麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

杖購入!


おはようございます。
昨日、いつもの通り帰りの電車の中で調子よくブログを打っていたら、何と杖の一番下の部品(ゴム製の留めるもの)がいつの間にか抜け落ちてなくなっているのを発見しました。

気づいたのは王子の都電のホーム。いつも通り杖をついて歩いていたら、杖のつき心地に違和感があり、さすがの鈍感な私でも気づきました。
どこでなくしたかは不明。恐らく都電の電車内か降りてすぐそばだったのだろうと思います。因みに気づいてすぐ後ろを振り返っても発見出来ませんでした。

まぁ明日にでも買いに行けばいいや…と思っていましたが、いざ歩いてみると杖の金属部分と床の部分が「キーキー」鳴って不気味に気持ち悪いのです。そう、子供の頃ガラスを爪などで擦ると、キーキー気持ち悪い音がしてみんな嫌がった… あの音みたいなミョーに不気味な音です。(実は個人的にはちょっと苦手な音です)

これは気持ち悪いから早々に何とかしなければ…と思い、急遽大宮で降りることを決心し、高崎線に乗り込みました。
大宮で思い当たる店といえばデパートの「大宮そごう」。昔カミさんがちょっと足が悪い期間があって、そごうの中の専門店で杖を買ったと言っていたのを思い出したのです。専門店なのだからそれなりに種類はあるのだろうと期待もします。

思えば私の杖は入院中、病院に毎週金曜日の午前中に杖を売りに来る業者がいて、その業者から購入したものです。さすが県のセンターに売りに来る業者なので入札をくぐり抜けて来ているだけあって安く、私の杖は4千円前後でした。それでも売りに来ている杖の中では中クラスの価格でした。

この杖を、8月の一時帰宅前に購入しましたので半年近く使っていたことになりますか… 正直握るところはボロボロになり、また全体的に傷なども多くなり「歴戦の強者」といった様相を呈しています。
「そろそろ変える潮時かなぁ~」とは思っていました。

大宮駅到着後、仙台駅に似たペデストリアンデッキで大宮そごうへ。受付で杖の売り場を聞いたところ、この階(二階)の一番奥とのこと。杖を売るのに玄関フロア(歩道橋があるので、駅直結の入口は2階)とはずいぶん対応がいいものです。化粧品の匂いがするフロアをひたすら直進し、着いたところが「介護ショップ」介護用品の専門店でした。

到着した時間は人もさほど多くなく、二人の店員は暇そうにおしゃべりをしていました。杖をついて向かってきた私に気づくとすぐ寄ってきていただき早速杖の品定めです。

杖には大きく2タイプあります。長さを調節する機能がついており長さを調節出来るタイプのやつと、個人が使うので個人用に長さを測って切ってしまい、その後の長さの調節が出来ないやつです。

病院で練習に使うものは、当然様々な人は使いますので長さを調節出来るやつです。また、杖を使い始めた頃は好みの長さが変わることがある…ということで、私が今使っているのも長さが調節出来るものです。
しかしながら、もうこの期に及んでは調節機能は必要なく、私好みに下を切ればいいわけです。

従って、調節機能のないタイプを選んだのですが、念のため持ってみると長さが最初から丁度良いサイズではありませんか!

ということで、調整の時間もいらないので最初の1本で即決。価格も7千円程度なので、デパートのものとすれば十分です。

じゃあ、この杖を早速利用し「前の杖は捨てて下さい。」とお願いしたところ「廃棄は出来ない」という役所のような融通の利かない対応です。ちょっと困りましたがとりあえず持って帰らないといけないようなので、諦めて袋に入れてもらうことにしました。

であれば万一のために、下の紛失したゴムの部品があればこの新しい杖に何かあったときにも代用品として使えますので聞いてみたところ、当然のようにゴムは置いてあり、代金何と250円也 です。

ということでこのゴムも購入して帰路につきましたが… 「最初っからゴムだけ買えば、今までの杖を普通に使えて250円かぁ…」
ちょっと損した気分になった一日でした。