麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

障害年金への道<その2>


11月のブログでも報告しましたが、仕事には復帰したものの二重生活のお蔭で引き続き生活苦が続いておりますので、少しでも楽になりたいという思いから「障害年金」を申請することにしました。
(その時の記事はこちらから)
その後思ったより時間はかかりましたが、今週無事に申請が終わりましたので、その申請までの道のりをレポートします。

障害年金の申請を決めてからは、まず最初に実務を取り仕切ってもらう「社会保険労務士(以下、社労士と略)」を決めることから始めました。
以前のブログでも書いた通り、自分で申請することもできますが、不親切な役所の対応に時間もかかりそうですので、私的には最初っから自分で提出するつもりはなく、プロに頼ることに決めていました。

社労士と面談して決定するまでのプロセスは前回<その1>に書いたので省略しますが、ありがたいことにネットの時代、Googleなどの検索サイトに「障害年金 埼玉」などと入力すると、そのエリアで商売をしている社労士さんのHPが多数ヒットします。本当にネットの時代、楽になったもんです。ネットがなかった時代だったら、どうやって探したのでしょうか?
というより、「障害年金」そのものの情報をどこから仕入れたのでしょうか?
また、社労士さんとしても、ネットがない時代、例えば開業してもどうやって顧客を見つけたのでしょうか?? 
今考えても情報取るのって、昔は大変だったですね!! 本当に、この時代に感謝です。

とりあえずかなりの数の社労士さんのHPを閲覧、一人の社労士さんと面談、ネットで勉強したのにネットには書かれていなかった(探せなかった)内容を中心に質問しました。
複数の社労士さんとの面談も考えたのですが、「意外と障害年金の専門社労士は多くない」「この(面談した)社労士さんは、障害年金が専門(他のビジネスはしていない)」「若いけれど真面目そうな態度で好印象」などの理由から、複数の方と面談するのも意外と面倒でもあるし、「結局、やってみなきゃわからない!」という理由もあり、衝動買いの癖のある私らしく、ほぼ即決に近いくらいのタイミングで「お願いします。」メールを送りました。
(ここまでは<その1>の記載)

早速社労士さんから契約書(面談時にサンプルをチェック済み)が届き、契約の捺印をしてから返送し、すぐに着手金を振り込みました。
着手金は3万円(+消費税)と諸経費概算額(3千円)。
その他の費用は成功報酬制とのことですので、結果「不支給」となればそれ以外の費用は 一切払う必要がない訳です。つまり、「社労士さんも一生懸命やらなければお金がもらえない訳ですから、通り一遍のいい加減な仕事はしないだろう!」と考えられますので、安心です。、何より、「失敗してギャラだけ払う」という最悪のケースだけは絶対に嫌なので…
成功報酬は、「年金初回振込額の10.5%(これは訴求請求の場合のみ)」または「年金2か月分」のどちらか多い額ということなので、MAXで受領できた場合には30万を超える費用を払うシミュレーションになります。でも、そんな額の獲得ができれば、私としても今後それだけ高額の年金を受け取れることになる訳ですから、それはそれで納得できると思います。

同時に社労士さんからは今後にやるべきことについて指示が来ます。
とりあえず淡々とこの各種書類を集める作業に集中します。
本人の作業は

1、病歴就労状況等申立書 の下書き
 この提出する書類は最終的に社労士さんが仕上げていただくわけですが、まずは本人が自分の病状をこと細かく書く必要があるとのことです。最終的には社労士さんが通りやすい表現などで清書されるのですが、当然のことながら「嘘は書けない」訳ですから「とにかく文字数を一切気にせずにたくさんたくさん書いて下さい。」と言われました。
書面はA3の表裏が申請書ですが、私はパソコンで絶対A3×2枚(表裏)では収まらないくらい3日かけて記入して、送りました。
(最終的に、この提出控えは本人にいただけませんでした。これを纏めるのも社労士さんのノウハウだからでしょうか?)

2、診断書の受領
 障害年金は発症後1年半以降で、受給する権利が発生します。2010年6月に脳卒中で倒れた私は、1年半後の2011年12月にちょうどその資格というか権利が発生しますので、ちょうど良いタイミングです。
 ということで12月の主治医の詳細な診断書が必要となります。
社労士さんのHPを拝見すると、多くの社労士さんのHPで「診断書記載時には、医師に同行します。」と記載があります。つまりそれだけ受給のキーポイントを握るのが診断書なのだというのが理由なのでしょう。
 私の依頼した社労士さんは面談の際には、「同行してもいいが、同行は嫌がる医師が多いので私は手紙にしています。」とのこと。
なので手紙が来ると思っていましたが、「脳卒中の麻痺の診断書は、淡々と事実だけを書くので、手紙はいらないでしょう。」とのこと。どうも面談での話は、メンタル等の目に見える指標があまりない病気の場合のことなのだそうでした。
確かに、通いなれたリハビリセンター主治医の依頼には同行も手紙も必要ないとは思いましたが…

 検査は12月最終月曜日。確かに先生は手や足の動きを淡々と計測して正確に記載していきます。相変わらず手や足の動きは嫌になるくらい緩慢で、「今日だけ突然、手足が順調に動いても逆に困るなぁ…」とも思っていましたが、残念ながらそんな嬉しい誤算は起こり得るはずもありません。
さすがにリハビリセンターの医師は手馴れている様子で淡々と検査、診断書に記載してゆきます。見ている限り「社労士さんの言うとおり手紙はいらなかったなぁ~」と思いました。

3、初診証明書
 発症から1年半以降支払いの対象になるということですので、当然「初診を証明」することが必要となり、その書面が必要です。障害年金の場合、意外とこの初診の証明が厄介だという話をよく耳にします。「初診がいつ頃だかわからない」とか「古い話で、もうその病院がない」などのケースです。
 私の場合は、忘れもしない「2010年6月16日、茨城県でゴルフ(昼食)中」と発症ははっきりしています。なので簡単ではありますが、「最初に救急車で運ばれた病院が、遠い!」というのが唯一・最大の問題でした。
 証明書を取りに行くのも非常に遠隔地なので、これについては社労士さんに取得の諸手続きをお願いしました。
11月の依頼時からお願いしておいたものの、承諾書などのやり取りが続き、診断書が入手できた12月下旬にはまだ入手できず、結局年明けに社労士さんがわざわざ茨城まで行って入手していただく羽目になってしまいました。


その他にも住民票や収入証明書(所得による制限は無いはずですが、何故か必要なのだそうです)、銀行口座等の関連書類を準備し、申請ができるようになって申請したのが1月10日。ところがわざわざ茨城まで行って取得してもらった初診証明書の日付に間違いがあり、役場ではねられてしまいました。(初診日2010年を2011年と記載)

結局再度全てに遅い茨城の病院とのやり取りがあり、やっと日付けが訂正された証明書が届いたのが先週、ようやく昨日27日に受理され、障害年金の申請が無事に終了しました。

私的には、思った以上時間はかかりましたが(大半茨城の病院が元凶)、私はあまり何もすることがなかったような気がします。プロに任せたのにやっぱり差し戻しがあった訳ですから、これを個人でやっていたら、今頃どうなっていたのでしょうか??

結果が出るのは5月頃になるそうです
それまでは、ヒアリングもなく、ただ待つしかないのだそうです。
結果が出ましたら、また報告します。