麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

我が家のレイアウト変更


昨日まで、我が家のレイアウト変更をしましたので、今日はそのことをご報告します。

我が家には、我々夫婦が使っている部屋以外に3つの部屋があります。3つの中ではやや大きな部屋は、ずっと私の母が使っていたのですが5年前にその持ち主を失い、遺品整理をした後は贅沢にも荷物置き場のように使っていました。
その他の2部屋は現在他都市で暮らしている娘と息子の部屋なのですが、息子の部屋は「一番年少だから」とか「男だから」とかの理由で、4畳半程度の一番小さな部屋を使ってもらっています。マンションの構造上どうしても小さな部屋があり、「誰かが使わなければならない」という状況なので、家族構成上仕方がないと言えば仕方がないのですが、予想通りこの一番小さな部屋をあてがわれた息子の心境はどうだったのか… 察するに余りあります。

ところが、いろいろありこの夏にこの息子が8年振りに家に帰ってくる可能性が高くなってきました。そうなると今はたった二人で暮らしているこの家の一番狭い部屋に息子を幽閉する(!?)理由はないので、「早く帰って来い!」と歓迎する我々夫婦の意思表示を明確にするためにも、3つの部屋の中では一番住環境が良い筈の(元母親用の)この部屋を、息子用に開けてあげる必要があります。
なので先月から家具の入れ替えというかレイアウト変更に取り組んだ次第です。
それなりに費用は掛かりますが、アベノミクスの恩恵は全く関係ないものの、今月には雀の涙程度のボーナスが出ますので、費用もここから何とか捻出できそうです。

1、ガスエアコンの撤去
 このマンション、購入時からこの部屋にだけ「ガスで動く」エアコンが付いていました。前の家の時から持っていたエアコンは、リビングや我々夫婦の寝室に設置したので、母親用にこのガスエアコンは大変重宝させてもらいました。
ところが、5年前に部屋の主であった母親が近所の病院に入院しこのエアコンも使わなくなり、結局持ち主がそのまま帰ってくることがないという状況が確定すると、「大きな古時計」のように「ご主人様に従順な」(古くはない)このガスエアコンも時を同じくして動かなくなります。
その後、別の機会に東京ガスの人に見てもらった時には、「故障、原因不明。調査にも費用が掛かる。」との診断です。新しいガスエアコンに買い替えればいいのでしょうが、ガスの冷暖房は大規模な施設の冷暖房施設には力を入れているものの、庶民の家用のエアコンにはほとんど力を入れていないようで、息子にエアコン付の部屋を与えるためには、改めて電気の(普通の)エアコンを家電量販店やジャパネットあたりで買うしかないようです。

でも、ガスエアコンが面倒なところは電気のエアコンを設置する業者にはガスエアコンの撤去が出来ないらしいので、誰かがこの部屋の主として再びこの部屋を使い始める時には、この「いまは、もう動かない」このガスエアコンは無駄なだけです。

ということで、とりあえず東京ガスにエアコンの撤去だけをお願いすることにしました。電話で費用を聞いたところ「2万円弱」とのことです。正直痛い出費なのですが、エアコンを買うときにエアコン代に+2万円を払うととても痛そうなので、今のうちに撤去代を払うことを選択したのです。

先週、私がいない日に東京ガスが工事をして、ガスエアコンの痕跡を消してくれる筈だったのですが… 
その日、私が家に帰ってくるとガスエアコンは撤去されていたものの、壁の真ん中にはぽっかり穴が開いています。ガス屋さんによると「ガス特有の穴」なのだそうですが、「電気のエアコンをつけると、ちょうど隠れる場所ですよ!」ということで、結局このエアコンの穴は塞いでくれずに帰って行ったのことです。
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これで「息子のためにエアコンを買って」あげざるを得なくなったようです。

ところで、夫婦の寝室にあるエアコン「霧ヶ峰」は、16年前に越して来た時に前の家から持ってきたものですから、かれこれ20年は使っている年代ものです。このエアコン、当時のアイドル「キョンキョン」がスイスイと泳ぐCMに魅せられて買ったものなので…
年に数回しか使っていないと言えば使っていないのですが、こちらも15年は間違いなく経過しているリビングにあるエアコンも含めて、間もなく寿命を迎えそうです。
安いエアコンを必死に探す必要がありそうですね。

2、学習机の撤去&洋服ダンス・ベッドの部屋移動
 二人の子供の共通した希望は、「学習机、もういらないから捨てて!」。
約20年前、小学校入学時に買ってあげた「思い出の品」ではあるのでしょうが、想い出<住環境(スペース)優先なので、この機会に捨てることを考えなければいけません。20年物なので、貰ってくれる人がいることもあり得ませんし…

でもこの学習机、撤去にも思いの他費用が掛かるようなのです。以前、HPで見た廃棄専門業者から見積を取ったところ、「2台で概算15,000円」と予想外の高額です。市役所に引き取ってもらえれば1台千円程度で引き取ってくれるようなのですが、役所の場合平日のみの対応で玄関までは自分で出さなければならず、片手しか使えない私が自分で処理することはとっても不可能です。
また、元母親の部屋には私が使っている洋服ダンスも置いてあり、息子に部屋を提供してあげるためには、この家具の部屋移動も必要になります。

こんな時に役に立つのは「便利屋」の存在。「便利屋」と言えば我々の世代では、35年前のTV番組「俺たちの旅」でカースケ(中村雅俊)たちが始めた「何でも屋」がそのルーツのような気がするのですが… 私も特に病気になって様々なことが自分でできなくなってからは、何度か使ったことがありました。
でもその時に比較的対応が良く、料金も安かった業者の名前も連絡先も、こんな時に限って出てこないものなのです。以前から、年に1~2回はDMが来ていたようなのですが、いざ探そうとすると見つからないし…

なのでネットで探したいくつかの業者に見積を依頼してみます。各社とも値段は本当にマチマチ。個々の料金を比べると、各々の見方が全く違うことが興味深い状況でした。「撤去・破棄料」が異常に高い業者がある反面、そっちは安くても「家具の部屋移動」が高い業者があったり… 標準料金はないものの、本当に「各社、違うなぁ~!」と興味深い各社の見積でした。

その中で、レスポンスが特に早く熱心だった会社は、TVの「あの人は今」で何度か見たことがあった「新・加勢大周」のタレント坂本某が役員をやっていて、HPにも大々的に登場している「便利屋! お助け本舗」という会社でした。
何度かクイックレスポンスでメールでのやり取りがあり、「無料で見積/確認に来たい」とのことだったので、「頼むかどうか?だけどいいですか?」と断った末に先週日曜日の午後に我が家に来てくれ、「メールでの見積で大丈夫です。よろしくお願いします。」との念の入れようです。
この会社、特に「机の撤去費用」が意外と高く、合計で最安値ではなかったのですがここまで熱心だと多少情が移ります。
「合計で某社(勿論、会社名は言いません)の提示価格が(税別)1万8千円ですが…」と切り出して、結局同価格でこの会社に作業してもらうことになりました。

作業いただいたのは昨日。昨日は朝から部屋の周りの片づけや洋服ダンスの中身の洋服をすべて出して、「お助け本舗」の到着を待ちます。
学習机の撤去はスムーズに終わったものの、部屋の入り口が狭かったので洋服ダンスの搬出には意外と苦労しました。結局、洋服ダンスを解体して部屋を移動し、再度組み立てるという作業で移動をすることが出来ましたが、その手際の良さは便利屋というレベルを超えていて「さすがプロ!」というレベルの仕事だったように思います。

カースケやオメダやワカメ(「俺たちの旅」の登場人物)には無理だっただろうなぁ…