麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

倒れてから現在まで… その⑦ リハビリ生活<転院編>


2つ目の病院から、ようやく「リハビリ病院への転院」の許可が出て、いよいよ本格的なリハビリの開始になります。
さて、最初の大きな問題は「リハビリ病院をどこにしようか」です。前回の転院とは違い、どこの病院が良いかの「分析」と「決定」は自分で出来るようになっていましたので、とにかくリハビリ病院の情報収集を妻と子供にお願いしました。勿論、「自分が倒れたら」という事前研究なんて想像もしていませんでしたし、リハビリ病院に関する予備知識なんてものは一切あるわけがありません。病室でネット検索ができればいいのですが、携帯電話ですら持ち込みがばれると厄介な病院でしたので、時間は死ぬほどあったのに自分での検索作業は諦めざるを得ない状況でした。(もしネット検索が出来ても、リハビリ病院の評判や口コミなどは非常に情報が乏しく、恐らくあまり役に立たなかったであろうと思います。)

その結果、埼玉県にいくつもリハビリができる病院があることが判明しましたが、妻の「地元ネットワーク」である近所の評判によると、上尾にある県の施設「埼玉県総合リハビリテーションセンター」が良いとのことでした。特に妻は「公立なので入院費が安いらしい」ということがお気に入りです。確かに数ヶ月は勤務が出来ないことが確実な状況でしたので、家計を守るためには出る費用は極力抑えなければなりません。
他にも病院はありましたが、特に惹かれるようなメリットもなく、入院中の病院でも「公立だからまぁいいんじゃない」的なコメントで、まぁ妥当かなぁと思えるという評価でもあったので、早速この病院に連絡をしたところ「1週間後に入院可能」という回答をいただいたので、この病院に転院することを決定しました。
この選択… 結果的にはまぁ満足しています。例えば都内の病院には長嶋監督の治療で有名になった病院もあり、このあたりはリハビリはかなりしっかりとやってくれるようですが、費用はかなりかかるようです。(噂なので、真偽の程は未確認ですが)その時の情報収集では、残念ながらこのような病院の存在は知る由もありませんでした。(実は、2ヶ月前に脳卒中で入院していた元上司が、この病院に入院していたことを後で知りました。鉢合わせしていたら大変でした。)

7月8日、18日間殆ど個室でTVばかり見ていたこの病院ともようくお別れです。来た時と同じように介護タクシーに運ばれ、埼玉県内を50分ほどドライブ。今度は土地勘のある道も通り、ある程度現在地を把握できたり、自宅の近くを通った時には「絶対早く帰ってきてやる!」と決意を新たにしたりしながら、10時過ぎにはリハビリセンターに到着しました。

いよいよ、3ヶ月にわたるリハビリ生活がスタートを迎えることになります。