麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

前半:訃報 後半:消費税 課税?非課税?


今朝はいきなり悲しい知らせがありました。

古くからの友人の訃報… 旅先で知り合ってから30年以上、逢う頻度で言えば2~3年に1回ぐらいしかお目にかかってはいませんし、私が病気になってから3年間は一度もお目にかかってはいませんが、30有余年のお付き合いなので、思い出は尽くしがたいくらいにあります。
私が19歳の時、それまではあまり知り合うチャンスがなかった、年齢も学校も地元も環境もバイト先も、何一つ接点がない人でした。
高校生のときまではそういった知人ができるチャンスはほぼなかったのですが、大学生になって私が本格的に「旅」にハマったのも、そういうまったく育った環境や考え方が違う方と知り合うことができ、自分の人間の幅が少しは広がるのでは… と考えたことも旅に取り憑かれたその魅力の大きな要素だったのです。

その知人は年齢は確か私の3つか4つ上だったと記憶しています。高校卒業後に地元の山形県から上京し、知り合った時には22~23歳ぐらいで、都下にある大手電機メーカーの工場で働いていた方でした。
知り合ってから数年後には、一念発起して自分で会社を設立し、今まで私の知り得ない苦労や大変なことは山ほどあったのでしょうが、果たして順風満帆な人生だったのでしょうか?
常に笑顔を絶やさず、どちらかというと東北の方らしく寡黙な印象がありました。人を批判することや飲んでも仕事や他人の愚痴を言うことのない、本当に素晴らしい人でした。

長く独身でしたが、30過ぎてから結婚され、その後は料理上手でマメな奥様を伴ってよく飲み会に参加されていました。子供のことなどで、楽しく&明るく愚痴を言う奥様の話を、横で微笑を浮かべながら愛情深く見守っているご主人の姿を見るたびに、「理想の夫婦の一つの形だなぁ~!」と思いながら「自分も見習わなきゃ!」と憧憬の眼で眺めていたことを思い出します。

それにしても、まだ56歳…(くらい?) 本当に早すぎます。
足は相変わらず痛むのですが、お世話になった方にはしっかりとお別れをしたいので、可能な限りお通夜には参列するつもりでいます。

合掌


子供の頃は、当然のことながら「友達が死ぬ」なんてことは全く考えていなかったものですが、最近は悲しいかなこの手の話が多くなってきて、本当に嫌になってしまいます。

私が初めて「人の死」に接したのは、九州にいた祖父の死が初めてだったと思います。でも「おじいちゃん」が亡くなったのは私が小学校に入学した日。正に入学式のその日が祖父が鬼籍に入ったその日だったのですが、当然葬式には参列せずに、亡きおじいちゃんの墓前に行ったのは初めての夏休みになった初盆の時ですので、正直実感と言うか死と言うものの臨場感を感じられたわけではありませんでした。

本当に「人間の死」と言うものを間近に感じ、愕然と立ち尽くしたのは小学校6年生の時。同じクラスだったこともあり、よく一緒に遊んだ友人の病死という初めての経験をした時です。確か3日前に一緒に草野球をした普通の元気な小学6年生だったのに、その後学校を休んで数日後に呆気なく帰らぬ人になってしまったことは、12歳の私にとっては全く受け入れられない出来事でした。
お通夜なんて悲しい行事に参列したことも勿論初めてでした。当然喪服なんて持っていなかった当時ですから、何を着て行ったのかすら全く覚えていませんが、数日前に一緒に草野球をしたメンバーなどを中心に、ただ集まって呆然としていたことを覚えています。

その時、その家が参列していた小学生に配っていたのが、明治のストロベリーチョコレート。このチョコは今でも同じようなデザインで残っている超ロングセラーで、40年前当時私の大好物ではありましたが、その後10年以上この時の苦い思い出が強すぎて、食べられませんでした。
勿論今は普通に食べていますが、今でもあの白地にイチゴが描かれたパッケージを見るたびに、12歳で急逝した明るく活発な友人の無念さを思い出してしまいます。
このチョコレートがある限りこの友人の記憶は消えないと信じていますので、明治さんこのチョコは少なくともあと50年は残してほしいものです。

朝の1本の電話から動揺してしまい、いきなり暗いネタでダラダラと書いてしまいました。今日書こうと思っていたことを書くには少々タイミングを逸しましたので、今日は少しだけ簡単な車関係の報告だけ書こうと思います。


・左アクセル改造車 自動車本体の消費税は課税?非課税?
先日購入した自動車については、まだ納車待ちで届いていない状況です。車庫証明やら身障者手帳を預けたりなどで、車屋さんと打ち合わせすることも多いのですが、先日の打ち合わせの際に左アクセルなどの改造の話になり、この改造を依頼するのが、この分野では最大手らしい埼玉に本社がある「ニッシン自動車」という会社であることが判明しました。
その後暇に任せてこのニッシン自動車のHPを眺めていたら、「左アクセルなどの改造を行った車は、本体価格の消費税が非課税になる。」という、大変気になるページを発見しました。(このページです。)

今まで、身障者関係の資料などでは「自動車取得税自動車重量税は非課税」というのはいろいろな資料やHPなどに書かれており、今回見積を依頼したマツダトヨタも見積の段階からこの2つの税金については非課税で見積書が作成されていますが、本体の消費税の非課税は全く初めての情報です。(2社の見積にも当然課税されています。)
なので早速国税庁のHPなどを見てみますが、法律用語をしっかり勉強していなかった私の悲しさゆえ、ニッシン自動車のHPは信頼できそうなものではあるのですが、「非課税だ!」と断言できるだけの知識はありません。
ディーラーにすぐに訊けば良いのでしょうが、できれば「非課税!」という確証を握った上で、「非課税ですよね!?」と言いたいと思い、年に1回ぐらいみんなにネットで質問をする有名なサイトに、この「課税? 非課税?」の質問を投稿してみました。

すぐに投稿された回答では、1つ目は「非課税」。「よしよし」と思っていると2つ目・3つ目の回答は「課税」でした。どの回答も法律や車の専門家からではなく、単に文書を読んだだけでの「自分の判断」のレベルの回答で、「~では?」とか断言するタイプの回答の違いこそあれ、どなたも確証のない「だろう」レベルの回答です。おまけに、悲しいかな回答はたった一日・3通でパタっと止まってしまいました。

でもニッシン自動車HPや私なりに国税庁のHPなどを読み込んだ結論としては非課税の可能性が高いと思っています。
残念ながら確証は得られなかったのですが、意を決してディーラーに質問してみました。
先日、ディーラーから「詳細調査中だが、(全部が全部ではないが)非課税らしい。」という第一次回答がきました。
まだ、最終確認の段階ではありませんが、100万を超える自動車本体が非課税となれば5万円以上が助かることになります。「やったぁ~」という気分です。
それにしても天下のトヨタのディーラーも、言われるまで知らなかったなんて…
一人でも多くの右麻痺の方に、この情報を知って欲しいと思います。

でも、やっぱりネットの情報サイトはあてになりませんね…

・身障者の自動車保険
片手・片足運転になった私は、当初は普通の保険に入れるとは思ってもみませんでした。「我々用の保険は、保険料が20万ぐらいする高額の保険料なんだろうなぁ~!?」と勝手に想像していたのですが、いろいろな人に聞いたりネットで調べる限りでは、どうも普通の保険に普通に入れるようで、びっくりするやら嬉しいやらの複雑な心境です。
なので、数年振りに保険の一括サイトで見積を依頼したりして楽しんでいます。
3年前まではアクサとチューリッヒアメリカンホームの3社を比較して、その時の条件(子供の年齢などで、毎年面白いように保険料が変るのです!)で一番安い保険を選んでいたのですが、今は国内系の安い保険もたくさん出ていて、この3社に遜色ない条件が出てくるので、本当に熱中します。
今、第一候補でほぼこれに決めようと思っているのは、香川照之が階段に昇って宣伝している「おとなの自動車保険」。何と言ってもこの保険が凄いのは「別居の未婚の子供」は何歳であっても全て私の料金で保障してくれるのだそうです。
2人の子供とも未婚で別居中の我が家にとっては、まさに最適な保険であると言えます!
因みに、別居中はこの料金なのですが、同居になると料金は上がるのだそうです。娘が戻ってくると保険料は上がるというのは、複雑な気持ちではあるのですが、2万や3万で娘が戻って来てくれるのであれば安いものだと思います。

教習所での練習も、既に路上で3時間乗り、徐々に自信を取り戻しつつあります。
徐々に納車が待ち遠しくなってきました!!