麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

新しい職場について


半年以上振りの「日本一周」以外の投稿です。

先週の月曜日より、無事にサラリーマンに復帰しました。先週は火曜日が祝日でしたので、会社に行ったのは4日間ではありましたが、1週間をレポートさせていただきます。

1、初出勤日の朝

 今度の会社の出勤時間は8時半と、今までの9:15より45分早い業務開始です。初日は、電車が遅延したりして始業時間に間に合わないことがあると、初日から「とっても目立つ、大失点」になり、「あ~ぁ、今度来た奴はダメだ!」という印象を持たれることになる(実際、こんな運の悪い目にあった人を前職時代に何人か見ており、その人たちは例外なく長続きしなかった経験があります。)と考えたので、6時半過ぎに家を出れば十分に間に合うことは判ってはいたものの、初日だけは余裕を持って6時前には家を出ることにしました。

今回の通勤ルートは、白岡(宇都宮線)上野(山手・京浜東北秋葉原(中央・総武)飯田橋 の2回乗り換えのルートにすることを決めていて、事前に通勤ルートに登録していました。飯田橋までは、湘南新宿ラインで池袋まで行き、地下鉄有楽町線に乗り換えれば「乗り換え1回」で済み、やや時間も短いので、乗り換え案内サイトなどではほぼこのルートが出てくるのですが、湘南新宿ライン宇都宮線の他の列車よりかなり混む上に、埼京線と線路を共有するためよく遅れるし本数も少ないので、「このルートを使うのは止めよう。」とだけは決断していたのです。
上野で降りて乗り換えるので、3月にできた「上野東京ライン」の恩恵にはあずかっていないように見えますが、上野東京ライン開業のお陰で、「上野駅の混雑がかなり緩和されていて、山手&京浜東北の殺人的な混雑がなくなっている!」という大きなメリットがあるのです。3月までは、上野駅の山手&京浜東北の東京方面ホームに降りる階段の手前から通勤客の大渋滞が始まっていて、ホームに降りるまで朝は常に5分以上の渋滞時間があり、列車にはかなり無理してぎゅうぎゅうに体を押し込まないと乗れなかったのですが、上野東京ラインの開業によりこの渋滞が解消されたことが、片手・片足が不自由な私には何より嬉しいことなのです!
総武線も混雑することはするのですが、秋葉原でかなりの乗客が入れ替わるので、問題なく乗ることが出来そうです。

幸い、この日は列車遅延等もなかったので、7時半前には飯田橋駅に到着することができ、流石にまっすぐ出社するにはあまりに早すぎるので、勤務先に一番近いスタバでラテを飲みながら心の準備をする余裕ができました。このスタバ、面接と適性検査(という名前の筆記試験)の時にも、指定時間までの時間潰しをした懐かしの場所でもあります。これから、いろいろな思い出がたくさんできるのでしょうね!?

以降の一週間は6時半には家を出ていて、8時には職場に着いています。8時半からの勤務時間で、新入社員といっても特に朝早く来て掃除などをするわけではないので、来週からは6:45分に家を出る生活パターンを試そうと思っています。

2、勤務先と仕事
 
 以前のブログでも簡単に書きましたが、今度の職場は営利企業ではなく”学校法人”です。具体的には「4年制の総合大学の事務職」が、新しい職場です。
そして、私の配属先は「人事課」です。内定の時に人事課配属予定とは言われてはいましたが、「その後、本人の適性により配置転換もあるかもしれません。」とも言われていましたので,仮配属的な措置なのかいつまで人事課の勤務が続くかは不明です。
前職では、人事など総務系の部署勤務の経験はなく、32年間のなかでは営業(営業管理)・(商品)企画等の仕事が大半だったので、人事・総務関連の仕事は憧れを持って眺めていたこともあります。
「新しいことにチャレンジする。」というのが前職を辞めた大きな理由の一つだったので、55歳にして新たな「人事職へのチャレンジ」については、今更感はあるにはあるのですが、結構楽しみでワクワクしています。人事関連の専門用語でも知らない言葉がたくさん出てきますので、とりあえず用語の勉強から始めなくてはなりません。早速amazonkindle本を買い、通勤時間に本(スマホ)を読む勉強を始めました!

現在のところ、「あなたの仕事はこれ!」と具体的に何をやるかを指定されたわけではまだありません。部署内を眺めていると、給与だとか採用だとか人事業務の各々の役割がちゃんと決められているようなのですが、今のところはまだ「私の担当」というものはありません。とりあえずさまざまな皆さんがやられている業務のフォローとヘルプを見習いとしてさせてもらっています。

先週、主にフォロー(ヘルプ)した業務は、今まさに旬の話題である「マイナンバー」関連。普通の企業ならば、従業員等のマイナンバーを集めてしまえばいいのでしょうが、大学では従業員(教員及び職員)のマイナンバー収集だけではなく、それ以外にマイナンバーを収集する必要のある方が毎年数千人規模で存在するらしいので、想像以上にこの業務のルール作りは大変のようです。数か月前、ニートの時にマイナンバー関連のTVニュースをぼんやりと見ながら、「これ、担当する人大変だろうなぁ~!?」と”ひとごと”として眺めていましたが、まさか自分がその関連の仕事をするなどとは想像もしていませんでした!

3、昼食

 昼食休憩は、人事課の窓口(カウンター)が休みとなる12:45~。大学は結構繁華街に近いし、近隣サラリーマンのラッシュ時間とも微妙にずれるので、昼食事情は恵まれていそうです。近くには(この時間)空席が出来たランチのお店がたくさんあるようなので、とりあえずしばらくかけてお気に入りのお店を探そうと思っています。
また勤務先が大学なので、大学職員の”特権”として「学食」で食べることも勿論可能なようです。先週はまだ学食にチャレンジしてはいませんが、学生たちは1時からは午後の講義なので、その時間は我々もゆっくりと食べられるのだそうです。ランチが400円以下で食べられるようなので、貧乏人(この半年の日本一周で、すっかり金欠になった私です。)として大いに利用させていただく積もりです!
ちなみに、37年前の私が大学生時代の生協ランチの最安値は
・カレー = 140円
・いなり寿司 = 150円(5個ぐらい入っていたような記憶があります)
で、大食いの私は両方食べて290円というのが、”満腹になる最安値”でした。

4、勤務時間・残業

 朝は8時半~なので、終業時間は17時と今までより1時間早く仕事が終わります。上述の通り昼の時間がちょっと遅いので、午前と午後の仕事のバランスが前職時代とは逆転していて、午前>午後と午前のバランスが重くなっています。
前職時代の32年間は、3時間弱働くともうお昼で、午後は5時間(以上)みっちりと働く必要がありましたがしたが、今度の職場は昼食休憩が終わると、あと3時間とちょっとで業務終了なのです。

残業については、「あんまりない」と事前には聞いていましたが、その中で人事課はかなり残業の多い部署で、定時になってもあんまりみんな帰ろうとはしません。
まだ私はヘルプ中心の身分なので、残業を依頼されることはありませんでしたが、ある程度の残業は覚悟する必要はありそうです。

17時過ぎに会社を出ると、自宅には7時前に着くことが出来ます。出発時間が1時間早い代わりに、帰宅時間も丁度1時間早く帰れていますので、通勤時間も含めた労働時間は、前職時代とほぼ同じのようです。

アフター5のお付き合いですが、今の時代らしく「飲みに行くぞ!」という声はほとんどかからずに、仕事が終わった人から三々五々オフィスを出ていきます。この1週間、一度も飲みに行くことはありませんでした。
とは言え、”歓迎会”はちゃんと計画していただいているようです。

5、雰囲気・その他

 まだ1週間なのであんまり詳しく語ることはできないのですが、職場の雰囲気を一言で言うと、「非常に大人の組織で、各人の自主性に任されているなぁ~!」というのが正直な感想です。

前職、特に私の最後の職場は、息が詰まるぐらいにさまざまな”社内(ローカル)ルール”や”してはいけないこと”が異常なくらい多かったのですが、ここではかなり自主性に任されています。前の会社の社内ルールが、「社員性悪説」をベースに作られているのに対して、この学校のルールは「性善説」ベースで作られているというのが、正直なところなのでしょう。

勿論、今の時代性善説を全て信じていると、取り返しのつかない事故が起きる可能性もあるので、性善説を全面的な拠り所にするのはいかがなものかという気もしますが、とは言え前職場はやっぱり異常だったと思わざるを得ません。
一つ例を挙げると、前職場の社内ルールで、「デスクトップのアイコンは20個以内」という摩訶不思議で意味不明なルールがありました。個人管理の各パソコンのデスクトップのアイコンの数の社内ルールですよ!? 今度の職場でこの話をしたら、全員に大爆笑されてしまいました!


以上、ここまでが1週間の感想です。
まだ、最終判断を下すのは早いとは思いますが、今までのところは「退職して、今の職場に転職して大成功!!」と実感しています。

来週からは、再び「日本一周」のレポートに戻ることにします!
次回は、大分県です!