麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

スマホの決心

おはようございます。
いつもの通勤列車ですが、今日は赤羽ではなく上野まで行きます。
今日、朝から会社の産業医との面談があるためです。

相変わらずリハビリはやってはいるものの手も足も回復の兆しは見えません。
倒れた直後は一晩寝て起きたら劇的に回復する夢などを見たものですが、倒れてから一年も経つとそんなことは夢のまた夢ということが身に沁みて判るようになり、そんな夢さえも見なくなります。

今日の産業医との面談も、明日の入院した慶應病院の定期診断も、来週のリハビリセンターの検診も恐らくただ「調子はどうですか?」だけで終わりそうな気がします。

まあ、絶対に諦めない私としては、何年かかっても必ず直す覚悟だけはこんなことでは揺るがないつもりですが…

ところが、以前スマートフォンについて、悩んでいることを書いたと思いますが、遂に今週末機種変をする決心をしました。

スマホは両手での操作が必要で、特に右手で入力するのが普通のパターンですが、私は右手は出来ても持つことが精一杯で、左手はiPhoneの時にも入力したことがない「初心者以下」の状態です。
左手はお陰様でかなり打つのが早くなりましたので、このままでもいいのでは?と散々悩みました。

でもネット環境のない池袋で自由にネットができるのは何より魅力です。加えて一番欲しかったのがちょっと前に渡辺謙のCMで宣伝していた「名刺管理アプリ」です。そう名刺を写真に撮るとアプリが名前や会社名を自動的に認識して住所録にしてくれるものです。

右手が不自由な私は、名刺の管理が苦手(右手が不自由になる前から苦手でした)でいただく名刺の管理が出来ずとりあえず机の引き出しにしまうだけの状態でした。
「何かいいソリューションはないかなぁ?」と考えているうちに、何気なくみていたあのCMを思い出したのです。

もちろん、スマホ利用にはまだまだたくさんハードルがありそうです。
例えば右手でちゃんとスマホが持てるのか? 左手だけでキーボード入力が出来るのか? など考え始めたらキリがありません。そもそも前述の名刺管理アプリにしても写真を撮ることが利用のスタートになりますが、カメラのシャッターボタンは通常右側で右手でボタンを押すようになっています。これすら本当に出来るのか? と言われると「出来る」と断言する自信がありません。

ただ、以前作業療法士の方に指摘された事ですが、「右手を参加させることが大切」という言葉が私に決心をさせてくれました。
今このブログは左手一本で入力していて、その間右手はずっと休憩中です。作業療法士さん曰わく、とにかく右手を何らかの動作に参加させることが大切! なのだそうです。

という言葉に勇気づけられ、今週末にはスマホを買いに行きます。

ということで、この携帯からブログを打つのも、今回を含めて後二回だけになるかもしれません。

間もなく天王洲アイルに着きます!