麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

10年前、脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに、仕事をしながら現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

2022年北海道<その3:焼尻島・天売島>

6日目:8月13日(土)

 

この日は日本海沿いを羽幌まで走り、羽幌港に車を置いて2泊3日で焼尻島・天売島へ行く”道北離島紀行メインイベントその1”の始まりの日。
まずは朝早く朝食を食べずに留萌を出て、一旦羽幌に向かいます。目的は羽幌での朝ごはんですが、まずは羽幌にあるコインランドリーに洗濯物を預けてからと思い、7時半には羽幌唯一のコインランドリーに着いたのですが、何と4台ある洗濯乾燥機の内3台は朝から稼働中で、何とか最後の1台を確保できましたが… 

田舎だと思って馬鹿にしてはいけませんね!? 今回、予定していた3回のコインランドリーは事前の下調べが功を奏して全て計画通り最新の洗濯乾燥機を利用できましたが、3回とも予想以上の混雑でややヒヤヒヤさせられました。コインランドリー人気がすっかり定着した感じですね!?

その後、羽幌のフェリーターミナルに向かいます。と言っても乗る予定の船は14時発なのでまだ船に乗るわけではなく、お目当ては羽幌フェリーターミナル内にある食堂。8時オープンの「浜のかあちゃん食堂」には開店前から数人が待っていて、8時のオープンと同時に席が埋まる状況でしたが、我々は無事にテーブル席を確保します。

羽幌は甘エビの漁獲量が日本一ということで、今回のグルメ朝食は「甘エビ丼」。普段、甘エビはさほど食べない私でしたが、日本一の羽幌の丼はやはり大満足の味でした。

甘エビが本当にたっぷりでした!

朝食後、コインランドリーで洗濯物を無事に受け取り、まずは羽幌市内の観光を。1977年の初北海道の時にも当時まだあった国鉄羽幌線に乗って、羽幌にあったユースホステルに泊まって、翌日焼尻島と天売島に行っていますが、羽幌のその時の記憶は全くなく、ユースホステルが元小学校のだだっ広い建物だったことを辛うじて覚えている程度。
羽幌の観光は、これから天売島へ行く前に海鳥のことを少しでも勉強しようとまずは北海道海鳥センターへ。

45年前に天売島へ来た時には当時はまだたくさんいたオロロン鳥を見る遊覧船があり、その遊覧船に乗ってたくさんのオロロン鳥を見た記憶があるのですが、45年の時を経てオロロン鳥もその数が激減、今では絶滅危惧種になったとのこと。今天売島に一番来る海鳥はウトウとのことですが、ウトウは7月には他の場所へ移動してしまうらしいので、この時期に海鳥に会えないことは判っていたので、これは仕方のないところ。

海鳥センターに隣接する羽幌バラ園もあっという間に見学が終わり、もう羽幌での見どころはありません。

羽幌バラ園

来た道を留萌方面に少し戻って、小平の鰊番屋がある道の駅を観光してから 、小平の超有名店「すみれ」のランチに並ぼうと考えて車を走らせたのですが、道の駅に着く前にすみれの前を通ると既にすごい行列があります。まだ開店時間の11時前なのに… 慌てて方針変更し、何とか車を停め順番カードに名前を書きますが、10:45の段階で我々は何と29番目です。(ということは、待っている人は100人以上??)

これ、日本海沿いの田舎町小平町の風景ですよ!?

こんな田舎町の店前に約2時間も並び、お目当ての海鮮丼に対面出来たのは2時間後の1時近くになっていました。でも、こんなに待っただけあって、海鮮丼の一品一品は本当に凄かった!

今回の旅の「前半イチ」の海鮮丼

まぁ、お盆の土曜日の超有名店なので、こんな混雑も仕方のないところでしょうか?結局、道の駅には行けずに羽幌フェリーターミナルには時間ギリギリに到着。フェリーターミナルに愛車を置いて、焼尻島&天売島へ2泊3日の旅へ出発! リュックを担いで高速船に乗り込みます。

高速船 羽幌~焼尻~天売の航路です

焼尻までは高速船で僅か40分の船旅です。
45年前にも焼尻島には来ているのですが、その時は滞在時間僅か数時間だけで、港から島の中心部までトボトボ歩いたことを思い出します。しばらく歩くと島の中心部にはサフォーク羊がたくさんたくさん放牧されていて、そのサフォーク羊の見慣れない黒い顔が、都会の高校生(だった私)には凄く印象に残っているのです。
そのしばらく後に、村上春樹の「羊をめぐる冒険」という小説を読んだときに、その小説に描かれた羊とここ焼尻でかって見た羊が私の中で見事に重なり、「村上春樹は、ここ焼尻島に来てこの小説の構想を練ったに違いない!」と、勝手に考えたこともあるくらいです。その後、この小説の舞台は美深近辺だということを知りましたが、私の中ではまだ焼尻だと勝手に信じている部分があります!今回は、その時のことを思い出しながら、私なりの「羊をめぐる冒険」が焼尻島のメインテーマ。

焼尻島フェリーターミナル

焼尻島到着後、港で客待ちをしている乗り合いタクシーに乗り、焼尻島の観光。

焼尻観光ハイヤー おじいちゃんドライバーの楽しい説明

乗り合いと言いながら今回の乗客は我々だけです。焼尻のささやかな中心街を抜け、オンコの荘などを観光しながらご年配のドライバーさんから過疎化・超高齢化した焼尻島の現状を聞きます。

本当に若者は極端に少なく、本当にお年寄りしかいないのだそうです。焼尻島にある旅館は本日我々が泊まる1軒だけで、民宿は1軒あるのですが、80歳を超えたおばあちゃんがやられているそうです。

焼尻島唯一のビュースポット

そして、ついに憧れのサフォーク羊との45年振りの感動のご対面!

羊をめぐる冒険 その1

思わず、★マークの付いた羊を探している私がいました。(「羊をめぐる冒険」参照)

1時間半のタクシー観光が@1,400円とは本当に安く、焼尻島のことも詳しく知れて大満足です。貸切タクシーは、今宵の宿である「布目旅館」まで送ってくれました。

昭和のレトロ旅館 勿論、ウォシュレットなんてありません。

夕食はウニが出ると聞いていたのですが、「本日は漁の関係でウニは採れませんでした。」とのことですが、実は今宵のメインの料理は、「羊をめぐる冒険その2」として、事前に電話で特別注文しておいた焼尻産サフォーク羊”プレ・サレ・ヤギシリ”。天敵のいない環境で育ったサフォーク羊にはストレスが全くなくとっても美味しい!とのことで、銀座の高級フレンチと焼尻島の一部でしか食べられないのだとか。

これが、憧れ続けた”プレ・サレ・ヤギシリ”

塩だけで味付けされた羊肉は、羊とは思えないとっても素晴らしい味でした。

 

7日目:8月14日(日)

 

この日は焼尻島から天売島に行く日。この旅20日間の旅で、全く車を運転しないのはこの日だけです。
旅館での朝食後、焼尻島のサフォーク羊にもう一度会いに45年前に通った道を歩いて島の中心部まで散歩。妻は興味がなさそうなので、旅館に残して一人で向かいます。

我々が泊まった島唯一の宿「布目旅館」

45年前には島の情報を何にも持たすにこの道を歩き、羊たちと感動的な出会いをしたのですが、今回あの時の道を高校2年生に戻った気分でもう一度歩くのが焼尻に来た本当の目的だったのです。
少し歩くと中心に行く歩道の入口に。この入口には記憶というかデジャヴ感があります。でも、入口すぐ近くにある会津藩士のお墓には全く記憶がありません。会津藩士は本当に日本のあちこちに足跡を残していて、本当に頭がさがります。


歩道は最初は森の中を進みます。この森には記憶がないのですが、恐らく45年前と何も変わらない風景なのでしょうね!? ハエやアブが唯一の歩行者である私にまとわりつきますが、私にはまるで「45年前にも(先祖に)会ったよね!?」と、親しげに話しかけられているように感じられました。

このような森の中を15分程度歩きます。

ようやく、森を抜けて私の記憶に鮮明に残る草原と青空が見えてきます。

以前の記憶ではすぐにサフォーク羊の放牧があったイメージでしたが、サフォーク羊が見つからないので更に先を目指すと、ようやくサフォーク羊の牧場が見えてきました。

羊をめぐる冒険 その3

よく見ると昨日観光タクシーで来た牧場もすぐ近くです。昨日は、ゆっくりと羊を見ることが出来なかったのですが、今日は遠慮せずただただサフォーク羊を眺めては、またも★がある羊をのんびり探してしまいました。

結局、★のある羊は見つかりませんでした。

港に羽幌からの船が着いたからなのか、徐々に観光客も増えてきたようです。昨日乗った乗り合いタクシーともすれ違い、顔見知りになった運転手さんからも「歩いて来たの?大丈夫かい?乗ってくかい?」と心配していただきますが、今日の散歩が焼尻島に来た本当の目的なので、運転手さんの親切を固辞してゆっくり戻ります。帰り道では、レンタサイクルに乗った観光客と時折すれ違います。都会では、すれ違っても絶対に挨拶なんてしないのでしょうが、ここではお互いに爽やかな気分で「こんにちは」と明るく挨拶を交わします。
「45年前にここに来てここを歩いた俺って、どんな奴だったんだっけ?」など昔の記憶を思い出しながらの戻り道。映画やドラマならば回想シーンで昔の自分がすぐ目の前に現れるのですが、現実にはそんなことはありません。
45年前の俺、会ってみたいなぁ~!

約2時間の散歩を終えると、ちょうどチェックアウトの時間。フェリーターミナルまでの送りを固辞して、妻と付近を散策。昨日のタクシーで「唯一の観光スポット」と運転手さんから紹介されていた旅館すぐ近くの「焼尻郷土館」に行ってみますが、旧家を再利用した館でバリアフリーなんて発想が全くない時代のものなので、私が見られるエリアはごく僅かで、あっという間に見学が終了してしまいました。

焼尻郷土館

こうなるともう焼尻ですることはありません。ゆっくりとフェリーターミナルまで歩いて、港にある食堂に。
昨日食べたサフォーク羊が想像通り美味しかったので、「島の食堂でもう一度サフォーク羊を食べてから、天売島に行こう!」と考えていたので、オープンすぐにサフォーク羊を出す唯一の食堂に行ってみますが、無情にも「本日、羊は売り切れ。」との看板が…

羊をめぐる冒険 その4」は達成できず! このために船を1本遅らせたのにぃ~!

そうなると他の海鮮丼等のメニューもない場末の食堂に食べたいものはないのですが、この日はこの旅で唯一昼からビールが飲める日なので、とりあえずビールとつまみにタコカレーを頼みます。

味は... レトルトカレー+タコ

焼尻島から天売島まではフェリーで約30分弱。

天売島にも45年振りです。あの時も焼尻から天売に行き、オロロン鳥の遊覧船乗って、天売ユースホステルに泊まった以外の記憶が全くありません。今、天売には陸の観光手段がレンタサイクルぐらいしかなく、我々は利用出来ないため、遊覧船に代わる観光船には乗りたいと考えたため、観光船もやっていて海鮮も美味しいと評判の天売の民宿「栄丸」を3年前から予約していて、今回「3度目の正直」でようやく宿泊が叶うのですが、焼尻島でフェリーを待つ間にその民宿から電話があり、「今日、海の状態がいいのは昼過ぎだけらしいので、我々が天売に着いたらすぐに遊覧船を出します。」とのことなので、フェリーターミナルに民宿の出迎えを受け 、すぐ横の漁船栄丸に乗り込みます。

観光漁船の乗客は我々の他にもう一人。3人の観光客を乗せた船長は、今晩世話になる民宿のご主人。何となく観光船の運航については、この間知床であの痛ましい事故があったばかりなので、非常にナイーブになっているような印象を受けます。とはいえ、あの事故のショックはやっぱり強烈で、当初妻は「今回の旅では、遊覧船には乗りたくない!」と言っていたのです。でも、天売では他に観光手段がないため、何とか乗ることを了承してもらいましたが…

遊覧漁船で天売島を一周。最初は、さっきまでいた焼尻島がきれいに見えています。

焼尻島… こんなに近いんですね!

小さな漁船ですが、確かにあんまり揺れることはなく青い空と青い海に囲まれる最高のクルーズ日和。

45年前の観光船の記憶は殆どないのですが、あの時は夕方のクルーズでオロロン鳥以外にも海鳥がたくさんいた印象があるのですが、今回はオロロン鳥がいないのは当然としても他にも海鳥は殆どいない印象。

見覚えのある大きな岩は赤岩。昔は、ここにオロロン鳥がたくさんいたという記憶があるのですが、岩は昔の記憶のままでも、海鳥がいないので何となく寂しい景色。

赤岩

45年前の記憶が少しだけ蘇りました!

でも、45年振りに天売島がゆっくり見られて、大満足でした。

下船後、もう天売島の観光手段はないので、車で民宿まで送って貰います。最初の予約から3年越しの民宿栄丸は予想通り小綺麗な宿。

民宿 栄丸

部屋は2階に6つ程あるようですが、コーヒーなども自由に飲めてその意味でも快適そうなのですが、6部屋なのにトイレが1つしかなく、「こりゃぁ、混んでる時にはトイレ渋滞が心配!」と、密かにビビっていたのですが、人気の宿で結構混んでる筈の民宿なのに、この日の客は何と我々だけとのことなので、トイレ渋滞は心配せずに済みました。

部屋は焼尻島&オーシャンビュー

夕食は民宿自慢の海鮮バーベキュー。

殻付きのウニが1人2個付き、「1個は生で、1個は焼いて食べるのがオススメ」とのこと。私的には、超新鮮な生ウニを焼いてしまうなんて勿体ないことはとても出来ない気分でしたが、ここはアドバイスに従ってみることにしました。

結果は… 個人的には、やはり生に一票!

締めには海鮮丼まで出てきて、天売島グルメも大満足の一日でした。

 

8日目:8月15日(月)


この日は再び羽幌に戻って、最北端の地稚内を目指す1日。
天売島には陸の観光手段(貸切タクシーゃバスなど)がないと書きましたが、ウトウのシーズンである7月などは観光ツアーがあります。以前に8月のツアーについてメールで問い合わせをしたところ、「8月はガイドがいないので、催行しません。」と言われていたのですが、そのツアー等を主催する「海の宇宙館」でも観光してから船の時間まで暇つぶしでもしようと、民宿からのんびりと島を散歩しながら歩きますが、何と海の宇宙館は休館中!

民宿のおかみさんが、「あそこの奥さん、今島にいないんじゃないかな?」と仰っていた通りでした。やはり、地元の情報網は確かでしたね。
こうなるともう天売島でやる事はないので、とりあえず港まで行って11時の高速船の出発までのんびり。天売島・焼尻島共妻には退屈な2日間だったようですが、45年前の思い出を辿れて、私にとっては有意義な時間でした。

羽幌港に戻ったのは12時20分。2日振りに愛車に乗り込み北海道ドライブの再開です。 昼食の時間で、羽幌と周辺にはあと3軒程リストアップしていた美味しそうなお店もあったのですが,2日前の「すみれ」の行列に懲りて、並ばないで済む方向へと、隣町初山別村にあるホテルのレストランに向かいます。この宿は、宿泊候補地としてリストアップしていた場所なので、下調べはバッチリ。ここの名物はタコとフグとのことなのですが、タコはこの日の夕食に出ることが判っていたので、フグの天ぷらそばをチョイス。

ホテルのレストラン「花みさき」

あんまり期待していなかったのですが、このフグとても美味でした。フグといえば九州とか下関のイメージだったのですが、北海道でも旨いということは、温暖化の影響なのでしょうか?

北海道でフグが美味しいなんて... 初耳でした!

オロロンラインを稚内に向けて北上。愛車のスピードを70キロにセットしてドライブすると、後続車はどんどん愛車を追い越して行きますが、焦らずに先を譲ります。
次の目的地は天塩の牧場。焼尻・天売では「1日1ソフトクリーム」がお休みだったので、久し振りのソフトクリームです。結構細い道をナビを信じて走ってようやく辿り着いたお店「宇野牧場」の「UNO Cafe」。

本当に遠いけど、行く価値あり!

ここのソフト、私的にはこの旅NO1 のソフトクリームでした。あんまりソフトクリームが美味しかったのと、そのネーミングに魅せられて牛乳も飲みましたが、コスパ的にはどうなのでしょうか?

このネーミングについつい手が出ましたが、500円でした!

今晩の宿のお風呂が小さいとのことなので、ここも宿泊候補地としていた「天塩温泉夕映」の日帰り温泉に立寄り。ここは天気が良ければ利尻富士が見えるとのことでしたが、今日は利尻富士は見えませんでした。ホテルの併設施設だというのに脱衣所に鍵のかかるロッカーが一つもなく、車に大金(我々にとって… ですが)を置いたキーを持っている私は気がかりではなく、早めに出ざるを得ませんでした。
再度、オロロンラインを北上。風車がたくさんある場所(オトンルイ風力発電所)や北緯45度のモニュメントなどは、2015年に見ているので今回は通過(その時のブログはこちら)、でもその時は天気が無茶苦茶悪く、利尻富士が全く見えなかったのでビュースポットである「こうほねの家」には立寄ってみますが、この日も利尻富士は見えません。

今回こそは、利尻富士が見えますように!

明日の天気予報も雨予報だし、7年前の悪夢が頭の中をよぎります。「今回も、利尻富士が全く見えないなんてこと、ないよね??」

今晩の宿は稚内の旅館山一。この旅館は、情報収集のため北海道旅行のYou Tubeを見漁っていた頃に、この宿の夕食を薦めるYou Tubeに魅せられてついつい予約してしまったもの。
確かに夕食付きで一人1万円以下の料金は激安です。特にオススメはタコのしゃぶしゃぶとのことで、ここで食べると「タコのイメージが変わる」との絶賛を見て楽しみにしていたのですが、元々タコ好きな私のそのイメージが変わることはなかったようです。

でも、密状態だった満員の食堂の活気は、何となく嬉しいものでした。

2022年北海道<その2:苫小牧~富良野~留萌>

3日目:8月10日(水)

 

私がこの太平洋フェリーが好きな理由の一つは到着時間。朝はちょっと船室でゆっくり出来て、11時には苫小牧港に着けてすぐに海鮮豊富な苫小牧でのランチを楽しめる私的には理想のダイヤなのです。今回も船でバイキングの朝食を取らずに部屋で軽くパンを食べて、下船後すぐに北海道最初のイベントとなる”苫小牧グルメ”を楽しみます。


過去4回、このフェリー下船後には全てすぐのランチで苫小牧グルメを堪能しています。初回は地元で人気の定食屋である弐七(ニイナナ)。2回目は超人気有名店マルトマ食堂に1時間半以上並んでTVで超有名になったホッキカレー。3度目は回転寿司を食べているので、4回目の今回のランチは苫小牧の市場でもある「海鮮みなと市場」の中のお店に決めていました。ところが、日程を1日変更したためにお目当てのお店の定休日にあたってしまったので、同じ市場にあるセカンドチョイスのお店に直行。お店への到着は11時半前なので、すぐに席に案内されます。
記念すべき北海道最初のランチは苫小牧名物のホッキとウニ。今回の旅では「自分史上、一番たくさんウニを食べるぞぉ?!」と自分に宣言する意味合いも含めてのいきなりのウニなのです。

どれを食べようか… 迷ってしまいますよね⁉

久々のウニとホッキに大満足したランチでした。

北海道と言えばうに! 苫小牧と言えばホッキ!

午後は道東道トマムまで走ってから、今日の目的地富良野まで約3時間のドライブ。
でも、この道東道には私的にはあまり良いイメージがありません。トンネルがメチャ多く、片側1車線道路なのにノロい車と急ぎたい車が混在していて全く運転が楽しめない道路だからです。今回も愛車を半自動運転にセットしましたが快適とは程遠いドライブ。
この旅北海道最初の見どころは、JRの幾寅駅。幾寅駅ではありますが、写真のように「幌舞駅」の看板が。

この駅が、鉄道員(ぽっぽや)の舞台

そう、ここは我らが健さん高倉健と、幽霊役(?)の広末涼子)の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地なのです。駅に入ると見学客もそこそこいて、根強い健さん人気が伺われます。映画は冬が舞台なので雰囲気はイマイチ出ませんが、駅の小道具などもあり、楽しめます。

寅さんと健さんファンの我々は、この旅の後半にもう一度健さんに会いにロケ地に行く予定にしています。

この日の富良野での予定は2つ。まずは苫小牧から約3時間半経って小腹も空いてきたので、この旅最初のソフトクリーム。因みに、今回の旅でも初老夫妻でありながら懲りずに「1日1ソフトクリーム」を毎日の目標としています。富良野では、ネットでこのアイスのビジュアルを見て以降、このお店に行くことを富良野の目標にしていました。

これで800円はちょっと高い?

店名サンタのヒゲ。味や値段はともかく、このビジュアルのものを食べられただけで、私的には大満足。

続いて、富良野イチの有名観光地であるすぐ近くにあるファーム富田へ。

花はたくさんカラフルに咲いていますが、やはりラベンダーはもうありません。紫色の花があったのでラベンダーかと思うと、違う花でした。

この日の宿は新富良野プリンスホテル。2014年にも苫小牧から富良野に来てファーム富田から新富良野プリンスホテルに宿泊した経験(その時のブログはこちら)があり、全く同じで面白くも何ともないのですが、この日は1ヶ月前に急遽追加した一日だったので、比較的安く取れた宿で満足してしまったという何とも芸のないアレンジ。

8年振りの新富良野プリンスホテル

前回は富良野ワイナリーで夕食を食べてからホテルにチェックインしたのですが、今回はホテルで夕食を食べます。プリンスホテルの夕朝食は私が敬遠するバイキングなのですが、今回は我慢して楽しむつもり。でも流石はプリンスホテルで、右手足が悪い私を見て、すかさず何人かのレストランスタッフが来て、ビュッフェの取り分けを手伝ってくれます。最初は固辞したのですが、結局はスタッフに甘えることになってしまいました。

 

4日目:8月11日(木)

 

朝はプリンスホテル付属の温泉へ。8年前に温泉に入った記憶は曖昧でしたが、温泉に行く長~いアプローチを歩くとすぐに記憶が蘇りました。6時オープンと同時に入ったのに、あっという間に洗い場が埋まる朝の通勤ラッシュ並の混雑に、温泉は全く楽しめませんでした。
8年前は朝食前に憧れの熱気球に乗り、朝食であの富良野のアスパラを食べるという最高の朝のひとときを過ごせたのですが、今回は熱気球には乗らず、朝のメニューにも旬をすぎたアスパラもありません。でも、流石のプリンスホテルは夜の係から朝の係にきちんと引き継ぎがされているらしく、今回もスタッフが密着して朝のバイキングをお手伝いいただきます。普段、私は朝食は洋食派なのですが、北海道最初の朝食ですからまずはイクラ丼。

富良野プリンスホテルの朝食

でも、今回の北海道旅行全体を通じてイクラは全体的に小さめ。鮭というより鱒子のようです。

今回、熱気球には乗らない代りにロープウェーに乗って富良野盆地全景を眺めることを楽しみにしていたのですが、ロープウェーはメンテナンスのため運休中とのこと。代りに8年前にも行った「なかふらの北星山ラベンダー園」のリフトに乗って、まずは富良野を高いところから眺めることにします。

勿論、ラベンダーは咲いていません

富良野付近の天気はまぁまぁのようです。

その後は上富良野町を観光。「かみふらの八景」と名づけられた観光地を巡ります。まずは「パノラマロード江花」とう直線道路。北海道に多数ある直線道路、今回の旅でも有名な直線道路をたくさん見るつもりにしていましたが、まずはその一つ目。

続いては「千望峠」前回、意外と”丘フリーク”だと気づかされた富良野・美瑛周辺の風景を今回も飽きずに眺めます。

続いても同じかみふらの八景で2014年にも行った「フラワーランドかみふらの」に行って、前回も乗ったトラクターバスで花を眺めます。ここは有名観光地なのに人が少なく、ちょっと不思議な感じでした。(トラクターバスは我々の貸切でした。)

次も前回行った「ジェットコースターの路」。前回、この路の途上で感動して言葉を失ってただただ立ち止まってしまったことが強烈な思い出ですが、流石に2回目の今回は言葉を失うことはなく、素晴らしい風景とあの時の記憶を思い出しながら今回もこの瞬間を楽しみました。

美瑛に入り、この日のアイスを食べようと立ち寄ったのは「美瑛放牧酪農場」。結構細い道をくねくねと走り、「こんなところにお店、あるの~!?」と不安になったところですが、駐車場にはレンタカーばかりで満車状態。お店にも結構な行列がありましたが、流石に店名の通りミルクたっぷりの美味しいアイスでした。(片手なのでアイスは持つのが精一杯で、いつも写真が撮れません。)

ちょっと上に登ると、放牧した牛たちがいます。ミルク、美味しかったぁ~‼

この日、昼食に決めていたのは美瑛のお土産では超有名な美瑛選果の選果工房。お昼なのに駐車場には何とか車を停められて、選果工房には行列はあるものの、店の前のテーブルには座って軽食を食べるスペースがあります。

つぶたっぷりの苺ジュースやじゃがバター等憧れだったランチを食べられて大満足でした。

この苺ジュース、美味しかったぁ~!

午後は「ぜるぶの丘」に行ってみます。

意外と広くない花畑を散策しますが、正直同じような風景であまり感動はありません。

ぜるぶの丘のすぐ裏には美瑛の木の代表格である「ケンとメリーの木」があります。

愛の~、スカ~イライン~ mm

8年前は観光バスがひっきりなしに来た記憶がありますが、今回もレンタカーがたくさん停まっていて多くの若い人がこの木の写真を撮っています。ケンメリといえば私が小学校の頃(約50年前)に憧れた”スカイラインGTX”のCM。曲とケンメリのことは50年前といっても強烈に覚えていますが、この木の写ったCMのことまでは正直記憶にありません。「今、ここに来ている若い人は、ケンメリも知らないんだろうなぁ~?」と思って不思議な気分になってしまいます。
私も、(小学生時代の夢では)青のスカGに乗っている筈だったのに、今の愛車も青くないファミリーカーです。(日産でもありません。)

8年前はマイルドセブンの丘とかセブンスターの木とかのある「パッチワークの路」のエリアを観光したのですが、今回はその観光はせずに「四季彩の丘」に向かいます。午前中のフラワーランドかみふらのがガラガラだったので甘く見ていたのですが、着いてみると何と四季彩の丘の駐車場は満車! 少し待ってようやく車を停めることができました。
ここでも歩かずにトラクターバス「ノロッコ号」に乗り花畑を楽しみます。

流石に混雑しているだけあって、花畑は鮮やかです。のんびりと走りながら丘と花を楽しみました。

北海道に上陸した昨日列車の踏切をわたる時、「今回、踏切で列車に当たるかどうか賭けない?」と妻に持ちかけたところ、私も妻も「北海道に20日いても、踏切で列車には遭遇しない!!」という予想同士だったので賭けは成立しなかったのですが、四季彩の丘を出てすぐに踏切が閉まります。「すわ、本物のノロッコ号かな??」と慌ててカメラを構えましたが、残念ながら普通列車でした。

富良野に戻り、富良野六花亭「カンパーナ六花亭」へ。今回、帯広には行かない予定で、六花亭本店のスイーツは楽しめないのですが、”カンパーナ”と名づけられたおしゃれな富良野にある六花亭ならば、帯広本店ほどではないにせよそれなりにちゃんとしたカフェがあって美味しいスイーツがあるのではないか… と、勝手に予想して立ち寄ってみたのですが、カフェは簡易なものでどうやら期待外れ。

これは勝手に期待した我々が悪いですね。勿論、まだ北海道2日目なのでお土産は買いません。

この日の宿も富良野富良野連泊で宿が変わるなんて全く芸がなく、しかも新富良野プリンスホテルのすぐ近くのペンション「いつか富良野へ」が今宵の宿。バリアフリーのポリシーに共感して2021年に予約していたのですが、コロナで断念したため少しでもその雰囲気を味わうためにキッシュを注文し、「2022年には必ず行きますね!」と言ったので、その約束を果たすべく半年前には予約をしていたのです。

(コロナ禍の今だけ?)3組限定で奥様がお一人で切り盛りされているペンションのようです。夕食など1品1品の出てくるのがイタリアのレストラン並みに時間が掛かりましたが、富良野の野菜を中心とした料理はとても美味しく、富良野ワインを楽しみながらゆっくりとした富良野時間を楽しむことができました。

 

5日目:8月12日(金)

ペンション「いつか富良野へ」は朝食も期待を裏切らない素晴らしいものでした。宅配で自宅でも食べたキッシュは焼き立ては更に美味しく、自家製パンや富良野産の野菜も大満足。最後の淹れたてのコーヒーまで1時間近くかかった朝食でしたが、至福の時間でした。

野鳥も朝食を食べに来て(?)います

今日は午前中に美瑛の山の方の観光をしてから、日本海沿いの留萌まで行く日程。まずは山間部にある「かみふらの八景」の一つ旭野やまびこ高地に向かいます。
スポットまでは結構細い道を走り、他に観光客は皆無でしたが、朝の静かな時間を味わえました。

次は8年前にはガスで全く眺望が楽しめなかった「十勝岳望岳台」へ。

行くのに思ったより時間がかかり天気はあまり良くなかったのですが、ガスで全く見えななった前回よりは少しは見えたので、「8年前のリベンジ達成」ということにしておきましょう。

次は、美瑛観光の定番「青い池」。ここも8年前にも来ていますが、定番観光地なので素通りする訳には行きません。

北海道到着以来、天気はあまり良くなかったのですが、ついにここの観光中小雨が降り出し、嫌ぁ~な予感。

よく見ると、青い池にも雨が降っています

これで富良野&美瑛の観光を完了して旭川へ。旭川で今回の予定は2つ。
最初の予定は「旭川版ジェットコースターの路」とも言われる就実の丘。ここも途中かなり狭い道を通り、まだあまり信頼関係がないナビが本当に正しいのか大いに不安になりましたが、何とか辿り着けて一安心。
美瑛の本家ほど観光客は多くなく、ずっと続く道路をボケ~っと眺めていました。

旭川でのランチは「旭川ラーメン村」で。ラーメン村にはハーフラーメンがあるので、最低でも2軒ははしごしようと考えていたのですが、甘かった! どの店にも行列があり、私が第一候補としていた「天金」などはすごい行列です。行列がないお店もあるにはあるのですが、東京にも支店があるお店なので、わざわざ旭川まで来て行く気にはなりません。

ラーメン村のラーメン神社

ついては、第3候補としていた「いってつ庵」の行列に並び、名物の醤油ラーメンと餃子を味わいます。

旭川ラーメン、美味しかったですが…

勿論、この行列に2回並ぶ元気はないので、1軒だけで満足してラーメン村を後にします。

午後は車の少ない国道をドライブ。半自動運転を70キロにセットして快適な運転が続きます。次の目的地は、「北竜町ひまわりの里」。日本最大級のひまわり畑ということで、3年前からずっと来たかった場所なのです。

でも、歩いて観光するには広すぎるため、ここでもトラクターバスに乗っての観光をチョイス。

ひまわり畑はどこを見ても殆ど同じひまわりなので、バスで園内を一周すると後は見どころはないのですが、ここには「世界のひまわり」というコーナーがあって珍しいひまわりも楽しめました。

世界のひまわり その1

世界のひまわり その2

1日1ソフトクリームのノルマをここで果たした後は、無料高速を海沿いの町留萌までドライブ。留萌には2015年の北海道一周の時に立ち寄っていますが、前回とは違うビジネスホテルに今宵の宿を取ります。
「寿司の街」と言われる留萌での夕食は勿論寿司。有名店「蛇の目寿司」に狙いを定め早くからツイッターをフォローしてその情報収集に勤め、1ヶ月前には埼玉から電話して席の予約を依頼したのですが、外国人らしき人が出て「8月は2名の予約は取らない。夜は満席になることはないので大丈夫。」と取り付く島もありません。
とはいえ、満席で断られるのも嫌なので、5時にはホテルを出て蛇の目寿司に向かいます。ところが店に貼紙があり「本日、板さん急遽休みなので海鮮丼のみの営業」らしく、まだお店も閉まっています。仕方ないので第2候補としていた「富丸」というお店のカウンターに席を取ります。

5時過ぎなので、まだこんなに明るい!

寿司屋というより居酒屋で寿司も出すお店という感じのこのお店で居酒屋風のつまみを楽しんでから、最後に妻はお寿司を、私は留萌のウニを楽しみにしていたのにつまみにウニがなかったので、初志貫徹でウニ丼を楽しみました。

留萌でのウニ丼

これから、「日本海ウニ三昧の旅」のスタートです!

2022年北海道<その1:北海道上陸まで>


2018年のGWに北海道の道南地区を満喫して以来、大好きな北海道には行けていません。高校生時代から重度の「北海道病」に罹患している私としては、その2年後には早くも禁断症状が現れ始めたので、2020年には夏の北海道旅行を計画しました。その時の旅のメインは道北の離島。利尻・礼文と天売・焼尻には高校2年生だった1977年には行ったのですが、もう45年も前の出来事なので正直記憶も曖昧で、「もう1回は行きたい!」という思いが強かったのです。
ところが、ご存知の通り2020年からコロナ禍が始まり、2020年は「医療機関の少ない離島に、万一コロナを持ち込んだら、大変なことになる!」と脅され,北海道旅行を断念。2021年はコロナの状況は相変わらずでしたが、私の禁断症状が更に悪化したため、「最悪、道北の離島には行けなくても、何とか北海道には行きたい!」と強く念じていたのですが、緊急事態宣言発令や周囲の反対もあり、キャンセル料がかかるギリギリのタイミングで旅行そのものを断念せざるを得ませんでした。

そして、「三度目の正直」である今年2022年、3年分の思いを込めて半年前から計画に着手、禁断症状が極限まで達した今回はもう迷いなく離島を含めた北海道には絶対に行こうと決めていました。日程も3年分の我儘を極限まで叶えるべく大学生以来の19日間という無謀な日程を組み、直前に業務の事情で休暇がもう1日追加できることが判明すると、往路のフェリーの予約を何とか1日前に変更できて、高校生&大学生時代の北海道旅行の定番だった国鉄(当時)の「北海道ワイド周遊券」の有効期間と同じ20日間の旅行プランとなりました! 8月の20日間の北海道旅行といえば、高校2年生だった1977年の初北海道旅行と同じ期間です。あの時は確か8月6日午後に上野駅を出る常磐線経由の「特急みちのく」で旅立った記憶があるのですが、今回は8月8日にマイカーで旅立つプランです。

とはいえ、出発が迫ってきた段階でまたまたコロナが大流行。感染者数が激増し、我々の気持ちを大きく揺さぶります。罹患して病院が見つからずにたらい回しにあった人などのニュースなどを見るたびに、「旅先で、もし罹患したら…」等の懸念が頭の中をグルグルと駆け回りますが、結局決断ができないままにキャンセル料の発生期限を過ぎ、今年はキャンセル料の免除もなさそうだったので、結局意を決して行くことにしました。

結果、今回の旅は本当に大成功でした。3年間積み上げた計画は本当に最高で、選んだ宿や食事も本当に素晴らしく大満足。勿論、多少雨には降られましたが、旅のキーポイントである「晴れてほしい日」は全て真っ青な空の快晴でした。
これから、例によって冗長なレポートを、記憶力と戦いながら投稿してゆきます。
本当に大満足の旅のレポートときれいな写真をお届け出来たらと思います。

 

1日目:8月8日(月)

 

今回、北海道へ行くと言っても北海道に上陸する前に妻の強いリクエストによりどうしても立ち寄りたい山形県北のスポットがあったので、すぐには北海道行きのフェリーに乗るわけではありません。出発日を一日早めて8月8日を出発日にしたのですが、その日の午前中に妻に外せない用があるとのことで、結局初日は午後発でとりあえず初日の宿を取った山形市内まで行くだけの日程にします。車で旅行に行くことになってからは、おそらく自分史上初の午後発です。(思えば、高2の初北海道も午後発でしたし、昔の”鉄ちゃん旅”のスタートはいつも夜行列車でしたから、数十年振りに昔に戻った感はあります。)

当日は、昼食をいつもの家の近所の丸亀製麺で済ませて、1時過ぎには愛車をスタートさせます。高速に乗るのもGWの東北旅行の帰り以来、因みに愛車にガソリンを入れたのも、あの時以来3ヶ月振りでした。(さすが、ハイブリッド車!)
順調に東北道を走りますが、新機能の、ETC 2.Oが「福島県北部~宮城県の豪雨」の注意報を再三流していて、それに呼応するかのように本来ならば宮城県の村田JCTを経由した方が山形市内には早く着けるのですが、今日は何故かナビが米沢経由に愛車を誘導するため、豪雨を避けるためにも素直に従ってみることにしました。結果、一滴も雨に降られることなく無事に山形市内に到着。幸先のいいスタートです。近年、山形の日本酒の評判がいいことから山形市内の酒屋さんで美味しそうな地酒を北海道の知人へのお土産として何本か仕入れて、市内のホテルにチェックイン。
夕食はホテルすぐ近くの居酒屋を予約していたので、6時には居酒屋のテーブルに着いています。

山形名物が味わえる居酒屋

6時なのにお店にはそこそこお客さんがいて繁盛しているようですが、よく見ると居酒屋にいるのは常連や地元の人というより殆どが旅行者っぽく予約していた人たちの感じ。意外と高くて種類も決して多くはない山形名物中心のつまみを頼んでいます。恐らく、多くの方は「食べログ」でまぁまぁの評価を信じて予約した私と同じようなパターンなのでしょうね!?
とは言ってもつまみはそれなりに美味しく、旅のスタートとしてはまあまあといったところでしょうか?

 

2日目:8月9日(火)

 

北海道に上陸する前ですが、今日はいきなり妻のこの旅のメインイベントその1があります。TV番組で見て、「どうしても行きたい!」という場所になり、何とか行く方法は無いか模索していたので、妻への日頃の感謝をこめて北海道旅行の前に連れて行くことにしたのです。
その場所とは、山形県北部にある「最上川千本だんご」というお店。どうやら「ケンミンショー」で見たらしく(実は私は見た記憶がない)一瞬にして妻の憧れの聖地になったらしいのです。山形県には直前のGWの旅行でも来ていて、その前に言ってくれればその時の日程をいくらでも調整できてここに来られたのですが、どうやら妻が放送を見たのはその後だったようなので、たった3ヶ月後にもう一度山形県に来る羽目になったのです。
千本だんごは8時半オープンという情報を事前に得ていたので、混むであろう時間を避けて8時半のオープンの時間を狙おうとホテルでの朝食を取らずに7時過ぎに愛車をスタート。40年前に合宿で運転免許を取った山形県村山市を40年前の路上講習の記憶を辿りながらドライブして、目的地である大石田町ヘ。
出発の数日前に山形県で記録的な豪雨があり、最上川が各地で氾濫するというニュースを見ていたため、地図で見ると最上川のすぐ近くにあるこのお店のことも心配になり事前に電話してその無事は確認していたのですが、それでもやはり山形県各地のことは心配でしたが、車で走る限りは特に影響はないようで8時過ぎには無事に最上川千本だんごに到着。いくら人気店とはいえ、さすがに一番乗りです。

妻は一刻も早く食べたいらしくしっかり先頭のポジションをキープしているので、私はすぐ近くを流れる最上川にご挨拶。

大雨を 集めて(やや)早し 最上川

たった数日前に大暴れしたこの川  、まだ水量は何となく多い感じ。芭蕉のように最上川で一句ひねりたかったのですが、残念ながら何も浮かびませんでした。

妻はしっかり整理券1番をGetしたようですが、結局開店前のお客さんは数組だけで、無事に朝食用のだんごを購入してお店のイートインスペースでいただきます。

食べ物のお店への期待が大きいと「それほどでもないなぁ~!」という感想になることも多いのですが、このだんごについては妻も私も十分満足でした。特に“ずんだ"が美味しかった!

予想以上に早く北海道の前のメインイベントが終わってしまったため、これからは特に決めていた予定はありません。当初は、だんごを食べるのに時間がかかることも想定し、その後は早めのランチで大石田で名物のそばを食べようとも考えていたのですが、昼食にはさすがにまだ早いので、妻が朝「そういえば、山形の玉こんにゃくが食べたいなぁ~!」と言っていたので、Google で玉こんにゃくのお店を検索して向かいます。
Googleで検索した玉こんにゃくは極めて普通の玉こんにゃくでしたが、この場所が思ったより山形市に近い天童市だったため、再び大石田にそばを食べるためだけに戻る気にもなれず、そういえば6年前にすぐ近くの蔵王御釜が霧で全く見えなかったこと(投稿はこちら)を思い出し、今回天気は悪くなさそうなのでそのリベンジを急遽思い立ち、ナビをセットします。
ところが、蔵王を登る道の途中から前回以上の霧が立ちこめ、蔵王エコーラインに乗る頃には一面に霧で絶望的な状況に。それでも2016年には車を降りて御釜が見えるはずのビュースポットまで歩いたのですが、今回は景色が絶望的な上に思いっきり寒く、北海道用に上着は用意していたもののそれを出して歩くほどの元気もなく、結局駐車場に車を停めることもなく蔵王を後にして宮城県に入ります。これで蔵王御釜は2連敗。今回の旅を暗示するようなバッドスタートでしたが、今から考えるとこの旅で天候に恵まれなかったのはこの蔵王御釜だけだったのです!

蔵王宮城県側に降りたのはお昼頃。ちょうど昼食の時間ですが、特に下調べもしていなかったので東北道に乗り、何度かお昼を食べた菅生パーキングエリアヘ。当初のプランではこの日の昼食は山形そばの中でも有名な大石田の有名店でそばを食べるプランだったため私の胃が完全に”そばモード”になっていたので、PAのフードコートで村田名物というそばを選択。味は…普通のフードコートの蕎麦でした!
この日は5時半頃までに仙台港でフェリーにチェックインすればいいので、まだ時間があります。最近出来た(少なくとも私が仙台にいた昭和の時代にはなかった)「仙台うみの杜水族館」で暇つぶし。

昭和の時代によく行った「松島水族館」を引き継いで2015年にオープン

興味深い水槽やショーなどを楽しみ、暇つぶしとしては十分すぎる内容。

でも、最近の水族館はどこも大型水槽とクラゲの展示が多く、オリジナルである沖縄の美ら海水族館や鶴岡の加茂水族館をどうしても思い出してしまいます。

 

その後はフェリーに乗る前に毎回行く、その名前がちょっと可哀想になる日帰り温泉「仙台コロナの湯」にゆっくりと入浴し、フェリーの夕食の代わりに何か旨いものを買えないかと仙台港のアウトレットにも行ってみますが、アウトレットでも目ぼしい食事は見つけられずに、予定通りの時間に仙台港

日程変更を決めた1ヶ月前の段階では満席だったフェリーですが、キャンセル待ちの末ようやく取れた特等洋室にチェックイン。

フェリーオブザイヤーを連続受賞している”いしかり”

(名古屋~)仙台~苫小牧の太平洋フェリーは2014年以来今回が4回目の乗船。特に北海道に行く往路は、このフェリーに毎回乗っています。初めて乗った2014年の時は、夕食のビュッフェに寿司までありそれなりに豪勢なディナーをワインと共に味わえた良いイメージがあったのですが、近年このビュッフェには良いイメージがないのですが、今回も我慢して夕食のビュッフェに。生ビールを買うのにコインを握りしめて行列に並び、味も素っ気もない夕食を。
でも、食事はともかく全体的にこの太平洋フェリーが大好きなので、早く食後のコンサートなどのアトラクションが復活してくれるのを祈るばかりです。

春の北東北への旅<最終回:秋田県南部と鳥海山>

5日目:5月2日(月)

 

この旅の前半は「桜を追いかける旅」でしたが、今日からは後半戦。後半戦のメインテーマは、東北にはあれだけ何度も来ている(昭和の時代には、住んでいた)私なのに、何故かスポッとその足跡が抜けているのが秋田県南部、その秋田県南部の観光がこの旅後半戦のハイライトです。

朝、深浦の宿から見た日本海 今日は、いい天気‼

まずは五能線沿いを走り、秋田県へ入ります。能代では4年前に能代七夕の巨大な山車を偶然見た中心街(記事はこちら)から能代公園に向かいます。能代公園は桜祭りが終わり、今日からツツジ祭りが始まっているという情報なのですが、何やら公園全体が工事中の雰囲気で、駐車場すら開いていない状況。こうなるとめげやすい我々は見学を諦めて先を急ぐことにします。
次の目的は八郎潟大潟村
弘前で呑んだ二人が10日ほど前にここに来たらしく、その時は桜も菜の花も満開だったらしく、「明後日、行こうと思ってるのですが…」というと、「残念!!」と予告されていました。

でも桜はともかく菜の花は綺麗でしたよ!

この辺りは、6年前の夏にはひまわりを楽しんだ場所。日本一低い山には、今回も完全登頂です。

病気以来、同じ山に2度登頂(!?)したのはここだけ!

高速道路に乗り、秋田県南部の中心横手を目指します。今日のお昼は、勿論「横手やきそば」の予定。最初のプランでは郊外の観光施設「秋田ふるさと村」に行けば横手やきそば名店の支店もあり、一石二鳥だと思っていたのですが、昨日見たローカルニュースでその「秋田ふるさと村」で、昨日から「全国ラーメンフェスティバル」というイベントが開催されているらしく、どうやらこのGWには大混雑の感じで行くのがためらわれます。そもそも、横手やきそばが食べられればお店はどこでもよかった我々は、急遽一番大きい横手やきそばの最有名店に目標を切り替えます。ところがそのお店、田舎の割には(失礼!)あまり大きくない駐車場が満車で、ちょっと待っていても&第二駐車場も空きそうにもありません。15分程度周辺で駐車場を探して待ちましたが、近くに有料駐車場もなく諦めて市役所の駐車場に車を停め、観光協会に行って横手やきそばマップを改めて確認して、一番近くの店にチェックイン。どうやらごく普通の定食屋さんらしく定食も美味しそうでしたが、我々は初志貫徹して勿論横手やきそば

横手やきそばに満足した我々は再び市役所に戻り、横手といえばやきそばと並んで有名な“かまくら”を見に。

小学生時代、東京では珍しく大雪が降り、近所の友人と協力してかまくらを作って、夜になるまで数時間滞在した記憶が鮮やかに蘇りました!

その後、横手城にも行ってみますが、お城の上に登るのは無理そうで、とは言えいくら高台にあるお城でも、上に登らないと横手市街の景色は見えません。

次には、横手市内からはちょっと離れた「増田の町並み」へ。私の大好きな昔風の町並みが並んでいます。

片道10分も歩けば見終えてしまう程度の小さな町並みで、昔風の家に入るとそこのおばさんはみんな「ここの家には、このあいだ吉永小百合さんが来たよ!」と、声を揃えて宣伝。どうやら「大人の休日倶楽部」のCMをこの辺りで撮ったらしいのです。

確かに、あのCMで見たら行きたくなりそうな場所ではありました。

今日の宿泊は横手市内のビジネスホテル。ホテルには日帰り温泉が併設されていて、宿泊客は無料で入れるらしいのですが、どうやら人気の日帰り温泉らしくかなり混雑しているようなので、とりあえずこの時間の入浴は断念しました。
今日の夕食は食べログで評価が高かったおでん居酒屋を予約していましたが、評価が高い割にがっかりな内容。つまみが乏しく、看板のおでんも今日はなぜか「盛り合わせしかできません。」とのこと。その盛り合わせも散々待たされた挙句、食べてみると冷たいおでん! 3.5を超える食べログの高評価が全く信じられません!「間違えて、違うお店に来ちゃったんじゃない!?」と、疑いたくなるほどでした。
そんなお店なので腹一杯には食べずに、早々に退散。お店の場所は今日昼間にやきそばを探してウロウロした市役所のそばだったので、その時熟読(??)した「横手やきそばマップ」の記憶を辿って近くのスナックへ。近所のおじさんがカラオケしているスナックのお姉さんに「焼きそば、出来ますか?」と聞いてビールを飲みながら横手焼きそばを待ちます。

2回食べた横手焼きそば。「どっちが美味しかったか」は妻と評価が分かれました

さすがは焼きそばの街横手、スナックでも本格的な横手やきそばが食べられて大満足。
「お会計は? いくら?」
「1500円」。
「エッ、俺ビールも飲んだよ!?」
「ウチはみんな500円。ビールも焼きそばも500円だから1500円!」
なのだそうです。妻が飲んだウーロン茶はカウントされていないようですが、「兎に角1500円です!」と言われた通りに支払ったのですが…
でも、不快だった居酒屋1次会の記憶を上回る2次会は、気分爽快でした!

 

6日目:5月3日(火)

 

結局昨日は風呂に入らなかったので、朝6時の口明けからホテル併設の日帰り温泉に行ったのですが、朝から地元の方々は団体で来ていて、結構な混雑振り。結局、宿泊客無料の日帰り温泉ではのんびりとお風呂は楽しめませんでした。
今日は、秋田県南部の未訪問都市大曲と湯沢を楽しんでから、秋田県山形県の県境に聳える鳥海山麓のホテルまでの旅。朝食はホテルでは取らずに、横手市内にあるコメダコーヒーへ。全国どこへ行っても安定した同じ味が食べられて安心感はあるものの、その地方らしさが減ってしまったという一抹の寂しさはあります。
お昼に湯沢に行く前に、この付近のもう一つの著名な街大曲にも足跡を残したいと向かいます。大曲といえば何と言っても花火なのですが、その花火は簡単に見られるものではないので、「花火は、TV で見るもの」と諦めています。とは言え、どこか1箇所は観光しないと大曲に行ったことにはならないので、ネットで見つけた旧池田氏庭園という観光スポットへ向かいます。
横手から大曲へは、秋田市方面に少し戻る感じのドライブ。この道の少し先には、数日前というか自分的にはかなり前に来たというくらい遠い記憶になった街「角館」があり、この行ったり来たりは旅のプラン的には(元旅行会社社員としては)出来の悪いプランなのですが、角館の桜が見たいがための無理矢理のプランだったのでこれは仕方がないところ。ところが、大曲に近づくに連れて大粒の雨が! 今日の天気予報は雨は降らない予報でしたが、そういえば晴天と雨天を繰り返すこのGW、順番的には今日は雨の番です。「この豪雨じゃぁ、庭園の観光なんて無理だな。」と考えながらとりあえず行くだけは行ってみましたが、 ラッキーなことに駐車場に着く頃には雨はあがってくれたのです!

10分前まで豪雨が降っていたのが信じられない!

庭園には、GW だというのに観光客は誰もおらずに貸切状態。雨上がりの朝の散歩を楽しみました。

再び横手市内に戻り、子供時代に何故か猛烈に興味があった”後三年の役”ゆかりの「後三年合戦金沢資料館」に、再び降り始めた雨宿りを兼ねての訪問。私的には、源八幡太郎義家というより奥州藤原氏に興味があったので、奥州藤原氏が台頭するきっかけになったこの後三年の役には特に少年時代にはかなり興味があったのです。

その後、「平安の風わたる公園」にも行ってみますが、雨は相変わらず降り続き、おまけに私にとって錦帯橋のような階段仕様の歩きにくい橋を渡る気にもなれずに、見学を断念しました。

晴れ間も見えますが、結構雨が降っていたのです

次はいよいよ湯沢に向かいます。私の湯沢のイメージといえば、”小野小町”と”稲庭うどん”なのですが、食いしん坊の我々は当然の如くまずは稲庭うどんへ。秋田県全体の名物のイメージが強い稲庭うどんですが、その本場は実は湯沢。湯沢市郊外に稲庭ロードとでも呼べるような稲庭うどんのお店が集まる場所があるようなので、その中でも東京にも支店がある有名店である「佐藤養助商店」の総本店を目指します。

今日は今までマイナーな観光地ばかりを巡って来たため、他の観光客には全く出会いませんでしたが、やはりさすがは5月3日、まだ11時半少し前なのに佐藤養助商店は大混雑で30分以上の順番待ち! 他の店に行けばすぐに入れたのかも知れませんが、我々はお土産を選びながら凡そ30分の待ち時間も楽しく過ごし、いざ入店。ついつい、宣伝につられてタイカレーのカレーうどんを頼んでしまいましたが、今考えると本場中の本場の総本店で味わうメニューではなかったかも知れませんね。

この旅のお土産はここが最後と、稲庭うどんいぶりがっこをしっかりと購入します。

午後の見どころは、まずはすぐ近くの稲庭城。稲庭うどんはあれだけ大混雑だったのに、ややマイナーな稲庭城まで来る人はあまり多くないようです。下のお土産屋さんでスロープカーとお城の入場券を買って、小さなスロープカーで高台にあるお城へ。

鉄ちゃんにとっても嬉しいスロープカー

今回もお城に登るのは止めて、稲庭城周辺からの周囲の眺めで満足します。

次は、小野小町ゆかりの小町堂へ。

ここでのお祈りはただ一つ、「二人の孫娘が、小野小町のような絶世の美女になりますように!」我々の孫にはもう一人長男もいますが、この日のお祈りの主役は3歳と1歳の女の子。

今日は鳥海山が見える高原リゾートホテルなので、周辺のドライブと観光をしながら宿を目指します。まず目指したのは法体の滝。ところが、目的地に近づきナビの案内通りのやや細い道に入った1分後に、轍もない完全な雪道に。雪は道路にまだ5センチ以上は残っており、どう考えてもノーマルタイヤの愛車では絶対に無理です。Uターンも出来ない細い道から必死に抜け出すまで約5分強。この旅最大のピンチを何とか抜け出すことが出来ましたが、精神的に疲れ果ててもう法体の滝を目指す気も失せてしまいました。恐らく、ナビが変な道を案内したせいだと思いますが、あの時もう少し冷静になって周囲の地図を見直せばよかったのでしょうが、後の祭りです。
その後、鳥海山が見える牧場に行ってみます。さすがにGWなので3時過ぎでも牧場の駐車場は満車で、この時間でもみんなバーベキューを楽しんでいます。勿論、我々は夕食が食べられなくなるので、BBQは食べずにソフトクリームで我慢。

でも、今日はどこへ行っても鳥海山はその山頂を公開してはくれませんでした。

今宵の宿は奇しくも3年間毎年5月3日に予約をしていたフォレスタ鳥海。3年越しの予約でようやく泊まれたので、宿との出会いは感動的ですらありました!夕食は和洋折衷会席料理。どれも美味でしたが、一番感動的な料理がタラの芽の天ぷらなんですから、やっぱり貧乏性なんですね!

秋田といえばやっぱり日本酒!

7日目:5月4日(水)

 

朝目が覚めて部屋の窓を開ければ、そこには待望の鳥海山がその全貌を、我々にあたかもプライベート映像のように公開してくれています!

この景色が見たかったんです‼

今日は、その鳥海山の五合目まで行って、後は山形県を徐々に南下して、関東に帰る道すがら、この旅最後に置賜地方の温泉までの1日。
ゆっくりと朝食を楽しみ、3年後しのこのホテルの部屋も部屋から見える鳥海山も食事も温泉も全部堪能して、いよいよこの旅最後の観光の1日をスタート。

昨日も楽しんだ鳥海山の景色を堪能しながら、まずは秋田県南最後の観光地象潟へ。

象潟といえば、松尾芭蕉奥の細道で松島と並んで褒め称えた名勝の地。その後、この辺りの地形が地震で隆起し、そのお陰で松島のような海と小島は全て陸地となったらしいのですが、歴史に壮大なロマンを感じる私的には、前々からずっと訪れたかった憧れの場所。その象潟を眺めるのに絶好のポジションは、象潟のシンボルでもある道の駅の展望台。「5月には、水田に水が張られて、海だった頃の風景を彷彿とさせる景色が見られますよ!」とのことでしたが、5月とは言えまだ水はあまり張られておらず、200年以上前の風景は夢想するしかありません。

象潟はうらむがごとし(by松尾芭蕉

伊能忠敬がこの辺りを歩いたのは丁度地震で隆起した前後らしいのですが、忠敬はどっちの風景を眺めたのでしょうか?

反対側には雄大日本海

妻は昨日買い残した秋田県最後のお土産もここで存分に買えたので満足して、いよいよ鳥海山5合目までのドライブ。途中の奈曽の白滝は、滝までの階段が急で私には危ないという情報から行くのを早々に諦めており、その代わりに元滝伏流水という滝に行くことにしています。念の為、事前に観光協会にこのルートの階段の有無等を問い合わせていて、観光協会からの返信メールによると、「近所の老人ホームの散歩コースなので、大丈夫。」とのことなので、駐車場から滝まで片道10分の道を安心して歩き始めますが、滝に近づくに連れて道路の段差というかギャップが凄くなり、行きは何とか登れたものの「こりゃぁ、帰りはしんどいぞぉ?!」という場所の先には、手すりのない階段があり、この階段は私には無理です。
ついては、直前でUターンするという何とも最悪な展開。私の歩行能力は老人ホームの人にも劣るということを、改めて思い知りました。また、行きには何とか登った場所は上から見ると思ったより下りの難易度が高く、どうやって降りようか上で立ち止まって思案していたところ、後ろから来た親切な女性に介助をしていただく羽目になりました。正直助かりましたが、恥ずかしいやら情けないやらの複雑な心境でした。

この後に撮った道の途中の景色

いよいよ鳥海山ブルーラインを昇り、五合目を目指します。道路の周囲には残雪が結構残っていて、二合目、三合目と上に上がるにつれて、益々雪深くなります。

ようやく五合目に到着しますが、流石に寒くて風も強く、のんびりと景色を楽しむ余裕もなく、結局周囲の写真を慌てて撮っただけで、憧れの鳥海山とのランデブーはあっという間に終了。

鳥海ブルーラインの昇りはずっと秋田県でしたが、下りは山形県です。道路の周囲は雪が深い下り道ですが、私の気分的には一瞬にして「この旅行の、帰り道」という意識が猛烈に強くなり、気分的には泣きたいぐらいの心境。
あっという間に下まで降りてしまいました。
鳥海山を降りて向かった観光地は日本海側にある十六羅漢岩。ところが、ここも岩に向かう階段が急で私にはとても無理そうなので、結局岩を一つも見ずに、上から日本海の風景を眺めるだけで満足することに。

ここも、2時間ドラマのラストシーンの場所のようですね!

この日のお昼も特に決めていなかったので、この観光地にあるラーメン屋さんの「飛び魚ラーメン」の看板につられて入店。飛び魚の出汁は「あご出汁」なので、不味い筈はないと確信しての入店でしたが、ごく普通のラーメンでした。

今宵の宿は山形県と言っても米沢に近い赤湯温泉。明日が5月5日でGW の最終日なので、明日の午後は渋滞必至でその渋滞が嫌なために明日午前中には埼玉県まで帰り着けるよう、より関東に近い宿を予約していたため、同じ山形県内とは言え今いる所の秋田県境の日本海側から福島県に近い置賜地方までは急いでも3時間近くは掛かりそうです。ラーメンを食べ終わり、十六羅漢岩を出たのが2時少し前ですから、もう久しぶりの酒田などに立ち寄る余裕はありません。

日本海よ、また会おう!

以前にこの道を走った2016年には、まだ高速道路などは無かったと記憶していますが、今は、途中まで高速が開通しています。また、高速がない区間でも周囲の車はあたかも高速のように遠慮なくぶっ飛ばすので、早く目的地に着けるのは良いのですが、周囲を楽しむ余裕はなく、ただ走っただけというつまらないドライブ。今考えてももっとゆっくり走れば良かった!
この日の宿は、赤湯温泉。「上杉の御湯」という名前が付いた高級旅館でこの旅のフィナーレを飾ります。GW価格なので決して安くはありませんでしたが、お風呂も食事も合格点以上の内容で大満足。特にサービスが良く快適に過ごせてまた来たくなりました!

予算の関係で米沢牛ではなく山形牛でしたが、美味でした!

東北の最後の夜も満足して眠りにつきました。

 

8日目:5月5日(木)

 

この日はGW 最終日なので、人出がかなり戻ってきた今年は、2019年までと同じように、午後~夕方帰りの高速は大渋滞になるという予報が出ていましたので、明日金曜日には職場に行かなくてはいけない私は渋滞での疲労を残すことは避けたいので、どこにも寄らずに真っすぐ埼玉県を目指します。

赤湯温泉のすぐ近くから高速道路に乗り、東北道に合流して一路埼玉県へ… ところが、まだ午前中だというのに東北道の著名な渋滞スポットである上河内サービスエリア付近では早くも渋滞が始まっていて、20分程度のノロノロ運転が続きます。でも、こんな時に役に立つのが新愛車の半自動運転機能。アクセルもブレーキも全く触らずに、すぐ前の車を追従してくれるのですから! 結局、高速の渋滞も体験できたので、20分のタイムロスも苦にならずに、無事にお昼前には自宅に辿り着きました!

 

これで、2022年のゴールデンウイークの旅行記を終わります。次は8月の夏休み、これも3年越しの念願である北海道の離島に行きます。高2の夏休み以来45年振りの離島も4つ行くつもりで、既に予約も完了しています。
レポートは9月になると思いますが、3年間の鬱憤を晴らし、思いっ切り楽しんで来ようと思っています。

春の北東北への旅<その2:弘前と青森県>

3日目:4月30日(土)

この日は、この旅のメインイベントである弘前に行く日。妻にとっても、9年ぶりに弘前在住の旧友と会うという、別の意味でのメインイベントの日。昨晩、その旧友から連絡が来て、今晩のアポイントを早めたいとの依頼があったので、本来ならば十和田市か黒石の桜を見てから弘前に行くつもりでしたが、どうやらどこも桜の絶景は望めそうにないこともあり、弘前以外の訪問を諦めて早めに弘前に行くことにします。
フロントの方から、「明日の早い時間の朝食は団体で混む」というアドバイスを受けていたので、のんびり起きて激混みの朝風呂にも何とか入り、ゆっくりと朝ごはんを。朝ごはんのバイキングスタイルは、片手で料理を取って運ばなくてはいけないので大嫌いなのですが、経費(人件費)削減のためか、残念ながらコロナ禍でも減る気配はありません。おまけに最近は料理を取る時に使い捨ての手袋がマストなので本当に面倒なのですが、朝ごはんがバイキングじゃない旅館は近年は一部の高級宿だけになりつつあるので、夜はともかく、朝は我慢、我慢。

いつもよりゆっくりと9時過ぎに宿を出ます。このGWは好天と悪天を繰り返す天気予報なので、今日は好天の順番の日。勿論、昨晩の雪や霙が積もることはないと信じていました。
まずは6年ぶりに宿近くの十和田湖にご挨拶。高度が上がるにつれ、道路脇の残雪は残っていますが、まずは快適なドライブ。発荷峠からの十和田湖は、何度見ても抜群の風景。

初めて発荷峠からの十和田湖を見たのは、昭和の時代新入社員添乗員として来た紅葉の十和田湖。以来この絶景が大好きになり、近くに来たらできる限り立ち寄るようにしています。

我が「日本の大好きな風景」のベストテンには必ず入るでしょう!

その後、十和田湖の左岸をドライブして黒石方面に抜けて弘前に行くルートを考えていたのですが、何故かナビの示す到着時間が異常です。この道は確か結構山道で、もしかしたらまだ雪道が残っているかも… という話を聞いた記憶もあり、ビビリの私は今日は弘前の見学時間を十分に確保することが最優先と、この左岸~黒石方向のルートを早々に諦め、Uターンして再び発荷峠経由で東北道の小坂インターに向かうルートに急遽変更します。
ところが、来た道と別れたあたりから怪しくなります。道路脇の雪は想像以上に多くなり、遂には道路上にも残雪が! 山からの下り坂の道にはカーブも多く、ノーマルタイヤの我が愛車は極力スピードを落として轍を頼りにノロノロと走ること十数分、スリップすることもなく、何とかこの危機を脱することができました!
そして、その後に待っていたのは桜並木の絶景!

結果的にはスリリングで楽しいドライブでした。

弘前到着は1時頃。駐車場の追加料金を支払って駅前の宿泊ホテルに車を停めます。
今回の弘前の宿は2011年の旅でも泊まったルートイン。過去2年、半年前の発売開始のタイミングで毎回東横インを(約半年間、旅行を断念するまで)押さえていたのですが、今年は半年前の発売開始日をうっかり忘れてしまい、数日後に慌てて見たら東横インはやはりもう満室。普段の料金の倍以上するルートインは何とか空いていたので、やむなく予約した次第です。早速ホテルに荷物を預け、ワンコイン(100円)バスにて弘前城公園へ。駅前のバス乗り場で弘前城公園の入場手続き(コロナ対策で事前予約制)をしたのですが、「埼玉からですか… ご苦労様です。」という係員の申し訳無さそうな表情で、今の状況を何となく悟ります。
バスは懐かしい弘前の中心街土手町を通って市役所前へ。バスを降り、公園方面に目を向けるとですそこには、日本一の桜が… ある筈でしたが、悪い予感が見事に的中して、桜は殆どが、もう葉桜でした!
弘前の桜のもう一つの楽しみである筈の花筏。見事に散った花びらがお堀を埋め尽くす… というやつです。葉桜になってもこの花筏は何とか見られるのではないかと急いでお堀を見てみますが、誰かがきれいにしたかのように普通の何もないお堀でした!

ここが、桜吹雪で溢れている...筈でした

やっぱり、弘前駅の受付のあの人の表情は、遠方からわざわざ来た我々に対する同情だったのですね!
とりあえず、弘前城公園に入り散策を続けます。「弘前城公園のいいところは、ソメイヨシノだけじゃなく咲く時期が違うさまざまの桜が見られること。」という言葉を信じて歩きますが、やはり圧倒的なソメイヨシノのボリュームに他の桜は圧倒されているかのようです。


とは言え、まだ咲いている場所もあるので、そういう場所に行ってはとりあえずパチリ。

この日のお昼は、屋台でおでんと焼きそばで残っている桜を寂しく眺めながら済ませます。満開の桜の下でビールを飲みながら楽しめればどれだけ素敵なことか!
勿論、コロナ禍の今はビールは飲めません。

弘前城公園の中心地である弘前城に入ります。

入場券を買ってお城のすぐ近くまで行きますが、弘前城に入場する行列には並ばず、お城と桜を周囲から眺めて満足することにします。

もっとも、バリアフリーがないであろう弘前城天守には、私には無理だったと思いますが…

そして、今日はいい天気なので弘前城から眺める岩木山は絶景です!

もう一度満開のソメイヨシノを見に来るという課題は残りましたが、とりあえず満足して弘前城公園を後にします。ねぷたの時2018年にも来た「津軽藩ねぷた村」には入場はせずに桜の時期の弘前のお土産だけ仕入れてあちこちの旧友に郵送して、「桜の時期に弘前に来たんだぞぉ~!」と、アピールだけして満足感に浸ります。

この日の夕食は妻の旧友夫妻と弘前市内の居酒屋で。妻はご主人とも面識があり、私も奥さん(妻の旧友)とも面識があったので、楽しい時間でした。イガメンチなどの弘前の名物料理も食べられたので大いに満足して宿に戻りました。

 

4日目:5月1日(日)

 

今日は弘前近郊と津軽半島の桜を見に行く日。日替わりで好天と悪天を繰り返すというこのGWの天気予報通りとすればハズレ順番のこの日は、やっぱり朝から雨模様です。
まずは岩木山へ。昨日飲んだご夫妻から弘前人の岩木山信仰の話を聞いていて、例えば「普通、マンションは西向きには建てないが、弘前では西向きでも岩木山の方を向いているほうが売れる。」のだそうです。そんな信仰深い津軽の方が信奉するお岩木山ですから、まずは岩木山神社にお参りをしないわけには行きません。

とりあえず参道を傘をさしながらトボトボと歩きます。

前の愛車には日本各地の神社の交通安全の御守をベタベタと貼って、自己満足に浸っていたのですが、新愛車には何となくステッカーを貼る気にならずにいるのですが、それでも以前の癖で神社に行くとついつい交通安全のステッカーを探してしまうのです…

岩木山の麓は、ある意味弘前以上に凄い桜の名所だと書かれたガイドブックもあり、なおかつ桜の開花時期は弘前より遅いとの情報もあり期待していましたが、雨の中を散歩する気にもなれず、適当に車を走らせながら、桜のスポットでは減速?停車して最後の桜を楽しみます。



でも、山麓のすぐ近くを走っているのに、昨日は機嫌よくその全貌を惜しげもなく開示してくれたお岩木山は、今日はすぐ近くに来ているのに全くその表情を見せてはくれません。いつもこのあたりを走るときに口ずさむ「帰って来いよ」を勿論今年も歌ってのドライブ!
津軽岩木スカイラインの入口には、まだ満開の桜があったので、「上まで行けば桜のいい景色が見られるかも?」と、有料道路を登ろうとしたら、料金所で係員が愛車のタイヤを見て、「今、上は雪が降っていて、ノーマルタイヤでは通行できません!」と止められてしまいましたので、ここの見学も叶いませんでした。

おまけに、まだ慣れないナビで行き先の入力を間違え、30分以上時間をロスしたので、今日のメインである筈だった太宰も見たであろう芦野公園の桜を諦めて、直接五所川原に行くことにします。芦野公園も、次に満開の弘前の桜を見に行く時には、セットで必ず行きますから!

とりあえず五所川原中心街に車を停めますが、五所川原で狙いをつけていたレストランは何故か休業! 代案も考えていなかったので、すぐにもメシを食いたい妻に急かされるようにすぐ近くのうなぎ居酒屋へ。朝からいいことがないこの日の鬱憤を晴らすべくランチには目もくれずにうな重をオーダー。「鰻、時間かかりますよ!」というので、「ひょっとして、隠れた名店かも!?」と、淡い期待を抱きましたが、残念ながら淡い期待は淡いままでした。

五所川原訪問の目的は「立佞武多の館」。五所川原立佞武多には、2018年に来て東北のお祭りの中でも最大級に感動したのですが(投稿はこちら)、3台ある巨大な立佞武多は1年に1台づつ交換されるそうなので、我々が見たのは2018年ですから、もう全ての立佞武多は入れ替わっている筈です。

立佞武多その① やっぱり、デカい!

巨大な立佞武多を上から眺めるには、エレベータで4階まで上がらなくてはいけません。

立佞武多その②

上から眺めるジャイアントロボのような立佞武多。この立佞武多が街を練り歩く興奮が鮮やかに蘇ります。

立佞武多その③

東北のお祭り、青森のねぶたなどはもう一度見たいとはあんまり思わないけれど、この五所川原立佞武多だけはもう一度見たいと本当に思います。今度は、この立佞武多が格納されているこの建物の前に陣取って、この建物に出入りする立佞武多が見たい!

 

今日の宿は五能線沿線の深浦。毎回、五能線の近くの道路をドライブしていても特に『リゾートしらかみ』と並走またはすれ違うことは全くなかった(それだけ、列車が走っている本数が少ない!)のですが、今回初めて踏切で車を停められます。「すわ、リゾートしらかみかな!?」と慌ててスマホを構えますが、残念ながら普通列車でした。

(2011年に『リゾートしらかみ』に乗った時の投稿はこちら

この辺りには、「海辺の露天風呂」で有名な「不老ふ死温泉」もあるのですが、我々は2016年に泊まってその夕食と夕陽に感動した「ペンション深浦」が今宵の宿。民宿風の宿なのでお風呂は楽しめない(と思いますので、前回も入っていません。)のですが、何度か入浴してこの辺りでは群を抜いて好きだった「ウェスパ椿山」がどうやら閉館してしまったようなので、激混みであろう不老ふ死温泉などは避けて、五所川原付近の日帰り温泉に入ってから深浦まで向かいます。
宿のお楽しみは食事と深浦名物の夕陽、宿は高台にあるので前回は本当に絶景の夕陽が見られたのですが、今回は雨天なのでほぼ諦めムード。ところが、前回同様豪華な夕食を楽しんでいると、ほんの一瞬だけですが雲が切れて今回も見事な夕陽を楽しむことができました!

春の北東北への旅<その1:岩手山の桜と角館>


2020年よりコロナ禍で自粛していた春の北東北への旅、3年越しの念願をようやく叶えることができました!
メインイベントは各地の桜、近年桜前線の北上は年々早まっていて、ゴールデンウイークにはもう東北での桜は遅い!ということになっているようですが、いくら待ってもこの季節感が戻ることはもうないでしょうし、サラリーマンでいる限りは4月中旬~後半に休みを取って旅行するのは無理なので、とりあえず少しでも桜が残っていればいいなぁ~!と、割り切って旅をスタートさせることにします。

今回の旅の前に,9年間乗った愛車を乗り換えました。前の愛車は2013年、病気から3年後に運転への復帰の際に購入。片手片足でも運転できるように改造し、以降の旅では沖縄を除く46都道府県を快適に走ってくれた本当の愛車です。
勿論、たった9年で最近の車にガタが来るはずもなく、愛車は引き続き極めて快調だったのですが、「最近の最新の車の安全機能が、徐々に衰えが進む初老の私には必要」という見解と、「ロングドライブができるのも、あと約10年」と考えた時に「そろそろ、最後の一台(?)の買い時かな?」と、今買う決断をしました。
でも、どの車にするかは半年以上悩みに悩みました。過去トヨタ車しか乗っていない私は、当然トヨタで一番安全機能が満載の”ヤリス”にする積りでしたが、「最後の車選びだから、今回は他の会社も見てみよう」と、近所のディーラーをいくつか周り、とはいえ右手足が不自由な私はディーラーの車には試乗ができないので、パンフとYou Tubeで徹底的に各車を比較・検討しました。

最終的に、散々迷った挙句ホンダのフィットにしました。安全機能はヤリスとほぼ互角のイメージですが、フィットの半自動運転のACCと、電動パーキングブレーキが最終的な決め手になりました。安全性を高めるオプションはみんな付けたので、結局人生で2番目に高い買い物になってしまいましたが、後悔はありません。昨年11月に契約して納車されたのは2月の天皇誕生日。それからは週末のたびに練習と称して埼玉県内をプチドライブし、少しづつ新愛車にも慣れて、いよいよこの日を迎えます。

HONDAフィット20周年特別仕様車Maison

この写真は、今回の旅で田沢湖の桜スポットで撮ったものです。

 

1日目:4月28日(木)

 

朝のスタートはいつも通り早く6時半。今日は盛岡まで走って、その後に盛岡近辺の桜スポットを見る欲張りな一日です。今回のGW、全体的に天気は悪そうで、どこの桜もかなり終わっているとの情報でしたが、今日だけは晴天+今日行く桜スポットだけはまだ満開との情報を得ていたので、朝から元気ハツラツです。いつも通りのコンビニで飲み物を仕入れ、いつも通り久喜インターから東北道に乗ります。
東北道に乗ってすぐ、半自動運転ACCを100キロにセットして、レーンキープ(自動的に車線を走ってくれる機能)をオンにします。これで手も足も離しても、車は勝手に車線を100キロで走ってくれるのですが、やはり手はハンドルに添えたままで、足はすぐブレーキを踏めるポジションに置いてはいますが、それにしても夢のような半自動運転です! 時折、前に遅い車がいるときには車は自動的に減速してその車を追走しますが、この時だけウインカーとハンドルを動かし、追越車線へ。追い越す時だけは少しだけアクセルを踏み込み、無事に遅い車を追い越した後は元の車線に戻り、再び100キロで走り続けます。上り坂も下り坂も車が常に100キロをキープしてくれるので、本当に楽チン。
この日はまだGWではないので、道路もまだ混んではいません。途中、適当に休憩しながら、あっという間にみちのくに入り仙台を過ぎ、この旅最初の目的地である岩手県に突入!
この日のランチはサービスエリアで適当に食べようとノープランでしたが、12時前に盛岡付近に着けそうなので、盛岡南インターで東北道を降り、付近のレストランを探します。事前のリサーチもしていなかったので、知らない店にギャンブルで入る以外は無難なチェーン店しか選択肢はないかも? なんて話しながら盛岡市郊外をドライブしていると、チェーン店はチェーン店でも私の好きな仙台のチェーン店「かに政宗」を発見! 関東にはないチェーン店なので、喜々として車を停めます。

店名の如く”かに”中心のメニューなので、料金は決して安くはないけれど、旅の最初のランチとしては大満足でした。

この日最初の見学地は、小岩井農場小岩井農場にはいくつかの桜スポットがあるので、そこを訪ねようと思います。最初に小岩井農場に向かう道路沿いにある名所は”県道沿いの桜並木”。

車を近くに停め、岩手山と桜のコントラストを満喫。

次に向かったのは、小岩井農場(というより、岩手県)でも一番有名な桜スポットである「小岩井農場の一本桜」。混雑時にはアクセス道路まで大渋滞するらしいのですが、GW1日前は意外と混まずにこのスポットまで来ることができ、何とか駐車場もすぐに確保できました。

そして、岩手山と満開の一本桜の見事な絵のような風景!!

この桜だけでも、”3年越しの念願”のこの旅に来て本当に良かったと、心から 感動した瞬間でした。

 

ちょっと戻って、農場の駐車場に車を停め、こちらも有名な桜スポットである上丸牛舎の桜を散策。

一本桜といい、このあたりの桜は正に満開!

小岩井農場は桜だけにして他の観光はしませんでしたが、妻は明後日会う予定の旧友へのお土産選びに夢中です。

牧場といえば、ソフトクリーム!

牧場に来ればお約束の濃厚なソフトクリームを味わい、小岩井農場を後にして付近の桜スポットを2つ観光。一つ目の七ツ田の弘法桜はそこそこ広い駐車場はあるものの、どれが主役の一本桜なのかは不明のまま。

もう、散ってしまったのかもしれませんね。

横の桜はまだ何とか咲いています!

次の目的地は雫石園地。数日前、TVのニュースで満開の桜の中を泳ぐたくさんの鯉のぼりの映像が出ていたので期待度は高かったのですが、歩き出してみると、かなり葉桜度合いが進行しています。

おまけに川沿いに広がる園地なので、鯉のぼりはなかなか見つかりません。反対側から散歩して来た方に、「鯉のぼり、どのへんでしたか?」と尋ねてみたところ、「まだ、結構先だよ!」とのこと。桜が満開なら歩くモチベーションも保てるのですが、葉桜化した風景では、駐車場への帰り道が遠くなることばかり気になり、妻は早く旅館に行きたそうです。ついては、鯉のぼりを諦めて愛車に戻る決断をします。
何と、軟弱なことか!

本日の宿は鶯宿温泉。昭和の時代から仕事での関わりは多かったものの、実は来るのは初めてなのです。想像していたような温泉街もなく、いくつかのホテルがパラパラと点在している温泉地でした。この日はまだGWではないので、ホテルは結構空いていて、私的には微妙。旅館が賑わっていてくれると嬉しいけれど、あんまり混んでると嫌気がさしてしまうという、何とも我儘な元旅行会社社員です。

今日の夕食は温泉旅館なのにイタリアン。施設内にイタリアンレストランでもあるのかなぁ~!?と想像していましたが、普通の個室会食場で出てくる料理がイタリアンといういささか予想外の展開。

前菜(この後、右上にスープが来ました)


でも味は結構本格的で、ピザとPastaだけで3種類も出てくるボリュームたっぷりなコース。

ついつい、先に一つ食べてしまいました。 まいう~!

 

メインの肉料理

デザートまで満足感高い!

久しぶりに赤ワインのフルボトルを2人で一本空けてしまいました!

 

2日目:4月29日(金)

 

この日からいよいよゴールデンウイーク。この日はまずは角館に行ってから田沢湖経由で八幡平あたりを楽しみ、秋田県に入って懐かしの湯瀬温泉に宿泊する予定。ところがこの日は天気予報が悪く、岩手も秋田も午後から激しい雨が降り、おまけに夕方以降は山間部では何と雪予報! そしてこの日の宿湯瀬温泉は、まさに山間部! もうすぐ5月になるというのに... です。
岩手県鶯宿温泉から角館までは峠を超えて約1時間、実は秋田県南部地区はこの旅の後半にゆっくりと来る予定にしているのですが、残り少ないであろう角館の桜を見るために、一日でも早く角館に行きたかったので、この日の訪問プランになりました。

角館に向かう峠道で、ガソリンを給油。新愛車はハイブリッドなので、旅行前から約800キロ走ってのガソリン給油です。新車をハイブリッドにすることについては、しっかり者の娘に大反対されました。「相当走らないと、ハイブリッド代(数十万)のもとは取れない。年1万キロ以下程度だと、結局ガソリン車の方がお得!」というのが反対の理由です。確かに(最近、ガソリン車を買い替えた)娘の言うことは正論ですが、私の場合こうやって旅先でスタンドを探すことも多く、そのスタンド探しが結構面倒なことから、「ハイブリッドにして、給油の回数が少しでも減るのならば、多少高くってもハイブリッドにしよう!」と考えたのですが、確かに前の車の時より給油は約半分になり、ストレスは大きく減りました。 因みに、今回の旅での総走行距離は約2000キロでしたが、旅行中の給油は2回だけで済みました

『桜の時期の角館の混雑振りは凄まじい』という話を何度も聞いているので、事前調査はバッチリ。意外と武家屋敷に近い桜の時期だけ開く臨時駐車場に狙いを定めて車を走らせますが、その臨時駐車場はGWなのに何故かクローズです。思いっきり嫌な予感の中、角館のメイン駐車場である桧木内川堤に行っても満車ということはなく、まだ余裕で車を停められます。とりあえず車を停めて早速角館のもう一つの桜名所である桧木内川堤に行ってみますが、昨日行った雫石園地よりもかなり早く、川沿いは完全な葉桜!

あの有名な桧木内川堤の桜... 満開から一週間後

武家屋敷へ行けば、少しは桜残っているかしらん? と、最後の望みをかけて向かいますが、「数日前の強風で、もうみんな散っちゃったよ!」とのことで、本当に見事なくらいあの桜は片鱗もありません。

とは言え、6年振りの角館武家屋敷ですから、6年前と同じように人力車に乗ることにしました。コースは以前と同じで、恐らく車夫さんの説明も前回と同じなのでしょうが、健忘症(痴呆症?)が入りつつある我々には楽しい30分でした。何より歩かなくていいのが妻のお気に入りです。

楽しい時間でしたが、あの圧倒的な桜を見ることができなかったので、角館には、もう一度来なくてはいけませんね!

ほんの少しだけ武家屋敷にも残っていた八重桜

次はとりあえず田沢湖に向かいます。湖畔をドライブして景色が良いところや桜の咲いているところを探します。

田沢湖畔の県民の森

当初のプランでは、ここから玉川温泉辺りをドライブし、八幡平アスピーテラインを走って岩手県側の桜の名所を楽しむ予定でしたが、アスピーテラインは開通しているものの、「今日は降雪で、路面凍結&通行止めもあり得る」と、地元のラジオではしきりに注意喚起しているので、雪道が怖い私はすっかり怖じ気づいて、山道を行かずに盛岡まで戻って東北道で北上する選択をします。

今朝走った国道46号線を盛岡方面に戻ります。この国道のエキサイティングなところは、速度を落として走る秋田新幹線と並走できること。時折、愛車のすぐ横を新幹線が同じような速度で走り、僅かの間同じ世界を共有できるのです! ハンドルを握っているので写真は撮れませんが、元鉄ちゃんの魂を激しく揺さぶる感動の瞬間です。

お昼を過ぎて盛岡近辺でランチのお店を探します。盛岡だから”じゃじゃ麺”とか”冷麺”が食べたいね!なんて話しをしていると「盛岡冷麺」の表示を見つけ、迷わず入店。

満員の地元民はみんな焼肉を食べている中、我々は久しぶりに盛岡冷麺だけを食べて大満足!

もう、焼肉と冷麺を両方食べられない老人の胃袋です

関東では全く知らないお店でしたが、お店の広告にサンドイッチマンが出ているので、ここも東北では有名なチェーン店なのかも知れませんね。

 

昼食後、再び東北道を北に進み、八幡平の麓に向かいますが、午前中は何とか持ってくれた空も、天気予報通りに雨が降り出し時間が経つにつれて雨は徐々に激しくなります。時折、名も知らない桜スポットに突然出会いますが、写真を撮りに車外に出ることも叶わずに、車を停めて車内からの撮影。

こんな風景との突然の出会いが感動的です!

それでも、予定していた桜スポットを2つだけ観光。一つ目は、「上坊牧野の一本桜」。

やや葉桜化はしていたものの見事な一本桜を見ることはできましたが、昨日は見事に見えた背後の岩手山が今日はお休みなので、景色としてはイマイチ。

バックのない風景画... ですね!

次は「赤坂田の桜並木」。晴れていれば川沿いの散歩も楽しいのでしょうが、雨はますます激しくなります。

晴れていればなぁ~..!

最近の優秀な天気予報通りに、雨は徐々にみぞれが混じり始めます。丁度流れてきた「雨は夜更けすぎに、雪へと変わるだろう~」という山下達郎の曲が本当にシャレにならなくなってきたので、この日の観光を切り上げて今宵の宿に向かいます。

 

今日の宿は再び秋田県に入った湯瀬温泉の温泉旅館。昭和の時代(仙台勤務時代)に何度か来た大型温泉旅館で、ネットで久しぶりに見たその名前があまりにも懐かしかったので、ついクリック(予約)してしまいました。チェックインは4時前でしたが、この日からGWということもあり、同じように豪雨で観光を諦めて早めにチェックインする多くの観光客でロビーは溢れかえっています。この活気、3年振りに見た風景で思わず心から嬉しくなってしまいます!
おまけに、「明日の朝ご飯は団体があり、早い時間は混むと思いますよ!」...
『団体客』、何と懐かしい言葉でしょう! 三十数年間、私の仕事のかなりの部分を占めていた本当に懐かしい言葉で、「やったぁ~!」と快哉を叫びたいくらいの気持ちになった2022年4月29日でした。
当然のことですが、大浴場は大混雑。洗い場も順番待ちの状況です。こうなるとさっきの嬉しい気持ちは薄れてくるのですから、本当に我儘な奴ですね!
三十数年ぶりの宿には殆ど記憶もなく、感動もありませんでしたが、活気が戻ってきたこの日の嬉しさだけは、忘れることはないでしょう。

 

2021年最後の旅<静岡+三重3泊4日>

現在の職場(学校法人)は12月25日から冬休みなので、毎年正月前のこの時期はプチトリップに出るようにしています。このはてなブログに乗り換えた最初の投稿である2019年は茨城県にあんこうを食べに行った1泊2日。2020年はgo toキャンペーンを使えると信じていたのに、途中で中止になったために日程を変更した湯河原+箱根の2泊3日
と、毎年正月までの休みを有効に使って旅を楽しんでいます。
行先はいつも太平洋岸付近になる理由は、やっぱり12月なので内陸や日本海側に行くには雪が怖いから。昭和の時代、仙台に6年住んでいて毎日のように営業車を運転していたので、雪道の怖さはよく知っているつもりなのですが、普段は土日にほぼ埼玉県内でしか運転しないマイカーなので、冬用タイヤは持っていませんし、昔はともかく今では片手の私なので、雪が降ってきたらチェーンもまけない(ので、持っていない)ため、雪のリスクは極力避けるようにしていたためです。
今年は、10月くらいから計画を立て始めました。コロナが収束してきてgo toキャンペーンの復活を勝手に確信した私は、go toの割引を見込んで今回も太平洋側の高級宿を予約します。ところが思いかけず10月に妻が2週間入院し、その後も足の痛みなどを訴えて旅行の実施が大いに危ぶまれる事態になりました。何とか旅行に行けるようにはなったものの、go to復活の気配はなく、今度はオミクロン株なんてものが流行り始めて、まだまだ余談は許さない状況は続いていますが、とはいえ今年も旅行を実施する決断をしました。
ところが、旅行が近づくにつれて天気予報が怪しくなります。数年に1回規模の大寒波が近づいてきており、静岡はともかく愛知・三重あたりの天気予報には雪マークが並びます。とはいえ、旅のメインの静岡県内には雪マークはないため、公共交通機関に切り替える決断も付かないままに旅行出発の日を迎えることになりました。

 

1日目:12月26日(日)

 

我々夫婦の旅行は「日本2周目」なので、今回の旅先は過去に行ったことがあるところとかなり被るところが多くなっているのと、10月に入院した妻はまだ完全復活ではないので、以前のように観光地を貪欲に巡る旅はせずに、今回は宿などでのグルメを満喫する旅にしました。従って、観光地はほとんど回らずのんびりとした旅のプランニング(というほど内容はないのですが...)です。
初日のスタートは朝の8時、いつも通り自宅近くのローソンで飲み物を仕入れてから、順調に圏央道に乗り静岡県を目指します。前日の土曜日なら圏央道も東名にも渋滞はあったのかもしれませんが、日曜日の圏央道は極めて快適。天気はあまり良くなく、富士山は雲に隠れていますが、それ以外は極めて順調なドライブです。いつも通り約3時間ドライブして静岡市付近に入り、最初の目的地である焼津を目指します。
この日の行程は、「2018年最初の旅」として4年前の年始に巡ったコースとほぼ同じです。4年前は「焼津さかなセンター」でお昼を食べて、その後大井川~浜岡砂丘御前崎と回って、静岡市内のビジネスホテルに宿を取り、夕食は静岡在住の友人夫妻と夕食を共にしています。(記事はこちら

この日の昼食は4年前と同じ「焼津さかなセンター」にしました。同じ場所なんて... ”芸がない!”と言われそうですが、他の場所も考えたのですが、焼津さかなセンターにはたくさんの食堂もありメニューもたくさんあるので、知らないところに行って思いがけず混雑に巻き込まれても面倒なので、混んではいるのでしょうが勝手知った場所のほうがいいと考えての選択です。
ところが、焼津ICを降りた少し多めの車たちは、皆すぐ近くの焼津さかなセンターを目指しているような混雑振りに、この芸のないチョイスを少し後悔し始めます。私が「焼津さかなセンター」のことを強く認識したのは忘れもしない平成元年の暮れのことで、その年に仙台から横浜に転勤して、横浜の年末のバス旅の定番が「焼津お買い物バスツアー」だったことを教えられたのです。毎日、横浜駅前を出る数十台のバスが焼津さかなセンターに向かって、横浜の人たちは焼津で正月用の魚介類を仕入れるのが風物詩。私も「一度は、行ってみよう!」と思いながら、年末に来るのは実は今回が初めてだったのです。
最初は、駐車場もかなり遠方の臨時駐車場を案内されたのですが、さすがにかなり遠いので粘って市場内の駐車場の行列に並びなおして、何とか市場内に車を停められて一安心。車も県内ナンバーよりも関東圏や名古屋付近のナンバーがかなり多く、全国から美味しいお魚を求めてここ焼津に日本国民が集結しているようです。全国から貸切バスもかなり停まっており、全盛期ほどではないにせよコロナ禍の最悪期は完全に脱した感じで嬉しい限りです。
場内もかなりの混雑で、30年以上経っても焼津の人気は相変わらずなのですね…!

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まだ旅を始めたばっかりの我々はお買い物には興味がなくお昼ご飯だけが目的だったので、とりあえず目についた丼も寿司も食べられそうなお店の行列に並びます。

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私のお目当ては、焼津といえばマグロ。

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妻は「その時に食べたいものを食べる!」というのがポリシーのようなので、名物と関係なさそうな「うにイクラ丼」をチョイス。

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でも、美味しければそれで満足なので、これで良しとしましょう。

この日の宿泊は御前崎の民宿を予約しています。民宿の風呂は手すり等がないことが多く私は入るのに苦労する可能性が高いため、民宿に行く前に焼津市内の日帰り温泉を目指します。日帰り温泉はかなりの混雑で、正直浴槽も露天風呂も期待と違っていささかガッカリしましたが、とりあえずゆっくりお風呂につかることはできました。

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まだ少し早いけれど、御前崎に向かいます。ところが、快適に運転しているとウインドウに水滴が付き始めます。「小雨かなぁ~!?」と思っていると、どうやら外には小雪が舞っているようです。温暖な気候で知られるここ静岡でも雪なんて珍しいようで、この状況を地元ラジオでも珍しそうに伝えています。勿論、積もることはなさそうですが、明日の目的地である三重県長島温泉の天気が大いに気になっている私としては、嫌ぁ~な予感がして、一気に暗い気持ちのドライブになってしまいました。
御前崎の岬は4年前と同じ。季節も同じなので、とりあえず「変わっていない」ことを確認してから本日の宿に向かいます。

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本日の宿は御前崎の民宿「聖火」。東京オリンピックと関係があるネーミングかどうかは不明ですが、海鮮と伊勢エビとキンメの煮つけがとにかくお腹いっぱい食べられるということで選んだ宿です。この民宿、1階にも部屋があることがホームページにも記載されていたので、事前に電話して1階の部屋をお願いしていましたが、通された部屋は横に長い部屋でここで食事も提供されるのだとか。

夕食までの時間は、明日の天気に関する情報収集。明日は数年ぶりの大寒波が襲来し、各地で大雪の予報ですが、太平洋側でも明日の目的地である(愛知県と)三重県だけは雪予報が出ていますが、その予報は予断を許さない状況のようです。
夕食は、刺身盛り合わせ、伊勢エビ、カニ、キンメダイなどの豪華版。「食べられなかったら、このキンメはお土産に包んでもいいですよ!」と言われましたが、この海鮮+キンメを食べにわざわざ来ている訳ですから、「食べます!」と宣言をして胃腸薬を飲んで挑み、海鮮とキンメは何とか完食しました。

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この右側に、カニがあるのが写っていません。

勿論、ご飯やそれ以外のおかずはかなり残しましたが…

 

2日目:12月27日(月)

 

起きてから、TVのニュースと天気予報に釘付けの朝。
ここ静岡は車には霜がびっしりと降りてはいるけれど、天気は悪くなく雪の予感は全くありません。ところがTVを付けると日本海側では本当に豪雪が降っているようで、映像はそれ一色。とりあえずニュースを見ながら朝食をいただきますが、これから行く場所に近い名古屋市内のかなりの降雪の映像が映り、絶望的な気分になります。
予定より少し早く民宿を出て、とりあえず愛知県の方向に向かうことにします。ここ静岡県は晴天で雪の気配など全くないのに、なんかすごく不思議な気分です。運転をしながらハンズフリーで電話をかけまくり、情報収集。今朝の名古屋付近の降雪の映像で車で三重県に行くことはほぼ諦めているのですが、長島温泉に行く高速「伊勢湾岸道」も雪により通行止めになっているらしく、今晩予約してもうすでに1泊で8万円を超える宿泊代金を払ってある長島温泉の高級宿「ホテル花水木」にたどりつけるかどうかも不明な状況です。花水木に電話すると、「長島温泉もかなり雪が降っており、名古屋からの高速バスは運休なので、最寄りの桑名駅からバスかタクシーで来るしかないが、バスもダイヤはぐちゃぐちゃ。タクシーも捕まるかどうかは?? またナガシマスパーランド(遊園地)は本日運休。なばなの里のイルミネーションもどうなるか?? また、停電もあり現在日帰り温泉も受付停止中!」 と、まるで「来るな!」とでも言わんばかりの最悪の状況のようです。流石に「今回は無理かな?」とも考えたので、長島温泉をキャンセルできる場合に、明日泊まる予定の浜松の舘山寺温泉の宿の予約を今日にずらせるか旅館に電話して聞いてみますが、あいにく本日は満館とのことで旅行日程の短縮はできそうにもありません。とりあえず新幹線はノロノロ運転ながら動いているようなので、とりあえずどこかに車を置いて電車で長島温泉に行くことを決断します。
旅行出発前に、「万一の事態」として火曜日に泊まる浜松駅付近と名古屋に一番近い新幹線駅の三河安城駅付近の駐車場の情報収集をしていたのですが、まさかその情報を利用することになるとは... ただ、名古屋に近い三河安城ではやはり雪が心配なので、浜松駅近くの駐車場にナビをセットして車を走らせます。
浜松駅北市営駐車場に車を停め、これも「万一の場合」にと持ってきたリュックに1泊用の荷物を詰め替えて駐車場から約10分歩いて浜松駅に向かい、名古屋までの自由席特急券と桑名までの乗車券を買って、浜松駅にちょうど来たこだまに乗ります。

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新幹線はノロノロ状態で走っています。特に遅くなるのは関ケ原付近なのでしょうが、その影響はすでに豊橋付近から始まっていて、在来線のようなスピードで走る新幹線を体験できる貴重な機会でした!?三河安城駅から名古屋までは、普段ののぞみ号ならたった数分ですが、この日は30分近くは掛ったでしょうか? 線路には次第に雪が多くなり、名古屋駅近くの景色を十分に満喫できました。

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名古屋駅付近の状況

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名古屋駅からの在来線はありがたいことにダイヤ通り運転しているようです。

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関西本線の列車は無事に桑名駅に着き、桑名駅からはすでに正常ダイヤに戻っていたバスで長島温泉に向かいます。ただ、長島温泉に行く公共交通機関がこのバスだけの影響からか、バスは満員電車並みのぎゅうぎゅう詰めの大混雑で、30分以上立ちっぱなしで辛いバス旅でした。
長島温泉着は1時半過ぎ、とりあえず空腹の我々は近くのアウトレットでランチを取ります。この日のランチはいくつか考えていた選択肢の1つであった天丼。

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アウトレットのフードコート

関東に本店があるお店のようで、わざわざ三重県まで来て食べることもないのですが、関東のお店がどこにあるのかも知らないし、美味しかったからまぁこれで良しとします。

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ボリュームたっぷりの天丼。結構美味しかった!

絶叫系のアトラクションが人気のナガシマスパーランド 本日はお休みなので静かな遊園地の風景が眺められました。

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この日の宿は、長島温泉の高級宿である「ホテル花水木」。

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ホテル花水木 外観

実は、今年天国に召された前の会社の同僚が、以前「ここ花水木が、日本一の旅館だ!」とよく言っていたことを思い出したので、その鎮魂も込めた宿泊です。彼が「日本一だ!」と言っていたのはもう20年以上も前の話なので、その後その意見が変わったかどうかは今では確かめようもありませんが、少なくとも20年前に言っていたのは事実(私も数回聞いた記憶があります)なので、その頃の彼との記憶を辿ることにします。
チェックイン時に対応いただいた女性スタッフは、今朝行くかどうか迷っていた時に電話で対応いただいた方。「何とか、お越しいただけましたね!」と言っていただき、とりあえず(旧友のためにも)「来て、良かった!」と安堵した瞬間。
早速風呂に入って、旧友を偲びます。

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部屋からは絶叫系のアトラクションが見えます

夕方は、今回の観光のメインイベントである「なばなの里のイルミネーション」。ホテルが準備したバスに乗り、片道20分程度でなばなの里に着きます。雪はもう止んでいますが、歩道にはまだ雪が残っており、慎重にゆっくりと歩きます。なばなの里の入場料は2300円とのことですが、ホテル宿泊者は無料とのことなので、一人4万円以上するとても高い宿泊費ですが、我々には興味がない遊園地の入場などそれらのサービスを使い倒せば、少しは元が取れるのでしょうか?

なばなの里のライトアップは17時点灯。イルミネーションといえば、2015年の夏に行った新潟県妙高のライトアップを思い出します(記事はこちら知名度はこちら「なばなの里」の方が上なので、私の期待度もアゲアゲになりましたが、妙高と比べるとその規模は想像以上に小さく、正直ガッカリ。
光のトンネルは、似たようなものが妙高にもありました。

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メインのショー会場は、普段なら満員で見るのも苦労するのでしょうが、この日は流石にガラガラで、ゆっくりと座ってコーヒーを飲みながら見ることができます。

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youtu.be

その後、規模の小さいトンネルを出ると、そこはもう出口です。

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帰りのバスの出発時間は「6時半、時間厳守」でしたが、我々は30分も早くバスに戻ってしまい、他のお客さんも6時20分前にはバスに戻っていました。

夕食は部屋でいただきます。伊勢エビや松阪牛など三重県の名物のオンパレードで食事はどれも美味でしたが、配膳のタイミングが遅く、やはり間延びしてしまいます。

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このタイミングが絶妙なのは我々お気に入りの伊豆稲取の浜の湯で、浜の湯以外では、常に間を持て余してしまうのです。驚いたのは、デザート。何と、デザートは12月なのに"すいか"。季節外れですが意外に美味しかったスイカ、満腹なのについつい完食してしまいました!

 

3日目:12月28日(火)

 

この宿のウリの一つは併設されている日帰り温泉。勿論、日帰り温泉の代金も高価な宿泊代に含まれているのですが、特に朝の5時~8時は宿泊者の貸切なので、大きなお風呂を独占できるというメリットがあります。勿論、私も5時にはお風呂に行き誰もいないガランとしたお風呂を満喫するはずでしたが... 同じことを考える人が多く、残念ながら貸切という訳にはいきませんでした。また、広くてたくさんの湯舟がある露天風呂は... 寒くって入れませんでした。

朝食も夕食同様美味しく、確かに友人が「日本一の旅館!」と言った理由が頷けましたが、だからと言って「また、来たいか?」と言われると正直悩みますね。まぁ、孫がもう少し大きくなって「絶叫マシンに乗りたい!」とでもねだられれば来てしまうかもしれませんが...

今日は遊園地も開園するので朝からどんどん人が来ていますが、遊園地に興味がない我々は動き出した高速バスに乗って名古屋へ。行きの桑名からの路線バスはぎゅうぎゅう詰めでしたが、帰りのバスは我々2人の貸切でした。
名古屋からはまだ遅れている新幹線で浜松に戻り、駐車場で25時間振りに愛車に再会します。往復交通費と丸1日の駐車場代で2万円を超える出費でしたが、万一の雪道のリスクを考えると、まぁ仕方がない出費だったのでしょう。

 

再びドライブ旅に戻り、まずはお昼。浜松といえば私のイメージは、うなぎと餃子とうなぎパイなので、まずお昼は餃子。過去に何度か行ったことがある有名店「石松」以外の浜松餃子を味わいたいのですが、有名店の行列は嫌なのでそれ以外の普通店ということで選んだお店。本来高速で浜松に戻ってくるルートでは近かったのですが、駅からはあまり近くはないのですが、代案を探す時間もないのでプラン通りの店を目指します。

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浜松餃子らしい丸く焼いて真ん中にもやしを入れたビジュアルが欲しくて、18個もある餃子定食を頼んでしまいましたが、1つ1つが小ぶりだったので、ご飯を控えて完食することができました。

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他の浜松餃子と同様、肉よりも野菜が多いあっさりした味のような気がしました。

午後は浜松市内の大学時代の友人の家(職場)にちょっとだけ立ち寄ってから、うなぎパイファクトリーにでも行く積もりにしていたのですが、友人の家で私がちょっとしたトラブルを起こしてしまったために、1時間ほど時間を無駄に使ってしまったため、うなぎパイファクトリーを諦めて今晩の宿である舘山寺温泉に向かいます。

 

舘山寺温泉の宿は、山水館欣龍という宿。舘山寺温泉といえば業界では有名なグルメ旅館である「九重」という旅館が有名だったのですが、このコロナ禍で廃業したとのことなので、代わりに探した料理自慢の宿です。

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部屋は浜名湖のレイクビュー

部屋からは浜名湖が綺麗に見え、左側を見ると2015年4月に最初の「日本一周の旅」の2日目のランチに訪れて(妻が)うなぎを食べた「舘山寺園」というレストランが見えます。(記事はこちら

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2015年に私はハゼを食べた舘山寺

最後の夕食のメインは「うなぎ会席」。うなぎがメインのコースの主役になるかどうかはずっと謎でしたが、このコースとにかく旨くて最高のコースでした。

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今回の宿は、3件とも食事をメインで選んだつもりで、想像通り3軒とも大満足の夕食でしたが、この日のうなぎ会席は今年食べたどの料理よりも旨かったような気がします。

 

4日目:12月29日(水)

 

朝から、貸切風呂を満喫し、朝食も(うなぎこそ出なかったものの)大満足で宿を出て埼玉に帰ることにします。舘山寺スマートICから東名高速に乗り、途中富士山の素晴らしい眺望を眺めながら、予定通り4時間で自宅まで帰り着きました。

今回は、2021年最後の旅行であると同時に、2013年に購入した愛車(Vitz)での最後のロングドライブ旅行になる予定です。(2013年の納車日のブログはこちら)来年で9年目になるので、そろそろ”人生最後の車”に乗り換えようと、年をとっても安全なように最新安全機能が付いた車をあれこれ真剣に検討して、11月に契約をしていたのです。納車は来年3月ぐらいになるようですが、それまでには旅行には行けそうにないので、おそらく、この旅が最後のロングドライブです。
運転総キロ数は今までで約7万キロ弱。内、恐らく5万キロ程度は日本一周・二周目でのドライブだと思われます。沖縄を除く46都道府県の隅々まで、本当によく走ってくれたものです。
新車でのドライブのレポートは、GWのレポートになると思います。それまでに、コロナもオミクロンもみんな収束して、2019年までの平和な日常に戻ることを祈るばかりです。

来年こそはよい年になりますように!