麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

まだまだあった脳卒中の後遺症


先週のブログで鳩山元総理の落選願望を書きましたが、落選になる前に出馬断念を決めてしまい、個人的にはちょっと残念な気がしています。
我々の気持ちを理解してもらうためには、きちんと民主党から立候補して、惜敗率なんて気にならないほどの惨敗という国民の審判を受けることを期待していたのですが…
先日、とある番組で個人的に鳩山に肩入れしている人が、「国民への約束(普天間基地移転)を守れなかった人(鳩山)の首を、約束(消費税増税)を守ろうとしなかった人(野田)が平然と切った」という表現をしていました。ある意味正しい表現ではありますが、それでも民主党の3人の総理は全員許すに許せません。本当に全員揃って討死してほしいと思います。
菅さんも苦戦していて、毎日必死の選挙活動を頑張っているそうですが、市民の良識に期待したいと思います。そして、船橋(だったかな?)市民にも。
小沢さんの刺客、頑張って!!

我が家の選挙区でも、前回の選挙では自民党の牙城を崩して若い民主党候補が当選しました。先週、その民主党議員が駅で街頭演説をしていました。「まずはお詫びを申し上げます。」から始めている街頭演説、誰一人足を止める人はいません。惨めなものです。
前回は我が家も揃って一票を投じましたが、今回は苦杯をなめていただかなければならないと思っています。

またまた政治の話題からはじめてしまいましたが、今日は「まだまだあった脳卒中の影響」について、レポートしたいと思います。

10月の末に人間ドックを受診したことは、3回前の11月4日のブログで報告した通りです。大半の診断結果についてはその日のうちに判明し、当日の医師から説明がありましたが、すべての結果が判明するには2週間ぐらいかかるということで、正式な結果については後日郵送と言うことになっています。でも9割方良いことも悪いこともその日のうちに言われてしまいましたので、結果が送られてくるのをあまり気にしてはいませんでした。
(思ったより悪いことを言われなかった… というのが本音です。)

そして、先週結果が約束通り送られてきました。妻の結果の方は当日に医者から言われた結果通りだったのですが、私の方の結果に予期しない「要再検査」の文字が並んでいました。
その項目は、「眼」にかかわるいくつかの項目です。
目と言っても「視力」ではなく、「視野検査」や病状のところに「視野異常、白内障緑内障の疑いあり」などの文言が並んでいるのです…

今まで、目の(視力以外の)検査なんて、会社の健康診断でもやらないので全く受けたことがありませんでした。小学校2年生の時からメガネをかけている私なので、視力は昔から人一倍弱いのですが、初めてメガネをかける前には恐らく眼科に行ったことはあるのだろうとおぼろげに記憶していますが、それ以来眼科と言う医者の門は一度もくぐったことがありません。なので視力が悪いのは十二分に自覚しているものの、それ以外の眼の病気謎は全く意識したことがありませんでした。
緑内障白内障などの眼の病気の名前は聞いたことがありましたが、ともに「どちらも年取ると徐々に増える病気」という知識の程度で、緑と白の違いすら全く分からなかったのです。
10年以上昔、まだ元気だった母親が眼の日帰り手術をして、会社を休んで実家から眼科までの送迎をした記憶はあるのですが、その時に手術したのが緑内障だったか白内障だったかも思い出せません。(どっちかだったのは間違いないのですが…)

なので早速ネットで緑内障白内障についてネットで俄か勉強をしました。特に緑内障は放置して進行していくと最悪「失明まである病気」ということを知り、ちょっと慌て出します。人間ドックで「要再検査」とは言われたものの病院に行くのはちょっと落ち着いた来年でいいかなぁ? などと考えていましたが、「最悪、失明も。」というネットの記事を読んだ後はもう落ち着きません。
眼科という医者には前述の通り全く予備知識もありませんでしたので、医者に行くにしてもどこの眼科に行って良いか全く見当がつきません。眼科は腰痛の医者とは違い、会社にも通っている人はいるとは思えず、評判はあまり聞こえてきません。
仕方がないのでネットをいろいろと調べた結果、池袋の駅前ヤマダ電機の最大店舗「日本総本店」の隣のビルの5階に、夜7時半までやっていて土日も営業している眼科を発見、ネットでの評判も悪くはなかったので、とりあえず電話をしてみました。
本当は会社終業後の夜6時半ぐらいに予約が取れれば…と思ったのですが、「初診」で「人間ドックで要再検査」という受診理由を伝えたところ、「それならば最初に検査が必要。検査は最終が5時半からの予約です。」と言われたので先週の火曜日の5時半に初診予約をしました。

初めて行く眼科は本当に池袋駅前ロータリーに面したビルの5階。1階には三菱UFJ銀行もあり、家賃がメチャ高そうな超一等地にあります。5階の通路を行くと玄関もなく(見つからず)、いきなり受付と待合室が現れます。待合室の左半分には検査機器がたくさんあり、いかにも最新鋭の病院らしい雰囲気です。
受付で初診受付すると、予約の効果で待つことなく検査担当の看護師さんが来て早速目の検査がはじまります。視力検査から始まり、眼をいろいろな器具にて検査されます。まぁ、これだけたくさんの最新の機械で検査されれば病気も分かるのだろうと何となく納得する気にもなるような気がします。
中でも一番時間がかかって疲れた検査は「視野検査」。そう、人間ドックでも「異常あり」と言われた検査を、もっと最新の機械で長時間検査されるのです。
検査の手法は片目づつで、見える範囲のどこかが光ったら持っているボタンを押して合図するものです。結構連続で光ったり、暫く光らなかったりするのですが、やっているうちに人間ドックでは気づかなかったのですが、「そういえば右下の方、光らないなぁ~…!? もしかして、光っているけど見えていないだけ??」と、何となく視野の異常を自覚せざるを得ないような気分にもなりました。
この検査は休憩しながら20分以上続きました。(非常に疲れた検査でした。)

ようやく検査が終わり、その後初めて眼科医の診断が始まります。「2010年6月に脳出血、右半身麻痺ですね。」という確認から始まった診断ですが、視野検査の結果を見ると予想通り左右両目共右下半分が真っ黒(つまり見えていない)結果になっています。
医者の口からは、「右目も左目も右下部が見えていません。これは緑内障とか白内障とかの症状ではなく、脳出血で視神経もやられてしまっている影響です。病気になった時、目に違和感はありませんでしたか?」とショッキングなことを言われます。
「目に違和感があったか?」と言われれば確かに倒れた当時には違和感があったような気もしますが、あの当時は眼だけではなく違和感と言えば全身に違和感があったので、特に目の違和感だけを異常には感じなかったということなのでしょうか…
でも、目にまで脳卒中の影響があったなんて… 正直久しぶりに2年半前の脳卒中の更なる症状を指摘されてちょっとショックでした。でも、「視神経もちょっとやられていますね。」ということは「もうちょっと出血が激しかったら失明していた??」と考えて、改めてぞっとして冷や汗が流れましたが、とりあえず視野だけで生活に影響がないと言うのは、本当に良かったと思わなければなりません。

眼科医からは、「脳出血で失われた視野はもう良くなりません。」と宣言されますが、それはそれで仕方がないことだと思います。「なので残っている部分が重要。ちょっと緑内障白内障の気があるようなので、これを治療しこれ以上の進行を止めましょう!」と言われ、目薬での治療を始めるように指示がありました。

会計が終わり処方箋を受け取りますが、薬局はこの病院にはありません。「この近く、どこに薬局があるのですか?」と聞いてみましたが、「お隣のヤマダ電機の中」とのこと。最大の電機専門ビルの地下2階にちゃんと薬局はありました。
薬局の袋も、やっぱりヤマダ電機でした。
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でも、ヤマダ電機のポイントは、薬では貯まらないようですが…