麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

2014年への思い


明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

今年のお正月は9連休でしたが、年末はスマホの機種変をしたり川越に行ったりなど比較的アクティブに過ごしたものの、正月3が日は例年以上に寝正月&TV三昧の3日間でした。

元旦は2年ぶりに息子と3人でのお正月です。朝の食事前には毎年の恒例行事である近所の神社に(1人で)初詣に行きました。
いつもの道を新鮮な気持ちで神社に向かいます。
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こんな田舎の神社でも、大晦日の夜中だけは毎年大行列で、昔は私もその大行列に毎年30分以上並んで初詣をしていたのですが、元日の朝7時過ぎは神社は静かなものです。いつも通り少ないお賽銭で間違いなくその金額以上たくさんのお祈りをします。
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その後、自宅から持ってきた1年間お世話になった破魔矢とお守りに「1年間我が家を守ってくれた御礼」を心の中で述べながら返納し、少ないお賽銭の代わりにというか地元の神社の売り上げに少しでも貢献すべく、こちらも毎年の恒例行事となっている破魔矢と交通安全のお守りを購入します。神社からは毎年恒例のお神酒をいただき、ぐいっと今年最初の一杯をとてもおごそかとは言えないのですが、美味しくというよりありがたく飲み干し、恒例の初詣は無事終了となります。 
今年お神酒を振る舞ってくれた方は、脳卒中の先輩とのことで「頑張って治せよ!」と応援をいただきます。年の最初に出会った人が回復の先輩で最初っから励ましてくれるなんて… 「こいつは春から(最初っから)縁起がいいわい!」と少し嬉しくなりました。

家に戻ってからは、私は昨年同様の日本酒、ビール党の息子はいつものスーパードライで乾杯です。日本酒の銘柄は昨年と同じ「浦霞」、年に1回しか日本酒を買う機会はないのですが、「せめて1回ぐらいは売り上げに貢献したい…」と、復興を必死に頑張っている第2の故郷宮城の銘酒を選んでしまいます。

その後は例年通り年賀状を読んで、(出していない方には)返事を書く… という元旦恒例の作業が続きます。たった1合ではありますが、日本酒のほろ酔いの気分中で気持ちよく作業が続きます。
個人情報保護法の実施以来、会社やさまざまな組織・仲間の住所録などが無くなったため、新しく年賀状をやり取りする人が増えることはもう殆どなくなりましたので、「意外な人」からの年賀状が来ることももう殆どありません。
でも今年、すごく久し振りの方からの思いがけない年賀状が2通届いて、新年早々サプライズがありました。2人とも2001年までいた支店での同僚ですが、私の転勤後もう13年も年賀状のやり取りなどは完全に途切れていた人から突然13年振りにいただいた年賀状です。特にそのうちの一人は、今どこ(の勤務先)にいるのかすら全く分からずに、少なくともこの10年以内には1回もお逢いしていない先輩です。
「何故突然年賀状をいただいたのか?」や「私が病気になったことを知っているのか?」は全く分からないのですが、心温まる年賀状をいただき、悪い気がする筈はありません。心の中で「ありがとうございます。」と感謝し、すぐに返事を投函させていただきました。

今年の年始早々嬉しいことがもう一つ。それはずっと使っている年賀状作成ソフト「筆王」の(復旧)バージョンアップです。
筆王は2001年頃からずっと使っていて、その頃からの年賀状を出した・貰ったの履歴もずっと管理させていただいています。毎年、様々なバージョンアップが図られているようなのですが、こっちも年に1回(ほんの一時期)しか使わないツールなので、その機能や使い方に精通しているわけではありません。
昨年の元旦、例年同様いただいた年賀状の履歴を登録し、「今年の年賀状をもらった方」で「今年の年賀状を出していない人」を抽出しようとしたのですが、例年と方法が変わっており、条件が2つある検索(AND検索)がどうやってもできません。1年に1回しか使わないソフトではありますが、恐らく元旦の1日に一番使われる機能だと思われるのに、どうやっても2つ目の検索に入ろうとすると、前回の検索内容がリセットされてしまうのです。
確かこの機能は過去からずっと使っている機能だし… マニュアルを読んでも使い方がわからないため、メーカーのサイトにメールで質問をしてみました。
さすがにメーカーは「正月休み」なんて悠長なことは言わずに、翌日にはすぐに返事のメールが届きましたが、回答内容は「先ごろのバージョンアップにより、その機能は無くなりました…」
少々、唖然としました。誰がどう考えても正月に誰もが一番使う機能で、年賀状ソフトを使うようになって一番助かっている機能ではないかと思うのに、よりによって「バージョンアップで機能廃止」なんて… 昨年、怒りを込めて「この機能が無くなったら、この製品を使うのは止めます!」と恨みたらたらの強烈なメールを最後っ屁のように返信したものです。
その段階では他社に乗り換える気マンマンだったものの、季節が過ぎるとその怒りも忘れてきます。今年の年賀状を作る12月中旬になって、その時の怒りを思い出したものの、正直新しいソフトを調べて移行作業をする元気もなく、「まぁ、今年までは筆王でいいや。来年、乗り換えよう。」と思い、今年の年賀状は今まで通り筆王で作成しました。
元日、昨年中に乗り換えなかった自分の怠慢を叱責しながら、仕方なく面倒な作業を開始しようとPCに向かいます。年賀状をいただいた方を登録し、これから履歴を調べようと作業を進めると、右上に昨年には見慣れないボタンが… 操作してみると何とあの「AND検索」が(密かに)復活しているではありませんか!!
「昨年、私があれだけ文句のメールを出したから復活した!」とは言いませんが、元旦早々凄く嬉しい気持ちになりました。「慌てて乗り換えなくて良かった!」とも…
年賀状を「いただいた方」で「出していなかった方」も(減ったとはいえ)今年まだ10人以上はいたのですが、この「AND検索復活」により昔以上に簡単に抽出ができました。
こんなことも「2014年がラッキーな年になる」と思わせる嬉しい出来事でした。

例年、年の最初のブログで「今年の目標」を発表しているのですが、今年の目標というか決意を書きたいと思います。
今年最大のテーマは、「2014年を感謝の年にする」ことです。
今までは「自分が回復すること」を目標の第一義にしていました。その目標はすべて自分中心であり、病気以降人のことを思いやるとか考える余裕がなかったことも事実です。
でも、脳卒中で倒れた私が助かったのも、こうして今普通通りではないものの生活がちゃんとできているものも、すべて家族や会社のみんなをはじめとした周囲のみんなのお陰であることはよく考えなくても当然のことなのです。
従って、今年は「自分のために何をする」は二の次にして、「周囲のみんなに感謝し、その方にどういう恩返しができるか」を考えたいと思っています。
なので、「具体的に何をする」を今は申し上げられません。でも
・常に人に感謝する
ことと
・その人のために何ができるかを改めて考える
ことを今年の行動の基本にしたいと思います。

自分的な目標では
・勉強をすること
を2014年の目標にしたいと思います。

最後に今年の年賀状をご紹介します。
毎年同様、昨年の写真を使った年賀状です。
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