麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

さようなら! 池袋の我が家


日曜日には、ブログの更新を義務化していましたが、昨日は連休の気安さもあり妻と買い物に出かけてしまったため、ブログの更新をサボってしまいました。
今日は、非常にスムーズだった先週水曜日の引越についてレポートします。

最後の池袋ステイは先週火曜日。この1年定番となった妻と会社の通用口での18時半の待ち合わせも最後になりました。会社のみんなに顔を覚えられ、毎回「昨日、奥さん待ってたね!」と声を掛けられます。以前の私だったら恥ずかしくてとっても耐えられず、絶対すぐにやめて会社から離れた場所で改めて待ち合わせすることろではありますが、今は恥ずかしいもののもう開き直っています。
50過ぎ、結婚26年以上になる夫婦ですが、妻がいくら近いからとはいえ会社に迎えに来てくれるのもこの池袋生活の象徴と考えております。

今日は最後の「池袋グルメ生活」。最終日に行く店は1カ月前から決めていました。我々がこの1年で一番お世話になった西武8階の回転寿司です。会社から20分弱の道のりを妻とのんびり散歩します。この1年で、歩く速度も少しは早くなったようです。

店は当然満席で相変わらずの行列ですが、いつもに比べてそんなに混雑していません。またこの店の行列は「カウンターでいい」というと、日によっては10人~20人抜きが出来る(それだけ、テーブル席の人気が高い)ことが多いのですが、この日も列に並んだ5分後には「カウンターで良ければすぐにご案内」と声を掛けられます。我々のルールとしては子供がいる時などは時間がかかってもテーブル席を待つことにしていましたが、2人だけの時にはカウンターでいいことにしています。
この日は最後ということで少し迷いましたが、それでも「すぐにご案内」の誘惑は大きく、結局誘導に乗ってカウンターに座ってしまいました。

最後の回転寿司はやっぱり美味でした。我々はこの1年で食べた思い出のメニューを次々と頼みます。(このあたりは回転寿司とは言えず「お好み寿司」の風情です。)妻は「名物穴子の一本寿司」など、私はお気に入りの「本日のおすすめ5カン盛り」など… この「おすすめ5カン盛り」には本日の新鮮な品や中トロなども入って600円台です。味は一流店の5カンと遜色なく、毎回大満足です。
2人で散々好きなネタを頼んで会計しても料金は4000円以下。一人2000円行きません。これだけ食べても先日食べたパエリヤセットよりまだ1000円以上安いのです!
やっぱり、我が家の「池袋グルメ生活NO1の店」はこの店に認定です!
(でも、よく名前を忘れるので、写真撮っておきます!)
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最後のグルメ生活を満喫した後は、西武地下でケーキを買って、これも最後の贅沢でタクシーに乗って帰ります。
お酒を呑まなくなって、すっかり甘党に宗旨替えをした私。このところちょっと体重オーバーでダイエットをしていたのですが、最終日ぐらいと思いモンブランを買います。
でも、ケーキはどこで買ったものもそれなりに美味しく、とは言え「ここが特に美味い」という店もなく、結局「これだ!」という店を見つけられないまま1年が過ぎてしまいました。

池袋で最後の一晩を過ごし、翌日は爽やかな朝を迎えます。最寄りのコンビニで買った菓子パンで朝食を取り、8時半ぐらいから家の片付けを開始します。
家の備品は既に妻がかなり片付けを済ましていてくれていましたので、最終日まで使うものなどの本当に最後まで出していたものをしまっていきます。
片手の私には出来ることが少ないので、あれこれ口を出して妻にうるさがられるだけなのは、引っ越しに来た1年前からあまり変わっていません。
私にできることはちょっとした簡単な買い物ぐらい。ガムテープなどの備品がなくなったり、飲物のペットボトルが欲しくなった時が、私が役に立つ唯一の時間です。

11時頃、予約していた引き取り業者がやってきます。「高価買取」というチラシをばら撒いているこの業者に、1年前にニトリで約2万5千円で買ったダイニングテーブルなどを引き取ってもらおうと思って事前予約していたものです。1年前に買ったテーブルセットは新品同様で、「少しだけでも値がつくのではないか?」と密かに期待していました。でも我が家には不要なものなので、本音では「まぁ最悪、タダで引き取ってもらえばいいや!」との思いがありました。
約束通り来た引取屋は日本人2人と外人1人の3人組。「どうぞ」と呼ぶと外人が先頭にズカズカと入ってきます。「この外人のバイト? 常識ねぇなぁ~」と思って見ていましたが、このマレー人っぽいカタコトの日本語を話す外国人が店のオーナーで、連れてきた日本人2人がバイトのようです。
ダイニングセットやワゴンなど、引き取ってもらいたいものを説明すると、「この引取りは有料、8000円!」とのカタコトの第一声です。奥には息子にあげるTVがあり、「このTVを引き取るのなら、これらの品も無料で引き取ってやる!」との敬語を知らない横柄な発言があります。勿論TVはかわいい息子が楽しみにしていますので絶対にあげるわけにはいきません!
「有料&8000円ならいい、帰れ!」と追い返しのポーズを取りましたが、手ぶらで帰りたくない彼らの事情もありますし、我々もこの荷物家に持って帰っても正直処理に困ります。
ということで数分のタフネゴシエーションの結果、全部の雑用品を合計して3000円の引取り費用を払うことで全部持って行って貰うことで話がつきました。
ダイニングセットはともかく、それ以外の品は確かにゴミ同然のものだったので、3000円は仕方ないのかもしれませんね。

ここで時間は11時半、これにて引っ越しの段取りはほぼ終了です。昼食はコンビニ弁当で済ませる予定でしたが、引越業者が来る予定の1時~3時までまだ時間がありますし、家のものはもう全部片づけてしまって、坐る椅子も満足にありません。
ということで予定を変更して外食に。「池袋グルメ生活」のおまけ編です。
昼食は妻のお気に入りの丸亀製麺所などではなく、時間がたっぷりあるのでサンシャインシティプリンスホテルのコーヒーショップへ。3段のお弁当+コーヒー付き(お代わり自由!)で1300円のプチ豪華でリーズナブルランチを堪能しました。
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ゆっくりランチを楽しみ1時前には準備全部完了の自宅に戻ります。1時過ぎには、私の大学時代の同級生で妻の唯一できた池袋の友人が様子を見にやってきました。
しばし雑談をするうちに「アリさんマークの引越社」の車が到着。先払いで5万円弱の見積通りの料金を支払った後に、早速作業を開始です。
作業は本当にテキパキしていて、荷物が少なかったこともあり本当にあっという間に作業が終了になります。
荷物を積んだアリさんの小さなトラックは、2時半頃には早速息子の葛西のアパートに向けて出発しました。
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その後大家さんが来て家の最後の点検があります。実質100日ぐらいの滞在なので、そんなに汚すはずもなく、きれいなものだったと思います。
敷金、少しは戻ってくるのでしょうか…
最後に池袋の家の外観と内部の写真をご紹介します。1年間、本当にお世話になりました!
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息子の家に無事到着したのが3時半過ぎ。埼玉の我が家にトラックが着いたのが17時半頃、家でも作業はとてもスムーズでした。

アリさん。仕事もテキパキと丁寧でしかもマナーも良く大満足でした。
もう引っ越しはしないと思うけど、アリさんは本当にお勧めです!

サカイになんて頼まなくて本当に良かった!