麻痺からの脱却~日本二周目挑戦中!~

10年前、脳卒中で右半身麻痺に。でも、「絶対に諦めない」をモットーに、仕事をしながら現在は『日本2周目』に取り組んでいます。

【2020年夏の旅】信州・北陸「高いところ」への旅<その②:長野から岐阜>

2日目:8月15日(土)

この日も標高の高いところと標高の高い温泉の宿泊を楽しむ日。
ホテルは当然朝食もバイキングなので、バイキング嫌いな妻は朝からご機嫌ななめ。「でも、今回の旅では朝のバイキングは今日だけだと思うよ!」と、とりあえず妻を宥めますが…

この日最初の観光は、昼神温泉から車で1時間以内の木曽路中山道の宿場町"妻籠宿"。妻籠の観光は通常すぐ近くの島崎藤村ゆかりの"馬籠宿"とセットで、私自身も41年前に妻籠・馬籠をセットで訪れて以来ですが、実は相棒の馬籠宿だけは5年前に長良川の鵜飼までの時間調整で訪れており、その時は鵜飼の時間の関係で妻籠宿はスルーしています。(投稿はこちら)あの時、「妻籠宿だけにもう一回来ることなんて、果たしてあるだろうか?」なんて大いに危惧していたので、今回地図を見ていて昼神温泉のすぐ近く(しかも目指す方角)に"妻籠"の文字を見つけた時には小躍りしたものです!
まだ10時前なので人影はまばらですが、それでもそれなりに観光客はいるようです。

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人がいないところですかさずパチリ!

ぶらぶらと宿場町を散策。周囲の山と宿場町のコントラストが何ともいい感じ。

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"その街ゆかりのスター"である藤村がいる馬籠や、同じく5年前に訪ねた大きな宿場町の奈良井宿とは違った趣があるものの、一言でこれと言う特徴のない妻籠宿ですが、何となく「ここ、(木曽路の中では)一番好きかも」と思いました。

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次は木曽路を1時間ほどドライブして、"ウラちゃん"こと浦島太郎が玉手箱を開けたという伝説の地「寝覚めの床」へ。

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線路沿いに階段や坂を降りて川辺まで行ければ、その奇岩などの景観を楽しめるのでしょうが、階段・急な坂が苦手の私は、上からの眺めだけで満足することに。上から双眼鏡で覗くと、川にダイブしている若者たちも見えます。

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そこにちょうど列車が来て、印象的な景色に なりました。

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今日のメインイベント「高いところその3」は御岳山(おんたけさん)ロープウェイ。木曽節で「夏でも寒いヨイヨイヨイ」と唱われている御岳山なので、きっと涼しいだろうと、期待大。麓から見上げると山上には雲が掛かっているようですが、気にせず上を目指します。

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ロープウェイは、密を避けるためグループ毎に乗せてくれるのもありがたい配慮!

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上からの眺めはここも秀逸。雲は流れていて山頂が隠れたりその勇姿を表したりたっぷりとその眺望を満喫しました。

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標高2150メートルなのですごく"高いところ"の筈なのですが、今回の中ではそう高くもない…   全く、何とも贅沢な毎日ですね!

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山頂駅のレストランで少し遅めのランチと洒落こもうと思っていたのですが、さすがに山頂のレストランは行列状態なので、ロープウェイで降りて下のガラガラの食堂でそばをいただきます。観光食堂ですが長野県のそばなのでまあまあかな?

 

本日の宿泊地は白骨温泉上高地にほど近い白骨温泉は御岳山から2時間ほどのドライブ。5年前に上高地に行った時のことを話しながらのロングドライブ。「あえてお盆ど真ん中の土曜日に上高地の宿を取ったことが大正解だったんだよね!」と、あの日のことを回想しますが、ふと「えっ、お盆の土曜日? そういえば今日も8/15の土曜日じゃん!!」
そう、5年前に上高地に来た日は紛れもなく2015年8月15日の土曜日で、隣の白骨温泉に行くこの日も2020年の8月15日の土曜日なのです! 全く想像していなかったのですが、何たる偶然!

そんなドライブルートにも何故かデジャヴ感があります。 梓湖(奈川渡ダム)まで来て、はっきり思い出しました。「この道も、奈良井宿から上高地に行く時に通った道だ!」

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5年前に車を置いた沢渡の駐車場を懐かしく眺めてすぐに白骨温泉へ。標高1500mの上高地まではいかなくても、白骨も標高1400メートルはある"高いところ"。車は徐々に高度を上げてゆき、時折耳がキーンとなります。

竜神の滝が見えたら、白骨温泉はもうすぐ。

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ずっと前に、入浴剤混入事件で一躍有名になった白骨温泉。「お湯が白い」という旅行会社が作り上げたイメージが先行したため、ついつい入浴剤を入れてしまったという黒歴史があったのですが、勿論今ではそんなことはありません。本日の宿の説明では、「内湯は少しだけ白濁。露天風呂は透明」。勇んでお風呂に向かいますが、内湯の手すりが全然我々には意味のない場所に設置されていて、私は内湯には入れないことが判明。でも露天風呂にはちゃんと入れて(ちゃんと手すりがついていて)、白濁ではない透明な白骨温泉は満喫できました。

今日のホテル「白船グランドホテル」はサービスも良く、食事も美味しくまずは合格点の宿。従業員がフレンドリーなのがとても好印象です。これで手すりがちゃんとした場所にあれば満点なのに…
標高1400mの宿はやっぱり涼しく、窓を開けて寝たら寒い程でした。
勿論、エアコンなんて要りません。
5年前の上高地と同じような体感でした。

 

3日目:8月16日(日)

 

5年前の8/16(日)には上高地から新穂高ロープウェイを経由して飛騨高山まで行っていますが、この日の目的地も同じく飛騨高山。プランニング力が貧困なのがバレバレですが、途中の"高いところ"が前回とは違います。今日のメインイベント「乗鞍高原」は、高いところばかりの今回の旅でも一番の"高いところ"。

満足した白骨温泉から山道を走ること30分強で乗鞍高原のバスターミナルまで。乗鞍高原上高地同様この先マイカー乗り入れ禁止エリアなので、バス乗り場に急ぎギリギリ間に合った9時のバスに乗車。駒ヶ岳のバスのように「満員で、乗れないかも?」と心配していましたが、乗鞍はバスの台数を増便してくれていて、9時のバスも4台口での運行。4台口なんて何か観光復活な感じがしてメチャクチャ嬉しかったです!

ここから、日本最高地点のバスターミナルである標高2702mの畳平まで約50分のドライブ。運転しないので、車窓風景を存分に楽しみます。

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終点の畳平でバスを降り、周囲を散策。今日も晴れていますが、気温は13℃で、快適というよりはやや寒い感じで、関東は今日も猛暑日というのが全く信じられない。

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バスターミナルには神社があるので、後れ馳せながらこの旅の無事を祈念して最初の参拝。2702メートル(+神社の高さ)という私史上最高地点での自動車のお守りをGETしてご満悦。

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少し周囲を散歩してみます。この辺りは岐阜県と長野県の県境ですが、畳平のバスターミナルは岐阜県のようです。

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この辺りには万年雪も残っており、そういえばバスにはスキーヤーもスキーを担いで乗っていたっけ。正にお盆の8月なのに!

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畳平の景色を1時間ほど満喫して、丁度山々に雲も掛かって来たので満足して下りのバスの人になります。

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乗鞍高原新穂高ロープウェイに負けず劣らず素晴らしいところでした!

駐車場で愛車にすぐに"一番高いところ"乗鞍のステッカーを貼り、すぐ近くの休暇村までドライブ。この休暇村、白骨温泉と宿泊をどっちにしようか最後まで迷った場所。休暇村ファンとしては宿泊は叶わないのならせめてランチぐらい休暇村に貢献しようと考えた故 。休暇村でのランチは松本市B級グルメ山賊焼き(山賊が"とり、あげる"という洒落からのネーミングだそうです。)。でも、支払いに休暇村ポイントカードのポイントを使ってしまったので、実質的には休暇村にはあんまり貢献していないかも?

昼食後は休暇村の周囲を散策。牛留沼という小さい池に遊歩道があり、半周すると沼の向こうに乗鞍岳が見えるビューポイントがありました。

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これで今回の長野県の観光は全て無事に終了。本当に暑くなく山も星も存分に見えた最高の天気で最高の旅でした!

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午後は飛騨高山に向かいます。再び上高地までのアクセス道路を走り、県境の有料トンネルを越えれば、長野のようには涼しくない(?)岐阜県へ。

飛騨高山の"高いところ"は標高ではなく「宿泊代金の高いところ」。go toキャンペーンのお陰で、我々でも高級旅館に泊まることができます。太鼓での歓迎を受け、とりあえず部屋にご案内いただきますが、高級宿とはいえ部屋は今までの旅館と大差はないようです。


今回、再び飛騨高山に行くことにした理由は、前回高山市内が大混雑で、古い町並みなどが存分に楽しめなかったので、そのリベンジのため。確かに前回はお盆最最中の8/16(日)だったので、本当にメイン通りのさんまちはディズニーランドのように人で溢れていたんです!

(5年前のブログで、その凄さを感じていただけますか?)
zettaikaifuku.hatenablog.com

ところが、はからずも今日も全く同じ8/16(日)。でも、コロナの影響で遺憾ながらも人はまばらのようです。

高級宿はメイン通りのさんまちに近いので、人力車を宿まで呼んでもらって、宿から人力車での観光と"go to  贅沢"を洒落こみます。

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前回は、人にぶつからないで歩くだけで必死だったさんまちを車夫さんの丁寧な説明でのんびりと満喫。

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でも、車夫さんは人力車の車夫さんにしては少しご高齢で、ヘビー級の我々2人は少し重そうで可哀想な気がしました。

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その後さんまちを少しだけぶらぶら。5年前にも覗いたお土産屋さんに入ったり、今日はもう運転しないので5年前にはできなかった酒蔵での試飲を満喫。

 

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高山の高級宿は場所は抜群だけど、部屋も普通だし温泉でもないのでお風呂も普通。そんな宿の面目躍如は食事。とにかく松茸やらからすみやら高級食材のオンパレードで、そして真打ちはA5ランクの超高級飛騨牛

でも、一番驚かされたのはコロナ対策。我々夫婦の食事は個室だったのですが、我々夫婦の間には何とアクリル板が!?

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毎日、顔を付き合わせていて当然部屋でもアクリル板なんてなく、万一どちらかが感染したらほぼ100%相方にもうつるであろう夫婦に、たかが少しの時間だけアクリル板越しの食事が果たして意味があるのかは甚だ疑問です。
高級宿ならばせめてアクリル板の要不要も客に聞いた上で対応すべきではないかと思いました。でも、何か刑事ドラマでよく見る拘留者とのガラス越しの謁見みたいで、高級食材を食べながらずっと不思議な違和感でした。

【2020年夏の旅】信州・北陸「高いところ」への旅<その①:信州へ>


2020年の旅は、年末にカレンダーを貼り替えた頃には、”ゴールデンウィークには弘前と東北地方の桜を満喫”し、”夏休みには北海道の離島を中心に道北を楽しむ!” という方針を早くから決めていて、2月までにはほぼ全ての予約を完了していました。ところが、当初は「今年の桜前線は例年よりかなり早く、GWの休暇スケジュールでは弘前の桜には間に合わないかも?」なんて危惧で一喜一憂していたものの、2月あたりから徐々にコロナが拡散する傾向が始まり、2月中旬に計画されていた30年前の職場のOB会が中止になった頃には、「そんなぁ~、いくら何でもちょっと大袈裟すぎるよねぇ~!?」なんてメンバーとは話し合っていたのもつかの間、瞬く間に「緊急事態宣言」が発出され、職場も「在宅勤務」に突入するなど我々を取り巻く状況も一気に変わってしまいました。

緊急事態宣言が発令されたら旅行どころではありません。弘前の桜祭りも早々に中止が発表されましたので、いくら「旅が人生最大の楽しみ」である私といえども、このGWに緊急事態宣言を無視してまで旅行に行く選択肢はありません。もし旅行に行ったとしても、他県(大宮)ナンバーの車に乗っていたら、地元の方から石を投げられる状況だったと思います。
その後”go to トラベルキャンペーン”の開始も発表され、徐々に風向きが変わったように感じられたので「これは、夏の北海道にはなんとか行けそうかな?」と思ったのもつかの間、7月からは感染の再拡大が始まったので、「夏の旅行実施は7月後半までに最終判断しよう」と様子を見守っていましたが、相変わらず感染拡大は収束を見せそうにはありません。今年の夏の北海道の旅行計画は”道北の離島”である利尻・礼文・天売・焼尻の4島訪問がメインイベントでしたので、医療施設が少ない離島に万が一コロナを持ち込むことは絶対に避けなければいけないので、状況が好転しないうちは旅行に行くべきではないという判断のもと、断腸の思いで「道北・離島の旅」を諦めてホテル・フェリー等の全ての予約を諦めてキャンセルしたのが7月中旬でした。

とはいえ、勤務先には夏休みもあるし旅行がお得に行ける”go to トラベルキャンペーン”も始まっています。 キャンペーンの実施には賛否両論あるものの、私が人生の半分以上である32年間お世話になった旅行会社も売り上げが「対前年97%減」という未曽有の惨状が続いており、早々に冬のボーナスの不支給も発表され、まだ会社にいる友人などによると、「間もなく、賃金カットや人員整理が始まる」という噂もあるようです。やはり旅行業界やこの会社に愛着がある私としては、せめてgo toキャンペーンには参加して、少しでも苦しんでいる会社や地域を応援したいという思いもありました。
ただ、一緒に旅行に行く妻がやはりかなり迷っています。罹患のリスクは減らしたいし、ましてや万一人には移したくないし… でも、折角安く旅行に行ける今のチャンスを逃したくないという気持ちもあるようです。散々迷って二人で何度も議論をした挙句、最終的に旅行出発の1週間前に旅行に行くことを決断しました。

ただ、今回は周囲の方にいろいろな考え方をする人がいる可能性があることから、出来るだけ周囲の方には何も言わずに旅に出ることにしました。いつものようにFacebookなどに旅行の様子を投稿することはせず、旅に出ることは家族と一部の知人のみにしか伝えていません。(従って、お土産も何も買っていません。)このブログへの投稿にも躊躇する部分もあるにはあるのですが、読者数が少ないであろうことと、自分の旅行記を残すことが目的であるため投稿に踏み切ります。)

肝心な旅行先ですが、検討の末信州と北陸にしました。”日本二周目”の未訪問県を中心に計画を立てたのですが、今回のテーマはズバリ「高いところ」。
高いところの一つ目は”標高の高いところ”。猛暑予想のお盆のピーク時にその暑さを避けられる標高の高い場所を目指そうと思います。二つ目の高いところはgo toキャンペーンの恩恵を最大限享受できる”宿泊料金の高い宿”に泊まって、補助金を最大限有効活用させていただきました。結果今回8泊の旅の宿泊代金(グロス額)はかなりの金額でしたが、35%の補助金として15万を超える額が差し引かれ、驚くぐらいの金額で済んだという結果となりました。
旅としては、天候にも恵まれ&高級宿も満喫出来たとても素晴らしい旅になりました。半年間、旅行に行けなくて悶々としていましたが、「やっぱり、旅っていい!」という素晴らしい結果になりました。
その結果を、いつものように少しずつレポートしてゆきます!
旅行に行けない方及び(キャンペーンの対象から外れた)東京都民の方には、本当に申し訳ないと思っています。

 

1日目:8月14日(金)

 

今回もお盆からの勤務先の夏期休暇を目一杯利用した旅。この日は、いつもよりも更に早く朝6時前には愛車をスタートさせています。
いつもは、半年以上前に旅行計画を始め、全日程の詳細に渡るまで下調べを十分にした上で、その情報をまとめた分厚いメモを横においてドライブするのですが、何分今回だけは行き先を決めて全ての宿の予約を完了させたのがたったの1週間前でしたので、そんな余裕はなく前日の夜ギリギリまで毎日の大まかな日程を決めるだけで精一杯でしたが、それでも今回は初日から午前中と夜に素晴らしいイベントを準備していて、天気さえ良ければきっと素晴らしい旅になる筈です!
そう考えながら朝の圏央道から中央道を快適にドライブ。例年ならお盆休みのラッシュが始まり高速も大渋滞の筈ですが、今年はコロナで帰省自粛が叫ばれており、交通量はいつもの半分以下の感じです。
今年の旅に際しての我々の偽らざる心境としては、「やっぱりスムーズな旅のためには、ある程度は混まないで欲しいけど、日本経済と観光業界のことを考えると、go toの効果が出て、それなりに賑わっていて欲しい!」というのが正直なところ。勿論、他に観光客がいないと、我々が目立ち過ぎるのも嫌だという本音もあります。
甲府付近のサービスエリアで遅めの朝食を取り、更に中央道を走ると、正面には雲一つない八ヶ岳がその勇姿を見せてくれます。運転中なので、写真がないのが残念!

 

午前中のイベント、この旅最初のみどころは、中央.・南アルプスの絶景。駒ヶ岳ロープウェイに乗るため、中央道を駒ヶ根インターで降り、菅の台のバスターミナルに愛車を駐車。ここからはマイカー乗り入れ禁止区間なので、バスでロープウェイの乗り場まで約30分、更に駒ヶ根ロープウェイにて千畳敷カールの絶景を目指します。バス乗り場にはそれなりの行列ができています。

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コロナの時代なのでバスは座席の数しか乗客を乗せないらしく、最初のバスが来ても行列は殆んど動きません。ダイヤによると次のバスは30分後で、この状況では次のバスにも乗れそうにないのでやや焦りましたが、15分後には臨時バスが来て、何とかその次(つまり30分後)のバスには乗れたので、幸先の良いスタート。

このバスはめっちゃ細い道を登って行くので、バスのすれ違いは決められた場所と時間でルール通りに行わわなければならないようで、これではマイカーでの乗り入れは絶対に無理ですね。
しらび平でロープウェイに乗り換え。バスが定員通りで運行されているので、ロープウェイの乗り継ぎは混雑もなく極めてスムーズです。

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この旅最初の「高いところ」は、標高2612メートル の駒ヶ岳ロープウェイ山頂駅。気温は関東の半分?の18℃です、

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ここから見える千畳敷カールの絶景!
3千メートル級の山々がすぐそばに見える凄い景色なのです。

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いつもはたった一人で孤高の主役を務める富士山も、ここではちょっとだけ高い"お兄ちゃん"。みんなのちょっとだけ後ろから頭だけ出しています。

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後ろから顔を覗かせている富士山

この旅のために買っておいた双眼鏡(実は、北海道の動物を見るために大枚2万円をはたいて買っていた高級品!)で山の稜線を覗くと、アルピニストたちが岩場に取りついているのが見え、とても興奮する眺め。

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勿論、高級双眼鏡では見えても、安いカメラではその興奮は撮れません。

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雲一つない空に飛行機雲!

千畳敷カールには40分程度の遊歩道があるようなのですが、いきなりの岩場と階段が我々の前に立ちはだかります。今回はこの風景を満喫できたことにまずは感謝。

妻は感動のあまり、まだ旅行1日目の午前中なのに、もうお土産を物色しています。

他の人たちはまだまだこの風景を満喫しているようですが、我々は早々に下山したので、登りと違ってロープウェイにもバスにも混雑はありません。「行きに30分以上並んだバス停に大行列できてないかなぁ~!?」と願ったもののもう12時を過ぎていたのでバスを待つ人はまばらでした。

 

そろそろお腹も空いて来ました。今回の旅では昼食まで下調べをする余裕はなかったので、レストランのあてはありません。次の目的地までの高速に乗る前に駒ヶ根の市内で昼食を済まそうと、キョロキョロ探しながら運動していると、インターを越えてすぐに「あそこ!レストランある!」との妻の声。慌ててハンドルを切ると、駐車場には何とか空きがあり待ち人の列もありどうやら人気店の様子!
とりあえず順番待ちにエントリーして、すかさず食べログをチェックしてみると、我々が並んだ店は、何と食べログ百名店にも選ばれている「駒ヶ根名物ソースカツ丼」の名店"明治亭駒ヶ根本店"だったのです! 我々の幸運と妻の慧眼に感謝ですね!
ほどなくテーブルに案内され、当然の如く食べたかったソースカツ丼(ご飯少なめ)をオーダー。食べログによるとこのお店のソースカツ丼は凄いボリュームらしく、おまけに我々の今日の夕食は5時からと早いので、満腹にならないようにご飯少なめにしたのですが、少なめでも普通の丼くらいは十分ありました。

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これが”ご飯少な目”。でも正体はご飯の上に盛られている山盛りのキャベツ!

普段、ソースカツ丼系はあまり食べない私ですが、でもここのお店のそれはかなりの絶品!旅行初日から"大当たり"のランチでした!

 

次の目的地は本日の宿である昼神温泉昼神温泉に泊まる最大の目的は、夕食後に「日本一の星空」を近くの山頂(高いところその2)に見に行くための宿泊です。従って、今晩に限っては夕食時にお酒を飲んだりゆっくり夕食を楽しむことはできないので、夕食は私の大嫌いなバイキングだけど午後1時からチェックインできてすぐに温泉に入れる宿をチョイスしています。勿論、go toキャンペーンの割引対象施設です。

お陰で2時前にはチェックインができて、すぐに半年振りの温泉を満喫します。久し振りの温泉は、やっぱりサイコー!
5時過ぎからは期待していないバイキングの夕食。料理を取る時はビニール手袋を付け、勿論マスク着用なのでこれならバイキングでもコロナ感染は大丈夫かな? これからのイベントに備えて、アルコールを我慢した私には丁度良い腹ごしらえでした。

日本全国は今日も猛暑のようですが、午前中に登った駒ヶ岳は18℃と涼しかったものの長袖までは不要でしたが、”夜の山上は絶対に寒い!”という情報を得ていたので長袖の上にウインドブレーカーを着て完全装備でホテルが仕立てたバスに乗り、日本一の星空の会場の「ヘブンスそのはら」へ。本日2度目のロープウェイで山頂まで。

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まずは星を見るための場所取りです。イベントが始まる8時半には全ての明かりが消灯されるようなので、まだ1時間以上も前ですが、「密にならないように、距離をあけて!」というアナウンスに従って二人分の場所を確保し、埼玉からこの日のために持参したレジャーシートを広げ、いつでも寝転がれるように準備OK。その後もお客さんは増え続けます。アナウンスは「本当に今日はお客さんが多い!」と連呼しており、気づけば我々のレジャーシートの周りにも隙間なく後から来た人たちのシートがひかれて、すっかり密の状態に。

星を見るイベントですから、雨は勿論曇っているだけでもダメなのですが、今日は本当に雲一つない好天なので、この晴れ間を目掛けて本当にたくさんのお客さんで溢れかえります。完全予約制の筈なのに…
長袖にウインドブレーカーの格好は大袈裟ではなく丁度いい涼しさ。山頂から関東に住む娘にメールしたところ、返事は「暑い!死ぬ!」。今日の我々、最高に贅沢な避暑ですね!

 

いよいよイベントが始まる8時半。みんなで目をつぶってカウントダウンでその瞬間を待ちます。
目を開くと本当に満天の星!こんな星空を、私は果たして今までに見たことがあったでしょうか? このような景色を以前に見たのは、絶対にプラネタリウムだったような気がします。事前に妻と「天の川、わかるかなぁ?」なんて心配していましたが、全くの杞憂でした。

本物の満天の星を見ながらの解説なので、本当に説明がスゥ~っと頭の中に入って来ます。星座もその由来が腑に落ちるのは、やっぱり本物を見ている故でしょうか!? 双眼鏡もフル活用して、30分の間本当に星に熱中しますが、安いカメラで三脚もないので写真に残せなかったのがとても残念。
30分の間に、流れ星は少なくとも2つは見えたとのことですが、私がはっきり見えたのは一つだけ。でも、こんな明るい流れ星が満天の星の前で流れるなんて、人生初の感動です。願い事を考える余裕もありませんでしたが、この感動の前ではそんなことはもうどうでもいいです。

星を満喫するイベントは30分間で9時には終了。イベントは2部制らしく我々は早々に山頂から追い出されます。たくさんのお客さんがロープウェイに行列を作り、ここでもまた密が発生しますが、早くバスに戻らないと他のお客さんに迷惑が掛かります。何とかバスまでたどり着き、夢見心地で宿に戻り、ようやくありついたビールで更に夢想が広がります。
「次にあの星空が見られるのって、私が天国に召された時? でも、あの天の川に行けるのなら、悪くないかも??」
感動をお伝えするのはとってもむずかしいのですが、最近満天の星空を見ていない方は、行くことをオススメします。(写真がないのでリンクを貼ります。 こちら
勿論、天候により見えないリスクはありますが…

 

【じじい散歩】<その2>


◇5月5日(火・祝)

白岡市を南北に走る宇都宮線白岡駅から北の新白岡駅までは4月29日に散歩し、南の蓮田駅までは5月4日に散歩したので、次は東と西を目指すことにします。直通で帰ることができる宇都宮線は南北にしか伸びていませんが、東西も数キロ散歩すれば別の鉄道の駅があるので、帰りは電車に乗って家に帰ることができます。
この日の散歩は、自宅から東の方角をを目指すことにします。

自宅をのんびり出て宇都宮線東北自動車道路を超え、まずは娘と息子が通っていた中学校まで。ここまで私の足でのんびり歩いて約30分かかり、13歳の頃の息子と娘に毎日往復1時間の通勤を課していたことを改めて申し訳なく思ってしまいました。(もっと、学校に近い家にしてあげればよかった… っと)

ここから先はほぼ車でしか通ったことがない道で、最初の寄り道は市の介護老人福祉施設。私のケア・マネージャーをしてくれた方などが所属・普段勤務されている場所なのに、すぐ近くにあるのに普段通ることがない道にあるので全く行った事も見たこともなかったからです。
祝日なので静かなのだろうと思っていたのですが、人は動いていて送迎車らしき車がひっきりなしに入ってきます。「介護の人たちには、GWもコロナも関係ないのかな? 大変だなぁ~」 と改めて感心してしまいます。

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すぐそばに「鷲宮神社」ののぼりがあるので寄り道。敷地は広くなっそうですが、参道は結構長く由緒正しそうな神社。

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鷲宮神社」といえば、久喜市にあり最近はアニメの聖地として人気も高く、私も「埼玉県全市町村めぐり」の久喜市編で訪ねたことがありますが(記事はこちら)、その関連性などは記されていなかったものの、まぁ分社なのだろうと思います。本殿は久喜市のそれとは比ぶべくも無く参道の長さの割には賽銭箱もなくささやかなものでした。

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更に散歩を続けると、また道端に神社の看板が。「八坂神社」(??)と書かれているので、覗いてみますが、閉められたガラス戸の中を除くとお祭りに使うような山車が鎮座しています。白岡のお祭りすら見たことがない不謹慎な市民の私ですが、次のお祭りはこの山車が担がれるところを見てみたいと思いました。

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近所にはお寺もいくつかありますが、お寺は神社とは違って檀家でもない我々にはちょっと敷居が高い感じ。お寺とは言え人が住んでいる場所を通って開放的ではないお寺の本堂やお墓に行くので、部外者は入りにくいのです。

この近くには我が家のお墓があるので参拝。ここまで寄り道を含めて約1時間ちょっと。我が家のお墓には9年前から墓守がいて、ずっとこのささやかなお墓を守ってくれているのです。(記事はこちら

 

この墓地の前の道路は、例年この5月5日には年に1回だけ大混雑します。理由は、この道は東武動物公園の西口(いわゆる裏口)へのアクセス道路であり、例年5月5日は東武動物公園はちびっこの入場料が無料になるので、この道にファミリーカーが殺到するからです。
ところが今年は無料どころか休園中なので、残念ながら動物たちとは逢えません。

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因みに、特に芸を教え込んだ動物園の動物たちはしばらく休ませると芸を忘れ、すっかり野生に戻ってしまうのだそうです。勿論、そうならないようにスタッフの方々は努力されているのだそうですが、早くみんなと会えればいいなぁ…と、考えながらの散歩。

(選挙などの)看板が見慣れないものに変わってきました。どうやら隣町「宮代町」に入ったようです。

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どこか観光スポットがあれば、ここ宮代の全市町村巡りも達成にできると考えましたが、そもそも事前準備も全くしてこなかったので観光スポットらしきものも見つからず、ただ歩いただけではここ宮代町は達成とは認めないのがマイルール。このあたり、我ながらストイックです。

今日の散歩のゴールは東武線の和戸駅。墓参りも含めて約2時間半の散歩でした。

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和戸駅の隣の駅は久喜駅で、久喜からは宇都宮線で自宅に帰りました。

 

◇5月6日(水・振)

この日は雨で散歩はお休み。GW最終日もSTAY HOMEでした。

 

◇5月7日(木)

この日はGW明けのために出社しましたので、散歩はお預けです。

 

◇5月8日(金)

この日は久しぶりの在宅勤務なので、朝7時からの1時間程度のお散歩。この日も家の南側の蓮田方面をぶらり。かなりこのあたりの道も歩いたことがない道が減ってきています。
「南新宿」といえば、私の子供時代には、小田急線の新宿の次の駅だった、”みなみしんじゅく”なのですが、蓮田のこの辺りは”みなみしんしゅく”。因みに、私が勤めている大学の葛飾区の住所は新宿と書いて”にいじゅく”と読みます。ここにも小さな神社があります。

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しばらく歩くとお寺があります。

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何となく入りやすそうなお寺だったので、入ってみると本堂やお祈りできそうなところには入れなかったものの、お地蔵さんとは対話できました。

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それにしても神社やお寺って本当に多いですね!? 改めて近所にはこんなにも宗教関連の施設がこんなに多いことに驚きです。「日本人は無宗教が多い」なんて、誰が言ったの??

 

◇5月9日(土)

この日散歩を休んだ理由… もう忘れてしましました!
健忘症に一歩一歩近づいていますね。

 

◇5月10日(日)

この日は東西南北で最後に残った西方面の最寄り駅を目指すことにします。
最初は5月4日に蓮田方面を散歩した時にも歩いた西城沼あたりを散歩、道は歩いたことがないところを選んで歩くのですが、ほとんどの道が住宅街で何の特徴もないのである意味退屈な散歩が続きます。先日は写真を撮った元荒川を超え、先日日本酒を買った酒蔵をこの日は素通りします。(そういえば、先日お土産に買った日本酒は、家飲みで美味しくいただきました。)
先日はその酒蔵あたりで南に曲がりましたが、この日はGO WESTで西を目指します。しばらくすると、典型的な蓮田の農村風景が広がります。

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「農耕車優先」なんてどっかすごく遠くまで来た気がしますが、まごうことなくここは埼玉。「右も、左も、みんな~埼玉」(「なぜか埼玉」より)なのです。

突然、1983年5月1日(日)の夜9時過ぎに記憶が飛びます。前日、入社したばかりの会社で「配属先は仙台」と告げられ、当時は大宮始発だった東北新幹線の最終列車に乗り、同じく岩手に赴任する同期と缶ビールを飲みながら、”大宮出たばっかりなのに… もう、真っ暗!”といきなり不安な気持ちになったこと思い出します。真っ暗で不安になったのはまさにこのあたりの出来事だったに違いありません!

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東北新幹線の線路を超えると、住所は蓮田市から伊奈町に変わります。伊奈町は「バラのまち」なのだそうですが、今回も前回の宮代町同様伊奈町の観光スポットを全く調べてきていないので、単なる住宅街の風景を眺めながら、ただのんびりと”じじい散歩”。

本日のゴールは、ニューシャトルの志久駅。今回も2時間強の散歩のつもりでしたが、寄り道をせずにまっすぐ歩いたので、約1時間半で5キロを歩いたことになります。

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そのニューシャトルを初めて新幹線から眺めた時の衝撃はいまだに忘れられません。まだ昭和の時代、新幹線からぼんやり外を眺めていると、突然できたばかりのニューシャトルが新幹線に寄り添います。「何だ、この電車は!?」としばらくその線路に目が離せませんでしたが、しばらくしてそういえばそんな交通機関ができたというニュースを目にしたことを思い出しました。それからしばらく経って、ニューシャトルに初乗車した時、ニューシャトルの窓から眺めた新幹線も、感動の瞬間でした!

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◇5月11日(月)

在宅勤務のこの日は、恒例の朝の1時間散歩。7時に家を出て1時間で帰ってきて仕事を始めなくてはいけないので、散歩するルートも限られてきます。
今日の一枚は近所の”業務スーパー”。最近、話題のスーパーですが、私がよく通ったのはもう15年以上前。当時はまだ”酒市場ヤマダ”という名前だったと記憶していますが、まだ娘も息子も我が家にいて、我々も含めて全員食欲旺盛だった頃に、大量の冷凍食品を大量に揃えた記憶が蘇ります。

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今や夫婦二人だけとなり、このお店の大量の冷凍食品にもすっかり縁遠くなってしまいました。そういえば、2人暮らしになった後に初めて行ったコストコでも、全く買うものがなくて手ぶらで店を出たことを思い出しました。

 

◇5月12日(火)

この日は、気になることがあったのでいつもより1時間半早く朝7時から仕事を始めたので、やはり1時間半早い3時半に勝手に仕事を終えることにします。(このあたりが、在宅勤務のいいところ?) ということで、天気もいいので午後にのんびりお散歩。
この日は1時間を超えてもいいので、駅をぐるっと大まわりで1周。普段は車でしか超えない跨線橋を歩きながら、白岡のこの跨線橋が鉄ちゃん達には有名だったらしいことを思い出しました。昔、「白岡に引っ越した」というと、何人かの人が「写真撮りに行った事がある!」という返事。それを聞いて、「この人、”隠れ鉄っちゃん”なんだ!」という事実を知るという”聖地”が、この跨線橋なのです。そういえば、この道を車で通る時に、三脚を立てたカメラマンを何度か見かけたこともあります。

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今は北斗星カシオペアなどの人気列車も通らないので、ここに鉄ちゃんが来ることもなくなったようなのですが… そういえば、鉄っちゃんが三脚を構えていた場所は、道路の反対側だったことを、橋の上に上がってから思い出しました!(道路は車通りが激しいので、信号以外で横断するのは絶対に無理です!)

 

◇5月13・14日(水・木)

この2日間は出勤したので、散歩はお預けです。

 

◇5月15日(金)

朝の一時間散歩も行く場所がボチボチマンネリ化してきましたが、この日も蓮田方面へ。蓮田の東北道のあたりまでのんびりと歩いてみます。
東北道の上りの蓮田サービスエリアといえば、昭和の時代の思い出が蘇ります。当時、仙台から団体で海外旅行に行くときには、成田空港までの交通手段は多くの場合は貸切バス。成田までの当時のルートで最後の休憩はいつも蓮田サービスエリアで、蓮田から成田空港まではおおよそ1時間半なので、添乗員だった私は、蓮田を出てからの約1時間半を掛けて、成田空港~機内~到着空港での説明をするのが常でしたので、蓮田SAという場所は、「さあ、いよいよ始まるぞぉ~!」」と、自分を奮い立たせる場所でした!
平成になって仙台から横浜に転勤してからは、蓮田サービスエリアで降りる機会もめっきり減り、近くに引っ越してからは全く降りることはなくなりました。
昨年、上りの蓮田SAは東京寄りに移転し、より大きく魅力的なサービスエリアに生まれかわりましたが、私的には昭和の思い出がまた一つ減り寂しさもひとしお。以前は、このすぐ近くに蓮田SAはあったのですが、今では「あと3キロ」の看板になっています。

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◇5月16日(土)

天気が悪かったので、この日の散歩はお休み

 

◇5月17日(日)

今後も散歩は続けますが、ブログは書くのも読むのも全く退屈なので、この日でこの”じじい散歩”のブログへの投稿は最後にしようと思います。

この日は、時間があるので白岡の中では一番馴染みが少ない新白岡方面へ。いつもの郵便局前から東北道をくぐり、市役所の近くまで。ここからは東北道の側道を歩きますが、このあたりは車でしか来たことがない道。その先の車でも通ったことがない道を右折してみます。相変わらずの田園風景が続きますが、しばらくすると「水を大切に」という標語が目立つようになり、気づいたら目の前に浄水場が!

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この白岡に住んでから約23年間ずっと飲み続けている水なのに、浄水場がここにあるなんて迂闊にも初めて知りました!

もう少し歩くと市内唯一の県立高校があります。娘や息子がまだ高校生になる前、「この学校に入れば、定期代もかからないので一番お得かも?」なんて冗談で考えて娘や息子に冗談半分で薦めたことを思い出しました。

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この日の散歩は新白岡駅でゴールするつもりでしたが、まだ1時間とちょっとしか歩いていなくて、もう少し歩きたい気分だったのでこのまま自宅まで40分以上歩いて帰ることにしました。

 

これからも在宅勤務の日や土日などには散歩は続けようと思いますが、これで”じじい散歩”の投稿は終わることにします。


次回の投稿は、夏の旅行になります。今年の夏は、高校生の時に行って以来43年振りの北海道の離島シリーズ「利尻・礼文と天売・焼尻」で、ほとんどの予約はコロナが流行るの前の3月までには完了しています。
「神様!どうか予定通り夏の旅に行けますように!」

 

【じじい散歩】<その1>


この文を書き始めた日は、2020年5月3日です。本来ならば、今年の今頃は「2020年桜紀行その②」として、弘前をはじめとした北東北の桜と遅い春を満喫している筈でした… (この日の晩は、4年前に大満足した青森県深浦の民宿を再訪する予定でした。)
ところが、思いもかけずの新型コロナ禍の「緊急事態宣言」で、当然のことながら半年以上かけて綿密に計画していた旅行は中止です。折角人気の弘前の「東横INN」を半年前の”深夜の激闘”を勝ち抜いて確保したり、自分的には選りすぐりの宿と美味しいであろう料理を準備していたのに…

”STAY HOME”の暇つぶしで、このところあのTVドラマ「仁-JIN」の再放送を見ているのですが、この”仁”に限らず人類の歴史は、「まさに人類と疫病との闘いの歴史である」ことは昔歴史の授業で習った記憶があるのですが、まさか今の時代に私たちがその疫病との闘いにここまで巻き込まれるとは想像していませんでした。我々は、「まさに人類の歴史の中に生きている」のですね!

緊急事態宣言が出てから、私が勤める大学は入構禁止になりましたので、個人的には東日本大震災の翌週以来の「在宅勤務」に突入しました。今の仕事内容では会議等も多いわけではなく、学内のデータが見られてメールのやり取りができれば業務には影響は少ないので、時折メールだけではうまく意思が伝わらず、”電話した方が早い!”などのもどかしさはあるものの、在宅勤務は以前に比べてきわめて快適です。(ITの進歩は凄い!)

ところが、8時半から17時まで家のPCに向かって座っているだけなので、どうにも運動不足というか体のペースが狂いがちです。3日ほど雨が続いた週などは、4日間全く家の外に出なかったので、冗談ではなく本当に「あれ、歩き方忘れた? こうだったっけ??」と思うぐらいに歩行が不自然になってしまったことすらあったほどです。家にいるだけなので間食は取らないように注意していたものの、やはり徐々にではありますが体重は増えてゆき、”これはマズイ!”と危機感を募らせます。
ということで、朝の業務開始前(または夕方の在宅勤務終了後)には1時間程度の散歩に行くことを心掛けるようにしました。勿論、雨の日には散歩には行きませんが、それ以外の日には家の近所の、出来るだけ”通ったことがない道”を歩く事にしています。ここ白岡市に住むようになってから20年以上になりますが、ずっと毎日会社への往復だけで、歩くのは駅までの往復のみ… 休日も車で買い物に出かけたりするだけなので、実は”マイホームタウン(自宅の周り)は、知らないことだらけ”状態なのです。間もなく来る(もう来ている?)”老後”のためにも近所の道ぐらいは全て通っておき、せめて「知らない道はない」ぐらいにはしておこうと、せっせと散歩に励みはじめました。
”3つの蜜”を避けて感染予防に努めなければならない在宅勤務なのですから、「家から出るなんてとんでもない!」というご意見もおありでしょうが、我が街白岡市は田舎町なので、どこを歩いても人とすれ違うことは少なく、”蜜状態”が発生する事は殆どありません。散歩をしていて人とすれ違う時は、どちらかが道の反対側に移動してすれ違うので、他人と2m以内に接近することも稀。それでも勿論マスク着用の重装備で、帰宅後には”うがい、手洗い”はちゃんと励行してます。コロナが怖いというよりも、感染したら周囲の皆様に多大なる迷惑を掛けるためです。

GWを前にした4月28日(火)の朝も、テレワーク前の7時過ぎから約1時間の散歩に出かけます。この日は、”幻のGW桜紀行の旅”の出発予定日だったため、頭の中は幻の旅行プランのことで一杯。「本当なら、今頃はもう東北道に乗っているんだろうなぁ~」など、朝からの好天が恨めしいばかりでした。いつもは仕事のことも含めて散歩中は様々なことに思いを巡らすことが多いのですが、この日ばかりは考えることは大好きな「旅」のことばかり。
散歩の後半、その存在は知っていたけれど一度も入ったことがなかった「白岡八幡神社」にお参り。
「そういえば、”日本2周目”で中断している”埼玉県全市町村巡り”の、『地元白岡市』はどうするんだっけ?」と全く決めていなかったルールに思いを馳せ、「そうだ!これからこの在宅勤務の間、できるだけ地元の様々なところを散歩すること」にして「コロナが終息して在宅勤務が終了したら、地元白岡市とすぐ近くの蓮田市(我が家から5分以内でもう蓮田市なのです!)は達成したことにしよう!」 とすることにしました。決めたマイルールは、「とにかく、1日1枚は地元の写真を撮る」ことだけを義務にすることとして、記念すべき1枚目の写真を「白岡八幡神社」でパチリ。

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これからGW中は、しばらくこの「じじい散歩」の毎日をレポートさせていただきます。
どうか3日坊主にはなりませんように!

◇4月29日(水・祝)

在宅勤務の時の散歩は主に朝。7時には家を出て8時には戻って業務につく準備につくという時間制限があるので、平日朝の散歩は”遅刻をするわけにはいかない”という真面目な性格(?)な故、遠出は避けて主に家の近所の”まだ歩いていない道”を歩くようにしています。
逆に休日は時間制限がないので、すこし足を伸ばしてちょっと遠くまで行ってみようと思っています。1時間以上歩いて隣の駅まで行けば、その後は電車で最寄駅白岡まで戻ってもいいのですから。
という訳で、この日は滅多に行くことがない隣駅新白岡までの散歩を決行。隣駅まで真っすぐ歩けば1時間はかからないのでしょうが、まわりを眺めながら寄り道・遠回りしてのんびりと歩くので、2時間程度の散歩です。

最初の写真は、家の近くでいつも気になっている、白岡市観光協会

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ここに白岡市観光協会があるのは車の中から見て知ってはいたのですが、「こんなに田舎で、観光地なんて何もないただの住宅地の市の観光協会って、一体毎日何してるの?」というのが、私的にはこの辺りでは最大の素朴な疑問。
勿論、組織として多くの市町村に観光協会があるのは理解しますが、その多くは役場の一角にあって担当職員は別の仕事を兼務している… ぐらいのイメージです。観光協会が役場と独立しているのは、みどころがそれなりにあって観光案内所がちゃんとあるような(観光がそれなりにその自治体の財政に貢献しているであろう)市町村ならわかるけれど、この白岡に観光が目的で訪れる人は皆無だと思うのですが、その観光協会が役場から独立したオフィスを構えているなんて… ここで働いている方は毎日何の仕事をしているのでしょうか?
一応、観光業界に30年以上携わってきた私なので、この建物の前を通るたびにこのことを真剣に考えてしまいます。これがこの辺りでは自分的には最大の謎です。

いつものスーパーを過ぎると、ここからは車でしか通ったことがないエリア。典型的な田舎風景が続き、すぐ横にはGWなのにガラガラであろう新幹線が見えます。

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今日、普段滅多に行かない新白岡方面へ散歩するにあたり、”行きたいところ候補”として下調べをしていた場所その①は、電車から見たことがあった小さな神社。滅多に乗らない白岡~新白岡間で随分前にこの神社を見つけて、疑問に思っていたのは恐らく10年以上前。その後はすっかり忘れていましたが、今回の散歩の下準備で地図を見ていてその朧げな記憶が蘇ったのです!
地図で見る限り、この神社には踏切を渡ってしか行く方法はなさそうです。

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神社の名前は”鷲神社”というらしい。(今回、地図を見て初めて知りました。)「わざわざ踏切を作っているくらいだから、さぞかし由緒正しい神社なのに違いない。」と思ってお賽銭を握りしめて参拝しましたが、残念ながらお賽銭箱もなく、その存在を知ってから10年越しの初訪問にしては、ちょっと拍子抜けでした。

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更に散歩を続け、東北自動車道をくぐります。「早くコロナが終息して、東北道をドライブできますように!」と祈りながらこちらもガラガラに違いない道路の下を通過。

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”行きたいところ候補その②”は、古代蓮の群生地。古代蓮といえば、同じ埼玉県の行田が有名ですが、白岡にもあるのだとか。東北道を超えてすぐに「古代蓮」の観光看板らしきものがあります。恐らく白岡市内では唯一(?)の観光用の看板?

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実際の古代蓮は時期が悪いのか、蓮の花どころか草も見えないただの貯水池の感じ。こんな何もないところに私以外の人が来るわけないと思いきや、親子連れが来たことの方が驚きでした。(勿論、近所の人でしょうが…)

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古代蓮の花が咲くのは7~8月とのことで、今度はその時期に来てみようと思います。

この日の散歩のゴールは新白岡駅。2時間弱のぶらり旅でした。

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◇4月30日(木)

在宅勤務のこの日は、いつもの通り朝7時からの1時間のお散歩。
初めて歩く細い道のすぐ横に、小さな神社というか祠があります。由緒を見ると以前流行した疫病の治癒祈願のために建てられた祠なのだとか…

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まさに、今にぴったりの祠ではありませんか!
おまけに、小さいながらもお賽銭入れもあるので、コロナ治癒をお祈りしました。

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この日の目的地は正福院というお寺。地図だけでは宗派は判らなかったのですが、来てみると私の好きな「真言宗智山派」のお寺だったので、朝からちょっとラッキー。

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おまけに、お寺には室生犀星川端康成の文学碑があったりします。私が知らなかっただけで、「白岡、なかなかやるじゃん!」と、ちょっと嬉しくなったりします。

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◇5月1日(金)

この日はハンコを押しに、3週間ぶりに会社に行ったので、散歩はお休み。
3週間ぶりの会社はそれなりにやることがたくさんあり、結局7時近くまで会社にいてしましました。

◇5月2日(土)

この日は電車でちょっとだけ出かける予定があったので、白岡駅の周辺の歩いたところがない場所を1時間みっちり散歩。
歩いたことがないまたはゆっくり眺めたことがない白岡の町並みをじっくりと観察しながら歩きます。
「どの家にもそれぞれの人たちの人生があるんだなぁ~」と、考えながら歩くと、「散歩ってなんて深いんだろう!」という気になり、感慨深いものがあります。
ところが、この日の散歩の目的にしていた白岡駅附近の”日本初の獅子舞の博物館”だという「獅子博物館」を見つけることができないうちにタイムアップ。駅に向かいながら、「そうだ、写真撮るの忘れた!」
結局、GWなのに人がいない白岡駅をパチリ。

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それにしても、やっぱり田舎ですね…

◇5月3日(日)

この日、散歩に出かけようとした直前に、Facebookで友人から指令が入ります。暇を持て余している毎日なので、早速そのミッションに乗ることにして楽しい作業を始め、気づいたら昼近くまで熱中してしまったので、この日の散歩はお休み。

◇5月4日(月・祝)

この日は隣町”蓮田市”への散歩に出かけます。家を出て5分も歩けば、もう白岡市蓮田市の市境が見えてきます。(嘘です。実際は市境には何もありません。)
この両市は意外に仲が悪く、過去には2回の合併話が住民の反対によって潰れています。1回目は菖蒲町を加えた3市町の合併。(その当時、白岡と菖蒲は町でした。)新市名も彩野市(あやのし)と決まっていたのですが、新市庁舎を白岡の役所に決めたことが蓮田市民の反発を買い、蓮田で合併が否決されてご破算に。その後、菖蒲はこっちに見切りをつけ、さっさと久喜市に組み込まれてしまいました。
2回目はその数年後、今度は蓮田と白岡の2つだけの合併。新市名は白岡蓮田市と決まっていたものの、今度は市役所の場所は前回の失敗に懲りて未定としていました。ところが、今度は白岡の住民が大反発し、先に実施した住民アンケートで反対票が65%を上回った圧倒的な反対で、その結果蓮田市住民投票を実施する前に、白岡はさっさと合併協議会から脱退してしまった記憶があります。
そんな”黒歴史”はともかく、今日の午前中はずっと蓮田を散歩します。

最初の目的地は「蓮田東照宮」。蓮田東照宮が出来たのは確か2年前ぐらい。地元のニュースでその完成を知り「一度は行かねば!」と思っていたのですが、西は桶川市と隣接するくらい広い蓮田市の中でも、我が家から歩いて30分以内で行けるとても近い場所にあると知って、とても嬉しかったことをよく覚えています。

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蓮田東照宮に来るのは3回目で、前回・前々回共に散歩で来ています。確か、蓮田市の旅行会社とバス会社を経営している人が建てた東照宮なので、日光にもちゃんと仁義を切って、分祀していただいているようです。

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ここでも祈ることは”コロナ撲滅”。このところ、お祈りはこれ一色です。

ここから、南にまっすぐ進むと蓮田駅の方に行くのですが、今日は時間があるので西に向かってぶらりと歩を進めます。東照宮の裏側に出ると、いつも車で走っている県道「さいたま栗橋線」に出ます。目の前にはいつも行くTSUTAYAがあり、向かいには時折行くファミレスがあります。さいたま栗橋線を西に折れて、すぐそばにあった西城沼バス停でバス路線図を確認します。歩き疲れたらこのバス路線に乗って帰ろうと思って何となく眺めたのですが、意外なところでそれが役に立つことになろうとは、この時点ではまだ知りません。。
この辺では大きな川である元荒川を渡ります。

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この元荒川、秩父あたりから熊谷付近を流れる荒川とは違う川なのですが、そのずっと下流(平井あたり)で荒川と合流する運命を辿るようです。

国道122号線(埼玉県での通称はワン・ツー・ツー)の旧道を曲がります。すぐそばに蓮田では有名な造り酒屋「清龍酒造」があるので立ち寄ってみます。

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「今日は車じゃないから、試飲があったらできるなぁ~」なんて考えていたのですが、残念ながら試飲コーナーはありませんでしたが、売店は年中無休で開いているようです。

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とは言え散歩中なので重い瓶は買えません。一番軽い300mlの一番高い大吟醸820円也を記念に買い求め、今晩のお楽しみに。

その後、ワンツーツー(の旧道)をとぼとぼと歩き、気づいたら蓮田駅はもうすぐ。家を出てから約2時間後の蓮田駅で今日の散歩はフィニッシュ!

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…の筈でした。
ところが、肝心の宇都宮線が止まっていて、あと1時間は動かないらしいとのこと。ここ蓮田駅であと1時間待つのも嫌だし、かといってまた歩いて帰るのはつらいし、タクシーで帰るのも嫌だし… そんな時に駅前のバス乗り場に止まっているバスの行き先を見ると、さっきのバス停「西城沼」を通りそうです。乗ろうかどうしようか逡巡していると、運ちゃんがいきなりエンジンをスタートさせるので、誰も乗っていないバスについ飛び乗ってしまいます。

1時間以上前に眺めた西城沼バス停で降り、朝とは反対に今度は我が家に向かって歩き始めますが、ちょうどお昼になり、このあたりにある有名店の鰻が食べたくなり、妻と2人分の鰻重をテイクアウト。
鰻2人前は重いので(と、自分を納得させて)タクシーを呼んで自宅に帰りました。
最後に思いがけない出費がありましたが、大満足の蓮田散歩でした。

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蓮田名物(?)の鰻せんべい

一旦、この辺りで投稿することにします。

 

 

【2020年桜紀行① 稲取温泉と河津桜】

 正月明け、不満たらたらで湯西川温泉から自宅に帰りついた時に、伊豆のお気に入りの旅館から季節の便りと豪華宿泊プランの案内DMが届いていました。基本DMなどには釣られない私なのですが、この時は湯西川で受けたあまりに酷い対応に、半日以上経っても夫婦共々怒りが収まらなかったため、妻は「やっぱり、このレベルの宿に泊まらないとダメだよね! 早速、行こうよ!」と、しきりに湯西川のリベンジに行きたがります。でも、これからはGWの旅行に向けて資金を貯めないといけないので妻を説得にかかりますが、「じゃぁ、この宿の宿泊代は、私が払ってあげる!」とまで仰るので、妻のへそくりにお世話になることを決め、喜んでお言葉に甘えることとしました。その日のうちに休めそうな月曜日に当たりをつけ、2月16日(日)の予約を完了。
2月の伊豆と言えば何と言っても河津桜、我々は5年前前の会社退職寸前に河津桜と今回と同じ稲取温泉を訪ねていますが、あの頃は無職になる恐怖が徐々に始まっていたので、旅館は某有名旅館の姉妹館にリーズナブルに泊まっています。

また、3月のJRダイヤ改正で何回もお世話になった特急「スーパービュー踊り子」が廃止になることが発表されていたので、"スーパービューラスト乗車の旅"も楽しむことにします。ラスト乗車ならば、まだ乗ったことがない大宮始発のスーパービューに乗り、日曜日なので混むことは覚悟の上でこの日のうちに河津桜を楽しんでからお気に入りの宿に向かうプランを立て、列車も予約。昨年に続きグリーン車で行くことも考えましたが、JR代は家計負担と妻とは交渉妥結しており、GWの旅行に向けて我慢です。
河津桜祭りは2月10日から約1ヶ月の開催。さすがに2/16では桜は少し早いかな? と危惧していましたが、桜の開花状況をネットでチェックすると、今年の河津桜はお祭りが始まる前から既に満開のようで、桜の開花よりも日曜日の混雑の方が気になります。
ところが、出発日が近づくに連れて日曜日の天気予報が徐々に悪化し、前日には”終日、ずっと雨” の予報に変わったので、大宮からのスーパービュー乗車を諦め、日曜日は行くだけにして、河津桜の見学は天気予報は曇りの翌月曜日にしようと、JRの予約を何とか変更することができました。スーパービュー乗り納めの旅なので、前日の変更でもちゃんと往復共スーパービュー踊り子を確保します。

1日目:2月16日(日)

以前、世間では"金正日の誕生日"で認識されていた2月16日。でも私にとっては10年前に天国に召された母の誕生日でもありました。昭和2年生まれの母は生きていれば93歳かな? なんてことを考えながら、墓参りよりも伊豆の温泉を優先する親不孝な息子を詫びます。(さすがに、こんな親不孝にももう慣れたかも?)
雨の中、最寄り駅から東京駅まではいつも通りグリーン車を奮発。でも、来た電車は雨のせいか珍しくガラガラで、普通車でも余裕で座れた感じ。この旅最初の無駄遣い?
東京駅で駅弁を仕入れ、1時発のスーパービュー踊り子に乗り込みます。

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今日の宿はとにかく料理がメインで、ホームページにも"昼食は軽めにして、来て下さい。"と堂々と謳っています。確かに自信がなければあそこまで書けないと思いますが、その言葉に嘘偽りがないことは、過去2回の訪問で証明済みなので、見た目はさほど多くない弁当を選んだつもりでしたが、いざ相棒のビールと共に食べると、意外なほどボリューミーなお弁当だったのでいささかびっくり。
最後の伊豆までのスーパービュー踊り子、前日の乗車変更でもしっかりと海側のA席を確保していましたが、生憎の雨で景色は全く楽しめません。淋しいラスト乗車ではありますが、伊豆への列車がなくなる訳ではないので我慢です…
伊豆稲取駅で下車し、今日のお宿のお迎えのバスに乗車。バスに乗るやいなや早速暖かいおしぼりが供されます。さすがはサービスも一流の高級旅館!

今日泊まる宿の名は、「食べるお宿 浜の湯」。2018年の正月の静岡県の旅で泊まって(記事はこちら)以降、すっかり気にいって今回が3回目の宿泊です。

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(写真は雨が上がった翌日朝の写真です!)

名だたる名旅館がある伊豆半島において、この旅館を知った後には他の温泉旅館に行く気がしなくなったくらいに気に入った宿なのです。(自分的には最大限の賛辞のつもりです。)
この宿の素晴らしさはいくつもありますが、何より夕食と朝食が最高!大型旅館ではありますが、我々が毎回選ぶプランは夕食も朝食も部屋食なので、他のお客さんとはお風呂でしか顔を会わせません。そのお風呂も露天風呂も広いので、さほど混み合うこともなく、雄大な海と伊豆大島が見渡せる露天風呂はとにかく快適なのです!(写真をお見せできないのが、本当に残念!)

いよいよお楽しみの夕食。この宿に泊まるたびに食べ過ぎてしまうので、この日は夜も朝も胃腸薬を飲んでから美味しすぎる食事に挑みます。夕食と朝食は部屋でいただきますが、毎回、担当者がしっかりとついてくれて、絶妙なタイミングで一つ一つのメニューとお酒のお代わりを待たせることもなしに配膳してくれます。勿論、一品一品の説明も完璧。今、思い出すだけで改めてよだれが出てくる程。

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この、前菜からスタート

いつも伊豆らしい美味しいメニューが山ほど出るのですが、今回のメインを少しだけ紹介すると
・お頭付き伊勢エビのにぎり
・鮑のウニ焼き

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この2品が、今回選んだコースの一押しのメイン料理!

・舟盛り

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This is "浜の湯"その1

・キンメの煮付け

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This is "浜の湯" その2

味はどれも、期待を上回る旨さ。他の旅館の料理は確かに旨いものもあるけれど、そうでもないものもそれなりにあるので、そうでもないものを少しづつ残して量を調整するのですが、この宿には厄介なことに"そうでもないメニュー"が存在しないので、結局あの凄いボリュームの料理を妻共々完全完食してしまうので、胃腸は当然の如く音を上げます。今回も、最後の釜めしデザートも完食して、残したのは舟盛りの”刺身のつま”ぐらいでした!(自分でおろした伊豆名産のわさびすら、殆んど完食したぐらいですから…)
食事が終わったときには、我々はボディを打たれてノックアウトされたボクサーのよう。ただただ、お腹を押さえて幸せの余韻をいつまでも楽しんでいました。

2月17日(月)

宿の部屋と露天風呂からは、伊豆大島から昇る朝日が見えるのですが、日の出の時間の露天風呂はそれなりに混むので、私はいつも5時代のお風呂を殆んど貸切状態で楽しみます。朝から、アクティブに活動してお腹を空かせておかないと、美味しい朝食が入らなくという理由もあります。

お風呂から上がって、部屋のバルコニーから朝陽を待ちます。海の向こうには伊豆大島が見え、初めて来たときから「次は、伊豆大島行くぞぉ~!」と毎回誓っているにもかかわらず、まだ実現できていない自分の実行力のなさに情けない気分になってしまいます。

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大きく見える伊豆大島三原山

この日の伊豆は予報通り曇っていて、残念ながら朝日は見えませんでした!

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我々はこの宿では毎回バルコニー付きの部屋を予約しています。前回はGWだったので朝食は海を見ながらバルコニーでいただきましたが、さすがに2月にはまだ寒くってバルコニーでの朝食は無理です。次回は暖かい時に来たいものです。

再び胃薬を飲んだ後には、お楽しみの朝ごはん。

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朝からビール! の至福の瞬間

この宿の朝食には、なんと朝からまた舟盛が出るのです!

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これも、朝食なのです‼

朝の舟盛は、夜ほどの量ではないけれど、それでも普通の旅館で出る夕食時の刺身よりは多いくらいの種類と量は平気で出ます!初めて来た時には車で来たので、この至福の朝食の時にはビールが飲めずに悔しい思いをしたので、今回も勿論朝からビールが相棒です!

でも、夕食同様とにかくすべてのおかずが美味しいので、ビールの後でもご飯をお代わりして、朝食もやっぱり完食。特に、伊豆の朝ごはんの定番中の定番であるアジの開きと海苔の佃煮が絶品でした!

本当に満足して宿を後にします。今回の旅は、そもそも「あまりに悔しかった湯西川温泉のリベンジ」として計画したものでしたが、この段階で湯西川の事なんてすっかり忘れてしまいました!

さて、本日は河津桜を楽しんでから最後のスーパービュー踊り子に乗る行程。伊豆稲取駅に送っていただきましたが、各駅停車の下田行までは時間があるので、稲取の駅前をぶらり。駅前の”稲取名物のつるし雛”のお店に入りますが、つるし雛は意外と高価で、いいなぁ~と思うものは数万円もします。でも、間もなくひな人形の時期でもあるので、一番安いつるし雛を1歳の孫娘へのお土産に購入。やはり、”爺バカ”ですね!?

伊豆急下田行の各駅停車は、都内の朝のラッシュ時に近いくらいの大混雑。地元民らしい人は少なく、予想通り大半の観光客らしき人は当然のごとく伊豆稲取の2つ先の河津駅で下車します。階段の渋滞はこんな感じで、朝の都内の駅並み??

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コインロッカーに荷物を預け、河津桜鑑賞の開始です。河津川沿いの見事な桜は予想通り満開です!

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凄い数の観光客は予想以上、今日は平日の月曜日なのに… もし、昨日雨が降らずに日曜日予定通りに河津を見学していたら恐らく凄いことになっていたのでしょうね? 昨日雨でこの日程に変えて大正解だったのかもしれません。

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帰りは、3時間半後に河津駅を出るスーパービューを予約していましたが、桜を見ながらのんびりと歩いていると地元民向けのアナウンスがあり、「人身事故が発生し、伊豆急行は当面動きません!」とのこと。帰りの電車が心配になりますが、とりあえず予定通り上流に向かってのんびりと散策。上流に行くに連れ、人の数は徐々に少なくなってきます。

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桜と菜の花のコラボレーションも、本当に素敵です!

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2月中旬にして、桜は既に満開! というより、一部の桜ではもう葉桜が始まっているようです。長く楽しめるのがウリのはずの河津桜ですが、3月まで持つのかどうか、ちょっとだけ心配になってしまいます。

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のんびりと1時間ほど散策してから、今度はゆっくりと駅に向かって戻ります。食事の時間だったのですが、朝食を本当にたくさんいただいたので二人とも昼ご飯を食べる気になれず、私はビールとたこ焼きでお昼を済ませます。

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駅に戻ると、予想通り駅は大混乱中。でも何とか”帰りのスーパービューは、約1時間遅れ”ということが判り、駅前の喫茶店で時間を潰し、更に余った時間で私だけ駅近くのカメラマンが大勢待機している撮影スポットの端に場所を確保して、”列車と桜”の写真を撮るために列車を待ちます。

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30分程度で何本かの列車を撮影することができ、特に最後のスーパービューの写真を河津桜と一緒に撮ることができたので、1時間の遅延も大変ありがたい結果になりました。

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さようなら。スーパービュー踊り子

河津駅もホームに人が溢れんばかりの大混雑。反対側のホームには成田エクスプレスの車輛を転用した特急が停まっている中に、最後のスーパービューがやってきます。

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ガラガラだったスーパービューは河津駅であっという間にほぼ満席に。さすがに最後は海側のAB席は確保できずに山側のCD席でしたので、スーパービューとの最後のお別れの盃を酌み交わすうちに、熱海につく前にあっという間に眠りに落ちてしまい、気がついたら品川のビル街でした。

大満足の2日間のレポートをこれで終了します。でも、別の心配事がさらに増えてしまいました。今年のGWは、数年前から念願だった弘前を中心に東北の桜を見に行く予定で既にホテルの予約も完了していますが、日本中どこも桜の開花が早く、GWには楽しめないのでは…? という心配です。
結果がどうなるかは、5月のレポートでご報告します。

【2020年最初の旅】湯西川温泉への旅


2010年代の私にとっての10年間といえば、いきなり2010年の6月に脳卒中片麻痺になり、リハビリの日々。そして2015年には長年勤めた会社を辞めて日本一周への取組を始め、その後は旅行三昧という今までの自分の人生の中でも、最も激動のディケード(10年)でした。
2020年からの10年間がどんな10年になるのかは全く想像ができませんが、できることなら引き続いて旅行三昧の日々が送れる10年になることが理想です。最近、「いったい、私はいつまで元気でいられるのだろうか?」と時折考えるようになりましたが 、せめて最低でもあと10年(=60歳代)は妻共々旅行を楽しめるほど元気でいたいと考えています。

ということで、今年もお金と時間が許す限り、寅さんに負けないくらいに旅をしたいと思い、勤務先の正月休みが世間より1日ほど長かったため、連休の最後にまたまた1泊2日で出掛けました。


2020年の最初の旅行先は栃木県の湯西川温泉。栃木県の温泉には昔から結構あちこち訪れていますが、ちょっと遠い湯西川温泉には仕事・プライベート含めて行くチャンスがなかったのと、暖冬のこの冬には、まだ雪景色というか雪すら全くみていないので、とりあえず冬らしさを感じたいと考えたためです。雪があるのは確実と思われたので、車で行くという発想は全くなく、列車の旅です。

奥日光エリアの湯西川温泉に行くには、列車で鬼怒川温泉まで行くルートが一般的。鬼怒川温泉に行くには東武特急スペーシアなのですが、スペーシアに乗れる春日部駅までは車で行けばすぐなのに、列車だと大回りの必要がありメチャ不便。なので大宮から乗れる数少ないJR・東武相互乗り入れの特急を利用することにすると、便数が少ないのでもう行きも帰りも時間が決まってしまいます。
この、「大宮駅から乗り換えなしで鬼怒川や東武日光に行ける!」という特急の運行は確か2005年頃に始まった筈。当時旅行会社の大宮のオフィスにいたので、JRさんとタイアップして様々な販促をした記憶がありますが、その当事者だった私は、今でこそ言えますが、実は一度もこの特急に乗ったことがなかったのです!(JRさん、申し訳ございませんでした!)

11時に大宮を出る鬼怒川温泉行きの特急は、東武特急車輌のスペーシアで運行。(元)鉄ちゃんにとっては、「東武スペーシアがJRの大宮駅に停まるということは、とんでもなくエキサイティングなことなのだよ!」と、興奮ぎみに妻に訴えたところで、妻には全く興味はなさそう。

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一人で興奮してスペーシアに乗車します。”あのスペーシアが”私の通勤ルートを通り、我が家の最寄り駅白岡を通過、この普段の通勤ルートをビールを飲みながら通過するのがささやかな夢だった私は、お昼前から2020年最初のプチ贅沢を早速実行。
JRから東武への切り替えは栗橋駅にて。栗橋駅を通過してJRから東武の線路に乗り移ることも初体験で、"鉄爺"としてはとても楽しみにしていたのですが、ダイヤ上通過の栗橋駅運転停車して、乗務員がJRの人から東武の人に交代するのだとか… 切り替えポイントを高速で通過するというスリルは味わえませんでした。

東武線内に入ると、朝からのビールが回り、ほろ酔いでうとうと状態が続き、寝たり起きたりの気持ちいい状態が続きます。母親の実家があった新鹿沼には停車、子供時代にはよく遊びに来たけど、最近は本当にご無沙汰なのでつい降りたくなりましたが、今では母親の実家はどうなっているのかすら不詳です。
下今市で日光方面の路線と分岐すると、にわかに雪が降り始めます。今シーズン、雪を見るのもはじめてです!

鬼怒川温泉駅での乗り継ぎ時間は1時間強。本当なら美味しいレストランで落ち着いて高級ランチと洒落こみたいところですが、鬼怒川温泉駅周辺は観光用食堂ばっかりで、グルメを気取ることは出来そうにありません。それでも食べログで見つけたピザ屋さんに行くと、10人以上は待っていてとっても1時間では席に座るまでが精一杯の感じ。結局昼食を食べ損ねるのが恐くて、まさに「観光食堂」と呼ぶに相応しい観光地駅前にしかなさそうな超平凡な食堂でのカツ丼の(妻はそばの)ランチ。早く出てくることだけが取り柄かな? 食べ終えたら早く出るのがこのような食堂の暗黙のルール。表は結構雪が激しくなってきたので、とりあえず駅に戻ります。

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駅で列車を待っていると、駅前に多くの人が集まり出します。野次馬根性丸出しで見に行くと、駅のすぐ横にはSL用の転車台ができており、その上には最近走り出した東武のSL(C11)が!

はてなブログでもyou tube貼り付けできました!)


C11はD51やC62と並んで私が大好きだったSLだったのに、この東武のSLの存在を失念してしまうなんて、やはり健忘症は着実に進行しているようです。でも、久し振りにC11をゆっくり見られてラッキーでした。

東武線から野岩鉄道へ乗り継ぎ、湯西川温泉駅まで。一駅毎に周囲は徐々に雪深くなって行きますが、トンネルばっかりであまり楽しめない野岩鉄道の車窓は以前に体験済み。(記事はこちら)
トンネルの中の駅湯西川温泉は結構乗降客も多く、"平家の落人の秘境"とは、とても思えません。この駅で降りたたくさんの人たちは、駅前に停まっていた湯西川温泉行きの路線バスに吸い込まれて行きましたが、我々は今宵の宿の送迎車を予約していて、こちらも満員御礼のホテルバスにて、宿まで向かいます。

湯西川温泉は秘境だけあって全体的 にバリアフリー対応はイマイチの感じ。湯西川ナンバーワンの宿は、バリアフリーの点で私にはちょっと無理な感じだったので予約を諦め、以前から名前だけはよく知っていた大型旅館を予約していましたが、2020年最初の宿泊にして最悪と断言してもいいくらいに、散々な目に遇いました。
なので、2020年の初ブログには(最初の投稿としては極めて不謹慎ですが)名前及び写真を非公開にして悪口を書きます!

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ホテルの窓から見える雪景色です

その1 従業員
日本人はみな慇懃無礼で上から目線の従業員ばっかり。数多い外国人従業員は、日本人従業員がホスピタリティーを教育していない(というか、彼らも絶対知らない!)ので、日本の旅館のおもてなしには程遠い対応。実は私が夕方、お風呂で怪我をして血が止まらなくなり、ホテルの人を呼んでもらったのですが、ホテルの人は一目見て、「こりゃ~、酷い!」と私の血が付いた床のことばかり気にしています。目の前にまだ血をダラダラと流している客がいるのに無視され、ただの一度も「大丈夫ですか?」など気遣ってくれる素振りは皆無でした。なかなか血が止まらないので、予備のガーゼを分けて貰うお願いをしても、ほんの少ししかくれません。予想通り後でガーゼが足りなくなり、妻がフロントに貰いに行ってもやっぱりくれるのはほんの少しだけ… たかがガーゼとはいえ、そのあまりのケチ振りに、夫婦共々おおいに呆れてしまいました。

 

その2 大浴場
右手足が不自由な私は、浴槽に手すりがないとお風呂には入れません。今回も勿論事前にネットで風呂の手すりの写真を確認して予約したのですが、何と男性用大浴場には手すりがないのです! あれだけお風呂の写真の手すりを何枚もHPに掲載していながら、あれらは全て女性用と貸切風呂なのだそうです。(なんという酷い情報統制!)その貸切風呂に1回無料で入れるというプランを予約していたのですが、チェックインの時に、「本日、貸切風呂は故障で使用できません。その代わり、カラオケは如何ですか?」高齢の夫婦が温泉地でカラオケなんてすると思いますか?? 

ということで、結局手すりのある風呂には入れず、全く手すりのない風呂にトライしてみたところ、上述の通り全治1週間以上の大けがをしてしまいました。(損害賠償を請求したいくらい!?)

 

その3 夕食
夕食は「平家お狩場焼き」を選択、いろりで焼きながら食べるという夕食に期待していたのですが、いろりのある個室という場所はいろりが大きい反面、人が座るスペースが狭く、料理を置く場所が横という極めてヘンテコなレイアウト。座った横に料理を置く台があり、自分の左側に(貧弱な)料理が並び、自分の横の料理と、少しだけあるお狩場焼きを前のいろりで焼いて食べるのです。右半身が不自由な私がとてつもなく不便なだけではないようで、妻もしきりに「食べにくい、食べにくい」と愚痴っています。おまけに、このプラン、「2時間、飲み放題」なのだそうなのですが、お代わりを注文するには部屋の狭いところで立ち上がって酔うといろりに転びそうで危ない狭い場所を通って内線電話まで行き、お代わりをお願いしないといけない… という面倒さとスリルを味わわなければならないので、(酒飲みなのに)お代わりなんて1回が精一杯でした! (干からびた刺身など)料理が超貧弱だったので、飲む前に食べ終わっちゃったというのも、事実なのですが…

 

ということで、2020年度最初の旅は超不満だらけの2日間になり、妻にもたった2日でかなりのストレスが溜まってしまったようです。私にとっても、団体用大型旅館であることは判っていたので、あまり期待していなかったとはいえ、やっぱり利用には十分注意しなければ… と、大いに勉強になりました。(この年になっても勉強なんて… 相変わらず、修行が足りませんね!) 特に風呂場の手すりについては、少し高い授業料でした。妻は、「ネットの口コミに酷評して、他の方に知らせた方がいいよ!」と勧めますが、昔自分の会社がお世話になった旅館なので、武士の情けとして名前は非公開とし、旅館が写っている写真も掲載しませんのであしからずご了承ください。

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帰りの東武直通特急 帰りはJRの車両でした。

ストレスが溜まった妻は、「やっぱり、見知った”いい旅館”に行きたいね!」とさかんに言っていて、我々が今一番気に入っている伊豆の旅館からタイミング良く届いたDMはがきに見事に釣られてしまい、お金もないのに早速2月にその宿を予約してしまいました!
ということで、2020年代最初の満足温泉レポートは、来月になります!

【2019年最後の旅】茨城県あんこうの旅

 

はてなブログに乗り換えてから、初めての投稿です。

先日、2019年最後の旅として「茨城県の二周目」を楽しんできましたので、年末のバタバタした合間を縫って、今日はそのレポートを投稿します。まだ、このはてなブログの投稿システムに全く慣れていないので、リンクなどがまだうまく貼れない可能性がありますが、徐々に慣れて改善してゆきますので、お見苦しい点はご容赦ください。


「47都道府県の魅力度最下位」の茨城県への1回目の旅は、2015年度のGWに実施、国営ひたち海浜公園で満開の「ネモフィラ」を楽しみ、その後袋田の滝竜神大吊橋を満喫しました。翌年の2月には水戸偕楽園&筑波山の梅 を楽しみましたので、「魅力度ランキング最下位というのは… ちょっと言い過ぎでは??」とも思っていました。

2016年に日本2周を始めるにあたり、日本二周目各都道府県で行きたいところ&やりたいことを書き留めていて、今回久し振りに見返してみたところ、茨城のところには3つの目標が書かれていました。その3つとは、①アンコウを食べる ②鹿島神宮 ③牛久大仏。自分でこう書いたことなどすっかり忘れていましたが、約3年後の2019年末に、期せずしてまさにその3つの目的を完遂したのでした!

 

1日目:12月27日(金)

 

世間ではこの日が仕事収めという会社が大半のようなのですが、私が勤める学校法人はその前日が仕事納めだったため、この日を狙って1泊2日の茨城県への旅を実行。今回のメインイベントは何といっても「茨城県で茨城名物のあんこうを食べる。」ことだったので、時期は冬のなるべく寒い時期があんこうの旬なのですから、年末年始はまさに「あんこう旅のベストシーズン」です。
あんこうをどの宿で食べるか」については随分と悩みました。あんこうは冬であれば茨城県のどこでも食べられそうで、宿泊サイトを見ると茨城県内の海沿いならばどの宿にも「あんこうプラン」などがあり、そのどこで食べてもそれなりには満足できそうです。とは言え、宿にはやっぱり温泉も欲しいし、あんまり家(埼玉)に近すぎても旅行の雰囲気にはならないし… 
最終的に、日立以北の海沿いの宿3軒に絞って検討をしましたが、最後の決め手は宿の名前を「あんこうの宿」と銘打っている本当に茨城県最北端の宿を予約しました。検討していた3つの旅館はどれも良さそうだったのですが、このうちどこか1軒に決めなければいけないのにその決め手がなかなか見つからず、宿が「あんこうの宿」と名乗る場所ならば、今回のツアーの目的地にこそ相応しいと、自分で自分を無理やり納得させたというのが偽らざる実態です。

家出発は9時過ぎ。いつもの夏の旅のように朝早く家を出ないのはやっぱり寒いから。自宅近くから圏央道へ。圏央道に乗る時はいつも中央道・東名方面に南下するのですが、今回は反対側に。圏央道東北道との久喜ジャンクションを過ぎるとあっという間に片側1車線になり、反対側への時のように快適なドライブとはいかず、前に遅いトラックなどがいるとすぐにノロノロ運転になってしまい、しばらくノロノロ走るとやがて追い越し車線が現れノロノロ車を抜き去ってようやく快適なドライブが始まるかと思いきや、1分もたたないうちに前にはまた別のノロノロ車が現れる… といういたちごっこの繰り返し。少しストレスが溜まるドライブを1時間ほど続けると、最初の目的地「牛久大仏」がその巨大な姿を現します。

「日本三大仏」とは、奈良と鎌倉ともう一つには諸説あるようですが、最後の一つが富山県の高岡大仏ならば、私は一周目で三大仏とも訪ねていてます。その他にも大きいだけの大仏ならば日本各地にたくさんあり、サイズだけで比べたら高岡大仏なんて可愛いもので、鎌倉や奈良も太刀打ちできない巨大大仏も数多くあるようです。奈良や鎌倉の大仏とは比較対象にすらならない近年にできた大仏さんの中でも、この牛久大仏はその巨大さでは群を抜き、ギネスブックに登録されているそうなので、何であれ日本一・世界一の場所には敬意を表すのがマイルール。確かに、高速道路を運転しながらも、「で、でっけぇ~」と驚いたことは今までにも何回かあったものの、立ち寄った経験はありません。

入場料を払って間近から牛久大仏を見ると、そのデカさはやっぱり半端ねぇ~! 

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すぐ近くで見上げると、更にその大きさに圧倒されます!

それにしても今日は、本当に雲一つない好天ですね~!

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大仏さんの胎内へ入って、エレベーターでお胸のあたりの展望スペースに上がります。ただ、展望スペースとは言えども、あくまで大仏さんの中から覗き見るので、オープンスペースや広い窓があるわけではなく、大仏さんの景観を損なわないように作られた小さな窓から外が見えるだけ。「雲一つない好天」のはずですが、筑波山にも東京スカイツリーにも雲がかかっていて全く見えません。途中の階には金色のたくさんの仏様があったり、写経場があったりしますが、信仰心薄い我々はお土産コーナーでいつも通り線香を買い求めるだけ。(今更、親孝行しても遅い??)

この日のお昼は、大仏からほど近い牛久沼へ。実はこの牛久沼の畔が「うな重発祥の地」だと誰かから聞いた(または何かで読んだ)記憶がぼんやりと残っていたので調べてみると、以前は牛久沼の畔には十軒を超える鰻屋さんがあって、国道6号線のこの辺りは「うなぎ街道」として栄えていたのだそうですが、その後寂れてしまって今では数軒(ネットによると4軒)の鰻屋さんを残すのみなのだとか… でも、鰻好きの我々は「うな重発祥の地」と聞けば行かないわけにはいきません。4軒のお店の中から食べログで一番点数の高かったお店に入ります。このお店のうな重の特上が6千円を超えるという価格に驚き、貧乏人の我々には3千5百円のうな重の上が精一杯でした。

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でも、妻にはここの鰻はイマイチだったようです。

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お店のすぐ横には牛久沼が…

 午後は鹿島神宮へ。私の地理感覚では牛久・竜ケ崎と鹿島はすぐ近くのイメージだったのですが、ナビの誘導するまま高速に乗せられ、あっという間に千葉県に戻り(私の感覚では遠くの茨城県からすぐ近くの千葉に戻ったというイメージなのです)、その後もずっと高速を1時間以上も走ってようやく鹿嶋市にたどり着いたイメージです。

そう、鹿島神宮鹿島アントラーズは”鹿島”なのに、地名は”鹿嶋”市。これは確か鹿島が市になる20年ぐらい前、佐賀県に既に「鹿島市」があるので混乱を避けるために「鹿嶋市」にしたということを久し振りに思い出しました。でも、鹿嶋市に知人もいないので郵便を出す用事などもないので、普段見る鹿島はアントラーズなどが大半なので、私の中では「鹿嶋」というイメージにはいささか違和感があります。
とは言え、うなぎ街道から鹿島神宮まで、思ったより時間がかかってしまったため、「早めに宿に入ってのんびりする。」という妻との約束を果たすために、鹿島神宮はちょっと駆け足で観光します。

鹿島神宮は臨時駐車場がたくさん準備されており、参道にはたくさんの露天の準備が… もう既に初詣の準備が万端なようです。今日は年末の金曜日なので観光客も少なめですが、数日後からは大賑わいなのでしょう。

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楼門をくぐり、東京ドーム10個以上分はあるという広大な神宮に入ります。我々は奥宮などをゆっくり参拝することはせずに、入り口近くにある本殿に参拝し、ちょっと早い初詣を。

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「2010年代は(病気になるなど)色々あったけど、とにかくありがとうございました。2020年代も我々一家をよろしくお願いします。」というたくさんのお願いを、僅かなお賽銭で図々しくお願いします。

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いよいよ今宵の宿に向かいます。地図を見ると今いる鹿島神宮茨城県の最南端にあり、今晩の宿がある北茨城市福島県との県境に近い、茨城県最北端です。ナビをセットすると途中から高速を使っても2時間半以上はかかるようで、「茨城県って、意外と広いっぺ!?」と実感できます。とはいえ、国道には信号も少なく、渋滞とは無縁な感じで、ナビの到着予定時刻はどんどん早まっていき、高速を順調に走って4時半前には宿に無事に到着しました。(いえ、決してスピード違反はしていません! いつも安全運転ですから… ナビの平均時速が30キロで設定されているのに、大半のルートを40~50キロで走れたから短縮されただけなのです!)

今回の宿は、「あと1分も車を走らせると、福島県」という場所にある、「あんこうの宿まるみつ旅館」という宿。選んでいる宿泊プランは勿論、「あんこう尽くしプラン」です!

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この宿も温泉で、大浴場の他にあんこうのコラーゲンの露天風呂や家族風呂などたくさんの温泉があるようなのですが、4つある家族風呂は既に先に着いた他のお客さんが使っているので、我々は大浴場へ。最初っから、「あんこうのコラーゲン入りの露天風呂」には何となく入る気にはなれませんでした。でも、小さな旅館で4つの家族風呂が大盛況だった分、やや小ぶりな大浴場はほぼ貸し切りでした!

いよいよこの旅のメインイベントのあんこう尽くしの夕食。最初から、地の魚尽くしの料理が並ぶのですが、「あんこう尽くし」というほど、あんこうばっかり出てくるわけではないようです。

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アンキモもあるけれど、他の魚の刺身が大半

でも、メインの初めて食べる「あんこうのどぶ汁」はやっぱり絶品でした!仲居さんの指導でおいしいどぶ汁を作ることに必死で、そのお陰で写真を撮り忘れてしましました!

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完成して、取り分けたどぶ汁

 


〆の雑炊まで大満足! 雑炊をお代わりするほどの絶品でした。
「みんなこのあんこうを食べれば、茨城県は最下位から脱出できるかもね?」そんな夢見心地の気分で、あっという間に眠りについてしまいました。

 

2日目:12月28日(土)

 

早く寝た分、年寄りは朝早く目覚めます。5時には再びお風呂に入ることにしますが、さすがにこの時間の露天風呂はとても寒そうなので、再び大浴場へ。今回も30分以上のんびり入っていましたが、ずっと貸し切り状態でした!

朝食も贅沢に。いきなり鍋に焼き石を入れる「豪快鍋」のような味噌汁が出て驚いていると、メインは巨大な鯛の尾頭付きの焼き物。2人で1尾とは言え、朝から食べきれないほどの量でした。

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お正月に食べたいような、”めで鯛”です

この日の午前中は、宿付近の北茨城の海岸線を観光する予定。まずは五浦(いずら)海岸にある岡倉天心の別荘だった「六角堂」へ。この六角堂、海より少し高い所に立っているのですが、東日本大震災後の津波で、六角形の地盤を残してすべて上物は流されてしまったそうなのですが、今は再建されています。すぐ近くまで行きましたが、この階段を降りるのは私には無理なので、すぐ近くから再建された六角堂と五浦海岸を写真に収めて満足することにします。

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続いて岡倉天心の功績をたたえる、「茨城県天心記念五浦美術館」へ。岡倉天心の功績や、天心の弟子である横山大観などの作品などが展示されています。

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この茨城の北端の地が、近代日本の絵画史にたくさんの功績を残したことなどを興味深くじっくりと眺め、楽しませていただきました。

 

北茨城での最後の見学地は、「北茨城市漁業歴史資料館 よう・そろー」。

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漁業のことはともかく、ここには東日本大震災の北茨城の震災の様子が記録されているというので、ここで東日本大震災をしっかりと感じて、この記憶を風化させてはいけないと思い、見学しました。茨城というと宮城・岩手・福島などに比べて被害が大きくないような気がしてしまいましたが、ここの展示を見ると、この辺りの壮絶な被害状況が改めて強く感じられて、言葉を失ってしまします。
すぐ横には、あんこうのことがよくわかる展示もあり、両方の意味でも楽しめる施設でした。
「よーそろー」とは、個人的にはずっと海軍(海上自衛隊)用語だと思っていたのですが、航海用語だったのですね… 今更ながら自分の日本語知識の浅さに唖然としてしましました。まだまだ、修行が足りませんね!

 

この旅最後の昼食は、日立市内まで戻って市場のような道の駅へ。ここを選んだ目的は、プランニング時には食べたいものが明確に決まっていなかったので、「海産物ならばなんでも食べられる場所にしよう!」と思っていたことと、「最後に市場で正月用のお買い物もできるかも」と目論んだため。ところが、すぐ前の”よう・そろー”であんこうの展示を見るうちに、「この旅のうちに、もう一度あんこうを食べておくべきでは?」という気持ちがムクムクと沸き上がり、道の駅の食堂では1人前からあんこう鍋が食べられるというので、迷わず「あんこう鍋+アンキモ増し」を注文。妻には、「また、あんこう食べるの??」と呆れられましたが…

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(雑炊にしないでうどんにしたのは昨晩が雑炊だったから… でも、やっぱり雑炊にすればよかった!)

結局、市場にはこれと言って欲しい海産物はなかったけれど、リンゴが安くて美味しそうだったので、茨城のリンゴをお土産に買い求めて帰路につきました。

 

2019年は、「旅行なんてできるかなぁ~?」という心配から始まった1年でしたが、数多い台風との遭遇はあったもののとても楽しめた1年でした。
2020年も、いっぱい旅したいと早速計画を始めています!
来年も絶対いい年にするぞぉ~!!


皆様にとっても(勿論、私にとっても)、2020年代が、素晴らしい10年になりますように!