麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

2010年に脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

(人生初) 法務局へ


先週もまたまたブログの更新をサボってしまいまいました。
理由は毎回同様なのですが、「ネタ切れ」。日常生活では、報告するようなトピックも特になく、病状も特に変わらず(良くも悪くもなっていない…)、旅行計画もまだ壮大な計画に取り掛かったばかりで、計画のラフ案を検討中ですから報告するレベルでも全くないし…
ということで、毎度のことながらPCの前で髪を掻き毟りながら、「う~ん。書けない!」と固まってしまっていたのです。
今週も引き続き書くこともないのですが、とは言え書かなければ「リハビリ」にはならないので、何とか書きたいと思います。
先週水曜日、人生で初めて「法務局」に行きましたので、今日はその件をレポートしたいと思います。

法務局… 存在は何となく知っていたけれど、会社を作った(登記した)こともなければ今後もその予定もないし、親から不動産を相続することも残念ながらなかった私としては、「一番縁遠いお役所」だと思っていました。従って、行く用はおそらく一生ないであろうと思っていたのですが…

今回、そんな法務局に行くことになった用事は、「抵当権抹消手続」です。
いくつかのローンを借りて今のマンションを買ったのですが、景気よくそのローンを全部返せれば良いのですが、残念ながらそういう訳にはいかないものの、ある程度金利の高い契約当時からのローンを整理しようと様々な対策に取り組んだ結果、一部のローンを何とか返済することができたので、そのローンについている「抵当権」だけを取り返すことが出来るようになった次第です。
勿論、金融機関により抵当権がしっかり複数設定されている我が家は、これでめでたく「無罪放免」になった訳ではなく、まだ他社の抵当権はしっかり設定されてはいます。ただ、一つ減ったことだけは嬉しいことに事実のようです。

ネットなどで調べたところ、抵当権抹消手続きは「すぐには手続きする必要はないが、放置しておくと数年以降後にいざ何らかの手続き(売却する時や相続する時)が必要な時にやろうとすると大変。」なのだそうです。通常はそういった手続きの専門家である「司法書士」に依頼する場合が多いそうなのですが、依頼すると手数料は平均2万円程度(今回の抹消の時の金額例。手続きが煩雑になると更に増える!)は必要なようで、決して裕福ではない我が家には、それなりに痛い出費です。ネットを見る限り「自分でもでき、その場合は法務局の手数料だけ(2000円程度)」らしいので、「ならば、ネットで調べて自分でやってみよう!」と決意した次第です。

ただ、法律関係に全く明るくない私ですので、ネットでの説明を読めば読むほど不安が増幅してきます。ネットに書いてあることも、例えば「書類の綴り方」一つをとってもサイトによって微妙に違うのです。(申請する市によっても違うのでしょうか? 結局、綴じずに持参して「相談コーナー」で綴じていただきました。)
おまけに、「登記が変更になっている場合は、抹消前に変更の手続きが(先に)必要。」と書かれており、例えば我が家の場合、住所は市制施行で白岡町白岡市に変わっており、この手続きが必要かどうかはどこにも書かれていないのです。
また、お金を借りた金融機関はこの20年近くの間に組織変更になっており、当然その手続きは金融機関側でやることになるはずなのですが、該当機関のHPを見る限り、「手続きがまだの場合があります。」とも書かれていて、不安が増幅します。
でも、悩んでいても仕方がないので、とにかく「一回やってみよう。ダメだったら2万円払って司法書士に頼めばいい!」と思うことにしました。

代理店である地元の信用金庫から「書類が出来ました。」と連絡が来て、「依頼先はお決まりですか? あてがなければ、ご紹介しましょうか?」と言われたので、電話を受けた妻が「自分でやるって言ってます。」と答えると、「面倒なので、素人には難しいと思いますよ!」とあくまで司法書士の代行を推奨するので決意が少し萎えかけますが、初志貫徹で「面倒でもお金が高いので、自分でやります!」と宣言します。

信用金庫に書類を取りに行ったのは先週の火曜日。元々妻の病院に(久しぶりに)つきあって、最近の状況を主治医と面会して聞くつもりで会社の有休を取っていたのですが、医者が普段よりかなり時間がかかったので、信金の閉店前に何とか間に合って、書類を受け取りました(書類を改めてチェックしましたが、金融機関の名称変更はちゃんと変更されていました!)

すぐに自宅に戻って、事前にネットの情報で下書きしていた申請書を改めて信金で貰った書類の通り記載し直し終わったのが4時頃。「いざ、法務局」と思ったのですが、念のため受付時間を電話して聞いてみたところ、「受け付けは17時までですが、相談コーナーは16時までです。」とのこと。

素人が申請する場合は、ネットのどの情報でも「法務局に持ち込む際には、最初にどの局にもある『相談コーナー』に行き、書類の不備をチェックしてもらってから、申請すべし!」というところだけは全ページ共通のアドバイスなので、当然私もそのアドバイスに従うつもりでいたのですが、その相談コーナーが4時で閉まってしまうのであれば、本日の申請は叶いません。
申請はいつでもいいと言えばいいのですが、信金からの書類には「有効期限」(3か月だが、何故か書類がいささか古く、残りは約1か月!)があるものがあることや、しばらくすると(健忘症が進んでいる私が)忘れてしまいそうな恐れがあるので、早く済ませてしまいたい!という気持ちもあったので、会社に連絡して翌日の午前中まで休みを延長させていただくことにして、翌日水曜日の午前中に改めて行くことにしました。

ネットの情報によると、都内などではどの「相談コーナー」も待ち時間が長く、「ここでかなり待たされることを覚悟せよ!」とあります。我が白岡市を管轄する法務局は久喜の法務局なので、「田舎だから大丈夫だろう…」とは思うものの、万一のことがあると会社に間に合わなくなってちょっとみっともないので、外で待つことも覚悟の上で、9時のオープン前に行きました。
8時40分頃に場所だけは何となく知っていた法務局久喜支局に到着しましたが、ありがたいことに既に法務局はオープンしており、待つ椅子もちゃんとあるようです。肝心な「相談コーナー」には銀行窓口のような自動受付機が置いてあり、早速GETした受付番号は「001」。やっぱり田舎なので都内のような状況ではないようです。

9時に早速相談コーナーで書類をチェックいただきます。何度もネットの複数のサイトを読んで「これで大丈夫だろう」と思って持ち込んだ書類ではありますが、それでもやっぱりプロの目から見ると不足な記載事項はあるようで、その場で少しだけ追加で記載を指導いただきます。でも、全体的には記載はちゃんとできていたようで、「みんなこのくらいちゃんと書いてくれるとありがたいんだけどね…」という愚痴なのかお褒めの言葉なのかをいただき、少し嬉しい気分になりました!
2000円の印紙を貼り、「はい、これで2番の窓口で申請をして下さい。」とのことで、申請は9時半前には無事に終了しました。
「完了書の受け取りは9月16日以降。問題があれば連絡します。」とのことですが、昨日までに連絡がなかったので問題はなかったのだろうと思っています。

抵当権抹消が出来て何が変わるわけではないのですが、1万8千円を節約できたこともそうですが、何となく自分でできたことが嬉しく感じます。以前のイメージに比べても、「お役所」は少し優しくなった(マイルドになった)感じがします、相談コーナーの対応もGOODでした。
(なお、市制施行による手続きなどは特に必要ありませんでした。)

最後に私が一番参考になったページをご紹介します。こちらです。
申請書のひな形もWordであるので、しっかりと利用させていただきました。

これで残りの抵当権の抹消手続きにも自信が出来ました!
でもその前に、「残りのローン」返さなきゃ!!