麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

【反省】旅行のミス・チョンボ


お盆から今週の月曜日までの12日間、長野・岐阜~北陸旅行に行ってきました。
今週は、病院やハローワーク通いなどの雑事をこなして1週間だけ埼玉の自宅で過ごし、その後はまた長期の旅行に出る予定なので、旅行記と写真は後日少しづつ掲載をしていきたいと思っています。

8月の観光客が多いお盆の時期に、あえて敢行した信州~北陸の旅行は、肝心な場所では天候に恵まれた素晴らしい旅になったのですが、実は私がとんでもないミスを繰り返し、ヒヤヒヤものの史上最低とも言っていい大トラブル寸前のミスがいくつも続き、一歩間違えればとんでもない旅になる寸前だったのです!
こと、旅行に関しては(普段の生活とは真逆の)慎重派の私なので、こんなミスを起こしたことは、今まではプライベートでも勿論仕事でも全く経験がありません! 本当に、なんでこんな単純なミスを起し、繰り返したのかが自分でも信じられないくらいです。
5か月に及ぶ日本一周に慣れてしまった”油断”が,引き起こしたことなのだろうと思います。
今後への反省の意味も込めて、自分の情けないチョンボをここに記しておくことにします! 
「油断するなよ! 俺!」という気持ちです。

1、出発当日の忘れ物
今回の旅の出発は8月13日(木)。この日からお盆休みという会社も多いため、下りの高速道路が激混みする日でもあります。
「暇なお前が、何でこんな一番混む日を出発日に決めたんだよ!?」という声はごもっともなのですが、後で書こうとは思いますが、超人気観光地「上高地」の混雑を避けるための「群集心理の裏をかいた」ギャンブルに出たため、あえてお盆の最ピーク日を「上高地の日」にあてるため、この日の出発になったのです。
そのギャンブルは、自分でも「嘘だろぉ??」というぐらいの大成功で、晴天の上高地はお盆の中日にもかかわらずスムーズでした!!(詳しくは後日レポートします。)

上高地を中心に予定を組んだので、他の日・場所の混雑はある程度覚悟しなければなりません。出発日の8月13日(木)についても、関越道には40キロを超える渋滞予想が出ていたため、その日の目的地は普段の日ならば3時間程度で着くことが出来る場所だったのですが、渋滞を予測済みで朝7時前には自宅を出て、混むであろう高速道路には乗らずに一般道で長野方面を目指したのです。

自宅を出て1時間が過ぎ、そろそろ各地で混雑が始まったようなので、改めて予定表を見ようとして、そこでようやく私の全ての予定やメモを書いておいた今回の旅行の”閻魔帳”を自宅に忘れてきたことに気がついたのです!
私は、丹念に旅行の下調べをして、その内容をまとめたものを旅行では必ずマイカーの中に携帯しています。書いておくことは、その日の訪問先(候補)とナビ入力用に住所・電話番号(時にはマップコード)、ネットやガイドブックで調べた昼食などの候補、雨天時の代案や時間が余った時の+αの訪問候補地まで、この旅行の下調べを始めた時から全ての候補(と履歴)を細かく書いておくのです。(それでも、前日や当日に思い立って急遽予定を変更することもありますが…) この予定表は10日間の旅行ならばA4で20枚以上のボリュームとなり、出発前日の夜にプリントアウトしてパソコンのキーボードの上に置いておくのがマイルールなのです。
昨日も19時頃にプリントアウトし、準備は万端だった筈なのですが… いつもは、スタート時にこの閻魔帳を見て最初の目的地をナビにセットするので、忘れるはずはないのですが、前日暇だったこともありこの日のナビを事前にセットしてしまったことが仇となり、当日見事に忘れてしまったのです!
時計を見るとまだ8時過ぎです。今日の予定はともかく、12日間の詳細はこの閻魔帳がなければ詳細を思い出すことは不可能ですので、取りに戻らずにこのまま旅行を続ける選択肢はありません。急ぎ車をUターンさせて、日程表を取りに自宅に戻ります。自宅再出発は9時半過ぎとなりましたが、高速に乗ってしまった後だったら… と考えると、改めて冷や汗が出ました。

2、ホテル予約の日付を間違える!
「宿泊ホテルの宿泊日を間違える」なんてことは、現実にはままあることなのですが、元業界人としては「絶対にやってはならないこと」として、厳しく教えられ&指導してきました。それでも、時折間違いは起こるものですが、少なくても私は32年間の旅行会社勤務時代には、この手のミスを一度も起こしたことはありませんでした。(と、威張る様なことでは全くありませんが…)
勿論、入力の段階等で間違えることはたまにありますが、必ず確認するのでミスを起すことはありません。プライベート旅行でも、予約の際の確認やその後に送られてくる確認メールやサイトのマイページ(予約一覧)でも確認するので、”自分の予約に間違いがある筈がない!”と、信じていたのです!

ミスが発覚したのは旅行出発後6日目の8月18日。関ヶ原の観光で岐阜県の観光を無事に終え、北陸道福井市内に入り、予約している筈の福井駅前の東横インの駐車場に車を入れようとしますが、駐車場の係員の方が「お客さんの名前、宿泊者リストにないので、フロントに行って確認してくれ!」と言われます。その時点では自分が間違えたとは露ほども疑わずに、「何やってるんだ~!」的な気持ちでフロントに向かいますが、フロントでも予約はやっぱり入っていなくて、調べるうちに「明日でご予約いただいていますが…」とのこと…
この時点でもまだホテル側を疑っていた私は、ホテルロビーで自分のノートパソコンを開いて予約を確認したところ、完全に自分のミスで確かにここ福井の東横インの宿泊は翌日8月19日で予約されています!
初めてのチョンボなのでこの時点では完全に気が動転してしまったのですが、何より確認しなければいけないのは「この日だけのミスなのか、翌日以降も全て1日づつずれて予約されているのか」です。ホテルのロビーを借りて明日以降の全ての予約記録を改めて見直してみたところ、今日のこのホテルだけが1日間違えて予約されていることが判明し、とりあえずは一安心します。東横インさんには謝罪した上で、翌日の予約を取消(取消料は掛かりませんでした)し、「本日は満室」ということで別の福井市内のホテルを急遽予約します。取消料等の実害はありませんでしたが、夏休み中の当日予約なので安いプランには空きがなく、結構な持ち出しになってしまいました。
翌日19日の宿泊は、(本来は今日で)間違えて予約していた福井の東横インも、正しい予約だった金沢市内のホテルも、同じRトラベルで私の名前で予約がされていました。勿論、間違えた私が悪いのですが、同じ名前の二重予約は予約できないまたは何らかの注意喚起が出る場合が多いので、その先入観があった私が迂闊にも油断したのかも知れません。
私のチョンボの原因は判りませんでしたが、この日夕食を食べに行く前に、改めて今後の全ての予約の日付・内容の再チェックを行いました!
でも、間違えた予約が前日ではなく翌日だったのが唯一の救いでした!

3、ズボンのポケットからの運転免許の紛失
右半身に麻痺がある私は、ズボン(スラックス)の左側のポケットに財布や車のキーなどよく使うもの&貴重品を入れて持ち歩いています。右側のポケットは右手で取り出せないために、利用頻度の低いというより滅多なことでは取り出さないパスケースや万歩計などをスラックスを履く時にポケットに入れて、脱ぐときまでそのまま持ち歩くことが大半です。右半身の感覚は左と比べるとすっかり鈍くなってしまっているので、”そこにあること”も感覚が無くなって気づかないことがあるほどです。
今回の旅行中、万歩計がなくなっていることに気づきます。右ポケットに入れている万歩計を失くすのは約4年間で4~5度目で、うち2回は見つかっているのですが、失くした場合も3000円程度の損失なので、諦めてamazonでその都度購入しています。今回も旅行中なので見つかる可能性はゼロに近く、次回の旅行でも歩数は記録したいので、諦めて旅先からamazonをポチっとクリックしました。

でも、最終日の(新潟県妙高のホテルで、夕方パスケースがないことに気づいてそれからは夫婦揃っての大騒ぎになります。万歩計と違って、貴重品が入るパスケースは勿論一度も失くしたことはありません。中にはキャッシュカードの類などは入っていませんが、ドライブ旅行には欠かせない運転免許証を始め、健康保険証などそこそ重要なものが少なからず入っています。
私は部屋の中にあると信じ、ツインルームのベッドや家具を移動してまで徹底的に調べますが、見つかりません。車の中にもなかったため、今朝チェックアウトしたホテルや立ち寄った各地に片っ端から電話を掛けますが、どこも”ありません”とのことです。こうなるともう夕食をのんびり食べるような余裕もなく、ホテルの和食のコース料理も堪能せずに早々に食事を切り上げ、3度目・4度目の捜索を続けます。
このホテルを選んだ理由である「イルミネーション」なんて見ている場合ではないとは思いながらも、「これだけ探して無いんだから、諦めてイルミネーションを見に行こう。でも、最後にもう一回だけ車の中を見てみよう。」と3度目の車内の捜索で、(大きな車ではないのですが…)隙間に見事に落ちていたパスケースを発見し、2時間に渡る捜索もようやくTHE ENDになり一件落着です。
ということで、ようやくイルミネーションを楽しむ余裕が出来ました!
(何とか楽しめたイルミネーションです)
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来週から、いよいよ九州一周に向かいます。その後は、日本一周のペースをすこし落として、そろそろ就活を本格化させようと思っています。

いずれにせよ、このようなミス・チョンボは今回限りにしなければなりません!
今回の反省を肝に銘じて、今後もっとしっかりしなくては、再就職だっておぼつきませんよね!!