麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

ナビへの不満と慶應病院への感謝


先週土曜日に車が届いて以来本当に生活が一変したような気がしています。
土日の昼間は、とにかく毎日ドライブを楽しみ、夜や平日はとにかく暇さえあればネットで車関連のサイトや次のドライブはどこへ行こうか… と必死に考えている毎日です。

新車のことについては、ようやく少しずつ判ってきました。
特にカーナビ、契約して車が届くまでは「さまざまな機能がある夢のようなカーナビ!」だと思っていましたが、届いて毎日マニュアルを読んだり土日に実際にいじっていたりすると、実はそんな「夢のような機能」が使えるスマホの機種は限られていて、私が実際に使える機能は非常に少ない! と言うことがだんだんわかってきて、少々憮然としています。
特にショックだったのはスマホのナビ連携でも、最も期待していた「最新の地図にいつでも自動バージョンアップできる」と言う機能が殆どのスマホで使えないという点です。

このナビはトヨタのナビ(つまりデンソー社の製品)でもそれなりに上位機種で、特にこのナビは「スマホとの連携!」を大いにウリにしていて、私がこのナビというよりトヨタの車に決めた大きな理由の一つには、このスマホとの連携にありました。
でも肝心な地図のバージョンアップ、PCでの会員登録を何とか済ませて、次は「ナビ本体で登録して下さい。」というメッセージを持って昨日の朝5日ぶりに運転席に乗り込んだのですが、指定された操作をしても、どうやっても「ナビの設定をしてください。」と言う案内が出てそれ以上先に進めなくなってしまい、八方ふさがりです。
でも、他の機能は諦めても、「最新の地図にいつでもバージョンアップができる機能」はもっとも私が期待していた機能だったので簡単に諦めるわけにはいきません。

なのでディーラーに電話して聞いてみても埒があきそうにないので、ここは車があるメリットを最大限に活かし、ディーラーに直接聞きに行くことにしました。
ちょうど1週間前に納車に訪れ、駐車場でバックの練習をしたディーラーに行き、「ナビに一番詳しい人をお願いします。」とお願いしてみます。すぐに対応して女性店員が慣れた手つきで操作をしてみてくれますが、何度やってもやっぱり似たようなところでエラーになります。その場で電話して何人かに訊いていただいたのですが、明快な回答は得られません。
女性店員は30分近く奮闘していただいたでしょうか… 何回目かの電話でようやく判った回答は、「この機能はスマホには対応していない。この機能を使いたかったら、スマホを以前の携帯(ガラケー)に戻すしかない!」という信じられない回答です!

スマホ連携」につられて買って最も欲しかった機能が「スマホで使えない」なんて…
しかも私のスマホの機種がマイナーな機種だったらまだしも我慢できますが、今最王手のドコモ」が「ドコモの2トップ」としきりに宣伝している最大の売れ筋のGalaxyなのに…
いくらトヨタがauと連携しているとはいえ、シェア50%近いドコモを無視するわけはないと思うのに…
正直、詐欺にあったような気分です。30年来のトヨタ信奉も、このナビのお蔭ですっかり冷めてしまうような気分です。
(でも、車自体には文句はありません。あくまでナビのお話です。)

その日(昨日)に行く予定にしていた場所は、近所に昨年できたヨーカドーの大型ショッピングセンター「アリオ」。半年前からネットスーパーではお世話になっていましたが、車がない時にはそのお店に行く手段がなかったので、1年以上経っての初訪問です。
でも、大きなモールというかSCなのに、この最新のナビの地図には全く載っていないのです。自動更新機能が使えないのならどうすればいいのか… こういうところが気になってしまう性分なので、気になって仕方がなくなります。

結局更新の手段としては「PCでデータをダウンロードして、CD-Rに入れて更新する。」という一昔前の機能のような方法を使わざるを得ないようです。
まだ納車されて1週間ですが、とりあえず「ためしに」と思い、昨日最新の埼玉県と東京都の地図情報をWebからDLして、早速CD-Rに入れてみましたが、愛車で操作するとデータの更新までの所要時間は3時間半かかるようです。
この3時間半、当然車のエンジンをかけている時間ですので、今日のドライブ中までたっぷりとかかりそうです!
この更新の後、果たして「アリオ」は表示されるのでしょうか??

話題を変えます。「足の痛み」のその後です。

3月の上旬、淡路島行きの旅行の時からかすかに感じ始めた「足の痛み」ですので、もうかれこれ3か月、本格的に痛くなってからでもボチボチ2か月になります。毎週訪問リハビリに来てくれる理学療法士さんからは「大人しくしているのが一番」と言われますし、リハビリセンターの主治医にも「打つ手なし」と言われてしまったのは過去のブログでも投稿した通りです。その後「藁をもすがる」気持ちでカイロプラクティックにも行きましたが、このカイロも結局何の役にも立ってはくれませんでした。

頼みの綱は慶應病院。2か月前に手のボトックス注射を打った経過を見るための予約が先日あり、2カ月ぶりの診察でしたので、手の状況はそこそこに報告し、早速リハビリ医学界では有名なF先生に足の窮状を訴えてみました。
F先生の診察は「足も手と同様に麻痺の緊張が強くなっていますね。(麻痺の)右足が緊張して右足の外側に歩くたびに力が入りすぎているので、右前の外側にタコができているでしょう… あぁ、これは痛いや!」と極めてあっさりと原因と症状を言い当てられてしまって、びっくりです。やっぱり「同じお医者さんでも専門家は違う!」と慶應病院に通院しているありがたみをひしひしと感じました。

肝心な対策ですが、「足の緊張を落とせばよくなるよ。」と言われて、翌週にフェノールという注射を打つことになりました。足にボトックスを打つ手もあるとは言われましたが、フェノールの方が即効性があるという先生の話もあり、3月末にボトックスを打ったばかりの私とすれば、「とりあえず今回はまず足の痛みに対する即効性を求めたい。」と言うことでフェノールを選択させていただきました。

翌週午後、会社を早退して再び慶應病院へ行き、早速フェノール注射を受けます。フェノール注射もボトックスと同様、電気を通して神経の反応を見ながら、神経の効きそうなところに打つスタイルの注射ですので、注射時間は30分以上必要になり、ボトックス注射同様F先生自らに注射していただきます。
打つ前には、足の裏の激痛で装具なしでは立つこともできなかったのですが、足のあちこちに何回か注射を打っていただいた後に、「はい、立ってみて」と言われて恐る恐る立ち上がると(まだ足の痛みはあるものの)何とか装具なしで立ち上がれる状態になりました。
さすがに「即効性のある注射」です。

また、びっくりしたのはその治療費の安さです。同じように注射するのに電気で注射する場所を慎重に調査してから注射する「ボトックス注射」は、「薬剤が非常に高額」という理由もあり、健康保険でも5万円近い治療費がかかります。
このフェノールの値段については何も言われていないので、ボトックスのように5万円もかかることはよもやないとは思っていましたが… F先生自らがそれなりの時間注射に立ち会ってくれるので「1万円ぐらいはかかるのでは?」と覚悟していましたが、会計マシンに表示された治療費はわずか「1200円」。
申し訳ないくらいの気持ちになりました。

その後、足の痛みは徐々に収まりつつあります。
本当に慶應病院には感謝しています。
もっと早く行くべきでした!