麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

「命の恩人」を訪ねて足利へ


おはようございます。

昨日は、土曜日には珍しくブログを投稿しました。「障害年金の受給決定」というトピックスがあったからですが、今日はブログの更新を義務づけている日曜日。
今日も特にこれと言ったトピックスはない(最大のトピックスは昨日書いた年金のこと)ので、とりあえず今回も先週のトピックスを報告します。火曜日業務中に、「命の恩人」を訪ねて行った栃木県足利までのプチトリップです。

 「命の恩人」という言葉よく使う人は多いと思いますが、大抵の方にとっては「命を救ってくれたぐらいお世話になった人」なのだろうと思っています。
私も大変落ち込んでいて、それこそ人生の深みに嵌っていた時代に、人生を変えるぐらいのアドバイスをいただいた方など感謝している人は長い人生の中に何人かはいました。(その人のことを「命の恩人」という言葉で表現していたかどうかは定かではありませんが…)

でも、命を落としかねない脳卒中という病気をゴルフ場で発症した私にとっては、その後救急車を呼び、その救急車で(大好きなゴルフを放棄して)救急車に同乗して病院に同行、その後家族・会社にも全部連絡してくれた上に、家族が茨城に到着し昏睡していた私の意識が戻るまで付き添いしてくれたI氏は、大げさな表現ではなく、本当に私の「命の恩人」なのです。

そのコンペに初参加だった私は、20名を超えるコンペにも知人・友人は少なく、主催者が初参加の私に気を使って、良く知っている友人を同組にアサインしてくれました。それが当時山梨に単身赴任中のIさんです。

Iさんは私の1年先輩で、1997~2001年に同じ個所で年4間一緒に働きました。この時期今の家を買って引っ越したのですが、たまたまI先輩も同じ方面に住んでおり同じ通勤電車です。
当時は違う部署でしたが、仕事が終わる直前の8時過ぎに目で合図、一緒に会社を出て宇都宮線の有料帰宅列車「ホームライナー」で、煙草を吸い・ビールを飲みながら40分の飲み会をしながら一緒に帰ることが結構多くありました。(因みに、私も1999年まではヘビースモーカーでした。)
それ以外、ゴルフにも練習場にも運転好きの私の車でよく一緒に行ったものでした。
その後Iさんには新潟、水戸、甲府と地方勤務が続き、当時は甲府に単身赴任していたのですが、昔からゴルフが大好きなIさんはあのゴルフコンペの常連でもあり、その時も甲府を早朝に出発して茨城のゴルフコンペにわざわざ参加したものです。

結果としてIさんがいてくれたお陰で私が倒れた後の連絡は大変スムーズでした。Iさんは妻とも面識があったので家族への緊急連絡もスムーズに行え、その年の4月に転勤したばかりの私の会社にも彼が社長を知っていたので、連絡もスムーズだったようです。

そのIさんが栃木県の足利に栄転したのがこの2月。関東周遊のような感じですが、他の赴任地とは違い、栃木の足利は埼玉北部より1時間以内で、十分に自宅からの通勤範囲内です。

前述の通り「本当の命の恩人」ですので、ご栄転されて足利に行かれた訳ですから、これは当然一度ご挨拶に行く必要があります。ということで当社のPRという名目もあり、先週火曜日に足利に出かけました。

埼玉の北部我が家あたりからならば足利は割と近いのですが、都内の会社から行くとなると足利、結構遠いです。なので北千住から東武特急に乗って行こうと決め、北千住へ向かいます。

東武線は間もなく開業する「東京スカイツリー」一色。東武グループを挙げて近年最大のめでたいイベントを後押ししているようです。
特急専用ホームに先に来た鬼怒川温泉スペーシアにも、「開業まであと何日」というステッカーが貼られています。あと35日と書いてあり、毎日貼り換えているようです。ご苦労なことです。
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因みに、仕事の参考を兼ねてスカイツリーの予約システムにアクセス、抽選に応募していますが、当然のごとく全く当たりません。(当たっても、ちょっと困るのですが…)

私が乗ったのは特急「りょうもう号」。東武の特急と言えば鬼怒川温泉や日光に行くスペーシアがメジャーですが、東武が路線を張りめぐらせている館林、太田、佐野、足利あたりの群馬・栃木の中都市に行くのは便利な列車です。でも日光・鬼怒川ほどの有名な観光地が沿線にないので、私も名前は知っていましたが、乗車するのははじめてでした。
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北千住からの滑り出しは複々線。都内を走る複々線は最近でこそ珍しくなくなってきましたが、首都圏の私鉄では東武が走りではないでしょうか?
ずっと前に、隣のホームの各駅停車と急行とがほぼ同時に発車する風景を見て、不思議に興奮したことを覚えています。
間もなく複々線は終わり、春日部を通るころには普通の複線に戻っています。と思ったら東武動物公園で日光方面と分かれた後は、いきなり単線になります。結構速く極端な変化が楽しめる楽しい車窓風景です。

自宅近く、Iさんの地元久喜駅を過ぎ、息子の母校があった街を過ぎ、特急はディープな北関東エリアに突入してゆきます。先日の青春18きっぷでの両毛線に続いての北関東トリップです。田園風景の中快調に特急りょうもうは駆け抜けて行きます。これで800円の特急料金ならば、大満足です!(特急券の精算が面倒なので、自腹のつもりです。)

足利市駅に到着。駅からちょっと遠い先輩の勤務先まで15分ぐらいの散歩です。道を知らない中、地図を思い出しながら歩きます。(このあたり、片手は辛い!)駅からいきなり淋しい街並みが続き、本当にこっちで良いのか不安になりますが、道を聞きたくても車は走っているものの歩行者には巡り合いません。信じて歩き続けてようやく繁華街らしき場所に辿り着き、目指す建物を発見します。
北関東も東北のように駅が繁華街の中心になく、駅から繁華街まで歩かなければいけない町が多いのでしょうか!?

Iさんに逢うのは久しぶりです。リハビリセンターを退院後、会社復帰前に「快気祝い」を持ってタクシーで自宅を訪問して以来ですから、1年半振りでしょうか?
仕事中の訪問ですので、仕事のPRなどの営業を行い、夜は足利駅前の居酒屋でIさんと久しぶりに昔話です。

帰りの東武線はもう特急の走る時間でもないので、各駅停車で帰宅です。
特急と違って各駅停車では対向列車の到着待ちが多く、結構時間がかかります。やっぱり、単線ならではの不便さです。行き、特急使って正解だったようです。

今週、水曜日はいよいよ池袋のマンションを引き払います。詳細は来週!