麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

9連休と血圧の関係は?


今日は3年振りに血圧の話について書こうと思います。
3年前、血圧について書いた記事はこちらです。

脳卒中、中でも脳出血で倒れた私の倒れた病気の主要因は「血圧」でした。大学生のころから血圧が高めだった私が降圧剤を飲み始めたのは30歳の頃でした。「サイレントキラー」といわれる血圧の怖さは、TVや本などあらゆるところで喧伝されていて当然(いくら能天気な私でも)知ってはいたのですが、「まだ大丈夫だろう」、「もうちょっと後で…」などと、抜本的な対策を先延ばし&先延ばしにしていたのも事実です。
「血圧が高いのは、同じく血圧が高かった母親の遺伝もあるけど、基本的にはデブのせい。なので痩せれば血圧は間違いなく下がる!」とも固く信じていたのも事実です。「そろそろ血圧に気をつけよう!」と思いジムに通い始めて週2~3回1日10キロのランニングを始めたのは47歳の頃で、ジム効果はすぐに現れて体重は100キロ超⇒93キロと10キロ以上も痩せたのに、その割に血圧は殆ど変わらずに、「あれぇ? おかしいなぁ~?」とは思っていたものの、「継続していたらそのうちには血圧も下がるだろう!」と引き続き信じていたのですが、その楽観的観測が実現する前に、「サイレントキラー」が音を立てて「殺しに」来てしまったため、若い頃からの不摂生のつけが、「右半身麻痺」という非常に高い代償となって我が身に帰ってきてしまったのです。
勿論、「あの時に助かっただけでもマシ!」という考え方もあり、当然今はそう思うことにしているのですが、でもやっぱり時折「もしあの時に戻れるなら…」と考える時には、「即座に医者に行って、徹底的に血圧を下げるぞぉ!」とあの頃のことは「いまだに悔やんでも悔やみきれない…」と思っているのも事実です。

3年前の入院中には、「高血圧の原因は何だ?」と徹底的に検査をしていただいたのですが、徹底的な検査の結果も犯人は特定できず、最終的に血圧が高い原因(犯人)は、「本態性高血圧」という判っているのかいないのかも分からないあいまいな病名で、とにかく「特別の原因はなく、単に血圧が高いだけ」なのだそうです。

ともかく、今やるべきことは、「再発だけは、絶対に避けなければならない。」ことなのです。今後、もし再発した場合には「再発=死」と考えることにしていますので、全てのプライオリティの最上位に「再発防止」があり、そのためには「血圧には十分に注意する。」ということが絶対条件で、それからは私が生きていく最低の前提条件になりました。
なので、それからは血圧の大敵には徹底的に注意しようと十分に気を付けて生活しています。
大敵とは、よくあることですが「できるだけ体重に気を付けてダイエットを心がける」ことや「塩分の多いものは食べない」、「アルコールは1単位までにしておく」「あまり怒らない」などです… (でも、やっぱり腹の立つことはありますが…)

3年前の退院以降、それらの効果もあり血圧はそのお蔭で比較的安定しています。退院直前に個人用としては大きすぎるくらいの血圧計をネットショッピングで購入し、退院してからは毎日朝起きた直後と夜寝る前の1日2回は必ず血圧測定をするようにしています。
毎日の血圧数値は朝は120/80前後で、夜は110/70前後と、まだ降圧剤からは卒業できてはいないのですが、定期的に通っている主治医からも、「いい数字ですねぇ!」と言われる安定した状態が続いています。

昨年夏には、(このブログにも書きましたが)大量出血で入院しましたが、その時は貧血の影響でしょうが血圧数値も大幅に下がりました。入院中は最高血圧の数値(上の値)も100を超えることはなく、90/50など低血圧の人の数値のようで、倒れる前の数値では下の数値も100を超えることがよくあった私としては、「夢のような」「憧れの」低血圧の数値です。
入院中、看護士さんなどは「低いですねぇ…」とは言うものの、低血圧が夢だった私にしてみると、「このままこの低血圧が続けばいいなぁ~!」と秘かに願っていたのも事実でした。
退院後に増血剤などの影響で徐々に血圧も元に戻ってちょっと残念でした。

毎年のことではあるのですが、血圧は冬に寒くなると少しづつ上昇傾向になるようです。特にこの冬は、例年よりも少し血圧が高くなり、ちょっと「注意しなければ…」と思っていました。
自分なりの「要注意」という基準は、「(一番血圧が高い)朝起きた直後に、下の血圧が85を超えないこと。」というのが特に昔から下の血圧が高いと言われ続けた私の基準値で、この値を超えることは殆どなかったのですが、年末年始の9連休に入った頃からは、毎日のようにこの基準値をオーバーするようになりちょっと「要注意」の状態が続きました。
倒れた後には、血圧の数値に異常に過敏になり、当時の主治医からは「血圧に一喜一憂するな!」と何度も言われていましたので、これだけの数値でどうこうはなかったのですが、毎日朝晩血圧を測るたびに数字は上がり続け、2014年に入って正月3が日の時には、昔に戻ったかのような血圧の数値が復活し、「これはヤバイ!」という「注意!」というような赤信号エリアの数値まで上がってしまいました。
因みにその時の数値は上が150を超え、下は3年振りに3桁(100オーバー)を記録してしまったのです!

でも、正月休み中なので医者は開いていませんし、主治医がいるリハビリセンターの次の予約は2月です。なので血圧の数字は気にはなってはいたものの、生活態度に気を付けながら普段通りの生活を続けていました。(ブログも、気にしながら書いていました。)
最初の出勤日である1月6日はさまざまな予定があったので会社を休んで医者に行くわけにはいきませんし、リハビリセンターで私の主治医の外来は月曜だけなので次に行ける月曜日は1月20日になってしまいます。「でも、このままでは心配なので、下がらなかったら別の医者でも行ってみようかなぁ?」など休み中にはさまざまなことを考えていたのですが、それでも6日になれば会社にはいかなければなりません。

最初の出勤日である6日の朝、いつものように6時前には起きて洗面後に血圧を測定します。数値は130/85 「あれぇ、結構下がったなぁ…。」少しは安堵して会社に向かいます。仕事始めの日恒例の夜の新年互礼会のアルコールも辞退して家に帰りますが、寝る前に血圧を測ると110/65で、普段の低い時レベルまで戻っています。翌朝の測定では125/80と、すっかり普段通りに…
結局血圧は元に戻り、高かったのは「9連休の間だけ!」ということになりました。
9連休の間だけ血圧が高かった原因は正直全く判りません。よく、「休みすぎると体に悪い」などと言う人もいますが、何故この9連休だけ高くなったのか、そして出勤直後にすみやかに元に戻ったのかは依然として不明です。
でも結果として昔の主治医の言葉「血圧に一喜一憂するな!」は当たっていたことになりました。

その後血圧は落ち着いており、比較的高いあさイチでも、110台/70台の時もあり普段の冬に戻った感があります。
「正月3が日だけ高かった」のは、神様の「今年も血圧に気を付けて1年過ごせよ!」というありがたい警告なのだと思うことにしました。

でも血圧が高かった正月中に、「何か手を打たなければ!」と、ネットで盛んに宣伝していた「血圧対策・トマト酢」のトクホドリンクのお試し版をつい買ってしまいました。そのドリンクが届いたのは血圧が正常値に戻った後でしたが、「これも何かの縁」なので1か月ちょっとは続けてみようと思います。
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味は、「う~ん、酸っぱい!」 トマトジュースが大好きで、お酢も嫌いじゃぁない私でも、決して美味しいものではなく飲むのは苦労します。
これで血圧が下がらなかったら何の効果もありませんが、「逆にこれだけ飲みにくいドリンクなら効くかも?」と考えてしまいます。
倒れる前は飲みやすい「胡麻麦茶」を1年以上愛飲していたのにその甲斐空しく病気になってしまったので、今回はその「まずさ」に淡い期待を抱いています。