麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

主治医の転勤<その1>

おはようございます。
いつもの通勤電車ですが、今日は今年初めてのリハビリセンターの通院日なので、JRは大宮までの乗車です。

座れないのは当然ですが、壁に寄りかかってメールが打てるポジションは確保出来ると思います。昨日、病院からの帰宅後、夕食前に報告した通りにまだまだ息子のICU入院は続いています。
でも、今日からは仕事もありますので、いつまでも見舞い中心の生活を送る訳にはいきません。
ICUにいるうちは昼間しか面会時間がありませんので、今日はとりあえず妻に様子を見に行ってもらいます。

ところで、自宅から駅までですが、元気な頃は「駅まで7分!」の宣伝は大袈裟なものの、列車ダイヤの10分ちょっと前に家を出れば大丈夫でした。
倒れて、復帰してからは、駅までの徒歩時間が正味15分かかりますので、ダイヤの20分以上前に家を出て、周囲の人にどんどん追い抜かれながら、何とか15分かかって駅まで辿り着くのが通常のパターンでした。
焦って早足で歩くと、転倒のリスクが高く危険なので無理は禁物です。
くれぐれも安全を最優先に、それでもいつかは「目指せ10分以内復帰!」を自分の目標としてモチベーションを保っています。

勿論、そんな簡単に早くはならないのですが、この数日足を「早く動かす」ことから「しっかり前に出して歩幅を稼ぐ」ことに注意して歩くように気を付けてから、何となく少し早くなったような気がしています。
特に麻痺の右足にしっかり体重を掛けて、左足を特に大きく踏み出すことが有効みたいです。
今日、家を出てから駅までは10分と. ちょっと。正確な計測ではありませんが、確かに少しは早くなって来ています。

バスは順調にさいたま市内を走っています。
また、帰りに続きを打ちます。

(1時間半のインターバル)

無事に診察を終え、リハビリセンター前からのバスを待っています。今日は午後から雨予報。傘は会社に置き傘があるので、持っていません。会社につく前には降り始めないで欲しいものです。

今日、診察でショックなことがありました。それは、危惧していたことですが、主治医の転勤です。

私の主治医は倒れてこのリハビリセンターに入院して以来、本当に親身になって面倒を見てくださったS先生。
若くて、優しくて、気がつきそして気配りが素晴らしい主治医でした。!

リハビリセンター、遠いけど「S先生いるうちは!」と思い、通っていました。S先生は4月の異動で3月まではいるそうなので、次回が最後の診察です。その時までにリハビリセンターで継続するか他の病院に変わるかをジャッジしなくてはなりません。

S先生の異動先に追いかけて行こうかと異動先をお伺いしたのですが、「留学」とのこと。
医者の世界のことは謎で、真偽のほどはわかりませんが、これでは追いかけて行きようがありません。

今は病気を受け入れ、前向きに生きている私ですが、この病院に転院した一年半前には、全然前向きどころではなく、自殺さえしかねないような、悲惨な心理状態でした。

そんな私のことを時には叱咤しながら励まし、勇気付けてくれたのが、S先生。単なる医者と間者以上の強い信頼関係・結び付きがあったと、これは私が勝手に思って居ることですが…
とにかく、こんなに長時間一人の医師と向き合ったのは、最初で恐らく最後だと思います。

公立病院だから異動はつきものなので、覚悟はしていたものの、やはりその時が来ると動揺・ショックは大きいものがあります。

人生には新たな出会いもあれば別れもあります。
太宰じゃないけど「サヨナラだけが人生さ」なのです。

今、雨が降りだしました。
涙雨、かな?