麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

胃カメラ体験記


日曜日の生活パターンはだいたい定番化してきました。
8時にサンデーモーニングを見ながら朝食。「喝!」の張さんが登場するころから手足のリハビリを始めます。1年半のリハビリで覚えた手足の運動とゴルフのパッティングを1時間半程度。10時過ぎにサンデージャポンを見ながらパソコンをつけ、ひととおりさまざまな調べものなどをしながら、11時頃からおもむろにブログ作成に入ります。
1時間程度で記事を作り、お昼過ぎに投稿します。

元々そもそもの目的が「左手一本でより早く文章を打つ」練習のために始めたブログですので、普段から会話と同じように冗長な文章になることが圧倒的です。もっと短い文章をきっちり推敲してから打つというのが、よりブログで読者を獲得する秘訣なのだと読んだことがありますが、私の場合は読者獲得よりも自分のリハビリという自己中心的な目的によるブログ投稿ですから、これはこれで続けてみようと思います。
当初の目的が達せられた暁には、読者獲得のテクニックに走るかブログを辞めるかは不明ですが…

今日は先週の胃カメラというか内視鏡検査について報告します。

実は内視鏡(自分では常に胃カメラと言っていますので、以下も胃カメラと言います。)を受けるのは3回目になります。最初に受けたのは5年くらい前。会社の健康診断でバリウムを飲んだ結果、「胃潰瘍の疑い」ということで、「要再検査」という診断になりました。
当時、10年以上通っていた血圧の主治医がいた病院が、横浜市旭区ののやや大きな病院。(駅名が昔いた力士と同じ鶴ヶ峰という駅名です。)15年前に埼玉に引っ越す前に住んでいた横浜で長年通っていたので、埼玉に引っ越してもこの医師を信頼して、この病院に引っ越し後10年近く通っていたのです。
(その後、その医師の現役引退に伴い主治医を埼玉に変更し、その後脳卒中への転落の道を歩むことになります。)

このメインで通っていた病院に内視鏡の設備があったので、ここで再検査を受けました。
口の中に管を入れるというのは誰でも嫌でしょうが、私も最初はかなり恐怖感一杯… 「暴れて管をかみ切ったら大変!」など周囲の人にも脅されましたが、実際には口の中に絶対に管をかみ切らないような丸い器具を上下の歯で噛み、その中の穴から管を通します。
最初は「オエッ」となりますが、そうなった時にはすでに管は胃の中まで入っているようです。
はじめ見る自分の胃の中は、意外と綺麗なものでした。その時の診断結果は「胃潰瘍の跡があるね? 胃潰瘍やったことありますか?」。胃潰瘍は死んだ父親のメインの病気でしたが、自分には全く覚えがありませんでしたが、「跡がある」ということは知らないうちに胃潰瘍になって、知らないうちに直ったということなのだそうです。
「でも、跡があるのでバリウム飲むたびに引っかかるかもしれないね!?」とも言われました。

なので翌年はバリウムを飲まずに最初から胃カメラを飲むことを選択、今回と同じ病院で胃カメラの検査をしました。

その後、脳卒中になり会社に復帰して今年の秋に久しぶりの健康診断を受けました。倒れた反省として、今後は毎年人間ドックを受ける予定にしていましたが、今年はまだリハビリもあり週4日の勤務なので、人間ドックでこの上休むわけにもいかない… という事情もあったので「人間ドックは来年から受けよう!」と安易に考えてとりあえず今年は通常の検診を受け、嫌いなバリウムを飲むことにしました。

結果は予想通り「胃潰瘍の疑いあり 要塞検査」。 結局胃カメラを受ける羽目になります。「どうせ跡だろう」とは思いましたが、万一悪性の腫瘍(ガン)だったら大変です。「こんなことなら、最初から人間ドック受けとくんだった!」と後悔しても後の祭りです。

現在定期的に通っているリハビリセンターには消化器内科がなく、胃カメラの設備がないそうです。そこで以前にも受けた会社が検診を委託している病院で受けることにしました。
その病院は「愛誠病院」という名前です。私の世代ではこの名前を聞くと、昔の漫画「愛と誠」を鮮明に思い出します。不良の誠に献身的尽くす美人の「早乙女愛」、我々の世代の憧れでした! (早乙女愛は絶対に忘れませんが、どうでもいい誠の苗字は思い出せない!?)
この病院、板橋と十条の中間ぐらいにあり、場所的にも今の池袋の家に近く便利な場所にあります。

電話で予約をしましたが、空きがあるのは1か月後ということで、ジョン・レノンの命日とすぐ思い出す12月8日に予約を取りました。
前日は、夜8時までに食事を済ませなければなりません。他の検査と違って胃カメラは胃の中がはっきりと映し出されてしまいますので、朝小腹がすいたからと言ってちょっとお腹に何か入れようものなら、すぐにばれてしまい、恥ずかしい思いをすること必至です。ということで、万一のことを考え、病院の指示通り8時前には夕食を済ませ、以降は基本水も飲まずに過ごします。

当日は早く起きてもやることもないので、休日のように7時過ぎまでゆっくりと寝ています。8時には家を出て、タクシーで病院まで向かいます。千円ちっとだと予想していましたが、1700円とちょっと予想よりかかりました。(帰りは1200円とほぼ予定通りでしたが…)
病院到着後、最初に採血を行い伝染病などのチェックを受けます。特に問題がなかったのでまず口の中の麻酔。口の中で麻酔の液体を1分以上泳がせてからゴクンと飲み込みます。口の中が痺れてきて、変な感覚が口中に充満します。

麻酔が効いた頃を見計らっていよいよ胃カメラの開始です。口の中に真ん中に管を通す穴が開いたマウスピースのような器具を入れられ、万一口を噛んでも、管は破損しないような措置です。確かに、これを噛んでいると安心できます。

「オエッとしますよ~!」と言われて、確かに言われたような瞬間があってから、今回の胃カメラは比較的短時間に終了しました。最初の時は自分でも自分の胃の中が見えて感動した記憶がありましたが、今回は眼鏡も外され、先生が見る画面は私と全く別の場所だったので、全く自分が見えることはありませんでした。だから早く終わったのかもしれません!?

結果ですが、「赤くなっている潰瘍の後は少しだけ。でも、ちょっとポリープじゃないけどデコボコのところがあるので、念のため組織を採取したので検査します。結果は2週間後。」と言われました。検査後、写真を見せてもらいましたが、やっぱり意外ときれいなものです。胃の中身はからっぽ。空腹というのが一目でわかります。

検査代金を払い、再びタクシーで自宅に戻り、ようやく1時間経ったので朝食にありつけました。

今日は病院なので写真はありません。病院、胃の中の写真ブログ用にくれないですかねぇ~!?