麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

埼玉・東京の雪&嬉しいプレゼント!


今週&先週は、関東地方にも(この地域では)私が経験したことないぐらいの降雪がありました。
個人的には、大学生時代の4年間毎年2~3月の2か月近く北海度を旅行していたし、入社から6年間は(豪雪地帯とは呼べませんが)関東よりは少なくとも寒く・雪も多い仙台に住んでいたので、全くびっくりするような雪ではないのですが、本当に関東は住民・交通機関共に雪に弱く、たったあれだけの雪で様々な生活インフラが麻痺してしまいます。
たったこれだけの雪であたふたと慌ててしまうなんて、北海道・東北や新潟などの日本海側の方々から見たら驚くぐらいの「いつものこと」なので「なんでそんなに慌てる必要があるのか…??」なのでしょうが、本当にこの交通機関などの弱さは情けないくらいで、本当に「何とかしなければ」いけない状況です。

地球は昔から暑い時や氷河期を定期的に繰り返しているのだそうです。数万年前の動植物が絶滅する「氷河期」が来るのはまだ数万年も先で我々には縁がないのかもしれませんが、最近の研究では「地球温暖化の影響で(??)、北半球の平均気温はむしろ下がっている。」などの学説も発表されているようですし、アメリカでもこの冬に大寒波があって、(昔から冬はムチャ寒い大都会だった)ニューヨークやシカゴにも『よくこんな寒いところに都会ができたなぁ~!?』と改めて思わせるような大寒波だったようですし… 本当にこれからまだまだ寒くなるのであれば、関東のインフラとりわけ交通機関は「しっかりとした雪対策をして下さい!」と言いたくなります。

さまざまな学説によると、江戸時代も小さな氷河期「小氷期」だったそうなので、江戸時代の江戸の街は今の東京よりもずっと寒かったのだそうです。暖房も今よりは十分でなかったでしょうし、着物で過ごしていた人々がダウンやヒートテックを見たらどう思うのでしょう…??
本当に我々は恵まれすぎていると思わなければならないと思います。

先週の関東地方の降雪は土曜日だったので、私は外出をせずに土日の2日間はひたすら家で休息を取りながら降り続く雪を「久しぶりだなぁ~」と昔を思い出しながら眺めていました。土曜日恒例のリハビリも、この雪では外での歩行訓練が出来ないので、家の廊下で歩行フォームのチェックなどをしていただきました。我が家では週末の雪に備えて金曜日に土日分の食糧を買いだめしておいていただいたお陰で、土日は全く外出せずに過ごしました。2日も全く外に出なかったのは、退院後以来3年振りぐらいなのかもしれません。

会社に行かなくてはいけない月曜日には、埼玉の自宅周辺の雪はかなり溶けており、転倒のリスクがあるので慎重に歩かなくてはいけない私はいつもより30分は早く6時台には家を出たにもかかわらず、自宅から駅までは全く雪を心配せずに普段と同じペースで歩くことができました。
ところが、先週降った雪は埼玉北部のわが家付近より会社がある池袋サンシャイン近くの方が全然多かったようで、都電を降りて会社までの道の方が、多くの近所の方が除雪をしていただいたにもかかわらず、倍近くの残雪がありました。

今週の雪は当初の天気予報では「金曜日、午後から雨⇒雪」の予報でしたが、金曜日の朝カーテンを開けて外を眺めると、既に白い雪が降り始めています。雨交じりの雪なので路面が白くなってはいないようなのですが、街並みの屋根は既にうっすらと白い雪化粧が始まっています。
この日もいつもより早く家を出て、「ツルッ!」と転倒しないように、歩幅を短くして慎重の上にも慎重にゆっくりと駅まで向かい、電車で東京を目指します。
仕事中も時折外を眺めて状況を見ますが、相変わらず雪は降り続いていて積もってはいないものの、止むことはなく降り続いています。夕方が近づくと予報通り風も徐々に強くなってきます。最近本当によく当たるというか精度を増した天気予報で、「金曜日は早く帰らないと交通機関の乱れが発生!」という予報が現実味を増してきます。

5時前に会社から「帰宅事情を勘案し、早く帰ることを許可する。」という許可が出ます。(当社の勤務時間は6時までが定刻)
でも我がセクションはちょうど忙しい時期にも当たっていて、「残業やむなし」の状況だったので、帰宅状況が気になりながらも会社に残り、できる仕事をしていました。周囲の方には私の体調というか足のことなどを庇っていただき、「もう大丈夫だから帰ってください。」と優しい言葉をかけていただきます。確かに、今日私が出来ることは全部終わったので、あとは周囲のみんなの作業を見守りながら「頑張れ!」ということぐらいしか出来ないのですが…

でも、(多少意地にもなって)「定時の6時まではいよう」という気持ちと、「できることはやったし、電車が止まって帰れないとリスクは高いので、皆の言葉に甘えて今すぐにでも帰ろう!」という気持ちのせめぎあいが続きます。
引き続き(心の中では葛藤を続けながら)所在なくデスクに座り続けていましたが、ネットの最新情報で「宇都宮線(の一部)が止まった!」というニュースに触れて、30分前ですがみんなの厚意に甘えて帰宅を決意します。

都電の駅までは普通なら10分以内なのですが、この日は15分は掛けたでしょうか… かなり積もり始めた雪の上を転倒しないように歩幅を短くして一歩づつ本当にゆっくりと歩きます。
相変わらず荒天に強い都電は既に大混雑です。都電を一本見送り、次に来た車両に何とか乗り込み最新のニュースをチェックします。「宇都宮線(全線)運転見合わせ」のニュースが流れ、「遅かったかぁ!」ちょっと後悔の気持ちも湧きますが、取りあえず諦めずに「前へ進もう」と先を急ぎます。最悪、京浜東北で大宮まで行ければ(何時間待つかは?ですが)タクシーで6千円程度で自宅までは帰れます。

でもこちらも大混雑の京浜東北線に何とか乗って隣の線路を見ると、止まっているはずの宇都宮線が何とか動き出したようです。なので決意を固めて赤羽で降りて宇都宮線のホームに行くとすぐに、「間もなく、遅れている宇都宮線が来ます。なお、この後の宇都宮線は大幅に遅れており、30分は来ません!」とのこと。
何とか数少ない満員の宇都宮線に乗ることができて、超ラッキーでした。
途中、何度か急停車などがありましたが、大した遅れではなく何とか白岡駅に到着。今週は埼玉の方が雪が凄く、周囲は完全に真っ白でしたが、タクシー乗り場は「白岡にこんなに住民がいたのか!?」と思わせるぐらいの大行列で、当然のように歩くしかなさそうです。
でも雪が10センチ程度も積もっていて、しかも(田舎なので)人が歩いていない新雪状態なので、サクッ・サクッと雪を踏みしめるとすべることなく却って安心して歩けます。昔、北海道旅行した時のことを思い出しながら、新雪を快適に踏みしめながら何とか自宅に帰り着くことができました。

自宅には休暇で神戸在住の娘が帰ってきていましたが、金曜日の友人とのアポイントは当然中止。土曜日も朝から友人と遊びそのまま神戸に帰る予定だったようですが、土曜日は朝から宇都宮線はずっと止まっており、超満員の始発列車が動き出したのが10時頃で、娘が遊びに家を出られたのは11時過ぎで、数時間の遅刻だったようです。
勿論私は今週の土日も全く外出せずの完全休養日です。

でも、嬉しかったことを一つご報告します。
金曜日、娘が「プレゼント」と言って包みを2つくれました。1つはバレンタインなので定番のチョコレートなのですが、もう一つは誕生日でもないので何だろう… と思って開けてみたら、何と最新のKindle Fireではありませんか!?
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「誕生日でもないのに、何で?」と聞くと
「本読みたいけど、今の片手では読みずらいし… って言ってたじゃん! だからプレゼント。」

娘からの思いがけないプレゼントに、本当に心から嬉しくなりました。
確かに病気までは2週間ごとに図書館に通い、年間100冊以上は本を濫読していたのに、「片手で本を読むのが大変」ということから本当に本を読まなくなりましたので、元活字中毒患者としては何よりのプレゼントです!!
早速テストでKindleの安い本を買い、TVを見ながら読み始めました。

でも、基本図書館派の私には、千円以上も出して新書の小説を買う習慣がありませんでしたので、Kindleの新書を見ると異様に「高い!」と感じてしまうのですが、ゆっくりと新しい読書スタイルを確立してゆきたいと思います。

いい子供2人を持った我々夫婦は本当に幸せ者です!!