麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

山陰旅行計画<その1>


3連休は寒いことは寒いものの、穏やかな気候でした。こんな天気のいい日、昔ならば絶好のドライブ日和と、車でどこかの観光を楽しんでいたことと思います。今は車に乗れないのと、寒さが本当に身に滲みるようになってしまいましたので、買い物に外出した昨日を除いては、家でひたすらTVというか録画していた映画を見ていました。

大学時代の4年間には、毎年2月10日過ぎの全試験終了後、すぐに青函連絡船の人となり北海道に上陸。流氷接岸前にはオホーツク沿岸に辿り着き、以降3月後半流氷がシベリアに帰る3月末までオホーツク沿岸を中心に道東・道北をずっと旅していたものです。(でも例年、札幌の雪まつりには間に合わずに、撤去後の大通公園を歩きながら淋しい思いをしていました)
当時もダウンと手袋・耳あてなど重装備はしていたものの、あの頃はダイヤモンドダスト見たさにまだ早朝マイナス20度の極寒の外に出てみたり、大雪・吹雪の中を6時間以上行軍したり(あの頃流行った映画「八甲田山」の名台詞「天は我々を見放した」などを真似しながら楽しく行軍したものです)、結構アクティブに冬の北海道ライフを満喫していたものです。
これだけ寒がりなってしまった今は、もう冬の北海道で数時間歩くなんて、もう夢のまた夢なのかもしれません。

それは兎も角、今年も夏には旅行に行こうと思っています。今年の旅行、行先だけは早くから決めております。そう、山陰というか島根中心に旅行しようと思っています。

旅行先を島根に決めた理由は、このブログにはすでに何回か書きましたが
1、未踏破県(日本国内で足を踏み入れたことがない都道府県)4県のうち2県が島根・鳥取であること
2、一昨年観た映画「Railways」に感動、一畑電鉄に乗りたくなった
3、2年間飛行機には全く乗っていないものの、ショッピングで貯めたマイルが3万マイル以上貯まっており、既に2名分の往復航空券代はクリアしている
などが理由です。

そして今回の旅の目的は、一畑電鉄に乗ってRailwaysの世界に浸ることや、出雲大社に行ってみることが目的ではありますが、もう一つの大きな目的としては「温泉に入る」ことが目的です。

「そんなの、簡単じゃん!」と思われるかもしれません。確かに温泉だけなら近所でいくらでも入れる場所はあります。でも足が十分に回復していない私は、まだ温泉に行っても大浴場に一人で入る自信がとてもありません。浴場を装具を外して歩き回るのは結構プレッシャーになりますし、浴槽に入るには足が上がるかどうかも不安です。大浴場の場合、入るのは何とか入れるかもしれませんが、出る時には「手すりがあるのか」「段差はどうか」など不安がつきまといます。
やっぱり介助者というか付き添ってくれる人が必要に思いますが、そこは「風呂」ですから妻に介助をお願いするわけにはいきません。そうなると長男に頼むのが普通なのですが、息子は結構忙しくしており、「このために休んでくれ!」とは言えない状況です。

妻に入浴の介助をお願いするとなると、「貸切風呂」「家族風呂」などを利用すれば入れるのですが、温泉の醍醐味は「好きな時に入れること」です。元々「烏の行水」の私は、温泉であっても風呂に入る時間は短いのですが、代りに1回泊まると最低3回以上は風呂を楽しみます。到着後すぐ、寝る前、起きてすぐの3回のパターンが通常ですが、これ以上5・6回入ることも珍しくありません。
そんな私ですから、折角温泉に行くのに時間を決められてその時間しか風呂に入れないのは淋しい限りです。

そう考えると、こんな贅沢な私に会うパターンはこれしかありません。そうです「露天風呂・展望風呂付の客室に泊まること」です。部屋に露天・展望風呂があれば必要な小物(手すりや階段、または代用品)の事前準備もできますし、妻にも介助をお願いできます。何より、入りたい時に何度でも風呂に入ることができますので、我儘な私の温泉復帰第一弾はこれしかありません!

ということで、早速旅行のパンフレットを入手して検討を始めました。
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でも、やっぱり「部屋に露天風呂がある宿」が安い料金で泊まれるわけはなく、料金をチェックするとやっぱり特に安い日以外つまり通常の日で最低でも1人3万円はします。つまり妻の分と2人分で6~8万円、これに交通費を加えると10万円はしますので、去年「大人の休日倶楽部パス」を使って行った東北3泊4日(うち1泊は妻の実家泊)の予算とほぼ同じだけの費用が1泊の温泉旅行だけでかかってしまうことになります。

ということはこの温泉旅行と島根行きの2つの旅行を年内に別々に行うには、我が家の家計を考えるとちょっと無理なようです。では、「どちらかを諦めるか」ですが、やっぱり今年中には最低温泉には入りたいし、島根も行きたいのです。

検討の結果、この両方の年内目標を叶えるためには、「島根に行って、そこで温泉に入ればいい!」という極めて単純な結論です。

ということで、何となく旅行の方向性がぼんやりと固まってきました。つまり
・旅行は夏~秋3泊4日程度
 (本当は冬に行ってカニを食べたいけど…)
・旅費は池袋生活を終わらせてから、6月~年内で貯金
・往復はJALのマイルを利用
・現地移動は電車・バスを中心にやむを得ない時だけタクシーを利用
・1泊は温泉に泊まり、露天風呂付き客室に泊まる
と、こんなイメージです。

ところが、私旅行会社に就職してから間もなく30年になるのですが、恥ずかしいことに山陰地方の知識が非常に乏しい(というより、ゼロに等しい!)のです。入社以来ずっと海外旅行畑だったというのも原因ですが、それにしても山陰に関する仕事がほぼ皆無で、本当に本当に素人(以下)のレベルなのです!

ということで、とりあえず山陰地方の基礎勉強を… と、早速ガイドブックをネットで2冊購入。購入したのは定番のるるぶまっぷるの情報誌、そう、本屋では常にライバル誌として並んで販売されている2大旅行情報誌シリーズです。この2つ、同じ情報も違う情報も掲載されていますので、両方よく読み比べると、意外と役に立ったりします。
(両方掲載は定番情報として、片方だけは+α知識としておさえる!)
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エリア「山陰」といっても東は京都に近い城崎あたりから始まって、西は萩・津和野あたりまで… と、非常にエリアが広いことに改めて驚きます。とっても3泊4日程度では無理だなぁ~…と思ってしまいます。車があっても無理ですね!

ただ今回の旅の中心だけは決まっています。一畑電鉄に乗って出雲大社まで行くことです。
これ+露天風呂付きの部屋のある温泉旅館で、プランを固めたいと思います。
ちょっと遠い萩津和野などは、次回の楽しみに取っておくことになるでしょう。

それにしても、水木しげるロードは大当たりですね! 両誌とも特集で取り上げています。
個人的には、子供の頃「鬼太郎」はよく見ましたが、わざわざ行くまでとは考えていません。