駅辺りから地上に出て、その後アストラムラインはずっと高架を走ります。この線が沿って走る大河は太田川。でも、私がこの川の名前を覚えたのは原爆の悲しい記憶からなので、何故かシャッターを押す気にはなれず黙ってその川の流れを眺めるだけにします。黙祷。
その後もずっと広島市内の住宅街を走ります。


このアストラムラインは「サンフレッチェライン」として車内放送ではサンフレッチェ広島の選手の声が頻繁に流れています。サッカーのサンフレッチェといい、野球のカープといい、フランチャイズとその街が本当に良い関係が出来ていて、とても羨ましい!ここに住んでいたのなら、ファンにならないわけはないですよね!? 絶対!!
アストラムラインを終点の広域公園前まで乗り通して、折り返し。本来の予定では途中駅大町でJR可部線に乗り換え、最近出来たらしい終点の新駅「あき亀山」駅を楽しむ予定でしたが、夕方の旧友との待ち合わせにギリギリになってしまうために可部線乗車を諦め、新白島駅からJRを広島駅まで一駅乗り、今宵の宿東横インにチェックイン。

夜は1年後輩である旧友と一献。お店は広島駅前ですが、カープのユニフォームを着た人たちが大勢スタジアムに向かってお店の前を歩いてゆきます。居酒屋では、勿論大きな音でカープ戦の実況中継が流れています。当然、全員がカープを応援!
昭和55年から58年まで、正しく同じ時を一緒に過ごしたポン友との久し振りの呑み。話題は40年以上前の昔話が中心ですが、私が鮮明に覚えている記憶が彼には曖昧で、逆に彼が明快に記憶していることを私があんまり覚えていなかったり… なんとなくかみ合わないもどかしさはありましたが、いつまでもまた会いたいと思う得難い旧友です。昔は、飲みに行って一軒で帰る事なんて絶対になかった2人ですが、65歳にもなると”二次会”という言葉はいつのまにかお互いの辞書からは消えてしまうようですね。
2日目:4月22日(水)
この日のメインイベントは中国山地の縦断。超赤字ローカル線で廃止議論が取りざたされている芸備線と木次線に乗って日本海側に出る日程ですが、超ローカル線なので乗り継げる列車は少なく、広島発11時過ぎの芸備線がほぼ唯一の山陰まで辿りつけるダイヤ。11時まで時間があるので、あさイチに新幹線で三原まで行けば昨日乗れなかった呉線に乗れて、11時の芸備線に十分間に合うということは昨日広島に向かうバスの中で調べていたので、今日の午前中に呉線に乗るべく朝6時過ぎには新幹線のホームへ。そこでひかり号を待っていると、昨晩呑んだ旧友からLineが入ります。
「今、山陽本線が止まっている。経験則では山陽本線が止まると呉線のダイヤが乱れるので、今日の呉線は危険。芸備線を優先した方がいいのでは?」 という、ジモティーの鉄ちゃんらしいアドバイスです。今日の私の危なっかしいスケジュールで山陰に行けなくなることを心配してくれていてありがたいのですが、もう新幹線の切符も買ってホームにまで入ってしまったので、行くだけ行ってみようと思います。やって来た始発のひかりは”東京行”。何か変な感じです。順調に三原駅に着き、止まっていた山陽本線も少しずつ動き始めたみたいで、私の目的であった呉線にも無事に乗り継げました。

私の長年の憧れだった海沿いを走る呉線。海沿いを走る列車は五能線をはじめたくさんあるけれど、呉線に憧れた理由は、”島なみをたくさん見られるから”。始発駅の三原を出てすぐ、呉線は海に寄り添い、”ゾクゾク感”が始まります。

徐行区間も結構多いようで、列車はしばしば25キロ以内で走ります。普通なら船はあっという間に抜き去るのですが、徐行中は船と並走することもあります。

沿線にはドックなども多く、瀬戸内海の活況を感じます。

しばらく見えていたのはしまなみ海道、忠海(ただのうみ)駅の先には、ウサギの島として有名な大久野島が。この島には今年7月に行くことで宿の予約を済ませています!

次に見える島々は”とびしま海道”。ここも2015年に車で来ていて、本当に素晴らしかった想い出があり、懐かしさに思わずウルウルします。この辺り、島影と並んで多いのは牡蠣の養殖筏。流石は、広島じゃけん!

懐かしい呉の街を過ぎ、しまなみの最後に見えたのは江田島。本当に、たくさんの島を見られて呉線は最高です! 自分的にも好きなローカル線のベスト5には入れてもいいと確信しました。呉線に乗りに来て&諦めなくて、本当に良かった!
僅か数分遅れで広島駅に到着、山陽本線は朝からのダイヤ混乱が続いています。でも、私が次に乗る芸備線だけは時間通り動いているみたいで、途中駅まで行く1本前の列車も定刻に目の前を発車していきました。

芸備線 一本前のこの列車は、定刻に出発していったのですが…
唯一山陰までこのルートで乗り継げる列車は、11:10発の三次行き快速の”三次ライナー”。前の列車が定刻に出て行ったのですっかり安心していたのですが、定刻の11:10を過ぎても一向に折り返しの列車はやって来ずに、おまけに何のアナウンスもありません。広島駅では遅れている他の列車のことは散々案内していますが、乗客が少ない赤字ローカル線の芸備線のことは全く無視したかのような対応です。それでも芸備線を待っている人の行列はそれなりに長くなっているし、ホームにJRの係員は誰もいないし… この三次ライナーの終着駅三次で次の芸備線の乗り継ぎは僅か25分程度で、この次の列車を逃すと芸備線の乗り継ぎもその先の木次線の乗り継ぎも叶わないので徐々に焦り始めます。でも、相変わらず芸備線には何の情報もありません…
11時半過ぎに、ようやく折り返しの列車が到着します。この時間だと、三次での乗り継ぎはギリギリだなぁ~と大いに心配になりますが、そこからはこの三次ライナーは結構必死に走り、遅れを少しずつ取り戻したみたいで何とか次の列車出発の5分前には終着の三次駅に着いてくれました。
三次駅からは更にローカル色が強くなり、本数もぐっと少なくなった芸備線は当然の如く一両。発車間際に何とかその1両に滑り込むと、どうやらほぼ全員が鉄ちゃんらしい人でBox席もロングシートもそれなりの乗車率。最初は、Box席を独占したいと「誰か、降りないかなぁ~!?」と駅に着くたびにキョロキョロしていましたが、結局、家族連れもお婆さんも若い女性もどうやら全員が鉄チャンのようなので、終点まで誰も降りませんでした。
3つの列車が落ち合うことから名付けられたという備後落合駅。

我々が乗ってきた芸備線は一旦ここ備後落合が終点でこの列車は折り返すようですが、更にローカル色が強くなって岡山方面に向かう芸備線も向かいのホームに到着。

そして、私がずっと憧れていた木次線。

備後落合駅には、有名な元職員のおじいさんがボランティアでこの駅の説明をされています。本来ならゆっくりと説明を聞き、芸備線のこの先の岡山方面にも行ってみたいけれど、今回はとりあえず計画通りの列車に乗れたことに満足。
木次線は、定刻通りに出発。広島からずっと芸備線に乗ってきてそんなに山を登ったイメージはないのですが、この辺りにはまだ結構桜も咲いていて、木次線はいきなりずっと下りの坂。

三次駅から乗ってきた1両の鉄ちゃんたちは備後落合で芸備線組と木次線組の半々に分かれたみたいで、1両の乗客はさっきまでのほぼ半分で全員同じ顔ぶれ。山深いこの辺りでは乗客の乗下車は全くありません。 広島県と島根県の県境を超えると、ワンマンの運転手さんから丁寧なアナウンスが。
「この先、木次線のハイライト。まずは赤い橋と”奥出雲おろちループ”が見えます。その次が有名な三段スイッチバックで途中には出雲坂根の駅があります。」 早速、見えた赤い橋で、列車は徐行運転してくれます。

おろちループも全貌は見えないけれど、少しだけ見えました!

そして、ハイライトの三段スイッチバック。まず降りる線が近づいてきます。

運転手さんが後ろに行き、今度は逆方向に降り始めます。

出雲坂根駅到着。再び運転手さんが前に戻り、更に下って行きます。

出雲坂根駅には結構な数の鉄ちゃんがいて、皆ホームから写真を撮っています。でも誰も乗り降りする人はおらず、全員がホームから手を振って見送ってくれます。車で来ているんでしょうね。

木次線のハイライトはこれにて終了。楽しかったけど、本当にあっという間でした。やっぱり、木次線を楽しむには絶対今回の逆の方がいいですね。というのは、備後落合発だと乗車してすぐにというかいきなりハイライトが訪れることと、やっぱりスイッチバックはウンウン唸って坂を登るところに醍醐味があり、スイスイ降りるのはあまり楽しくないと思うためです。勿論、来られて嬉しかったことは間違いないのですが…
木次線でどうしても見たかった駅は、「亀嵩駅」。

そう、ここは松本清張の名作「砂の器」の舞台。少年時代、小説を読んで木次線と亀嵩の駅に猛烈に憧れ、その後映画にも熱狂し… あの頃、私にとっての島根県と言えば亀嵩だったんです。本当ならそばも食べたいところですが、ここ亀嵩の蕎麦もおろちループも7月に車で来る予定です。山を下りるにつれて徐々に乗客も増えてきて列車の行き違いも増えてきます。

高校生の乗客が徐々に増えてきて、18時前には山陰本線の接続駅である終点の宍道駅に到着。今宵の宿は名物”サバしゃぶ”を食べるために鳥取県の米子に取っています。ここから米子までは各停で1時間強ですが、丁度この時間が日没の時間に当たるために、天気が良ければ宍道湖に沈む夕陽を車内から眺められるかも…と、楽しみにしていたのですが、曇りだし今日は朝からもう12時間も列車に乗りっぱなしだったのでややお疲れ気味。少しでも早くサバしゃぶを食べたいと思い、少しだけ早く着く特急列車を奮発。

やっぱり、宍道湖の夕陽は見られなかったようです。
7時半過ぎに米子駅に着き、ホテルにも行かずに直行したのは駅前の居酒屋。

サバしゃぶを予約していたので、1人用の席にはもうサバしゃぶの準備がされていました。

初めて食べたサバしゃぶ… うぅ~ん、旨い! 絶品! また、高かったけれど折角山陰まで来たので、やっぱりノドグロは外せない! う、うめぇ~!

サバしゃぶの〆に頼んだのはそば。中華麺かと思ったら、来たのは日本そば。

でも、このそばにサバの出汁が出てこれも旨かった!! 大満足の夕餉になりました。
3日目:4月23日(木)
この日のメインイベントは15年間憧れ続けた一畑電車(通称:ばたでん)の乗車。私は2010年に脳卒中を起こし右半身麻痺になったのですが、まだリハビリ中で旅行に行くことや車を運転することなんて夢のまた夢だった翌2011年にたまたま見た映画が、中井貴一さん主演の”RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語”で、ほぼ同年代の中井さん演じる主役がサラリーマンを捨ててこのばたでんの運転手になる物語。あの当時はまだ島根県には行ったことがなかった私はそのストーリーや風景にすっかり感情移入して、「旅行に行けるようになったら、まず最初に島根に行き”ばたでん”に乗ろう!」というのを、毎日のように病状や気持ちを投稿していたブログに何回も書いていました。(こんな感じです)その後、徐々に旅行にも行けるようになり車の運転にも復帰できて、島根県には2015年と2017年に行ったのですが、その時は妻と車で行ったのでばたでんに乗るチャンスはなく、ようやくばたでんに乗りに行ったのは2024年、寝台列車サンライズ出雲で松江まで行きばたでんの始発駅まで行ったものの、線状降水帯による豪雨で松江で足止めを食らって目の前に停まっていたばたでんにすら乗れなかったという悲しい記憶があります。
サバしゃぶを食べるために泊まった米子ですが、折角ここまで来たのでローカル線の境線に乗って境港までは行ってみようと思い、朝7時代の列車で境港を目指します。

時間帯的に予想はしていたのですが、境線は高校生でほぼ満席。境線は珍しいとか素敵な風景というより普通の住宅街の中をずっと走ります。鬼太郎で町おこしをしているこの周辺、境線の駅名にも妖怪のニックネームが付いており、車内放送には目玉親父とネコ娘が登場。我々には懐かしいけれど、鬼太郎をリアルタイムでは知らない今の若者にはどうなんでしょうね?

珍しいのはローカル空港と接続している米子空港駅。この空港の愛称も「米子鬼太郎空港」。ANAメインの空港なので、私には来る機会がなさそうです。

学校のある駅で少し降りたと思ったら、また高校生が徐々に乗って来る状況が続き、最後に高校生が降りたのは終点の1駅手前。終点の境港駅の愛称は”鬼太郎駅”。

駅前には妖怪のモニュメント等がある”水木しげるロード”があるのですが、この日は雨だしここには2015年にも来たことがあるので今回はスルー。

でも、駅前に見えるのは確かに海。この旅で唯一見られた日本海だぁ~!

折り返しの境線で米子駅まで戻り、米子では次の普通列車までは1時間も開いてしまうのでまたまた特急列車を奮発して松江へ。松江駅は2年前に数時間運転再開をずっと待っていた駅なので駅ナカの記憶は鮮明、勝手知ったバス乗り場からばたでんの始発駅松江しんじ湖温泉駅に向かおうとしたのですが、何故かこちらも30分以上待ち時間があったためにここでもタクシーを奮発。松江しんじ湖温泉駅は今日も雨でしたが、流石に今回は列車は動いているようです。

憧れのばたでんはboxシートとロングシートが半分ずつの1両。

私は左側の宍道湖ビューのboxシートを確保し、前の中井貴一さんには似ていない運転手さんの運転を見ながら15年越しの憧れのばたでんの風景を満喫。

進行方向左側にはずっと宍道湖が見えていますが、反対側のJRと違ってこっち側からは宍道湖に沈む夕陽は見られません。


沿線の中心駅らしい一畑口駅。この駅、映画で見た記憶があります! 駅にもロケで使われたという案内表示もあるようです。

一畑口の駅で列車は反対に走リ始め、席を移るのも面倒なので今度は宍道湖ビューではなくこのあたりの風景を味わい、出雲大社行きの列車に乗り換える川跡駅に到着。

ここで列車に乗り換えて出雲大社前駅を目指します。

終点の出雲大社前駅に到着。憧れのばたでんを大満喫でき、15年越しの悲願が叶って最高!

この前の道、年に1回は大学駅伝の時に必ず見ています!

幸い、雨はほぼ止んでくれたようなので、とぼとぼ歩いて出雲大社を目指します。この旅館は昔1回だけキャンパスで見かけたこともある竹内まりやさんの実家!

参拝前にお昼ごはんを。出雲と言えばそばですが、私はもう1度大好きなノドグロが食べたくって、大社前のノドグロのお店へ。

頂いたのはノドグロ丼。やっぱり、日本海に来た時にはノドグロが最高ですね!

出雲大社に来るのも2015年以来。

でも、ここには3ヶ月後の7月に妻の妹と一緒にまた来ることになっているので、今回は参拝もだけどその下見も兼ねています。例えば、「どこの駐車場に車を停めたら一番歩かずに参拝が出来るか」等を調べながら参拝。

本来ならば、すぐ隣にある島根県立古代出雲歴史博物館を見たかったのですが、現在長期休館中とのことで見られないので、本殿すぐ横の宝物殿等を見学して時間を潰します。 帰りのフライトまではまだ時間があるので、再度ばたでんに乗り出雲市まで出て、そこからバスで出雲空港に向かおうとも思っていたのですが、結構疲れ気味の私の目の前に来たのは1日1便の出雲大社から出雲空港に行くバス。このバスに乗れば出雲空港に早く着きすぎることは判っていたのですが、天気も悪いのでついつい乗ってしまいました。
空港ではラウンジで時間を潰し、搭乗前には出雲名物のそばを満喫。

色々ありましたが、本当に楽しい旅でした。結局、今回の旅で計画していて叶わなかったことはたった2つだけで、1つは鶏のもつが入っている三原名物のお好み焼きである「三原焼き」を食べることと、もう一つはJR可部線の新終着駅である「あき亀山駅」に降り立つこと。
いつかの広島への旅では、是非叶えたいと思っています!