麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

埼玉県全鉄道路線乗りつぶしの旅<その②>

埼玉県全鉄道路線乗りつぶしの旅第2弾は、3月10日の日曜日に実施。2日目は残った”難敵”の全クリと、県東北部在住の私にはあまり馴染みがない県西部の西武鉄道線を中心にした乗りつぶしの一日です。

 

第2回目:3月10日(日)

 

この日の乗りつぶしのスタート地点は気分的には西武池袋駅なのですが、大宮から乗った「湘南新宿ライン」も大宮~赤羽間は宇都宮線高崎線とは違う線路を走るので、ここも乗りつぶしの対象です。ということで、この湘南新宿ラインを池袋まで乗り通し、この区間乗りつぶし完了してからスタート。
西武池袋駅からは、鉄ちゃん的にも大好きな西武線特急「ラビュー」に乗って西武秩父を目指します。

西武池袋線はしばし東京都内を走り、秋津の先というか所沢の手前で埼玉県に入るのですが、今回のプランニングで様々地図を眺めているうちに、「都内の東久留米と清瀬の間に、ほんの僅かながら埼玉県内に入るところがある!」ことを発見しました。何となく緊張して埼玉県通過の一瞬を体験しようと身構えていたのですが、県境に印がある筈もなく「何となく、この辺かなぁ~!?」と考えながら、パチリとしてみました。

多分違っていると思いますが、違っていたら大変申し訳ありません!

今日は好天で、特急ラビューからでも富士山がきれいに見えています。富士山が見えてすぐにすぐカメラを構えるのですが、シャッターを押そうとするとラビューは速いので障害物でビューが遮られてしまい、結局富士山のショットは撮れませんでした。
所沢からはまごうことなく埼玉県ですが、このあたりには自分的にも全く馴染みがなく、住宅街が大半の平凡な車窓風景です。
途中駅飯能でラビューはその走る向きを変えるのですが、飯能で車窓の風景も一変します。飯能までは県西部のベッドタウンのイメージが圧倒的ですが、先日乗った八高線東飯能ですれ違うあたりからは、埼玉県にしては珍しい山がちな田舎風景が続きます。

西武線には支線がいっぱいあり、私はあまり詳しくはないのですが各線に様々な路線名がつけられているのですが、飯能までは「西武池袋線」で、飯能からは「西武秩父線」なのだとか。ラビューは定刻通り西武秩父駅到着。ちょっと駅を降りて駅と駅前の雰囲気を眺めます。

秩父のシンボル武甲山。この山を見るたびに「秩父に来たなぁ~!」と気持ちが昂る好きな山です。

西武秩父駅に戻り、これからは今日の前半のハイライトである週末しかない西武線秩父鉄道の直通列車に乗ります。西武秩父駅のホームからは並走するような秩父鉄道の線路と、その先には御花畑駅が見えています。

まずは西武線横瀬駅まで一駅戻ります。

横瀬駅から見る武甲山の存在感も圧倒的ですね!

飯能から来た西武線秩父鉄道の直通急行は、ここ横瀬駅で2つに分割されます。

前方の4両は先に西武秩父まで行き、その後、方向転換して秩父最深部の三峰口に向かいます。

私は前4両の出発を見送った後に、後ろ4両の長瀞行きに乗り込みます。

後ろ4両は西武秩父駅を通らずに途中から秩父鉄道の線路に移り、さっき西武秩父駅から眺めた下の線路を御花畑駅に向かいます。

西武秩父駅。右にはさっき見送った三峰口行きが

懸案の難敵②のその1を無事達成です。秩父鉄道御花畑駅で下車して、次に来る秩父鉄道に乗り込みます。

この列車は、急行料金が必要な珍しい有料急行。有料だけありスピードは速く終点の三峰口まではあっという間です。

終点の三峰口駅

今回もこのあたりの観光はできずにすぐに折り返すのですが、三峰口駅に来ると必ず食べる秩父名物「みそポテト」をいただきます。

ここ三峰口で、さっき横瀬駅で見送った三峰口行きの列車の折り返しを捕まえます。

この列車は秩父鉄道路線内を走り、最後に西武線の線路に戻る西武秩父行き。でも、三峰口駅から乗る人は殆どいなくて、正直直通列車を走らせる必要があるのかは甚だ疑問です。ネットの噂通り、「このままでは廃止も近い」のかもしれませんね。西武秩父駅の直前で秩父鉄道の線路を離れ、2時間半前に出発した西武秩父駅へ。難敵②のその2も無事にクリアです。

西武秩父駅では、お昼代わりに大好きな「みそポテト」をもう1ついただきます。三峰口では250円だったみそポテトが西武秩父では330円。「観光地値段かな?」とも思いましたが、大きさが結構違っていたので値段相応でした。

西武秩父駅から御花畑駅までは私の足でも徒歩で5分程度。次の秩父鉄道まではまだ時間があったので、駅前のお寺さんに参拝。

御花畑駅に戻ると、先ほど長瀞行きだった西武鉄道の列車が回送で停まっていました。計画時にダイヤを見ながら「長瀞発の戻り列車がないなぁ~」と不思議に思っていましたが、こっちは回送だったのですね。

秩父鉄道を今回は寄居まで乗ります。寄居より先は、次回3回目で乗りつぶしする予定。

前回も来た寄居。3路線が集まるターミナル駅なので、今回もそして3回目にも来ることになるのですが、どうやら駅ビルすらなく3路線を繋ぐ跨線橋に各線の改札があるだけのようです。ここからは東武東上線で森林公園経由で川越を目指します。東武線の乗りつぶしは次回3回目で実施予定です。

東武東上線川越市駅で降り西武線本川越駅まで、私の足でも10分以内の散歩。

西武線の中では西武新宿線に圧倒的な親近感を持っている私。幼稚園年少まで(あんまり記憶はないのですが)東伏見に住んでいて、その後も親戚が野方と西武柳沢に住んでいたので小学生の頃から頻繁に乗っていたので、私にとって「西武線西武新宿線」だったのです。でも、西武線って、西武新宿といい本川越といいどうして他の駅とちょっと離れたところにターミナルを作ったのかは、今でも不思議なまま。

これからは埼玉県内にある西武線の支線を乗りつぶし。まずは西武新宿線本川越から所沢を経由して乗り継ぎの都合で都内の小平まで。都内に入ってすぐの東村山の発車ベルは絶対「東村山音頭」だと何故か確信していたのですが、普通のベルで逆にビックリ。その後も都内の西武拝島線から西武多摩湖線を乗り継いで”庭先”の多摩湖まで。因みに、多摩湖駅はまだ東京都です。

多摩湖駅で、ゆりかもめのようなゴムタイヤの新交通システム西武山口線に乗り換えます。20分に1本の山口線、写真を撮ろうと近づいたら発車ベルが鳴り響いたので、思わず飛び乗ってしまいました。隣駅「西武園ゆうえんち駅」からは埼玉県、終点「西武球場前駅」でようやく写真が撮れました!

ここまで来たらやはりドームにはご挨拶を。

試合がない日の西武球場前駅は閑散としていますね。

「日本一を目指す」ライオンズ。埼玉県人として応援はしますが、昨年5位で山川も抜けて目立った補強もないようなので、「日本一」は贔屓目に見てもやや厳しい気がしていますが、頑張れライオンズ!

西武球場前駅から西所沢駅まで西武狭山線に乗り、ここで埼玉県内の西武線全線乗りつぶしは無事クリアになります。

その後は西武池袋線秋津駅で降り、意外と距離があった武蔵野線新秋津駅までトボトボと歩き、武蔵野線北朝霞まで。ここから最後の難敵①のその2である「むさしの号」に乗って貨物線を大宮まで行くのが今日最後のメインイベントなのですが、各路線の乗り継ぎが順調に進みここまで予想より早く来られたので、むさしの号の時間までまだ1時間半もあります。ついては3回目でやる予定だった「和光市駅から都内までの往復」を実行することにしました。朝霞台から東武東上線を埼玉県最後の駅和光市まで。

ここで東武東上線と地下鉄が別れて、次の駅は共に東京都である成増と地下鉄成増なので、まずは地下鉄に乗って地下鉄成増駅を目指します。

地下鉄駅を出て、3分も歩くと東上線成増駅に着きます。

東上線で再び朝霞台の駅まで。これで川越市朝霞台の間は3回目に乗る必要はありますが、とりあえず和光市~成増・地下鉄成増間はクリアになりました、

本日の最後は「むさしの号」の乗車。北朝霞からはノンストップで貨物線を通って大宮駅まで走ります。北朝霞を出たらすぐに貨物線に入り、西浦和はホームがない貨物線で通過。その後、左に折れ新幹線・埼京線の下をくぐります。

トンネルに入って、北浦和と与野の間に出てくるのは、前回のしもうさ号と同じ。今回も感動的な「むさしの号」体験でした。
これで2つの難敵を全て制覇して、いよいよ次回県東部の東武線を中心に乗りつぶせば、埼玉県全路線が達成できそうです!