麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

青春18きっぷの旅 その② 関東周遊の旅


おはようございます。
昨日の予告通り、電車内で綴ったメモをそのまま掲載します。
ちょっと、長すぎるなぁ~!

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おはようございます。
今日は 青春18きっぷの旅の二回目です。
いつものリハビリが理学療法士さんの都合で土曜日⇒金曜日に変わったこと、今日夜に恵比寿で私にとっては33年振りに出席する高校時代のクラス会が開催されることもあり、第2回目のプチトリップには、「このタイミングしかない!」 という絶好のタイミングなのですが、第1回目の日に負けない雨が降っています。

第1回目の日同様、傘を銀行に預けていざ出発!と思いましたが、今日は土曜日、キャッシュコーナーのオープンは 9時で、まだ傘は預かってもらえません。
仕方がないので駅の目立たない場所に置いて来ましたが、今日はどうでしょうか?
8時過ぎに駅を出発。今日は恵比寿までの超遠回りの旅。まずは宇都宮行きに乗車です。

先週も合計6都県を旅しましたが、今日も千葉以外の関東全都県を回る予定です。
宇都宮線は古河で早速茨城県に突入、あっさり一県目をクリアです。
茨城とはほんの挨拶程度、すぐに別れて次の野木はもう栃木県になります。

栃木は本当に久しぶりです。昔は週末になると栃木のゴルフ場に毎週出没していたものです。
それ以外にも5~6年前には母親が故郷栃木の病院に入院していて、毎週欠かさず見舞いに来ていた時代もありました。

小山駅到着。小山と言えば我々の世代で思い出すのは、何といっても「ありゃま、こりゃま、小山ゆうえんちぃ~」です。
結局、一度も行くことなく閉園になってしまいました。
次に目指す両毛線の乗り場はちょっとわかりにくい場所にあります。
この両毛線区間利用の経験はあっても、恐らく乗り通すのは初めてだと思います。
そう考えると確かに関東軽視でしたね。
列車は四両編成。座席は8割程度埋まっての出発です。
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思川、栃木、ゴルフ場では馴染みのある地名の駅に次々と停車していきます。

埼玉に引っ越してきた15年くらい前、前の家横浜から妻の実家仙台まで歩いて見ようと、何回かに分けて歩き、このあたりを通ったことを思い出しました。
この両毛線沿いも何時間も何時間もかけてひたすら歩いたことを思い出します。
このチャレンジは宇都宮近くになって、スタートとその日のゴールまでの往復の時間と交通費の関係で頻度が落ちてきて、自然消滅してしまいました。
そういえば中断箇所のデータ、前のパソコンのデータ破損で、判らなくなってしまいました!

栃木で乗車が増え、立っている人がかなりいます。

佐野です。ラーメンを食べに、厄除け大師にお参りによく来た町です。勿論ゴルフにも…
昔、佐野のアウトレットに行ったことはありますが、来週妻と那須のアウトレットに行こうと計画しています。
火曜日のアウトレット行きは、勿論雨天順延です。

足利です。
知っている町が頻繁に現れます。
やっぱり、両毛線は結構都市を走る列車です。結構乗り降りも激しいし…

次は桐生… どうやら群馬県に入ったようです。パチンコSANKYOの会社が見えます。そういえば、以前唯一女子プロのトーナメントを見にきたのが「SANKYOレディースオープン」でした。娘がバイトで古閑美保の組についてラウンドしていたので、私もその組や上田桃子の組を中心に見たものです。
桐生、やっぱり大きな町です。団地などもたくさんあります。
国定。忠治が出てきそうな、極めて群馬県的な駅名ですね。

伊勢崎。ディープ群馬のイメージがあります。でもこのあたりは、ゴルフでもあまり来ませんでした。
珍しく高架駅です。群馬らしくベイシアグループの看板が見えます。結構大きな街なのですね!

前橋が近くなってきたせいか、家が途切れることがありません。
やっぱりカインズホームの看板が目立ちます。

乗り降りがぐっと増えてきて、駅名に前橋がついた前橋大島に到着。
次は前橋です。実は関東以北の県庁所在地で一番馴染みの薄い街です。と云うか、降りたこと無いのかも…
やっぱ、ビルが違いますね!?
次回は前橋、ぶらり途中下車したいと思います。
何となく雨が止んだうな気がします。
上野からの直通列車も来る新前場を過ぎると、両毛線の旅も間もなく終わりです。
先週、横川からの帰りの電車を乗り換えた高崎が見えてきました。

何故かすごい行列になった駅のトイレを何とか過ごし、三番線の八高線に向かいます。
雨はすっかり上がり、少しずつ日が射してきました。

三番線は変な場所、2番ホームと4番ホームが並ぶホームを、先まで行くと行き止まりの3番ホームが現れます。
この八高線も、両毛線同様に乗り通した記憶がありません。
しかもこの八高線が通る埼玉県内は、同じ埼玉県と言えどもほぼ真逆なので,埼玉県内の支店に四年勤務した私は地名は勿論知ってはいるものの、間違いなく未知の地です。
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一人用向かい合わせシートに席を確保し、高崎駅で買ったパンをお昼にしながらのどかな田園風景の中を列車は進みます。
天気がよくなり、ようやく汽車旅の雰囲気が出てきました。

間もなく群馬県ともお別れです。そういえば、群馬なのに、ヤマダ電機の看板見なかったなぁ~ もっとも、今や群馬のヤマダというより、全国チェーンになったし…

いつの間にか埼玉県内に入ったようです。神川町と書いてありました。
勿論名前だけ知っている未知の世界です。
児玉駅です。高速道路のおかげで名前だけは知っています。
思ったより都会を通った両毛線に比べて、八高線は思ったより田舎風景を走ります。この2路線だけの単純比較ならば、間違いなく群馬より埼玉が田舎に見えます。
寄居が近づいています。市ではなく町ですが今までの地より都会に見えます。
長瀞渓谷が近いからか景色のよい渓谷を通過、ようやく旅らしくなってきました。
小川町です。昼飯後なので、いつもの通り睡魔が襲いかかります。

難読駅越生。埼玉県人は何とか読めても、普通は読めないでしょう。
おごせ と読みます。相変わらす田園風景です。

ほとんどの列車は次の高麗川で終点。ここから川越に行くルートと八王子に行くルートとに別れます。
私は八高線の名前通り高崎から乗車して終点の八王子を目指します。

高麗川から八王子行きは風情のないロングシートの通勤電車。
高麗川までは埼玉の偉大なローカル線でしたが、この辺はイメージ、変わりました。
もうローカル線八高線のイメージはありません。

目立つ建物、駿河台大学。埼玉にあるのは知っていましたが、こんなところにあったのですね!?

ローカル線=ドアは手動で開け閉めというのが一般的ですが先週からの多くの駅が手で本当に開けて閉めるものが一般的だったのに対し、八高線は手動と云うよりボタンを押して開閉します。
やっぱり、都会の香りが少しします。

箱根ヶ崎。こんなところに箱根? 知らなかった。次の駅名は東福生。と言うことはいつの間にか東京に入ったのですね!? 確かに高麗川付近の田舎の香りはしなくなりました。
風情があって好きでしたが…

拝島。乗り換えが多く思った以上に大きな駅です。子供の頃に乗った西武新宿線の行き先が拝島・多摩湖行きだったのを良く覚えています。

八王子は先週も来ました。元々、ここで一時間ぐらい途中下車する予定でしたが、雨予報で予定を変更しました。雨は止んでいる感じですが、昨日の変更通り先を急ぐことにします。

八王子からはとりあえず横浜線で先を急ぎます。
橋本で相模線に乗り換え。30年以上ぶりの乗車です。30年前は神奈川の超ローカル列車だったのですが、さすがに2012年、ロングシートの通勤用電車、もう田舎列車の面影は微塵もありません。
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30年前に乗りに来た主目的は、当時の超ローカル線相模線の中の超ローカルな盲腸線区間、寒川から西寒川区間乗車が目的でした。
今では、その盲腸線も廃止され、旅情のかけらもありません。
やっぱり今日の日程の中では、八高線の埼玉区間が一番ローカルで旅が楽しめました。
30年前、小田急と交差する海老名と厚木だけが唯一の町だったのに…
当時クイズダービーで人気者だったはらたいらさんの名前に似た原当麻だけは記憶が鮮明です。後は淡々と駅に停まり、終点はサザンの街茅ヶ崎です。

一時間、八王子の街をブラブラしようとしていましたが、雨予報で断念。「さて、クラス会の開始まで余った一時間で何をしよう?」と悩みましたが、尊敬する紀行作家宮脇俊三さんの 「旅情は近くでも味わえる!」 という言葉を思い出しました。

宮脇さんが近くでお勧めしていた路線が、 鶴見線です。
「そうだ、鶴見線に乗って宮脇さんを偲ぼう。」と思い立ちました。

鶴見線に乗るのも30年以上ぶり。鶴見線の旅情は本当は支線の海芝浦や大川にあるのですが、今回は時間の関連もあり断念し、鶴見線本線に乗って独りで宮脇さんを偲ぶことにしました。

街はもう夕景、土曜日の工場街は静かです。
宮脇さんはよくいい景色を通ると「ゾクゾクする」と書かれていましたが、今の私にもそのゾクゾクが来ています。
何故か私の前に宮脇さんが乗っていて、一緒に雨の外を眺めているような気がしています。

確かに鶴見線の車窓、本当に非日常です!終点の扇町駅。昔と変わらず工場の通用口です。こんな駅、鶴見線以外には絶対にありません!都心近郊なのに、今日やっぱり一番風情があるかもしれません!
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今日の最後は浜川崎で乗り換え、南武線の 支線へ
イカどころか自動改札もない駅です!
 
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本日のプチトリップはこれで終了し、今からクラス会に向かいます。