麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

我が墓の墓守(ペット)

 
この3連休でめっきり涼しくなりました。朝晩半袖・短パンの部屋着ではぼちぼち凍えそうになり、朝晩は暖かい布団が恋しくなります。
この金曜日には、今年初めての「おでん」が夕食に登場しました。スーパーに行くとおでんの種が飛ぶように売れ、おでんの素は早速品切れ状態でした。Facebookにも「今日はおでんに熱燗」やら「今年初鍋!」などの投稿が多くなり、確実に季節の訪れを感じます。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉は毎年ほぼ正しく、この時期になると本当に暑さが終わり、秋本番の紀行になります。

一昨日秋分の日には、墓参りに行きました。 一昨年、母親が亡くなった時に慌てて建てた墓は、田舎なので自宅近くの墓地にあります。車で10分程度なので倒れる前は月に1回ぐらいのペースで墓参りに行っていたのですが、車がなくなると公共交通機関がなくなり、タクシーが唯一の足になるため、往復3,000円を超える出費はそれなりに痛いので、墓参りもお盆やお彼岸ぐらいしか行けなくなってしまいました。

ところで、我が家の墓には墓を見守る「墓守」がいます。これは石でできたフクロウなのか鳥の人形なのですが… この墓守を飼いだした(置いた)のは墓が完成した昨年2月、当然石だけの墓地なので石の人形は墓守としてはよく似合います。
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この人形、実は墓を買う際に見学した他所の墓地で、見学の粗品としていただいた人形です。「こんなもの貰っても仕方ない~!」と家族には不評でしたが、確かに大理石なので無茶苦茶重いし、簡単に捨てるわけにも行きません。仕方なくしばらく家のサイドボードの上においておきましたが、「重い!」「邪魔だ!」と家族から酷評されていました。
私も、困ったなぁ~と思っていましたが、簡単に捨てるわけにはいきません。家(6階)から落そうものなら確実にどんな怪獣でも仕留められるような重い凶器になりますし…(昨晩の土曜ワイドの凶器を思い出させます)

お骨を納骨する日、娘が何気なくこの人形を持ち出しました。恐らくどっかに捨てるつもりでもちだしたのだと思いますが、とりあえず捨てられないままに墓まで行きます。
ところが、この他所からもらった大理石の色と、出来上がったばかりの我が家の墓が、奇しくもそっくりで、因みに墓の横に置いてみるとまるで合わせたようにぴったりとフィットします。

この日からこのフクロウ(?)は晴れて我が墓の墓守に就任、以降1年半にわたり盗まれることもなく墓の上に鎮座して周囲に「睨み」を効かせてくれています。墓地なので似たような墓ばかりの中、我が家のそれだけはこの愛すべき一体の人形が異彩を放っています。
恐らく、話好きだった母親の、良い話し相手になっているに違いありません。

旅行記の続きを書くつもりだったのが、前段が長引いたので回を変えて一旦この回は終了することにします。