麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

悲願の自動車運転復帰!


おはようございます。まだ日曜日の朝5時です。
興奮しているせいか、生活のリズムが狂ってしまっていて、寝ていられません。
もうすぐ53歳になるというのに、いつまでも子供じみていて困ったことです…

興奮している理由と言うのは、昨日予定より早く車が納車されたためです。早速昨日からドライブを楽しみ運転生活に復帰し、今日もドライブを楽しむ予定にしているからです。
3年振りに「運転に復帰」の念願が叶って、充足感と満足感で本当に感動しています。

「予定より早く納車できるかもしれません。」とディーラーの若くて真面目な担当者から連絡が来たのは先週の土日でした。当初53歳のバースデーとなる6月8日か、倒れて3周年(正確には1日前ですが)の15日納車予定と言われていましたが、その段階で勝手に「6月1日納車」を確信した私は、先週のうちに駐車場の正式契約を済ませ、結局予定通り選んだ「おとなの自動車保険」の契約も済ませてしまいました。
まぁ、1週間納車が遅れて予定通りのバースデー納車になっても1週間の損で済むので、納車が正式に決まってからバタバタと動き出すのは面倒だと考えたからです。
結局、「1日に納車できます。」と言われたのは2日前の30日でした。セールスマンからは「保険などの準備、大丈夫ですか?」と恐る恐る聞かれましたが、極めて予定通りなので、「準備は万端!」とお答え出来る状態でした。

そして、昨日は午前中いつも通りリハビリをこなし、昼食後にディーラーに向かいます。1000円程度なのでタクシー代を奮発する予定でしたが、真面目なセールスマンは「迎えに来てくれる」とのことで別の車で迎えに来ていただき、僅か10分のプチドライブです。

ディーラーに行くのは、先日この車の契約を決めた日に約3時間滞在してコーヒーを2回おかわりして以来2回目です。今度は各種書類の説明を受けるだけなのでそれほど時間はかからず、30分ほどの説明を聞いただけで、いよいよ待望の新しい愛車とのご対面です。

レンタカーを借りる時のように、まずは全体をぐるっと一周して傷がないかどうかのチェックをしながら、新しい相棒の顔をじっくりと眺めてみます。
その後運転席に座ってシートの位置などを調整した後は、セールスマン氏より各種の簡単な説明を受けます。
一番心配していた(カタログだけでは良く分からなかった)ナビとスマホが無線のBluetoothであっという間に無事につながり、ナビから電話をかけることができたり(何も入っていない筈の)車のオーディオから聴きなれたスマホの音楽が流れてきたときには、正しく感動ものでした! 本当に、便利な世の中になったものですね…
この時点で本来なら写真をたくさん撮ろうと思っていたのですが、興奮状態で見事に写真撮るのを忘れてしまいました!

説明を受け、「いざドライブへ」と行きたいところですが、実は駐車場と言うか車庫入れが大いに不安でした。特に左側からのバックが心配で、普通、左からの駐車は左側に体をひねってバックする時ハンドルを右手で操作しなければ運転できないので、右手でハンドル操作ができない私は、左側に体をひねらずにミラーだけで後ろを見ながら車庫入れするのが、実はかなりのプレッシャーだったのです!
そのため、バックモニターを付けたことは勿論、数万円の追加料金を払って、「バックガイドモニター」という「このままハンドルを切れば、車がどこに駐車されるか」を表示する機能までも付けていたし、自動車教習所でも何度か車庫入れの練習はしていたのですが、やっぱりまず愛車を駐車場にキチンと入れられなければ、ドライブを満喫することはできません。
おまけに、契約した愛車の駐車場はちょっと狭いタワー式のパーキングで、左側から車庫入れする(つまり私の苦手なタイプの)駐車場なのです。

なので、ディーラーを出る前にディーラーの駐車場を借りてバックの練習です。大枚を払って取り付けたバックガイドモニターは非常に見やすく、慣れたらスイスイと車庫入れができそうな感じで非常に気分が良いのですが、左側をモニターとミラーだけで見ることには、やっぱりどうも慣れず、ちゃんと入れられずに何回かやり直しをします。
どうも車の長さ感覚が前の車のそれが染みついているので、今度のvitzは以前の車よりだいぶ短いので、どうも昔の感覚でバックすると早くハンドルが切れすぎてしまい、駐車場の真ん中には入らないようなのです。
(教習所車の方が前の車に近かったので、違和感がなかったのかも知れません。)

15分以上、ディーラーの駐車場と格闘しました。その間、何度かはちゃんと駐車場の中央に停められたのですが、まだまだ修行が必要のようですが、セールスマン氏は真面目にずっと駐車場の端で見ていてくれていましたので、これ以上迷惑を掛けるわけにはいきません。
ということでセールスマン氏にお礼を告げ、最初のナビの目的地を登録したばっかりの自宅に設定して、ディーラーを後にします。
車庫入れに比べると教習所で6時間も乗ったお陰で、普通の運転は極めてスムーズでした。

自宅に戻り、まずは駐車場の空いている近所の大型店でもう一回駐車の練習を再開します。
ようやく少しずつスムーズになってきたので、意を決して契約した立体式の駐車場にトライしてみます。初めてでぶつけてもシャレにならないので、後ろから万が一の時には大声を出してもらうよう妻にお願いしたのですが…
やっぱり、初めてのプレッシャーなのでしょうか、バックを始める場所の場所の感覚がなかなか掴めず、3度目のトライにしてようやく何とか駐車場に入れることができました。
そして、ここで初めて写真を撮る心の余裕ができました。
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何とか駐車場にも入れられたので、このまま自宅に帰るという選択肢はなく、いざドライブのスタートです。自宅近くの道、昔は毎週のように通っていた道を3年振りにドライブします。3年振りに見る風景は、昔通りとは言えそれでも時折見慣れない建物やなくなってしまったお店などもあり、新鮮なドライブでした。
「ケンミンショー」でも取り上げられた埼玉のロードサイドにたくさんある「山田うどん」(通称だうどん)。3年振りに「だうどん」の看板を見た時には、何故かほろっとくるものがありました。(そんなによく行った店でもないのに…)

国道16号線に出て渋滞の16号をドライブ。その後我が家へのアクセスのキー道路である県道の大宮栗橋線も楽しみ、車がなくて来れなかった近所で好きだったスーパー「マルエツ」の駐車場に車を停め、2年以上ぶりの買い物を楽しみます。
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マルエツ… Tポイントと提携したのですね!? このスーパー用に持っていたOMCカードは病気になって早々に解約してしまいましたので、今後はTポイントを貯めようと思います!

2度目の自宅の駐車場は、何とか1回で入れられました。
でもこのバックガイドモニター、やっぱりスグレモノです。
慣れたら昔より車庫入れが楽になるかもしれません。

最後に愛車の右麻痺用の改造機能をご紹介します。
まずアクセル。右足で踏む部分を固定し、左足側にアクセルを取りつけています。(クラッチではありません!) この右側の固定部分は簡単に外せ、健常者が普通に右足でアクセルを踏むこともできるのだそうです。
(今度娘にやってみてもらおうと思っています。)
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そして左手一本で操作するための旋回ノブとウインカーです。
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今日は大宮と郊外ショッピングセンターに行ってみようと思っています!