麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

2014年夏 北海道旅行計画<その①>


今週もいろいろなことがあり、かなりへこんでいるというか落ち込んでいるのですが、それは別にして定例のブログ書き込みをめげずに行うことにします。
正直「落ち込んでいる暇はない!」と自分を叱咤し、楽しいことを考えるようにしなければ、このままではどこまでも落ち込むような気がするので…
今日は、今一番心がが沸き立つ楽しい話題、夏の旅行計画について書きたいと思います。

昨年は自動車運転復帰がメインで長い旅行を楽しむことができなかったので、今年2014年の夏休みこそは長い旅行に行きたいと考えています。
「海外旅行にも復活を果たしたい。」という考えもあるのですが、海外旅行への復活は来年2015年を考えています。理由は海外旅行なんて勿論そんなに頻繁に行けるわけではないと考えており、来年が結婚30周年なので記念に海外旅行に行きたいと考えているからです。
本来であれば結婚25周年の銀婚式を迎えた後、その翌年には記念旅行としてカナダあたりへの旅行を考えていたのですが、何度も書いた通り25年目の夏にこの病気で倒れ、25周年の記念日の頃には退院はしたものの、まだ週2回の勤務にようやく復帰できたばかりでしたので、その時もその翌年も「記念旅行」なんて悠長なことを考えることすらできない状況でした。
妻には「25年の時には何もできなかった」ことを本当に申し訳なく思っているので、「30年目には何とか海外旅行に行きたいね♪」と何度か話していますので、来年の夏こそはその(ほぼ10年越しの)約束を絶対に叶えないといけないと考えています。
なので、行き先については妻に任せています。行き先が決まったら、コースや旅行シーズンは元プロである私が決め、心に残る最高の旅を贈りたいと思っています。

なので今年は「海外旅行の予行練習」にはならないかもしれませんが、ちょっと長く国内の旅行に行きたいと思っています。
前回の旅行から間もなく2年となりますので、毎月電気代やガス代などできる限りの支払いをJALカードに集中させているお蔭で、この夏までには何とか2名分の往復航空券ぐらいまでは何とかマイルが貯まりそうです。
このマイルをフルに使って、沖縄の離島にのんびりと行ってみたい気持ちはあるのですが、海外旅行並みの予算が必要な危惧もありますし、離島には行ってみたいものの、この体では「行って何するの?」という問題もあります。また妻はあんまり沖縄の離島には興味がないらしく、そういった意味でもお互いのモチベーションはあんまり上がりません。
そのほかには日本国内ではまだ私の未訪の地である島根・鳥取の山陰地方にも行ってみたい気持ちはあるのですが、ここはもっと時間がある時に車でのんびりと行ってみたいと思い、移動だけでそれなりにかかる旅行に無理な計画を立てる気はあまり起きません。(残念ながら妻からもあまり歓迎されるムードではありません。)。

そうなると行き先は定番ですが九州か北海道になります。九州は2年前に行ったばかりではありますが、今度行くとしたら大分と宮崎の東海岸を中心に巡りたいと考えています。行きたいところは、高千穂と国東半島、湯布院、黒川などまだまだたくさんあります。
北海道は、病気になる前年に道東を1週間かけてドライブし、景色と海産物を満喫していますが、こちらも北海道は広いので行くとなれば前回見ていない見どころはまだまだたくさんあります。
でも、北海道は本当に広いので行くのであれば車がないと厳しいような気がしています。なので。「鉄ちゃん」の要素は少し置いておいて、車での旅行について考えてみることにしました。

左手足だけで運転している私が、現地で運転できるレンタカーを借りられるかどうかの情報はありませんので、北海道と九州で「左手足だけで運転できるレンタカー」の情報を早速検索してみます。
その結果、私の愛車にも取り付けられている片手片脚運転装置のメーカーで、自動車の総合福祉器具の「ニッシン自動車」という我々にとっては非常に頼りになる心強い会社の北海道・九州支社で、それぞれ「左手足だけで運転できるレンタカー」があることが判りました!
勿論、選択できるレンタカーの選択肢は限られてきますが、この期に及んで車種やメーカーに贅沢が言えるなんてことは全く考えていません。料金も通常のレンタカーのようなわけにはいきませんが、「思ったより高くない」ようです。何より、普段から運転でお世話になっている「ニッシン自動車さんの製品ならば安心」という気持ちがあり、「北海道or九州でドライブができる!」という夢が急速に広がってきました!
因みに、「福祉車両のレンタカーがある」というネット上の情報を元に、昔から私が一番お世話になった最王手のTレンタカーの北海道にメールにて問い合わせてみましたが、すぐに丁寧な返信が来て「当社では左手足だけで運転できるレンタカーは(少なくとも道内には)ありません。」とのこと。やっぱり「レンタカーを借りる」というハードルは、私にとっては決して低いハードルではないようです。

なので、「よし! 2014年の夏は北海道にドライブに行こう!」と行き先を決め、早速計画づくりを始めることにしました。九州ではなく北海道に決めたのは、「2年前に九州行ったし、次は北海道」という順番もありますが、やっぱり私本来の北志向が出たという殆どそれだけの理由からです。

日程(出発日)はまだ決められませんが、どこに行ってどこに泊まって何を食べる… などを早速買ったガイドブックとネットの情報を見ながらプランとの格闘(検討)を始めます。旅好きの私にとって、一番楽しい瞬間の始まりです!

でも、日程が決められないので予約は何一つ取れません。このプランの一番のキーポイントはレンタカー… そう、左手足で運転ができるレンタカーが万が一先に他の予約が入っていたら、旅行のプランは全て一から組直しになるのです。
それ以外にも、このレンタカーに「ナビはついているかしら?」「バックモニターはあるかしら?」などよくよく考えると心配はどんどん増幅してきます。運転に復帰できているとはいえ、車限定のドライバーなので、「いざ運転」と車に乗ろうとすると予期せぬ制限があるかもしれません… 「やっぱり、自分の愛車じゃないと無理かなぁ~??」と俄かに不安になってしまいます。
でも、「北海道をドライブするぞぉ~!」という強い決意については、そう簡単には諦めたくはありません…

そこで、今までは考えたことはありませんでしたが、「フェリーで愛車を北海道まで運ぶ」ことも検討を始めました。
北海道へのフェリーで思い出すのは、吉田拓郎の歌でも有名になった「苫小牧発、仙台行フェリー」仙台勤務中には添乗員として何度か乗ったことがあります。仙台を夕方出ると翌午前中には苫小牧港に着けるので、土曜日の朝に自宅を出ると日曜日の昼前にはもう北海道の大地を走っていることができるのです。これならば愛車でのドライブですから、ナビやバックモニターなどの設備を気にする必要はありません。レンタカーのように短い期間での利用であれば移動に時間がかかりフェリーの利用は勿体ないのですが、元々今年の旅行は少し長めに行こうと思っていたので、時間がかかっても往復フェリーで行くだけの価値はありそうです。
2年間、このために必死に貯めたJALのマイレージは使えないけれど、障害のある私が北海道であれドライブするとすれば、「やっぱり愛車にしよう!」と考えることにしました。

なので先日から方針転換をして、フェリー往復でマイカーでの北海道ドライブをする計画を立てることにしました。
プランのはじめはフェリーを選ぶことです。北海道へ行くフェリーは上記の仙台をはじめとして、(茨城の)大洗~苫小牧や、八戸から苫小牧のフェリー、日本海ルートを考えれば新潟から小樽に行くフェリーもあり様々なルートが考えられそうです。

今回の北海道、5年前の時は釧路・知床を中心に道東を満喫しているので、私の一番よく行った道東地区以外で考えています。今現在の候補は「道央地区」中心で、富良野や美瑛などの地区をのんびりと回ってみたいと考えています。
そうであれば、旅行時期は7月。そう、富良野のラベンダーの季節には実はまだ行ったことがありませんので、ラベンダー咲き乱れる富良野を見てみたいと考えています。果たして、休みがちゃんと取れるでしょうか??

どのフェリーも予約開始は2か月前のようなので、それまであと4か月楽しい楽しいプランつくりの時間が取れます。大いに悩みたいと思います。
同時に旅行資金も貯めなきゃ… と誓いを固めました。折角のフェリーでの旅なのですから、二等客室での雑魚寝は嫌なのでスイートとは言わないもののせめて2人部屋に泊まりたいなぁ… とも考えています。

当分の間、愛読書は「るるぶ北海道」になりそうです!!